ガンプライブ!with 新ガンダムビルド…ビビッドアーミー   作:星龜

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「ただいま」


 

控室に帰ってくると、穂乃果と ことり がうなだれていた…。

 

この2人は

撃墜2回目

だから

次撃墜されたら『光輝の地』から追放

されちまう。

 

みんなで一緒に日本に帰りたかったが…

 

上手くいかねぇもんだな…★

 

「青空くんと海未ちゃんは無事だったんだね…。」

と半泣きな穂乃果。

 

「ちゅん…★

みんなで一緒に日本に帰るためにも

次の出撃で、青空くんと海未ちゃんは撃墜されてください★

とムチャなコトを言ってくる ことり。

 

しかし、たしかに ことり の言うとおり、みんなで一緒に日本に帰るためには

次の出撃で、俺と海未さんが撃墜されなきゃならない

わけだが…

 

「いや…

その必要は無ぇ

かもしれねぇぞ?」

と言う俺。

 

「どういうことですか?」

と訊いてくる海未さん。

 

「帰ってくる時、アベルの野郎がチラッと言ってたんだけどな…

どうやら、俺達が所属している陣営の方が不利みてぇなんだ。

今は、どうにか城を守っているみてぇだが、それも限界に近いらしい。

つまりだ。

俺達が所属している陣営の城が落ちたらゲームセット

になるから、そうなったら、俺達は日本に帰れるみてぇなんだ。

だから、無理して撃墜されることもねぇみてぇなんだ。」

と言う俺。

 

「なら、いつものように戦っていればいいのですか?」

と訊いてくる海未さんに

 

「そ〜ゆ〜こった☆」

と答える俺。

 

「それって

私達の知らないところで試合が終わらされる

ってこと?」

と訊いてくる穂乃果。

 

「まぁ…そうなるな…。」

と答える俺。

 

たしかに、穂乃果の言うとおりだ。

 

試合の終わり方に、ちょっと納得はいかねぇが、それで日本に帰れるのなら、それでもいい。

 

3回撃墜されるよりかはマシだ―。

 

 

出撃して数分で会敵した。

 

〈ちょっと厄介な敵ですね。〉

と言うアイリ。

 

「何者だ?」

と俺が訊いたら

 

〈グレイズリッターの集団です。

数20。〉

と言うアイリ。

 

「グレイズリッターのどこが厄介なんだよ?」

と訊く俺に

 

〈ビーム兵器に滅法強いナノラミネートアーマーを装備しています。〉

と言うアイリ。

 

「そういや、そうだったな★

ったくッ★

何で、この国のガンプラバトルは、ガンプラの完成度に関係無く、原作の機能を再現するかね★」

と愚痴る俺。

 

日本のガンプラバトルでナノラミネートアーマーを再現しようものなら、しっかりとした表面処理が必須だ。

 

だが、この国のガンプラバトルでは、その必要は無ぇときた。

 

便利だけどよ…

 

便利すぎるのも、どうかと思うぜ?

 

とは言ったものの、その便利すぎるガンプラバトルシステムのせいで、俺のディランザークのメインウェポンであるビームガトリングガンが使えねぇときた★

 

だったら、ビームガトリングガン捨てて、高機動モードでの『soar(ソア)』でブチのめしていくのみ…!!

 

「アイリッ!!

ビームガトリングガン捨てて、高機動モードにチェンジッ!!

soar(ソア)』でブチのめすッ!!」

という俺の指示を

 

〈了解。

ビームガトリングガン排除。

高機動モードにモードチェンジします。〉

と、アイリが復唱しながら、ディランザークの両肩のビームガトリングガンを排除する。

 

これによって機体重量が軽減され、機動性も向上した。

 

当然、『soar(ソア)』のスピードも向上する。

 

「行くぜ、アイリッ!!

Accel(アクセル)ッ!!」

と『soar(ソア)』を発動させる俺。

 

ディランザークの足裏のスラスターと背中のブースターを最大噴射させたことで、爆発音に似た音が辺りに鳴り響くと同時に、視界が一気に加速していく。

 

くたばりやがれェッ!!

ゴォルラアァアァアァッ!!

と、グレイズリッターのドテッ腹をビームパルチザンで斬り裂く!!

 

たしかに、ナノラミネートアーマーはビーム兵器には無敵だろうけどよ、それは

装甲部分だけ

であって

フレーム部分は普通(?)の金属

だから、ビームパルチザンでも斬れるぜッ☆

 

しかも、『soar(ソア)』による超高速攻撃だから、やられた方は、何が起きたかわかんねぇまま、やられちまってる☆

 

2体目、3体目を撃墜し…

 

(!?)

 

4体目が、俺の攻撃を受け止めやがった…!?

 

soar(ソア)』による超高速攻撃を受け止めたってことは…

 

コイツ、『精霊使い(エレメンタラー)』か…!?

 

ヤツのグレイズリッターは、全身紫色に塗られていて、両手にダブルオーガンダムのGNソードⅡを持っていた。

 

だが、実力の方は、たいしたことなかった。

 

soar(ソア)』は通じねぇが、機体(ガンプラの)性能は俺のディランザークの方が上だったみたいで、簡単に背後(バック)をとって、ビームパルチザンでブッた斬ってやった☆

 

〈敵部隊が逃走していきます。〉

と言うアイリ。

 

「ぁあっ!?」

と、正面モニターを見れば、アイリの言う通り、グレイズリッター達が逃げていく。

 

どうやら、俺が撃墜した『精霊使い(エレメンタラー)』は、チームのエース格だったみてぇだ。

 

エースがやられちまったもんだから、他のメンバーがブルって逃げ出すのは当然だわな★

 

 

しかし、皮肉なもんだな…。

 

最前線で俺達が勝ってるのに

俺達の陣営は負けそうだってぇのが…。

 

まぁ、いいさ★

 

この勝利は、日本に帰る手土産だ…★

 

 

〈マスター。

2時方向より、新たな敵部隊接近。

NPCです。〉

と報せるアイリ。

 

「NPCか…★

少々物足りねぇ相手だが、今の俺はイケイケのノリノリだ☆

殺るぞ、アイリッ☆」

と俺が言うと

 

〈御意のままに。〉

などと、ヘンにかしこまった返事をするアイリ。

 

「よし…

いくぞ、ゴ」

と、NPCの集団に突撃しようとしたら、正面モニターに、大きな黄色い文字で

VICTORY

と表示された。

 

「なな…

何だぁ…!?」

と驚く俺。

 

続いて、正面モニターに紫色のゴーグルが付いた白と赤の丸いヘルメットをかぶった女性の顔が表示された。

 

この女の人…

 

たしか、俺達が所属している陣営のリーダーのマキナって人だよな?

 

《試合終了だよ☆

みんな、おつかれさま☆

私がアンジェラに勝ったことで、今回は私達の勝ちだよ☆〉

と言うマキナ。

 

「アイリ…

ど〜ゆ〜ことだ?」

と訊く俺に

 

〈どうやら

大将戦で決着がついた

みたいです。〉

と言うアイリ。

 

「つまり…

勝ったのか?」

と訊く俺に

 

〈はい。

野球にたとえるなら、9回裏ツーアウトでツーランホームランを打って逆転サヨナラ勝ちといったところでしょうか?〉

と答えるアイリ。

 

 

不利な戦況を大将自身がひっくり返して大逆転勝利…。

 

劇的な幕切れといやぁ聞こえはいいが…

 

勝ったという実感がぜんぜん無ぇ…。

 

 

控室に帰ってきたら

カイ先輩

アベルの野郎

ミラ(ヤリ●ン)

リリー

エマ

キャンベル

が待っていた。

 

「勝ったぜ、ナルカミ☆」

「ぜんぜん実感無ぇけどな★」

と、アベルの野郎と握手する俺。

 

続いて、カイ先輩と握手する。

 

「おつかれさま、ソラ☆」

「先輩も!!」

 

穂乃果、海未さん、ことり も、みんなと健闘を称え合っていた。

 

「これで、日本に帰れるのか?」

と訊く俺に

 

「あぁ。

出口のドアから戻れる。」

と言うアベルの野郎。

 

「ここに来てから12時間は経っていますから、日本に帰ったら夜中なのでは?」

と言う海未さん。

 

「心配しなくてもいい。

外界とこことは時間の流れが違う

外界だと、だいたい30分くらいしか経ってないはずだ。」

と言うアベルの野郎。

 

(何だ、そりゃ?)

と、俺はアベルの野郎の言うことを聞き流し…

 

出口のドアを開けた―。

 

 

ドアをくぐると…

 

 

ゑっ!?

 

そこは

まぎれもなく海未さんの部屋

だった。

 

マジかっ!?

と、俺は振り返ってドアを開けた。

 

しかし、ドアの向こうは、あの変なホテルのロビーのような場所ではなく、海未さんの家の廊下だった。

 

本当に日本に帰ってこれたのだ…。

 

「今、何時だ?」

と俺が訊くと、海未さんが時計を見る。

 

「え?

ゑっ!?

と驚く海未さん。

 

何事かと思い、俺も時計を見た。

 

ウソだろ…!?

 

午後2時40分―。

 

『光輝の地』に、すくなくとも15時間はいた

はずなのに…?

 

(外界と『光輝の地』との時間の流れが違うという、アベルの野郎が言っていたことは本当だったんだ…!!)

と驚く俺…。

 

 

その後、当初の予定通り、アミューズメントセンターに行き、ガンプラバトルステージでバトルデータの確認をした。

 

アイリの調査の結果

俺達は、たしかに『光輝の地』に行った

ことが確認された。

 

なんだか、白昼夢を見た気分だ…。

 

 

それよりも…

 

「なぁ、アイリ…。

アイリは…

人間だったのか?」

と訊く俺に

 

〈そんなわけないでしょう。〉

と即答するアイリ。

 

「そうだな…☆」

と笑う俺。

 

そうだよ…

 

人間が電子精霊になったり

電子精霊が、元は人間だったりするはずがない。

 

〈それよりも、新兵器のテストを行いましょう。

それが本日の本来の予定でしたし。〉

と言うアイリ。

 

「おぅ、そうだったな☆

そんじゃ、始めるか…☆」

と、俺はディランザークを発進させるのだった―。

 

 

ムリヤリ終わらせる★

 

半年間、ありがとうございました★

 

そしてQooオレンジさん。

勝手にコラボしたりして、すみませんでした。

 

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