一般近所のお兄ちゃんのカルデア生活   作:ガチャ石は貯めない

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(ほぼ)タイトル通りです。………キャラの理解度が足りねぇ〜!
イベントとかは割とちゃんと読んでんだけどなぁ……?



一般お兄ちゃんはプリンを食べる

──へぇ〜……

 

「いや"へぇ〜"て。軽すぎじゃろお主。」

 

──いやいや、"あの二人が汎人類史のために他の世界を滅ぼしてきました"と言われても。いやまぁ、成長したんだなぁ……みたいなのは分かるけどね。

 

「お主、あ奴らの兄と言えどもやはりご近所さん程度か。」

「実のお兄さんでは無いんですから、仕方がないのでは?」

 

──当たり前だ。毎日一緒に居たと言えるレベルだけどな。

 

「それもう実兄レベルなんじゃが?」

「基準値がバグってますね〜」

 

──俺としては、目の前に織田信長(TS)と沖田総司(TS)が居ること自体に驚きたい。ここホント何でもありだな。

 

「「それはそう。」」

 

やぁ、明楽ユウキだ。

 

今は食堂でぐだぐだ喋ってます。目の前には織田信長と沖田総司が居るんだけど、なんだろうね?このぐだぐだ感。………これも、カルデアが起こした神秘なのか……?だとしたらしょうもなさ過ぎない??

 

「あ、なんか今失礼なこと考えましたね!?」

 

「なにぃ!?このワシの前でか!?コヤツが変な事考えおったか!?」

 

──落ち着けよ。今は目の前のデザートに集中するべきじゃないか?

 

「そうじゃな。それはそうじゃ。」

 

「そうですね。そんなくだらない事よりこの"エミヤさん特性の出来たてプリン"を食べなければ…では、いざ!!」

 

やはり英雄といえど女の子。どんな歴史の英雄といえど、デザートや褒美には弱いのだよ。ありがとうエミヤ。今度ゴッフ所長のパン食わせてくれ。

 

「「────〜〜〜〜〜〜!!!!」」

 

さてと、美味しそうに食べている2人を見ていたら俺も食べたいので、プリンを食べましょうかね〜

 

「」←既に空になったプリンの容器

 

そう思って居た時期が、俺にもありました。

そうか───俺は、既に食していたか──。

 

ならば仕方ない。おかわりあるか聞いてこよう。

 

──エミヤ〜、プリンのおかわりってある〜?

 

「いや、無いな。スマンが先程ので最後だ。」

 

──……そうか。なら仕方ない。

 

うぅむ。まさか味わって食べようと思っていたプリンを、一瞬で平らげてしまうとは。

どうやら早食いを極めてしまったのか、俺よ。

 

「…………というか、ちゃんと食べてた?」

 

──へ?どういう意味だ、ブーティカさん。

 

俺が諦めて帰ろうとした所に、ブーティカさんが話しかけてきた。しかし、何を言っているんだこの人は。

 

──いやいや、

いつの間にか容器が空になってたんだから(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

俺が食べたに決まってるだろ(・・・・・・・・・・・・・)

 

「──ほう?」

「──へぇ?」

 

「───なんじゃと?」

「───なんですって?」

 

なんということでしょう。俺は事実を言ったと思うのに、なんでか食堂の空気が重くなった感じが……?

 

「………マスター。聞こえているだろうか?」

 

『はーい!どうしたのエミヤ〜?』

 

「今し方、事件が起きた。君のお兄さんに作った私のプリンを、お兄さんが目を離した隙に食べられたようなのだ。」

 

『……え、はぁ!?お兄さんのプリンを!?』

 

「そうみたい、本人は気が付かなかったみたいなんだけど……。」

 

──え、そうなの?

 

そうなんだ……普通に気が付かなったぞ??………そういや、英霊の皆は、幽霊だか英雄の影だからかで姿を消すことも出来るんだったな。

 

『お兄ちゃん!!その時誰か近くに居た!?』

 

──へ?……いや、沖田と織田が居たけんど、アイツらは自分の分を食べてたぞ?

 

「そうじゃな。ワシらはする理由がない。」

 

「そもそも、このプリンはユウキさんから頂いたものですから!しかし……マスターのお兄さんであるユウキさんから、ご好意で分けて頂いたプリンを食している内に、まさかユウキさん本人から奪おうとは……」

 

『────とりあえず、容器から特定出来る?食べ方とか、お皿の綺麗さからとか。』

 

──いやいや、それで分かるもんか?容器はちいせぇぞ?

 

「いや、案外分かるものだ。…………ふむ、少し待っていたまえ。」

 

そう言って、エミヤは足早に食堂の外に行った。

 

──……犯人が分かったんかな?

 

『………あ、私も分かったかも。』

 

──え?

 

 

 

 

数分後、帰ってきたエミヤの手には、謎の虎の着ぐるみを着た女性の首根っこを掴んでいた。ええ....(困惑)

 

──………えと、その人は?

 

『やっぱりジャガーだ。もう!ユウキのプリンを勝手に食べちゃダメでしょ!!』

 

「え〜??だって〜……わたしも食べたかったんだモーン!」

 

「なら私にいえばいいだろう……わざわざ彼のプリンを奪う必要は無いはずだ。」

 

「仕方ないじゃん?いきなり現れて、ウチのシェフお手製のプリンを食べるとか……そんな贅沢許されるか〜!!私にはあんましくれないんだぞ〜!!」

 

「単なる嫉妬!!」

「清々しい程に嫉妬よのう……。」

 

「当たり前だ!貴方に安易に食べさせれば、毎食出せと言うに決まっているだろう!!」

 

「そらそうでしょう!?美味しいものを好きなだけ食べれるなら食べたいわよ!!」

 

『でもだからと言って、他人の物を食べるのはダメだよ??』

 

「ウグッ………ぐうの音も出ない正論パンチ…!!もう少し手加減しろ〜!」

 

「『する必要ないでしょうが!!』」

 

首根っこ掴まれながらシェフとマスター相手に口論するジャガー……絵面だけ見てもカオスだなぁ……。

 

──…………まぁ、いいや。とりあえずスタッフさんの仕事手伝いに行ってくる。それじゃ。

 

「あ、はい。プリン、ありがとうございましたー!」

「何かあれば、相談くらいなら乗ってやるからの〜。」

 

──はーい。

 

あんなカオスなところに居たら、ちと飲まれる可能性しかないのでね。………あれだよ。レベルが足りないのさ。耐性のね。

 

『お兄ちゃん!?何勝手にどっか行こうとしてるのさ!?今そっちに向かってるから待ってて!!』

 

──いやいいよ。食べられたんならそれはそれで。

 

「待ちたまえ。それはあまりにも無頓着過ぎる。君がここに来ての初のスイーツだぞ?私も腕によりをかけて作ったプリンだ。それを食べて貰えないのは私の、食堂を預かる者としての"矜恃"に関わる。」

 

──………なら、待とうかね。

 

そう答えたら、満足そうにジャガーをそこら辺にいた黒い服の男に渡して食堂に帰って行った。

 

「……おい、こいつ何をしたんだ?」

 

──俺のプリンを横取りした。

 

「よしわかった。ちゃんと〆ておこう。」

 

………どっか行っちゃった。誰なんだろう?あの金髪の黒服お兄さん。

 

…………ていうか、俺ってば、割とあの時死ぬ気だったから、結構適当になってそうだな。これはマズイゾゥ?

 

とりあえず、食堂に戻って沖田さんの隣にでも座るか。

 

──お隣失礼。

 

「あ、はい!いいですよ!」

 

──ふぅ……エミヤ〜!二人の分のおかわりも頼むぞ〜!

 

「任せたまえ!!」

 

そういうエミヤの声を聞いたすぐ後にリッカが走ってきた。マシュさんは少し遅れて入ってきた。

 

「お兄ちゃん!!」

「待ってください先輩!?」

 

──お〜リッカ。マシュさんをおいてけぼりにするなよ〜。

 

「あ、ごめんマシュ!ってそれよりお兄ちゃん!!エミヤのプリンを食べた罰をジャガーマンにしないでどっか行こうとしないの!!」

 

──え〜……別に気にしてないんだけどなぁ……。

 

「……………ふーん?へ〜?」

 

──………な、なんだよ?

 

「昔のお兄ちゃんなら

 

『てめぇコラ何人のモン食べてんだぶっ飛ばすぞ!!』

 

とか普通に言ってたのに〜。」

 

──………俺らがガキの頃の話だろうが……。もう何年前だよ。

 

「さぁ?けど、昔よりお兄ちゃんは変わってる。カルデアに来た頃よりも……。」

 

──………。

 

「……………ねぇ?お兄ちゃん。」

 

え、何??

 

俺が生にしがみつかないようになってるように見えるのか……!?

 

そんなことは無いしなぁ……?

 

 

──………なにさ?

 

 

 

「………ジャガーは?」

 

あそっち!?なんだよ怖いよ!?

 

──……………黒い服の人に引き渡された。

 

「黒い服の………予想はつくけど、どんな人だった?」

 

──金髪でタバコ吸ってそうな人。

 

「…………メガネみたいなの掛けてる?」

 

──サングラスみたいなの着けてた。

 

「…………なら、それだけで罰になるね。エミヤ!ナイスだよ〜!」

 

──………?

 

なんでナイスなんだ……?あ、ジャガーマンってのに関係する英雄なのか?

 

「あのジャガーを連れて行ったのはテスカトリポカってサーヴァントじゃな。」

 

「アステカ神話とかに出てくる神様ですよ。」

 

──へぇ〜………。

 

知らねぇ!!アステカ神話とか全く知らねぇ!!というか昔っから歴史とか神話とかに興味ねぇから知らねぇ!!どうしよ。ここでやってける気がしないや。

 

「お兄ちゃん、神話とか興味無いもんね……。めちゃくちゃ強い神様って覚えとけばいいよ。」

 

──ふーん……(興味なし)

 

「いやふーんて。興味なしか!?」

 

「お兄ちゃん、英・数・理・社に関しては本当に最低点取れたらいいやって感じだから……。国語だけなら平均超えるんだけどねぇ……。」

 

「なんで国語だけ!?極端過ぎるじゃろ!?」

 

──興味無いね。

 

「かっこよく言ってもダメですからね!?というか、それでなんで特異点を生き残れるんですか……」

 

──サバイバル経験とかが生きました。

 

「「ええ....」」

 

「ユウキさんって、かなり無茶苦茶ですよね……?」

 

「マシュ、お兄ちゃんの場合は"脳筋"なんだよ。実際、ヘラクレスと戦っても生き残れそうダナ〜って思えるくらいには強いと思うよ?」

 

──そこまでは強くねぇよ。

 

「ヘラクレスは知ってるんですか!?」

 

──まぁ、有名だよね。

 

「ああ、そういう……」

 

「こやつの知ってるの基準がわからんのぅ…?」

 

「お兄ちゃん漫画とかよく読んでるから……多分その知識があるんじゃないかな…?」

 

「おぉ〜なるほど〜………コヤツ男のマスターと趣味被ってないか?」

 

「何言ってるんですかノッブ。ユウキさんは"マスター達"の"近所のお兄さん"なんですよ?近所と言うにはあまりに距離が近いですけど。」

 

「あ、そうじゃん忘れておったわ!わっはっは!」

 

「そうだよ〜?だからリツカお兄ちゃんの漫画の趣味はだいたいお兄ちゃんになるんだよねぇ……。」

 

「「いや、普通に近所のお兄ちゃんの趣味が移るって相当では?(じゃが?)」」

 

「気にしたら負けだよ。」

 

女子たちの会話のテンポはやぁ〜………途中からなんも言えんくなったわ。大人しくプリンが来るのを待ってよ。

 

「………あの、ユウキさん。」

 

──どしたマシュさん。何か悩み事?

 

「いえ、そういうわけではないんですが……ユウキさんは、リツカ先輩の趣味とかに関わったことはあるのかと思いまして。」

 

──………例えば?

 

「マスターのお2人とも、身体を動かす事にはかなり意欲的な部分があります。嫌な時はとことん抵抗してますが……」

 

──あぁ……まぁ、なんだ。俺が虫取りに山まで行ったり、素潜りする為に無人島まで足を運んだりしたからなぁ……。

 

「それは……とても素敵な経験をなされたのでは!?」

 

──いやぁ……俺一人がやりたいが為に色々行動してただけでな(大嘘)………アイツらは勝手に着いてきたんだ。ま、その結果だろうな。

 

「なるほど………ちなみに、無人島にはどうやって……?」

 

──……親が連れていってくれたんだよ。

 

 

正確には『置いてかれた』って言う方が正しいんだけどな!!!

なにせ、3泊4日の旅行に行くぞ!と言われてウキウキで着いて行ったら

 

 

『ほ〜ら、ユウキの好きな無人島だぞ〜?──楽しんで、行ってこーい!』

『一週間したら、迎えに行くからね〜!』

 

『──やりやがったなぁァァァァァァ!!!!』

 

 

……………あの時ほど、親を■したくなった時はない。マジで非常食とか無しでパラシュート付きのバッグ背負わせて人生初のスカイダイビングはシャレにならないんだよなぁ……。

 

流石に、アイツらも無人島には………来たよ。なんか普通に来てたよ。どうやって着いてきたのは知らないけど普通に居たよいつの間にか。あいつらの行動力バケモンでは??俺は割と恐怖した。

 

 

──色々あったなぁ………

 

 

ほんとに。幼少期ほんとに色々ありすぎなんだよ。主に俺の親のせいでな!!!

 

………ムカついてきたな。後でストレス発散しよ。

 

「…………なんでしょう、物凄く目が笑っていません。どうしたのでしょうか……?」

 

「……あ〜、これはあれじゃ。"親憎し"って顔しとるの。色々あったんじゃろな〜」

 

「……………なるほど。」

 

 

 

その後、エミヤの絶品プリンを食べて機嫌が良くなったユウキは、スタッフ達の仕事を手伝うのであった。





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