ガンプライブ!with 新ガンダムビルド…ビビッドアーミー 作:星龜
だが、
どうやら、
「蹴ったのはミスだったな…★
けど、これも
計算のうち
よ★」
と強がる俺に
〈そうでしょうか?
その
今、思いついた
でしょ?〉
と、アイリが冷静にツッコんできた…。
(・・・・・・★)
クッソ★
アイリめ…
痛いところをついてきやがる…★
とりあえず…
「んなわけねぇだろ…★
それよりも、もぅいっぺん、ヤツに
と、俺は自分のミスをごまかす…。
〈了解…
…と言いたいところですが…
味方が近づいてきますね。〉
「は?」
とレーダーを確認したら、たしかに
正面モニターに、その味方機のデータが表示される―。
【機体名】
フリーダムガンダム・カリギュラ
【ベースキット】
1/144 HG フリーダムガンダム
【ガンプラタイプ】
汎用型モビルスーツ
【ガンプラ属性】
陸
【戦場適応】
宇宙戦 ◎
空中戦 ✕
地上戦 ◎
水中戦 △
【得意戦術】
射撃戦 ◎
接近戦 ◯
【ガンプラファイター】
カイ
【所属陣営】
マキナ軍
近づいてくるのは、フリーダムガンダムの改造機のようだ。
いわゆる旧HGのフリーダムガンダムの両腕がHGバスターガンダムの腕になってて、両手にはヴェルデバスターガンダムのM9009B 複合バヨネット装備型ビームライフルを持っている。
背中には機動兵装ウイングが無く、かわりにバスターガンダムの
350ミリガンランチャー
と
94ミリ高エネルギー収束火線ライフル
を装備している。
おそらく、M100【バラエーナ】プラズマ収束ビーム砲みてぇな、エネルギーをバカ喰いするような武器をなくして継戦能力を確保したんだろうけど、そういうのって、意外とテクニック次第で、どうにかなるんだよな…。
とにかく、射撃戦に特化した
俺を助けに来てくれたんだろうけど
俺が助けてやらなきゃならないみてぇだ…。
《そこのディランザ!!
援護するわ!!〉
と、フリーダムガンダム・カリギュラとやらのファイターからの通信が入った。
同時に、正面モニターにフリーダムガンダム・カリギュラとやらのファイターの顔が表示された。
(!!)
女の子だった☆
それも
メッチャかわいい女の子…☆
こりゃ、俺が助けてやらなきゃ…☆
「いくぜ、アイリッ!!
あのフリーダムの女の子を援護するぞッ☆」
〈あ〜、はいはい…。
そうですね…。
また童貞クソマスターの悪い癖が始まったんですね…。〉
と、ヤル気マンマンな俺に対し、まったくやる気の無いアイリ…。
さて、俺を助けに来てくれたフリーダムガンダム・カリギュラとやらは、腰のサイドアーマーに装備されているMMI-M15【クスィフィアス】レール砲を撃った…
…けどよ…
プラネイトディフェンサーは、ビームだけじゃなくて、実弾も防ぐんだよ…。
仕方がねぇ…
ジョニーのヤツがプラネイトディフェンサーを解除したところを、俺のディランザークの両肩のビームガトリングガンで…
…と思ったら…
フリーダムガンダム・カリギュラとやらの腰のサイドアーマーに装備されているMMI-M15【クスィフィアス】レール砲から放たれた砲弾がプラネイトディフェンサーを突き破り…
さらに
んだ…!!
胴体をも撃ち抜かれた
おい…
ちょっと待ってくれ…。
フリーダムガンダムの腰のサイドアーマーに装備されているMMI-M15【クスィフィアス】レール砲に、プラネイトディフェンサーを撃ち抜けるほどの威力があったか?
いや…
俺の知る限りでは、そんな威力は無いはずだ。
たが…
フリーダムガンダム・カリギュラとやらは、腰のサイドアーマーに装備されているMMI-M15【クスィフィアス】レール砲でプラネイトディフェンサーを撃ち抜いたのだ。
一体、どうなってんだ…!?
「お前…
何したんだ…?」
と訊いてみる。
《驚いたでしょ?
レール砲の砲弾にフェイズシフトを施したの☆〉
と言う、フリーダムガンダム・カリギュラとやらのファイター。
は?
砲弾にフェイズシフト?
フェイズシフトって、防御アビリティじゃなかったっけ?
「アイリ。
砲弾にフェイズシフトって、どういうことなんだ?」
とアイリに訊いてみると
〈かわいい女の子を見て興奮して尻尾を振っている童貞クソマスターに、わかりやすく説明させていただきます。
ご存知のとおり、フェイズシフト装甲というのは、実弾兵器や物理攻撃に対して絶対的な防御力をほこります。
そのフェイズシフトを攻撃に使うと、どうなるか?
通常装甲では防げない、超絶的な武器
になるんです。
わかりましたか?〉
と解説してくれた…
…が…
「それで、プラネイトディフェンサーを突き破れるのか?」
と訊くと
〈問題はそこです。
いくら、砲弾にフェイズシフトを施したからといって、プラネイトディフェンサーの電磁フィールドまでは破れません。〉
と言うアイリ。
だが、現にフリーダムガンダム・カリギュラとやらは、MMI-M15【クスィフィアス】レール砲でプラネイトディフェンサーを突き破り、ジョニーとかいう野郎のヴィルジェンとかいう
アイリにわからないのなら、本人に訊くか…。
まずは、名前からだ…☆
「助けてくれて、ありがとうな☆
俺、鳴神 青空。
君は?」
と訊くと
《私、カイ☆
大陸高校3年生☆〉
と答えるカイ。
俺よりも年上か…。
年上だけどかわいいなんて、最高じゃないか…☆
同じ先輩でも、にこ や絵里さん、希とは、また違った魅力がある…☆
《え?
ナルカ…?〉
というカイ…
いや、カイ先輩の声が聞こえた。
どうやら、外国人には俺の名前は言いにくいらしい。
だから
「ソラでいいですよ」
と言おうとしたら…
《ナル
だね☆
よろしく、ナル☆〉
と言うカイ先輩…。
『ナル』なんて呼ばれたこと無いから、ちょっと違和感あるけど…
悪くないかもな…☆
〈ナル…ですか…。
『ア』
をつけてもいいですか?〉
と訊いてくるアイリ。
「『ア』?
何だよ『ア』って?」
と俺が訊くと
〈『ア』です。〉
としか言わないアイリ。
『ア』…?
…?
…!?
!!
「バカ野郎ッ!!
つけるなッ!!」
冗談じゃねぇッ!!
『ナル』に『ア』なんてつけたら…ッ★
〈なぜですか?
『ナル』に『ア』をつけたら
『ナルア』
とか
『ナアル』
とか
『ナアルア』
になりますが?〉
「アイリだって、意図的に避けてるだろうがッ★
あの呼び方をッ!!」
〈当然でしょう。
いくらマスターが童貞のクソマスターだからといって
あんな下品な呼び方できるわけない
でしょう。
それとも、お望みとあらば、お呼びしますが…?
アナ…〉
「言うなァァァ…ッ!!」
今後、俺のことを『ナル』と呼ぶの禁止ッ!!
「すみません…
『ソラ』と呼んでください。」
と、俺はカイ先輩にお願いした。
《え?
うん…わかった。
ソラ☆〉
と言うカイ先輩。
うん。
やっぱ、呼ばれ慣れた『ソラ』の方がしっくりくるな―☆