ガンプライブ!with 新ガンダムビルド…ビビッドアーミー 作:星龜
「な…なんだ、ありゃ…?」
と、6機のヴィルジェンをしたがえた
〈ア◯ル…
お前、なかなかやるケン…★
パーメットスコア・レベル4
を使わせるとはな…!!》
と言ってくるアミ。
「おい、アイリ…
パーメットスコア・レベル4といったら…?」
と訊く俺に
〈機体性能が向上するだけでなく
無人モビルスーツ・ガンヴォルヴァを使役できます。
もっとも、ガンプラバトルでそれをしようものなら、相当作り込まないと無理ですが…。〉
と言うアイリ。
そうだった。
【機動戦士ガンダム 水星の魔女】に登場するガンダムは、パーメットリンクのレベルを4まで上げたら、無人モビルスーツのガンヴォルヴァを使役できるんだった。
どうやら、この国のガンプラバトルでは、使役できるのはガンヴォルヴァに限らず、無人モビルスーツなら何でもいいらしい。
なるほど…
読めてきた…☆
どうやら、俺に
電子精霊の憑依の弱点を見抜かれたから、キレ散らかしてパーメットスコアのレベルを上げた
ってわけか☆
つまり
1人でケンカに勝てないから
ってことだ★
そ〜ゆ〜のって
男からはもちろん、女からも嫌われる
ぜ★
「アイリ。
『
と言う俺に
〈ガンプラバトルシステムにアクセスし、G国のガンプラバトルにおけるパーメットリンクの概要を確認しました。
パーメットスコアのレベルを4まで上げることによって、無人モビルスーツのコントロールが可能となります。
無人モビルスーツのコントロールは電子精霊が行います。〉
と言うアイリ。
「それがどうした?」
と訊く俺に
〈電子精霊に『
ということを、もう忘れたんですか?〉
と指摘してくるアイリ。
「そ…そんなことねぇよ…★」
と答える俺…★
〈あのヴィルジェンは
バトルシステムではなく電子精霊の制御下
にあります。
それが何を意味するのか、ご存知ですか?〉
と訊いてくるアイリ。
「ごめんなさい…
わかりません…。」
と、素直に答える俺…。
だって
マジでわかんねぇ
もん…。
〈つまり、これから私とマスターは
7人の電子精霊と戦う
ことになるんです。〉
と言うアイリ。
「な…なに…!?」
と、絶句する俺…。
〈1対1なら問題ありませんが
1対7は、如何に究極にして完璧な電子精霊である私でも無理です。〉
と、まさかの
降参宣言
をするアイリ…。
(ウソだろ…?
アイリがサジ投げるなんて…!?)
と絶望する俺…。
「おい…
アイリ…
それって…
つまり…」
と、声を絞り出す俺に
〈残念無念…
屈辱の極みですが…
私とマスターの究極にして完璧なる敗北
です…。〉
と言うアイリ…。
俺も、ちょっと考えてみた…。
この窮地を脱する一番手っ取り早い方法は、本丸であるガンダム・ルブリス・ソーン・ダッシュを撃墜することだ。
本丸であるガンダム・ルブリス・ソーン・ダッシュを撃墜できれば、当然、ヴィルジェン達も行動不能になる…。
だが…
遠回りして、お供のヴィルジェンを各個撃破したくても、ヴィルジェンは
ビーム兵器に絶対的な防御力をほこるプラネイトディフェンサーを装備
している…。
で、あいにく、俺のディランザークの射撃武器は
ビームガトリングガン
だ…。
ある意味
だ…。
ダメだ…★
マジに詰みぢゃねぇか…ッ!!
こんなにも打開策も浮かばないほどの完全敗北は初めてだ…。
こうなったら
鳴神 青空の散り様を見せてやる…ッ!!
「いくぞ、アイリッ!!
玉砕だッ!!」
と叫ぶ俺に
〈お断りします。〉
と拒絶するアイリ。
「なんだとッ!?」
と怒鳴る俺に
〈そういう、ヤケをおこすのはやめてください。
世の中、捨てたものじゃないようです。
ほら。〉
と言うアイリ。
その直後、ディランザークが後退した。
アイリが動かしたようだ。
「何しやがる、アイリ!?」
と怒鳴る俺に
〈巻き込まれるわけにはいかないので。〉
と、アイリはイミワカンナイことを言う。
しかし、俺はアイリの言ったことの意味を知った。
上空からごんぶとビームが降り注いできて、2機のヴィルジェンが爆発した!!
そして
《青空!!〉
と、海未さんの声が聞こえた…
その直後…
正面モニターに映る景色が、下に向かって流れていく―!?
どうやら、降下しているようだ。
だが、何故…?
《ナルカミ!!
無事だったか!?〉
と、アベルの野郎からの通信が入った。
何で、アベルの野郎からの通信が入るんだと疑問に思っていたら、その理由がわかった。
同時に、降下している理由も…。
正面モニターには、バード形態に変形したアベルの野郎のウイングガンダムゼロカイザーに海未さんのアルテミスガンダムが乗っていて、俺のディランザークの右腕をつかんでいたんだ。
《ナルカミ。
アミにパーメットスコア・レベル4を使わせるって…
お前、何者なんだよ?〉
と言ってくるアベルの野郎。
《しかも、撃墜されずに無事でいるなんて…
どこまで運の良い人なの★〉
と、アベルの野郎の電子精霊のカナからの通信も入る。
《ともかく、無事でなによりです。〉
と言ってくる海未さん。
「ありがとよ…
アベル…
海未さん。」
と、礼を言う俺。
「ところで、他のみんなは?」
と訊くと
《みんなやられちまった
よ。
生き残ってんのは、オレ達だけだ…。〉
と、衝撃的なことを言うアベルの野郎。
てことは…
「海未さん…
まさか
穂乃果も ことり も中坊にやられちまった
ってことか!?」
と海未さんに訊くと
《中学生とはいえ、侮れませんでした…。〉
と
折れた嫁斬丸
を見せる
「ウソだろ…。」
と、折れた嫁斬丸を見て、絶句する俺…。
嫁斬丸は、海未さんが丹精込めて鍛えた業物のはず…。
それが折られるなんて…。
《東派泰山流…
恐るべき太刀筋でした…。〉
と、力無く言う海未さん。
東派泰山流…
剣術の流派について、俺は全く無知だから、どんな流派なのかは知らねぇが、護国園田流を破るくらいだから、とんでもなく強い流派なのだろう。
しかも、その東派泰山流の使い手は中学生だ。
海未さんも、めちゃくちゃ悔しがっているに違いない…。
《今回の敵はレベル高過ぎだぜ★
こっちの城が落ちてねぇのが不思議だぜ★〉
と言うアベルの野郎。
どうやら、全体の戦況は、こっちが不利みてぇだ…。
てことは、3回撃墜されなくても、日本に帰れるんじゃね…?
次回
最終回