私に先生は荷が重すぎます!   作:朱汰清家

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会議

「それではアビドスの定例会議を始めます。議題はもちろん、どうやって借金を返済するのか。本日は先生にもお越しいただいています」

「みんな、よろしくね」

 初めての定例会議。きっとあのセリフが聞けるのだろうと思うとわくわくする。

「よろしくお願いします先生。皆さん、いつもより真面目な議論をお願いします」

「うへー、それじゃあいつも真面目に議論してないみたいな言い方じゃん」

「ん、どんな時でも私たちは真剣」

「そうですよ。心外です」

「いや。あながち間違ってないでしょ……」

 セリカの鋭いツッコミに元凶三人は知らんぷり。アヤネだけが苦笑を漏らしていた。

「それでは議論を始めます。何か意見がある人は挙手をお願いします」

「はい! はい!」

 最初に手を挙げたのはやっぱりセリカだった。

「それでは黒見セリカさん、お願いします」

「……やっぱり堅苦しくない?」

「い、一応会議ですし。それに今日は先生もいるので……」

「たまにはこういうのもいいんじゃなーい?」

「はい☆ 新鮮で楽しそうです」

「ん、面白そう」

「せ、先輩たちがそういうなら……」

「では気を取り直して黒見セリカさん、発言をどうぞ」

「私のセリフ……!?」

「先生まで!? え、えっと。とにかく! いま私たちの学校は破産寸前の状態! このピンチを変えるにはいままでみたいに指名手配犯を捕まえるだけじゃどうしようもないの!」

「それはまあ、確かにねー」

「だからここで一発逆転の一手を打たないといけないの!」

「それはいったい、どんな方法なんです?」

「これよ!!」

 そういってセリカは一枚のチラシを自信満々に見せびらかした。そこには「ゲルマニウム麦飯石ブレスレットであなたも一攫千金」とでかでかと書かれた一文が強調され、周りには「今までと自分とはおさらば」だとか「みんなで幸せをつかもう」だとかこれでもかと怪しい文言が乗っていた。

「このゲルマニウムブレスレットを周りの三人に売れば運気がアップ! これで一気にお金を稼いで借金なんかすぐに返済しちゃおうよ!」

 ものすごい笑顔で語るセリカ。けど、周りの反応はどこか困ったような雰囲気だった。というか私もこれはさすがにどうかと思う。純粋ってレベルじゃないよ。

「セリカちゃん。却下」

「――えッ!?」

「それマルチ商法だよ、セリカちゃん」

「儲かるわけがない」

「そもそもその鉱石と運気が関係しているという根拠はどこにあるのでしょうか……」

「そっ、そんな! 私二個も買っちゃったんだけど!?」

「悪い大人に騙されちゃったんだねー、セリカちゃん。気を付けないと人生取り返しがつかなくなっちゃうよー」

「そ、そんなぁ……」

 みんなにボロクソいわれて涙目になるセリカ。なんとかフォローしてあげたいけど、フォローのしようがない。

 その後も会議は続き……。

「他校のスクールバスをジャックして強制的にアビドスに転校させちゃおう」

 だとか。ほかにも……。

「アイドルをやりましょう! 廃校の危機に陥った学校を救うにはこれしかありません!」

 さらに。

「ん、銀行を襲う」

 シロコの口からとうとう聞きなじみのある言葉が出てきた時には少しテンションが上がった。感情が顔に出ないようにするのが大変だった。……冷静に考えて聞きなじみがあったらダメでしょこの言葉。

 そしてこの会議の結末にはアヤネがぶちぎれてみんなを追いかけまわす鬼ごっこが始まった。結局アヤネはみんなを捕まえられなかったけど、はたから見ていてみんな楽しそうだった。

 

 

 

「それじゃあアタシ、バイトがあるから」

「頑張ってください、セリカちゃん」

 荷物をまとめ帰宅の準備を終えたセリカ。その様子に周りもなんてことないかのように応援をする。

「なんのバイトしてるの?」

「そっか、先生は知らなかったよね」

 私の質問に最初に反応したのはホシノだった。

「柴関ラーメンてお店でバイトしてるんだ。そこのラーメンがすっごくおいしくてさー。私たちもよく食べに行ってるんだよねー。何より配膳してくれる店員さんがすっごくかわいいし」

「確かに、可愛いセリカ目当てでお店に訪れる人も少なくはない」

「はい。一生懸命頑張っている姿を見ながらラーメンを食べるととってもおいしく感じます☆」

「ちょっとホシノ先輩!? 先輩たちもなに言ってっ!?」

 まるで自分のことのように自慢するホシノたちにセリカはちょっとばかし照れくさそうに怒っている。

「へー、私も行っていい?」

「え!? なんで!?」

「セリカちゃんのバイト姿に興味が湧いちゃった! それにちょうどお昼時だし、ラーメン食べたいなって」

「確かに私もお腹が空いてきちゃいました☆」

「それじゃ、みんなで行こっか。もちろん、先生の奢りでね」

 唐突なホシノの無茶ぶりに思考がフリーズする。

「えっ……!!??」

「ご馳走様、先生」

「ありがとうございます! 先生!」

 ここぞとばかりにみんなが乗っかってくる。やられた。生徒の頼みは断れない。

「ふ、ふふふ。みんな、好きなもの頼んでいいよ」

「わー☆ 太っ腹ですー!」

 お金、足りるかなぁ……?




すごく良いイベントでしたね。
ただ、潜入ミッション難易度高くありません?
なんとが全部クリアしたけどかなり時間がかかったよ。
とくにスミレとワニ。
スミレはかなりホラーだったし、広間から抜け出すのかなり苦労したよ。まあ、バグなのか使用なのか捕まったら回復と永久的にリベンジ出来たし。回数をこなしてクリアできたけどさ。
でもさ、ワニはマジで鬼畜過ぎない?
一切の無駄排除しないとクリアできなかったんだけど。
いや、ラストだし最高難易度になるのはわかるし、距離も短かったからちょうどいい難易度だったかもしれないけどさ。
いくら何でも猶予がなさすぎでしょ。
もうちょっと手心というものをですね。
……まあ結局楽しめたからオールオッケーですけどね。
マジでこの後のデカグラマトン編が楽しみすぎる。
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