ガンプライブ!with 新ガンダムビルド…ビビッドアーミー 作:星龜
やがて、レーダーが前方から来る敵機を捉えたが、その数は10や20なんかじゃねぇ…!!
〈333機。
殺りがいがありますね。〉
と言うアイリ。
333…ってことは、おそらく、ソイツらは
などと考えていたら、正面モニターに妙なデータが表示された。
【機体名】
ヴィルジェン
【ベースキット】
1/144 メリクリウス
【ガンプラタイプ】
汎用型モビルスーツ
【ガンプラ属性】
陸
【アビリティ】
プラネイトディフェンサー
【戦場適応】
宇宙戦 ◎
空中戦 ✕
地上戦 ○
水中戦 △
【得意戦術】
射撃戦 ◯
接近戦 ◯
【ガンプラファイター】
NPC
「おい、アイリ。
何だ、これ?」
と訊くと
〈この国独自のバトルサポートシステムです。
こうして、敵機のデータが表示されるようです。〉
と答えるアイリ。
「へぇ☆
そいつは便利だな☆」
と感心する俺だったが…
「まてよ…おい…!?」
と、表示されている敵機のデータを二度見する。
【機体名】
ヴィルジェン
【ベースキット】
1/144 メリクリウス
【ガンプラタイプ】
汎用型モビルスーツ
【ガンプラ属性】
陸
【アビリティ】
プラネイトディフェンサー
「おいッ!!
とんでもねぇモン持ってるじゃねぇかッ!?」
と、思わず叫んでしまう俺…。
〈はい。
ヴィルジェンとかいう
と、アイリがやけに冷静に解説してくれる…。
そう…
【新機動戦士ガンダムW】に登場したモビルスーツ【メリクリウス】に装備されている防御装備【プラネイトディフェンサー】。
それは、機体の周囲にフリスビーみてぇな電磁フィールド発生機を浮遊させて
発生させた強力な電磁フィールドで敵からの攻撃を防ぐ防御装備
だ。
しかも、その防御力はハンパじゃねぇ。
ビームはもちろん、実弾だって防いじまう。
ただし
絶対無敵ってわけでもねぇ。
ていうのも
あまりにも強力なビームは防ぎきれねぇ
んだ☆
実際、ウイングガンダムがバスターライフルを最大出力で撃ってブチ抜いてたしな☆
もっとも、俺のディランザークの武器じゃムリだ…。
それでも、手が無ぇわけじゃねぇ☆
ていうのも、プラネイトディフェンサーの弱点として、当然だが
自分が攻撃する時は使えねぇ。
そこを、カウンターでブチ込めばいい☆
まぁ、簡単なことじゃねぇけどな…★
「NPCとはいえ、あれだけの数じゃ殺りごたえもあるな…ッ☆
行くぜ、アイリッ☆」
と、ビームパルチザンをかまえる
〈御意のままに。〉
と、やけに丁寧な返事をするアイリ。
「オラァッ!!
くたばりやがれ、ゴルラアァアァアァ…ッ!!」
と、
当然だが、突っ込んできた
〈気をつけてください。
敵の武器は、ヴァイエイトのビームキャノンを改造した物のようです。
ベース機ほどの威力はありませんが、通常のビームライフルの2倍の威力はあります。〉
とアイリが言うが
「関係無ぇよッ☆」
と、回避する俺☆
そんで…
さっきも言ったように
敵は、攻撃する時はプラネイトディフェンサーは使えねぇ
から、撃ってくるヤツらは
むしろ撃ってくださいと言ってるようなモン
だぜ☆
だから、お望み通り
「くらいやがれえッ☆」
と、ディランザークの両肩に装備されているビームガトリングガンをブチ込んでやったぜ☆
はいィ☆
まず、俺の餌食になった哀れなヴィルジェンが爆散した☆
〈なるほど…
だからヴィルジェンという名前なんですね。〉
と言い出すアイリ。
「あ?
何のことだ?」
と俺が訊くと
〈敵機の名前です。
ヴィルジェン…
ポルトガル語で乙女座です。
敵機がビームキャノンとプラネイトディフェンサーを装備していることから、どうやら、ビルゴをモチーフにしているようですね。〉
と言うアイリ。
ビルゴといやぁ、【新機動戦士ガンダムW】の中盤から登場する、モビルドールと呼ばれる無人モビルスーツだ。
ビルゴもビームキャノンとプラネイトディフェンサーを装備している。
そういや、ビルゴっていう名前も乙女座って意味だったな…。
「んなこと、俺にはど〜でもい〜ぜ★」
と俺が言うと
〈そうでしたね。
それよりも左から2機〉
と言うアイリ。
左に向けば、たしかに、アイリの言う通り、2機のヴィルジェンが迫ってきていた。
とりあえず、ビームガトリングガンを撃つ。
当然だが、俺の攻撃はプラネイトディフェンサーで防がれた。
だが、それが俺の狙いよ☆
なぜなら、敵が反撃する時、プラネイトディフェンサーを解除する。
その時に、カウンターでビームガトリングガンをブチ込む☆
案の定、敵は反撃するためにプラネイトディフェンサーを解除し、ビームキャノンをかまえた…
隙を狙って
「ありがとよッ☆」
とビームガトリングガンを撃ち、左から来る2機の内の、右側の敵機を葬った。
しかし、左側の敵機は、慌ててプラネイトディフェンサーを展開したため、俺の攻撃は防がれてしまった。
チッ★
2機いっぺんに落とすつもりだったんだけどな…★
ま、そう簡単に、自分の思い通りにはいかねぇわな★
な〜んてこと考えていたら…
〈マスター。
後方より3機。〉
と報せてくるアイリ。
そういや、敵は300機もいたんだったな…。
てことは、目の前の敵ばっかを相手にしてられねぇ…★
「行くぞ、ゴルラアァアァアァ…ッ!!」
と、
◇
そういや、穂乃果達はどうなっている?
ちょいと覗いてみるか…。
まず、ことり なんだが…
ウイングガンダム・リトルバードのバスターライフルから放たれた
最大出力の ごんぶとビーム
で、ヴィルジェンを3機まとめて葬っていた。
3機のヴィルジェンは、もちろん、プラネイトディフェンサーで防御していたが、バスターライフルのような大出力ビームの前には、プラネイトディフェンサーの電磁フィールドも役にはたたねぇ。
もっとも、ことり みたいな力押しも、あまり長くは続かねぇ…。
で、思った通り、
つ〜か
穂乃果も『ポチ』という電子精霊のマスターである『
なんだから、ポチが穂乃果に戦い方をアドバイス…
…って、たぶん、穂乃果の技量じゃ、アドバイス通りの戦い方ができないんだろうな…★
そんな
こりゃ、どうやら俺がみんなを援護してやらねぇとマズいな…。
「アイリ、穂乃果達―」
と、穂乃果達の援護に行こうとしたら
〈マスター!!
上です!!〉
と叫ぶアイリ。
俺も感じた―。
殺気…っていったらいいのかな…?
何だか…
狙われている気配がした…!!
俺がディランザークを後退させた直後―
上空から一条の黄色いビームが放たれた―!!
あっぶねぇ…。
もう少し、アイリが気づくのが遅かったら今頃…。
〈危機一髪でしたね…。〉
「あぁ…。」
とアイリと言葉をかわした直後―
〈今のをかわすとは、やるじゃねぇか★》
と、通信機から、知らない男の声が響いた。
「誰だ?」
と俺が訊くと
〈オレの名はジョニー!!》
と答える、ジョニーとかいう野郎。
上を見上げれば、ビームキャノンをかまえたヴィルジェンがいた。
(ヤツがジョニーか…★)
と、俺はビームキャノンをかまえているヴィルジェンを見据えた―。