Blue Mirror Archive ~ぶるぅみらーあぁかいぶ~   作:10級フィクサー

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お気に入りや感想を頂けるとは思っていませんでした、ありがたいです。
これもイサンとリンバスの人気のおかげですね。
イサンがFly My Wings するまでは続きます。




シッテムの箱:1(修正後)

シャーレ部室内。

「さいはば、何をとぶらふべかりけりや?」

 

ようやくシャーレを取り返したイサンだけど、現在は道に迷っているようで、さっきから永遠に同じルートをグルグル回っては悩んでを繰り返しているね。生徒達は入り口を守っているから、イサンを導く人間はいないし...。

 

「うぅむ。リン嬢の来るまで待つべからむや?」

 

歩いても歩いても変わらない景色に飽きてしまったようで、イサンは座り込んだ。リンが来るまで座っている気のようだ。そうやって少しの間待っていると、何者かがイサンの方へ歩いてきた。

 

「うーん、これは一体何なのでしょうか...?」

「おお、リン嬢なりや...?」

「...ッ!」

「む、狐面。リン嬢ならざらずや。」

「あなた、は...!!」

 

狐面の少女は驚いた様子で、武器を構えようとしたけど...なぜか、イサンを見た瞬間に止まってしまった。まさかイサンの知り合いってことはないだろうし。

 

「...うむ。生徒会の人かな?私を助けに来し?」

「えあ、いや...。」

「よく見ば何か持ちたれど、それが私がとぶらひ物なりや?」

「こ、これは...。」

「ことさらにここまで来てかたじけなく、後は私に。」

 

と言いながら、イサンが少女が持っている物を受け取ろうとする。その過程で、イサンの手が少女に触れたと思ったときは...

 

「ひゃーーーーー!」

 

と声にならない叫びを発しながら、そのまま外まで逃げてしまったんだ。そういえば、今まで見た生徒たちは女性ばかりだったし、キヴォトスでは男性の人間は珍しいのかな?

 

「...?」

 

 

  Arca Foederis Receptus  

 シッテムの箱奪回 

 

 

イサンが固まっていると、こちらにやってくる足音が一つ。今度はちゃんとリンみたいだね。

 

「リン嬢。」

「ああ、イサン先生。お待たせしました。すでに目的の物を見つけたようですね。」

「このタォブレットゥは何なりや?」

「それは連邦生徒会長が先生に残した物...シッテムの箱です。」

「普通のタブレットに見えますが、その製造会社も、OSも、仕組みも...すべてが不明。」

「これを使はば、”サンクトゥムタゥワァ”を復旧せらるなりかし? 」

「ええ。私たちでは起動もできませんでしたが...先生ならばできる、と連邦生徒会長はおっしゃっていました。」

「ふぅむ...。」

 

研究職として興味をそそられているようで、イサンはシッテムの箱に夢中になっている。

リンは邪魔にならないよう、離れた場所から見守っているようだ。

 

「これが起動ボォタンなりや?」

 

――――――――――――――――――――――――

 

『...Connecting To Crate of Shittim...

システム起動パスワードをご入力ください。』

 

(...”脳裏に浮かびし言の葉を記す。”)

 

 

 

...我々は望む、七つの罪悪を。

......我々は覚えている、##!%##$!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

「えへん…っ!!ぐ...ぅ...。」

 

リンが駆け寄ろうとするけど、イサンはそれを手で制し...どこかに向かって独り言をしゃべりだした。

 

 

――――――――――――――

 

 

 

”...イサン。”

「...誰なりや?」

”その言葉じゃだめだよ、イサン。それは確かに君の為の言葉だけれど...。”

「...先生の為の言の葉の要なるかな?」

”うん。だけど、それをタダで教えるわけにはいかないんだ。”

「何すべき?」

”イサン、君が先生になったとして...何を願う?”

「...ふぅむ。私が願ひは未だ見えず。されど...」

「かの生徒どもには...私がごときくらさに塗れ、折れにける翼ならず...自在なる翼をもたなむ。”

”...そう。まあ及第点ってところかな?君の翼は君が見つけるべきだろうし、下手なことは言わないでおくけど。”

”...その言葉、確かに受け取った。”

 

 

 Arca Foederis Partialis Resonatus Est

シッテムの箱一部共鳴

 

 

”それじゃあ、私からはこの言葉を贈るよ。”

 

 

”...我々は望む、七つの嘆きを。

......我々は覚えている、ジェリコの古則を。”

 

連邦捜査部『S.C.H.A.L.E』顧問

000 イサン

 

 

"『シッテムの箱』にいってらっしゃい、イサン先生。"

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

その言葉を入力したとたん、イサンの服装は鏡を割るような音と共に変化し...白衣を纏う”先生”へと変わった。これは...”人格”*1が上書きされた...ってことかな?

 

あの、イサンさんはさっきから何を...?真っ黒な画面を触ったとたん、人格が変わったみたいですけど...。

え、画面見えないの?

 

 

 

 

 

 

 

 

*1
あったかもしれない自分。”鏡技術”を用いて、自分を”あったかもしれない自分”で上書きする技術が、リンバスカンパニーには存在する。ゲームではガチャで手に入る。名前の横の”000”はレア度。ブルアカでいう星3。





以上!
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