コードギアス LostColors -LastR2- 作:久遠寺バター
書いててアホやと思ってしまう程ですが
IFなのでSSのノリで見て頂ければと思います。
作者はライカレ萌を注入出来、次の話を書く力を貰いました(笑)
ここはブリタニア航空艦の捕虜を入れる牢屋。
そこにカレンは放り込まれた。
(まさか、捕虜になるなんてしかも…ブリタニアの…)
カレンは拘束衣を着せられ手は縛られた。
猿轡を嵌められ自害する事も出来ない状態。薄暗く小さな音さえ大きく聞こえる静かな牢屋に捕虜はカレンただ一人。
他にもいくつか牢屋はあるようだが空のようだ。
(まさか、ライに護送されるなんて。本当に最悪…)
カレンを護送したのは紛れも無いライ本人。
彼女はライが記憶を操作されていると思い込んでいた。
実際ライはギアスをかけられているわけでは無いが彼女に伝えていない。
カレンは自分がそばに居なかったから、特区日本成立しマスコミに引っ張りダコになっていたから、浮かれていた自分を責めて生きてきた。
1年後に再開した時の希望と絶望感は今も胸をかき乱している。
何故、彼なのか…その問いは何度も何度も湧き上がる。
そして、その思いはブリタニアへの怒りへ変わるのだった。
ガチャン
いきなり牢の鍵が開けられた。
入ってきたのはカレンを護送した兵士達。
「黒の騎士団のエースもこうなればただの女だな。」
「今ならやりたい放題だな、仲間の恨み晴らそうぜ」
男達はカレンの身体を触り拘束衣を剥がしはじめた。
(こ、この!離せこのブリキ野郎!私に触れるな!!)
大声を出そうとしても猿轡の所為で声が出ない。
男達はその反応を楽しむようにゆっくりと拘束衣のロックを外して行く
「やっぱり、いい女だぜ!特区日本のインタビューを見ててやりてぇって思ってたんだよな。」
「打ち合わせ通り最初は俺な!」
ロックを外し露わになったブラに手を触れた瞬間。
バンッ!!
銃声が轟いた。
いきなりの銃声に2人の兵士は出口に目をやる。そこに立っていたのはライアー・ヴァルフェイトその人だった。
「ブリタニアの兵士は獣と同等なのか?」
「貴様は中華連邦の…」
「お前こそここが何処かわかってんのか?ブリタニアの船の中ーーー」
バンッ!!
ライアーはカレンの前に覆いかぶさっている男の足元に向けて発砲した。
「私には関係ない。それより出てきてくれないか?」
ライアーは淡々と語り続ける。
怒りも嫌悪感も感じ取れないほど冷静に…
「貴様、ブリタニアの騎士である俺たちを脅すつもりか?」
「これは脅しじゃない…命令だよ。」
2人は渋々出てきた。
睨みながらライアーに脅しをかけてくる。
しかし、彼はその話を聞く前に鉄槌を下した。
「貴様このままで済むと思うなよ。直ぐに警備兵がーーー」
バンッ!バンッ!
「牢屋と言うのは基本的に完全防音で作られている。そしてここも例外ではない…」
2人は静かに倒れた。
ライアーは牢屋の中へ入り会話をする為にカレンの猿轡を取った。
「大丈夫かい?カレン。」
「……あなたライ!?」
俺は演じる事を辞め、ライとしてカレンと話すことにしたのだ。
彼は計画を大きく修正してでもやらなければいけない事が出来たからだ。
「ごめん、嘘をついたんだ…傷つけたよね…」
「ライ…本当にあなたなの?…」
ライはそっとカレンを抱きしめた。
1年と数ヶ月間恋しくて愛おしくてたまらなかった彼女の感触を確かめるかの様にしっかりと抱きしめる。
「…カレン!!」
「ライ!もう離さない!」
カレンが1年と数ヶ月間の思いが溢れ、涙が頬を伝う。
たらればを想像しては自分を責め続けてきた。
やっと、本当の意味で再会できた喜びが今までの悲しみを全て消し去って行くような感覚に浸っている。
「ね、ねぇライ。これ外してくれない?」
「ごめん、それはできないんだ。」
「え、どうして?」
「いや、なんか新鮮な感じがしてさ。もう少し主導権握らせて欲しいなって思って」
「はぁ!?ばか!変態!今ブリタニアの船の中なのよ!」
「あ、でも前がはだけてるのは不味いからとめるね。」
ライはそう言って胸から裾までのロックをとめ直した。
その間カレン言うに言えない羞恥心と戦っていた。
全てとめ終わるとライは彼女の手を解放した。それと同時に彼女はライと口づけを交わした。
やっと、やっと引き裂かれた二人は再び結ばれた。
「カレン愛してる。」
「私もよライ。愛してる。」
1年半分かれていた二人の思いはとどまる事を知らなかった。
だが、ライは次の計画がある為この甘いひと時に一旦終止符を打った。
「カレン、続きは帰ってからにしよう」
「わかったわ、ここからどう脱出するの?」
ライはあの優しい笑顔を浮かべ携帯を取り出し電話を始めた。
ナンバーディスプレイに映し出された名前はスザク…。
『枢木です。』
「枢木卿、あって貰いたい人物が居るのだが今お時間宜しいか?」
『君は今何処に居るんだ?いきなり姿を消して…』
「武器庫にいる。そこで君を待っている人がいる。」
武器庫は牢屋と同じく人気が無く普段は入らない場所だそこで誰が待つと言うのだろう…
ライはもう一度電話を鳴らした。
相手はーーーー
『はい、何かありましたか?ライ。』
「ユフィ、誘導は成功したよあとは手筈通りに…」
『わかりました。スザク、ビックリしちゃいますね。』
「計画の軌道修正が必要だけど一先ず最大の障害を取り除かなくちゃいけないから。」
携帯を切るとカレンを抱き上げ歩き出す。
「ちょっと、ライ!?自分で歩けるから!!」
「こういう時しかさせてくれないからさ。」
「帰ったらお姫様抱っこでも何でもやるから下ろして」
「ごめん、カレン。今日は我儘を言わせてくれないかな」
「ゔっ…わ、分かったからそんな顔しないで!!」
何時もの捨て犬のような眼差しにカレンは何も言えなくなってしまう。
「ありがとう、カレン。」
ライは優しいあの笑顔で頬と頬を重ねた。
(こんな笑顔を見せられたら何でも言う事聞いてあげたくなっちゃうわよ…)
カレンは諦めたような顔をしつつも叫びたくなるくらいの幸せを胸に感じているのだった。
ネタバレではないですが
今このIFの続編書いてます。
本編進めず大変申し訳ございません。
必ず進めます。
そしてギアスには社会現象を起こして貰います。全力で!!