コードギアス LostColors -LastR2-   作:久遠寺バター

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一旦載せます。
サークル活動の作品に集中していて
ギアスの方が疎かになってしまい申し訳御座いません。
今書いているところまで載せます。
IFですがなんだか投げやりぽいのが自己嫌悪です。


仮)IF TURN6 √カレン

不思議なことに武器庫までの道に兵士が一人も居なかった。

実はライがここに来るまでに各ブロックを閉鎖し進入路を塞いでいたのだ。

武器庫に着くとそこには少し機嫌が悪そうなスザクが立っていた。

 

「ライアーなんの真似だい?捕虜の解放は指揮官の許可または、皇帝直属のーーー」

 

「すまない、だがこちらも予定が変わってしまったのだ。」

 

ライはゆっくりとカレンを下ろした後スザクの前に丸いスマホの様なガジェットを置いた。

スザク、カレン両者ともガジェットを凝視していた。スザクが何だこれはと言いかけたと同時にライはスイッチを入れた。

ガジェットの上に光が放出され映像が映し出された…

そこにはユフィーナが映っていた。

 

「枢木卿。彼女が君に合わせたかった人だ。」

 

「君の従者、シャルロット卿じゃないか。僕に何の用が?」

 

『貴様、誰に物を言っている!ーーなんて、ふふ、やっぱりなれませんね。』

 

ユフィーナは仮面をゆっくり取って素顔を晒した。そしてこう繋いだ。

お二人共お久しぶりです。ユフィです覚えていますか?

ユフィらしいそんな印象を受ける挨拶だった。

ただ、1年間共にいたライと死んだと思って1年間離れていた二人には違った衝撃があった。

 

「なっ!?ユーフェミア・ヴィ・ブリタニア!?」

 

「本当にユフィ。君なのか?」

 

『はい、ユフィです。』

 

スザクは涙を流していた。

死んでいたと思った思い人が生きていたんだ。それは何物にも変えがたい喜びだろう。

ユフィは、軋み悲鳴をあげていた彼の歯車を治す事が出来る唯一の存在なのだから…

 

「よかったね。スザク…」

 

「ライアー君はこの事を……君はまさか!?」

 

スザクはユフィの生還からライアーがライであると理解した。

 

「積もる話もあ流けど一旦合流しない?」

 

『ライ、こちらは中華連邦の再生が終わりました。このままこちらで合流でよろしいですか?』

 

「構わないよ、ユフィ。僕も向かうよ、スザクと一緒に。」

 

『はい、スザク、カレンさんをお待ちしております。』

 

通信が終わるとスザクはこちらを向き話を始めた何故黙っていたのか?あのテロの犯人は誰なのか?

あまりにも時間と場所を考えずに聞き続けるスザク。

流石に動かないと不味いと考えて話を変える。

 

「スザク。君も一旦中華連邦に行こう。全てをひっくり返してやるんだ僕達で。」

 

「いや、僕は…一緒に行くことは出来ない…」

 

「何故だ?」

 

スザクは恐らくルルーシュの件や自分が行って来た事を悔いているのかもしれない。でも、彼女の耐えて来た悲しみを彼女が切望して来た願いを彼は知っているはずなのにそれを無視するかの様な発言をした事に怒りに似た感情が芽生える。

 

「沢山殺しているから?ルルーシュを捕まえたから?ギアスを憎んでいるのにギアスを持つ皇帝に忠誠を誓ったから?」

 

「僕は…」

 

「君が罪を背負って生きるのは勝手だ。だけどこれはやり直しが効くんだ!ユフィは生きているのにその手を自分の事情で振り払うなんて許さない。もう一度聞くよ、スザク…君は何者なんだ?」

 

「!?僕は…ユフィの騎士だ。」

 

「答えは出てるんじゃないか…今度は守り切って見せてよ。ユフィの騎士、枢木スザク。」

 

「すまない。揺れてしまって…」

 

「いいさ、友達だろ?」

 

「そうだね…友達だ。」

 

そうだよスザク。

僕の様になってから後悔しても何も取り戻せないんだ。

やり直すチャンスが出来たんだ。

だからーーーー。

 

今度は死んでも守って見せてよ。

 

「それで?この後の段取りは?」

 

カレンが話が終わるのを見計らい質問をして来た。

少し熱くなってしまったから第三者から話を振って貰えると本当に助かる。

本当に大人気ない。彼よりも長く生きている自分が説教を垂れるなんて一気に老けた気分だ。

 

「ありがとう、カレン。この後は僕のナイトメアで紅蓮を抱え脱出。スザクが僕を追い出撃する。その後ユフィと合流し騎士団の前で正体を明かし全国ネットでユフィがテロの事実と特区日本の宣言をする。」

 

「僕は君を追えばいいんだね?」

 

「何なら攻撃しても構わなよ。」

 

「馬鹿なこと言ってないでいくわよ!」

 

何故かカレンが先頭になってしまった。

おかしいな、さっきまで主導権は僕が握っていたのに…

格納庫に着くとカレンは足を止めた。

整備士だけでなく兵士が多数いたからだ。

兵士とは別に紅蓮を興味深そうに見ている二人がいる。確かスザクの上司のロイドとセシルだ。

 

「やっぱり、格納庫には兵がいるわね…」

 

「ああ、でもその条件はこれでクリアされる」

 

ドカーンッ!!

 

突然、爆発が起きた。

ライが武器庫と牢屋に仕掛けた爆弾を爆発させたのだ。

 

《爆破箇所は第七第八ブロック至急応援に迎えテロリストが潜入した可能性有り!!繰り返す!ーーーー》

 

兵は殆ど居なくなり手薄になった。

この人数なら僕一人でやれる…

ロイドとセシルは面識があり対話が出来そうだ。

 

「ねぇ、ライその喋り方ルルーシュみたいで違和感あるからやめて。」


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