ガンプライブ!with 新ガンダムビルド…ビビッドアーミー   作:星龜

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「異世界への誘い」そのに


 

「ところで、ナルカミ達はガンプラ持ってるのか?」

と訊いてくるアベルの野郎。

 

「あぁ?

あるぜ☆

と、俺は

ズボンの尻ポケットに入っているディランザークを取り出した☆

 

 

あぁ?

 

ガンプラがズボンの尻ポケットに入るわけねぇだろって?

 

フッ☆

 

読者諸君は

【魁男◯!!】

っつ〜漫画を知らねぇのか?

 

 

俺と同じように

穂乃果はキャバリエール・ソルストライクガンダムを

海未さんはアルテミスガンダムを

ことり はウイングガンダム・リトルバードを

出した…

 

…って…

 

ちょっと待て…?

 

海未さんは、俺と同じGパンだからわかるが…

 

穂乃果と ことり はスカート

だぞ!?

 

どこから出したんだ…!?

 

一応、訊いてみる…。

 

「え?

ここだよ☆」

と、穂乃果は靴下を指差す。

 

どうやら、穂乃果は戦争映画とかでよく見る、足首に装備したナイフみたいに

靴下の中

に入れていたみてぇだ。

 

そして…

 

「青空くん…

そんなコト訊くなんて…

恥ずかしいちゅん…♡」

と、なぜか、顔を真っ赤にする ことり…。

 

これは、訊いた俺がバカだったな…★

 

「どうやら、ナルカミ達は初めてみたいだから、オレと一緒のチームに入ってくれ。」

とぬかしやがるアベルの野郎。

 

冗談じゃねぇ★

 

誰がテメェの軍門なんかに下るかってんだ★

 

しかし…

 

「何言ってるのよ、アベル!!

私と2人で

エッ◯

するんでしょ!?」

と、アベルの野郎の彼女がキレていた。

 

お…?

 

今、彼女さん、何て言いました?

 

俺の聞き間違いじゃなかったら

かなりアブないコト

言ってたよな?

 

気が変わった☆

 

アベルの野郎のジャマができるんだったら、喜んで軍門に下るぜ☆

 

「おぅ、頼むぜ☆

よろしくな、アベル☆」

と、やりたくもない握手をする俺☆

 

横目でアベルの彼女の顔を見れば、俺に憎悪の視線を向けている。

 

何だろうな?

 

女性から向けられるそういう視線は、男性にとって、ものすごく痛いはずなのだが…

 

今は、メッチャ心地良いぜ

 

 

「どれ…。」

と、アベルの野郎は、海未さんの部屋のドアを開ける。

 

えっ?

 

ちょっと待て?

 

さっき、開かなかったじゃないか?

 

なのに

何でアベルの野郎だと開くんだ?

 

とにかく、俺達もアベルの野郎に続いて、海未さんの部屋に入る。

 

ところが…

 

んなぁ!?

 

そこは海未さんの部屋ではなかった―!?

 

「な…何でだよ…!?」

と、驚く俺に

 

「ここは『光輝の地』だ。

明日の夜まで戦い抜くか、3回撃墜されないと、日本には戻れない。」

と言う、アベルの野郎。

 

「だから、何なんだよッ!!

その『光輝の地』ってッ!?

どうして、俺達は、こんな場所にいるんだよッ!?」

と、つい、声を荒げてしまう俺…。

 

「『光輝の地』への転移ゲートは、基本、ビビッ島のみにしか繋がらないんだが

ごくまれに、外国に繋がってしまう時がある

んだ。」

と、冷静に教えてくれるアベルの野郎。

 

つまり、アベルの野郎に言わせれば、その『光輝の地』への転移ゲートとやらが、幸か不幸か、偶然にも海未さんの部屋に繋がってしまったってことか…。

 

で、帰りたければ、明日の夜まで戦い抜くか、3回撃墜されろと…。

 

ふむ…。

 

3回撃墜されて、負け犬になって帰るくらいなら、明日の夜まで戦い抜いて凱旋した方がマシだよな…。

 

しゃあねぇ…。

 

戦うか―!!

 

 

で、今、俺達がいる部屋なんだが…

 

部屋全体が白い壁で…

部屋の中央には黒いソファと黒いテーブルがあって…

部屋の奥には2つの赤い扉があって…

部屋の右側にも赤い扉が1つある…。

 

「部屋の奥のドアはオレ達の寝室で、あっち(部屋の右側)は風呂とトイレだ。」

と言うアベルの野郎。

 

寝室が2つ…

 

そして、ここには

男2人

女4人

いるから、当然…

 

「じゃ、オレとミラは左の寝室に入るから。」

と言うアベルの野郎。

 

いやいやいや★

 

違うだろ!?

 

ここには

男2人

女4人

いるんだから、普通は

オレ・アベルの野郎

穂乃果・海未さん・ことり・アベルの彼女

に分かれるだろ!?

 

何で『オレとミラは左の寝室に入るから』なんだよ!?

 

「いや…

それはマズいんじゃねぇか…?」

と、とりあえず、ささやかな抵抗を試みたが

 

「そうか?

オレとミラは付き合ってる

からさ…。」

とアベルの野郎に論破されてしまう俺…。

 

そう…

 

悔しいが

彼女がいる野郎には、彼女のいない者は敵わない

のだ…。

 

「てか、オレと違って

ナルカミには女の子が3人もいて羨ましい

よ…。

あ〜あ…。

母さん達も来てくれたらなぁ…。」

と言うアベルの野郎。

 

たしかに、男1女3は、傍から見ればハーレムかもしれないけどよ…

 

俺はべつに

穂乃果達と付き合っているわけじゃねぇ

んだよな…。

 

つ〜か、アベルの野郎、何て言いやがった?

 

俺の聞き間違いじゃなかったら

母さん達も来てくれたら

とか言わなかったか?

 

何で母親なんだ?

 

アレか?

 

アベルの野郎はマザコン

なのか?

 

それよりも…

 

「ところで…

ガンプラバトルっつったって、どこに行けばいいんだ?」

と、肝心な事を訊く俺。

 

「寝室に

コクピットルーム

がある。」

と言うアベルの野郎。

 

コクピットルーム…

 

おそらく、ガンプラバトル用の筐体のことだな。

 

「なら、さっそく出撃だッ☆」

と意気込む俺だったが

 

「もう行くのか?」

と、俺の意気込みを挫いてくれる、ムカつく野郎のアベル★

 

「何だよ?

もう戦いは始まってるんだろ?」

と言う俺に

 

「今

夜の11時だぞ?

と言うアベルの野郎。

 

「は?」

と、俺はスマートフォンを取り出して、待受画面の時計を見てみる。

 

しかし、待受画面の時間は、まだ昼の2時前だった。

 

そうか…

 

ここは日本じゃないんだった。

 

9時間の時差があるってことは、G国って国はヨーロッパのどこかか…。

 

「今から出撃する元気なヤツらもいるけど、オレ達は寝るぞ。」

とぬかすアベルの野郎。

 

何が寝るだ★

 

今から

アレ(セ●●ス)

するんたろうがッ★

 

ったくッ★

 

このアベルって野郎、何しに『光輝の地』に来たんだよ?

 

「どうしても出撃したいなら

発電所の破壊もしくは防衛

を頼む。」

とぬかすアベルの野郎。

 

「そういえば、さっき、部屋に入る前に、発電所がどうとか叫んでいる男の人がいましたね?」

と言う海未さん。

 

そういや、そんなこと叫んでいるオッサンがいたな。

 

「発電所っていうのは

ガンプラをパワーアップさせるエネルギーを生成する施設

だ。

発電所で生成されたエネルギーが、明日の朝11時から始まる攻城戦の勝敗を左右する

から、敵の発電所を破壊するか、こちらの発電所を死守してくれ。」

と、けっこう大事な事を言うアベルの野郎。

 

つまり、

本番は明日の朝11時から

ってことか…。

 

なら、アベルの野郎の言うように、今は寝た方がいいんだろうけど…

 

しかし、こっちは夜でも

日本は昼間だったから、ぜんぜん眠くない

んだよなぁ…。

 

仕方ねぇ。

 

アベルの野郎抜きで出撃だ

 

「なら、俺達だけで出撃させてもらうぜ。」

 

「わかった。

がんばってくれ。」

と、彼女と一緒に寝室に入るアベルの野郎…。

 

「ちゅん♪

あの2人…

今から…♡」

と、目を輝かせている ことり…。

 

「寝ちゃった…。」

と、本気でそう思っているアホ乃果…。

 

「青空…

いいんですか?」

と訊いてくる海未さん。

 

「いいと思うぜ。

さ、俺達は俺達で、発電所とやらをブッ壊しに行こうぜ☆」

と、俺達も寝室に入っていった…。

 

 

寝室に入ると、黒いテーブルと黒いソファがあって…

 

そして、奥にはベッドが4つ…。

 

さらに奥の壁には、4つの赤いドア。

 

あれが、アベルの野郎が言ってた、ガンプラバトルのコクピットルームだろう。

 

それよりも、耳を澄ませてみる…。

 

まさかとは思うが

隣でヤッてるであろう、アベルの野郎と彼女の声

が聞こえたりしないよな…?

 

 

よし…

 

聞こえない☆

 

 

「よし、出撃しようぜ☆」

と、俺の号令一下、左から俺、穂乃果、海未さん、ことり の順番で、コクピットルームに入っていった―。

 

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