コードギアス LostColors -LastR2-   作:久遠寺バター

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アッシュフォード学園に復学してきた枢木スザク。
また、同時に中華連邦からアッシュフォード学園に直接転校したライ。
そして、ライはライアーとしてスザクと初めて対面した。
そこで彼はルルーシュへの注意と警戒を緩くする為に仮面を脱ぐ決断をする。この行動が後々どんな反響を呼ぶかはわからない。


TURN3 復学生と転校生

次の日、アッシュフォード学園の教室。

この教室にはルルーシュと生徒会のメンバーが在籍しているのだ。

 

「本日付けを持ちまして、このアッシュフォード学園に復学する事になりました。枢木スザクです。よろしくお願いします。」

 

自己紹介を終えるとあちこちから

ゼロを捕まえたあの枢木!?

白の死神の!

など彼の評価は高いようで最後にナイトオブセブン様と言う声まで聞こえる。

なるほど、僕がこの一年寝る間も惜しんで過ごしていたのと同様に彼も実績を積み上げて来たのだろう。

 

「ん?君転校生?」

 

廊下で入室のタイミングをうかがっていると目の前にミレイ会長が現れた。

 

「はい、そうです。あなたはミレイさんで間違いありませんよね?」

 

「ええ、私はミレイだけど。んー君。どっかで会ったような気がするんだよねー」

 

僕と話している間にスザクと生徒会メンバーの声がしてきた。

 

「久しぶりだな、スザク」

 

「ルルーシュ、会えて嬉しいよ。」

 

「ほーんと!出世したよなー!!」

 

「スザクくん、久しぶり!!」

 

リヴァルやシャーリーもスザクに話しかけているようだ。

 

「あ、ごめん!また後で!!」

 

それを聞いたミレイさんは急いで教室のドアを開ける。

そして、笑い声が響き渡る。

さて、そろそろ行こうかな…

 

「失礼します。」

 

一緒で笑い声が止みみんなが一斉に視線を向ける。

 

「私は中華連邦の蒼き騎士、ライアーヴァルフェイトと言います。本日よりアッシュフォード学園に転校してきました。短い間か長い間かわかりませんがどうぞよろしく。」

 

「会うのは初めてだね。ライアー・ヴァルフェイト。」

 

スザクが前へと歩いてくる。

 

「そうですね。枢木卿。」

 

「何故、転校してきたのかは今は不問にするよ。だけど、生徒になるならその仮面は取ったらどうかな?」

 

転校の真意は不問にする代わりに仮面を取れと請求してくるスザク。

ここで取って周りに動揺を誘うか?

いや、足りない。

僕の顔を知っているのは生徒会メンバー以外殆ど居ないはすだ。

ならば…

 

「それもそうだな。なら、数日後企画される枢木卿の歓迎会で仮面を外してやるとしよう。」

 

「そうか、なら歓迎するよライアー」

 

「ありがとう、枢木卿。」

 

「スザクでいいよ。ここではお互いただの生徒だから」

 

「では、よろしくスザク。」

 

そう言って握手を交わした。

恐らく今はルルーシュの事で頭がいっぱいなのだろう。

 

「では、ライアーは…一番後ろの席に座ってくれ」

 

「わかりました。」

 

さて、掴みはできた。全てが動くのは歓迎祭だ。

恐らく枢木卿やヴィレッタからブリタニア側にも情報が行くだろう。

 

「正気か?」

 

中華連邦の大使館に帰った僕は星刻に報告をした。

 

「うん、多分これが一番いいと思うから。」

 

「顔を晒したら狙われるのではないか?」

 

「だからだよ。僕はクローンって事にする。そうすれば結果としてライかもしれないと言う疑念も消せる。」

 

「しかし、それで信じないものたちがいるだろう。」

 

「そう言った時のための教団の存在と僕の記憶さ。それに、僕の方に注目がいった方が君にとっては都合がいいだろ?」

 

僕はこの一年で記憶を思い出した。

そして、ギアス教団の事も、ライゼル。狂王だった時の記憶も。。。

 

「はぁーわかった。ライ、君に任せる。ユフィーナの件はどうするんだ?」

 

「ユフィの仮面を外すのはまだ先だよ。ユフィは全てがひっくり返る場ができるまで待ってもらう。」

 

「わかりました。私の命運はライに任せますわ。」

 

「ありがとう。でも、もし嫌になったり苦しかった時は無理しないで。」

 

そうして話し合いは終わった。

さて、明日からどう動くのか楽しみだよ。

ライはニヤリと笑窓を見つめる。

その姿は昔の狂王に少し似ていた。

 

数日後、本当に歓迎会が行われた。

 

「にゃーーーー」

 

スザクの猫の真似?から歓迎会が始まった。

それにしても、物騒だね。

何人も軍人が紛れている。

情報通りにナイトオブラウンズも2人。

ナイトオブスリー…ジノ・ヴァインベルグ。

ナイトオブシックス…アーニャ・アールストレイム。

ラウンズが日本に三人いるというのは恐らくゼロの復活が起因しているのだろう。

ブリタニア側がここまで動いているのだ。

神出鬼没なC.Cは巨大ピザと聞いて来ない理由が無い。

なら、彼女の捕獲に黒の騎士団も動くだろう。

 

「待つんだ!アーサー!」

 

「スザクくん、もうすぐ時間なのよ!!」

 

目の前をアーサーとスザクそしてそれを追うようにミレイさんが走って行った。

 

「これはいいタイミングだな。」

 

ライは資料を拾いコックピットに入った。

するとそこにジノとアーニャが通りかかる。

 

「あっはははは!庶民の学校は面白いな〜」

 

「記録。たくさん。」

 

時間を見るともうすぐ機体を動かす時間だ。

少し早いが弄られると面倒なので機体を起動させた。

 

キュイイイーン。

 

「おお!庶民の学校ではナイトメアがあるのか!行ってみようぜ〜」

 

「巨大ピザ…記録。」

 

少し行くとルルーシュとシャーリーそれと何やらキモ可愛い着ぐるみがもめていた。

そしてそこにミレイさんとスザクが合流したところらしい。

 

「これがトマトだな。」

 

「その声、ライアーか!!」

 

「その通りだよ、スザク。僕は巨大ピザを作った後に例の約束を果たすつもりだ。」

 

「例の約束。…ああ!スザクくんと約束した仮面を取るってやつ!」

 

シャーリーの言葉にキモ可愛い着ぐるみが反応した。

まさかな。

 

「では後ほど、会場でな!!」

 

キュイイイーン。キーーーーンッ…。

 

「おい!待て!!」

 

ナイトメアの後ろをルルーシュ、着ぐるみ、シャーリーが追ってくる。

ふと目の前を見るとアーサーが走っている。

まぁルートは変えられないからな。

しかし古い機体だ。

ルートも良し。

ここら辺でトマトを振るっと

 

ガコン!ガコン!

 

「あれ?なんか異物でも入ってるのかな?」

 

俺はゼロの携帯に電話をかける。

 

「ゼロ、まさかとは思うがトマトコンテナの中に人が入ってたりするのか?」

 

「ライアー、やはりお前!!」

 

「貴様の質問は一切受け付けない。答えだけ教えろ。」

 

「くっ。そこには女子生徒が一人入っている。」

 

「嘘だな。女子生徒なら貴様があそこまで焦る事はないはずだ。恐らく黒の騎士団の幹部で公に顔を出せないC.Cがいるのだろう?」

 

「そこまで分かっているのなら何故連絡をする。」

 

「貴様の事だ。策はあるのだろうから心配はしないが歓迎会が駄目になるのはいささか予定が狂うのでな…C.Cの件は了解した。」

 

これでルルーシュも広場に行くだろう。

僕はルートを外し機体を止めた。

 

「C.Cいるんだろう?」

 

ンバッ!!

 

「お前は中華連邦の。」

 

「話は後だ時間がないのでな。」

 

コンテナの横に取り付けてあるアームを使いC.Cを引き上げるとそのまま下ろす。

巨大ピザは中華連邦の敷地に一切れ持ち帰れるようにするから目立った行動はするな。と釘を刺しておいた。

恐らく広場には報道記者も来ているだろう。スザクはどんな顔をするのか、ルルーシュはどんな顔をしてくれるのか。。。

 

そんなことを考えていると広場が見えてきた。

 

「おおっーと!!きました。ナイトオブセブン、枢木スザクーーー」

 

「リヴァル!そいつに乗っているのはスザクじゃない!」

 

「ええ!?マジかよ。じゃあ誰が?」

 

「今にわかる。」

 

トマトをピザ生地にかけ終えると細切れのチーズをふりかける。

これで少し焼けば完成だ。

 

「ほほっ!スゲえな。あのクラシックナイトであそこまで細かく動かせるのか!!」

 

「…記録。」

 

ナイトオブラウンズも揃ったようだ。

さて、ここからが本当の始まり。

王を孤独にさせない為の…過ちを繰り返させない為の僕の物語の始まりだ。

 

ライは巨大ピザの前にナイトメアを移動させ一回転させ止まった。

そしてハッチを開けナイトメアの上に飛び乗った。

 

「なんと!中で動かしていたのは中華連邦の仮面の騎士。ライアー・ヴァルフェイトだー!」

 

「ほーぅ。彼が噂の中華連邦の蒼き剣か。」

 

「変な仮面…記録。」

 

ライがナイトメアの上に立つと多くのカメラがこちらを向いた。

そして教員や生徒の注意もライに向けられている。

あちこちで歓声と拍手が鳴り響く。

 

「ありがとう。私、ライアー・ヴァルフェイトは、友との約束により今から仮面を外そうと思う。」

 

「おーと、素顔を見たいと生徒の誰もが思っていた。ライアー・ヴァルフェイトが仮面を取ると宣言!これは目が離せない!!」

 

リヴァルが会場を大いに盛り上げる。

その姿を生徒に紛れて着ぐるみを着ているカレンも見ていた。

 

「(ライ…あなたなの…)」

 

知りたいけど知りたくない。そんな矛盾が彼女の心をかきむしる。

そんな彼女の思いを知ってか知らずか、ライは仮面に手をかけゆっくりと外した。

 

………

 

皆が沈黙した。

いや時間が止まったのかもしれない。

 

「まさか…君は…ライなのか?」

 

最初に口を開いたのはスザクだった。

 

「ライが生きていたのか!?」

 

「おいおい、嘘だろ?」

 

「ライ君が生きていたなんて。」

 

生徒会メンバーが次々に口を開き声を上げる。

 

「(ライが生きていた…?)」

 

カレンは何も考えられず。彼を見つめる事しか出来なかった。

 

「な、なんと!!ライアーはライだったのか!?」

 

「「きゃーーー」」

 

真実を知らない学生たちが黄色い声を上げる。

これ以上は収拾がつかなくなるのでナイトメアから降りリヴァルの元へ向い、マイクを受け取る。

 

「改めて中華連邦の蒼き騎士、ライアー・ヴァルフェイトと申します。短くも長いこの期間どうぞよろしく。」

 

ドンッ!ドンッ!ドンッ!

 

後ろから花火が上がる。

こうしてスザクの歓迎会の一大イベントが幕をとじた。

しかし、歓迎会は後夜祭まで用意されておりしばらく拘束されることに。

ピザは中華連邦の仲間にも分けたいと言うことでトラックで運ばせた。

 

「あ、あの!!」

 

振り向くと紫色の髪の子が僕の目の前にいた。

 

「私に何かようかな?」

 

「あ、あの…その…わ、私と踊ってください!!」

 

後夜祭では広場でペアでダンスを踊るイベントがありその相手を申し込まれているようだ。

ライは持ち前の美男子スキルを全開にして答えた。

 

「ええ、私で良ければ。」

 

「ありがとうございます!」

 

彼女に手を引かれ広場へと向かう。

中ではもうダンスは始まっていて、ミレイさんはナイトオブスリーと

リヴァルは知らない女子生徒とダンスを踊っていた。

この現場にはスザクとルルーシュはいない。

恐らく何処かであっているのだろう。さて、どうなるかな。

 

「さぁ、私たちも」

 

ダンスというより曲と雰囲気を楽しむ為のものに近いもので、

なんともゆったりしていた。

 

「私、ミランダと言います。クラスはライアー様の隣のクラスでーー」

 

ミランダという紫色の髪の子は自分の事を話しはじめた。

そう言えば昔、よくカレンに怒られたっけな。「あなたはモテるんだから気をつけて!」少し嫉妬も混じっていたが彼女の姿は愛おしかった。

 

「はぁーもう少しで終わってしまいます…」

 

ミランダの声で現実に引き戻される。

どうやらダンスパーティーの終わりを意味しているらしい。

 

「なら、もう少し楽しもうか」

 

ダンスのテンポを上げターンや密着させる技を駆使して周りを魅了する。

最後はジャンプ、ターン、大ジャンプ、お姫様抱っこで曲が終わった。

ミランダを降ろすと目を輝かせて

 

「とても素晴らしい時間でした。また、機会がありましまらーそのーー」

 

「ええ、こちらこそありがとうございました。」

 

僕の返答を聞くなり彼女は走って人混みに消えていった。

ふぅと一息ついたその時、あの感覚を感じた…

 

誰かがギアスを発動させたのか?

ルルーシュの絶対遵守のギアスではない。この長い波長は…あのイレギュラーか。。。

誰かにギアスをかけているのかはわからないがここに居ない面子を考えるとスザクとルルーシュとロロか……

ゼロを、ロロを護った件を考えるとロロはスザクにギアスをかけている可能性が高い。

彼の行動の動機はなんなのだろうか……




スザク、そしてルルーシュがライアーの素顔を知らせ
更にライではないとだけ言うライアー。
この疑心が彼のプロットにどう影響するから次回!!
次はミレイ会長とユフィのifを載せます。
まぁ外伝だと思ってください。「If TRUN○ √○○」と表記しますのでよろしくお願いします。

遅れてすいません。
少し仕事が大変になってきてしまいました。

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