一般近所のお兄ちゃんのカルデア生活   作:ガチャ石は貯めない

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色々頭使って理屈を並べても、あまり賢い書き方はできない。
できるだけ簡素にやって行きたいねぇ……




一般お兄ちゃんは、近所の妹と再開する。

やぁ、明楽ユウキだ。

 

謎に飛ばされた?山から帰ってきて数日が経ったぜ。なお、未だに大学は再開しない模様。まぁ、1年間の「ズレ」が出てるからね、仕方ないね。

 

あ、俺の親は今は海外で色々やってるってよ。そこら辺は全く気にしてないから知らない。重要なのは「家に誰も居ない」ってことだ!

 

そう!!俺は1年間山にいたが誰にも話さなければバレないのだ!やったぜ!!

 

………え?[体型でバレるだろ]って??

 

そこは大丈夫だ。俺は元々あまり交友を持っていないのだ!………というか、高校はバイト戦士と藤丸兄妹の相手で青春を消化したからなぁ……。交友を持ってるやつが今のところほとんどない。悲しいかな、元からコミュ力ないのにさらに無くなったぜ!(泣)

 

──………ま、下手な事せずに居たら問題ないってね…。

 

とりあえず、講義もないんだし適当に修行でもして暇を潰すか〜……!

 

そう思って、ジャージに着替えていたら突然インターホンが鳴った。

 

──こんな朝早く……?

 

現在09:13。

朝早く……と言うにはちと遅いかもしれないが、俺的には朝早くという感覚で来客の対応をした。

 

中からインターホンのカメラを見ると………見覚えしかない顔があった。

 

とりあえず、急ぐことなく移動してドアを開けた。

 

──よ、リッカ。久しぶりだなぁ〜!

 

「…………うん、久しぶり!お兄ちゃん!」

 

そこに居たのは、白と黒に統一された服を着た藤丸立香(りっか)(♀)……リッカである。

 

藤丸兄妹の妹であり、割としっかりしてる奴である。

 

俺はやってきたリッカを家に入れて、リビングに案内した。

 

──………んで?何か用か?

 

「………うん。」

 

俺は、リッカの近くから異様な気配を感じていた。………多分、あの山で鍛え上げられた警戒心というか……直感的なヤツだ。

 

それに、リッカの雰囲気も変わってらァ……。歴戦の勇士って言うか………色々と経験してきたってぇ顔だ。………一体何があったのやら。

 

「お兄ちゃん。いきなりで悪いんだけど、私が"この1年間"居た所に来てくれない?」

 

──………なんかあったんか?

 

「うん。私もよく分かってないんだけど………。」

 

──………おめぇの周りから、変な気配を感じるけど………そういったモンを付けなきゃ行けねぇ程度にはヤバいって事でいいんか?

 

「──────!?」

 

許せ、リッカ。

お前の周りから軽めの殺気がめちゃくちゃ俺に刺さってるんだ。野生の勘がめちゃくちゃ反応するレベルなんだ。………あれだな?普通に人が相手していい奴じゃないな?これ。

 

「えっと……その……!」

 

──無理に話さなくていいよ。どうせ機密事項的なやつだろ?……まぁ攻撃されてもないし、別に気にしないからとりあえず殺気を向けないように頼んでくれね?(これ向けられてたら気にしないようにしても分かるんだわ……頼むから抑えてくれ〜)

 

「う、うん!じゃあちょっと席を外すね!」

 

そう言い、パタパタとは奥に走っていくリッカ。どうやら、姿すら見られたらマズイ様子。

 

うん。目は瞑っておこう。変に見ても面倒だしね。

 

 

 

sideリッカ

 

「………アーチャー、ランサー?殺気向けてたの二人でしょ?」

 

『『…………』』

 

「………ルーラー、2人を説教しておいて。」

 

『お任せ下さいマスター!………という訳ですので、2人は正座してください?』

 

『『………はい。』』

 

「全くも〜。」

 

私、藤丸立香(りっか)

カルデアってところで立香(りつか)お兄ちゃんとマスターしてます!

ユウキお兄ちゃんとは、昔からお世話になってるお兄ちゃんです!

 

……さてと、私がここに帰ってきた目的を思い出そう。

人理焼却を阻止して、はや数日。ある時ダ・ヴィンチちゃんから指令を受けた。

 

"君の故郷で不可思議な反応が検知された。"

 

私の目的はその反応の調査。ついでに、時間があれば両親に挨拶したり……お兄ちゃんと遊ぼうと思っていた。

 

…………まさか、反応があった場所がお兄ちゃんの玄関だったのは予想外だったけど。

 

どういう事なのか、今は連れてきたサーヴァント達に手分けして調べてもらってる。

 

調査員兼護衛のキャスターとして、メディアさんとギルガメッシュ王。

護衛として、ジャンヌとエミヤさんとカルナさん。

 

………と言っても、どうやらこの家の影響でサーヴァントたちは皆少し警戒心が強まっている。エミヤさんとカルナさんが殺気を向けるなんて余程のことだ。その効果はかなりの物なんだろう。

 

「…………お兄ちゃんは、なんでか前よりずっとムキムキだし……この家の玄関から反応がビンビン出てるし……なんなのさぁ〜!」

 

あーもー!!!お兄ちゃんを疑いたくないのにー!!

 

 

sideユウキ

 

………なんか、目を開けたらリッカが荒ぶっておられる。……まぁ、ストレスは多いよなぁ……。

仲良くしてた奴を疑いたくはないだろうし……。

 

ん?そういや、なんであいつら来たんだ?いや、まだ聞いてねぇ。

………もしかして、あの空間のことか?いや、まぁこんなヤツらが居るってことはまたあんな事が起こる可能性があるんか?

 

………俺はともかく、リッカが巻き込まれたら面倒だな。1回確認するか。

 

俺は席を立って、玄関に向かう。

 

「……………お兄ちゃん?」

 

不思議そうなリッカを無視して、靴を履いて外に出る。そして、ドアを閉めて、ドアノブから手を離す。

 

──すぅ………はぁぁ………よし!

 

一呼吸を置いて、俺は玄関のドアを開く。

 

 

 

─────その先には、かつて見慣れた森が広がっていた。

 

 

 

─────(やっぱり、そうだよなぁ………。)

 

 

ユウキは、懐かしむようにその光景を記憶に収め、ドアを閉じる。そして、もう一度開けば見慣れた玄関。

 

──………リッカ〜。ちょっといいか〜?

 

ユウキは、はるばるやってきた色々乗り越えた奴()を呼ぶ。

 

きっと……これを見ても驚く程度に収まる事を祈りながら………。

 

 

 

 

 

 

 

 

「………お兄ちゃん、アレ何?」

 

──はっきり言ってやろうか?なーんも分からん。色々と変な山に繋がってる程度しかな!

 

「ええ....…?(困惑)」

 

──いやほんとに分かんねぇんだよ!お前を見送って家に入ろうとしたら、なんかあそこに繋がってたんだからよぉ!!

 

「…………あの空間に入って、なにか…そうだね、お兄ちゃん自身に何か変化はあった?」

 

──………そうだなぁ…。

 

俺は、リッカの問いに少し考えた。

 

………実際、あの山だと"本能的"になりやすかったと思う。何をしても、思い切りが効いた。

 

【衝動的に生きようとしていた。】ってのが、一番分かりやすいと思う。

 

だから、野生の動物達を生きる為に……【その命を頂いたのに抵抗がなかった。】と、確信を持って言える。

 

…………つまりは、

 

 

──……そうだな、"思い通り"に動きやすかったと思う。なんというか………アソコは心頭滅却なんかはできない。"生きる為に"動かないと生き残れない(・・・・・・・)

 

「………生き残れない。」

 

──ああ。【下手に躊躇したら殺られる】って感覚はずっとあったと思う。………でないと、必要以上に鍛えようとはしなかっただろうし。

 

 

まぁ、自然と鍛え上げられて行ったとは思うけども。それはそれだ。"自然と身につく"のと"自ら進んで身につけようとする"のは全く違う。

"料理を作ってもらう"のと"料理を自炊する"のは違う。最後は"料理を食べる"という結果に到達するけれど、それまでの"過程"が違うのだ。

 

 

「………つまり、本能的なものが刺激されている場所……って事?」

 

──まあ、多分そうなんだろうよ。んで、あの空間があるせいでお前の連れてきた奴らが変に敏感になっているんだろうよ。

 

「…………どういうこと?」

 

──多分本能的な感覚というか……生きることに直結したものの"一部分"が強化されてるんだろう。多分、【守る】って言う意思が強ければそれが殺意になるレベルになると言うか……

 

「つまり、生物的な本能を刺激されてて……本人の意思によって、強化されるものが違うってこと?」

 

──多分そう。

 

うん。この予想は当たってると思う。思いたい。

 

リッカの周りにいる奴らには、野性的なものはあまり感じない……殺気の中にもまだ警戒心が多く含まれているような感じだ。

つまり"警戒しすぎて殺気立ってる"ように感じるレベルという事だ。しかも、見えない。

 

例えるなら、「めちゃくちゃ腹ぺこな奴」が「クソ美味そうな飯」を前にしてる時の強化バージョン。

 

にしても、見えないのに肌にビシバシ感じるとか……かなりのものでは?

 

……しかし、周りのヤツらの情報を聞き出す理由はあんましないんだよな。あの現象が消えれば特に何事もなく、コイツらを連れて職場に帰るだろうし。

 

リッカは、何やら機械的な腕輪で話している。多分、通信装置なんやろなぁ……。

あ、話し終えたのかこっち向いたな。

 

 

──………んで、あのゲート的なのはどうなるんだ?

 

「………その、言い難いんだけど」

 

──おん。

 

「…………もう殆ど消滅してるみたいでね?お兄ちゃんがまた開いたおかげで、ゲートそのものが消滅するって言ってる。」

 

──あら。それは良かった。

 

「ただ──そのね?お兄ちゃん。」

 

──おん。

 

 

 

「───あのゲートの先に行ったお兄ちゃんは、これから連行しなきゃ行けなくなりました……」

 

──アラァ!?

 

 

 

まさかの連行です。これには流石に驚きしかないですね!うせやろぉ……

 

 

──な、なんでだ!?俺なんかやっちまったのか!?

 

「その、最初は「保護」という形で来てもらうつもりだったんだけど………お兄ちゃんが行った所はね、ウチの職場の管轄なんだよね。」

 

──え、それはどういう……?

 

「つまりね、本来なら私やリツカお兄ちゃんがやる事を、お兄ちゃんがやっちゃった可能性が出てきたんだよね。」

 

──( ˙꒳˙ )oh......

 

 

つまり?機密事項にいつの間にか両足ダイブしてたので、いっその事連行して色々辻褄合わせようって事か??

 

………ええ....(困惑)

 

 

──この家、出なきゃダメ?

 

「ゴメンねお兄ちゃん。明日にはあのゲートも消えるんだけど………それはそれとして色々と関わり過ぎちゃったって事で!」

 

──おおぅふ………これもお兄ちゃんの運命か……

 

こうして、俺はリッカが働いてる職場に行くことが決定した。………内心穏やかでもなんでもないんだけどねぇ!!

 

 

 

 

次の日、俺は荷物をダンボールに纏めて玄関に立つ。

 

なんでも、全部一気に持って行けるようだ。スゲェ!………いや、なんで荷物も持っていかなきゃならんのや……。

 

「お兄ちゃん、一応言っておくけど。」

 

──うん。

 

「お兄ちゃんの玄関にあった、あのゲート的なのは観測上では無くなったよ。」

 

──観測上?

 

「うん。………また現れる可能性は大いにあるから。だから、お兄ちゃんを連れていくのは「保護」の一環でもあるの。」

 

──そっかァ……しばらくは帰れない?

 

「無理。かなり遠いし。私もあまり長居出来ないからね。」

 

──………お互い、面倒だな。

 

「仕方ないよねぇ………それより!行こうお兄ちゃん!リツカお兄ちゃんも待ってるよ〜!」

 

──………おう!

 

俺はこうして、リッカの職場に向けて歩き出した。

 

リッカにとっては2度目の旅立ちになるのかね?分かんねぇけど。

 

はてさて、リッカの職場とやらはどんな所かねぇ?あまり、変なのに巻き込まれないことを祈るぜ……。

 

 

──そういや、リッカ。おめぇ親にはちゃんと、説明したんか?

 

「ざっと説明はできたよ〜?久しぶりの実家のお風呂は最高でした。」

 

──そりゃよかった。今度はちゃんと2人で帰れよ。

 

「わかってる〜!」

 

…………そういや、周りの奴らは一体何者なんだろ?リッカの職場で知れんのかなぁ?





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