11時を回る少し前の夜、本来閑散としているはずのトリニティ総合学園。
しかしその学園の敷地内では現在正義実現委員会が警戒しながら見回りをしている。
そして学園の敷地内に入れるすべての門には数多くの正義実現委員が銃を携え待機していた。
「……本当に襲撃なんて来るの?」
「さぁ? でもティーパーティーの命令だし」
「ねむーい ねてていい?」
「ダメに決まってるでしょ! しゃきっとしなさい!」
夜遅くということもあり眠そうにしている生徒もちらほらといる中、正義実現委員会の委員長と副委員長のツルギとハスミはこの学園で最も広い門である正門で待機していた。
「ツルギ、本当に来るのでしょうか?」
「…………私たちは命令に従うだけだ」
ティーパーティーからの命令で急遽襲撃に備えるために駆り出された正義実現委員会。だがいつ襲撃が来るのか、どこから来るのかまるでわからず、交代しながらではあるものの数時間待機したままの現状から不満の声が出てくるのは仕方がないことだった。
ツルギもハスミもナギサを疑っているわけではないが、多少の不満を抱えながら警戒し襲撃に備えている。
静かな夜の音に耳を傾けながら待つこと数十分後、ツルギの体がびくりと震え正面を見据える。
「――きた」
「ツルギ……?」
ツルギにつられハスミも正面を見据えるが闇夜が濃くよく見えない。そんなとき通信機から連絡が入った。
『――ハスミ先輩! 正面から敵影が!』
「! 数は!?」
『30……40……50……まだまだ増加中です!』
『こちら第五ゲート! 同じように敵影を確認!』
『第二ゲートにも多数の敵影が!』
各地から次々と上がる敵影の報告。
「次から次へと……っ」
やがて闇夜から数えきれないほどの集団が姿を現しハスミも視認する。
「な……っ! あれはミメシス!?」
それは先の事件で記憶に新しいユスティナ聖徒会だった。
「なぜまた……っ! いえ、今はそんなことを考えている場合ではありませんね」
ハスミは手早く思考を切り替え襲撃してきたミメシスを迎え撃とうとする。
「総員! 戦闘準備!」
ハスミの号令で全員が銃を構える。そしてハスミが戦闘開始の号令をかけようとしたその時の事だった。
突如トリニティ総合学園に響く爆発音。
「――爆発!? いったいどこで!?」
『確認します!』
どうやらハスミたちの近くではないようで、爆発した場所も被害もわからない。
「いったい何が?」
「どこが爆発したんだろ?」
「たぶんあっちの方だよね?」
そしてそれは不安を呼び、この場の正義実現委員はざわざわと動揺をあらわにする。
『――判明しました! 爆破された場所はミカ様が幽閉されている部屋です!』
「っ!? ミカ様の安否は!?」
『ご無事です! ですが現在多数のアリウス生徒に襲われ交戦中!』
「救援に向かえる人員は!」
『学園内を哨戒していたものを集め向かわせていますが人数が足りません! 他の場所も戦力をさく余裕がないとのこと!』
「――くっ! ティーパーティーの戦力は!」
『先ほどの爆発で目覚めた大勢の生徒が寮を飛び出そうとしそれを止めるのに手一杯とのことです!』
まさか敵の狙いがミカだとは思いもよらずハスミは動揺をあらわにし冷汗をかき、深く考え込んでしまう。
そんなハスミを見かねツルギがハスミに声をかける。
「ハスミ、お前たちはミカ様の方へ行け」
「ツルギ!? ですが!」
「ここは私一人でどうにかなる」
ツルギは正門から侵入しようとしてくるミメシスたちをにらみつける。
その数は数えきれないほど。だがそれだけならツルギ一人でも問題はなかっただろう。
問題なのはミメシスを率いるように先頭に立ち二つの重火器を片手で携える一人のミメシス。その立ち姿だけでただものではないのが伝わってくる。
そして逆にミメシスの最後方で佇んでいる一匹の怪物。その怪物はミメシスの三倍以上の巨体を持ち、顔がなく、巨大で長い手をゆらゆらと揺らしている。
あの二体は先の事件では確認されなかった存在であり、強さも弱点も何もかもがわからない存在だ。
「急げハスミ、ミカ様をお守りしろ」
「――っ! わかりました!」
ハスミがメンバー全員を連れミカの救出に向かいツルギ一人だけがその場に残る。人数差だけで見れば圧倒的な戦力差だ。
「……キヒヒ」
けれどツルギの顔には恐怖などは全くない。むしろにたりと狂気的に笑いこの現状を楽しんでいるようにも見える。
「キャハアアアア!!」
聞いたものすべてを震え上がらせるような恐ろしい笑い声をあげながらツルギは単身ミメシスへ突っ込んでいった。
「…………セイアちゃん」
薄暗い監獄の中、ミカは部屋の隅で一人膝を抱えていた。
セイアが目覚めなくなってしまったことはミカの耳にも届き、ミカを責める心無い誹謗中傷も聞こえてくる。
「どうしてセイアちゃんがこんな目に……」
セイアが目覚めない理由はわからないが、何かしらに巻き込まれたことだけはわかる。
なぜこうまで自身の周りの人たちがひどい目に合わないといけないのか。
『決まってるでしょ? 全部私のせいだからだってこと』
また聞こえる自身の声。幾度となく自分を責める声。
耳をふさいでも自身の内側から聞こえてくる声には効果はなく、少しずつミカの心を傷つけていく。
『アリウスが無関係だと思うの? どう考えても関わっているに決まってるじゃん』
そんなわけがないと否定することが出来ない。なにしろ何も知らないのだから。
『逆にそうじゃなかったら誰がこんなことをすると思うの?』
わからない。でもアリウスの仕業だと決めつけるのはまだ早い、と思う。
『こんなところでじっとしているだけで罪を償えると思うの?』
罪の償い方は知らないけれど、ここで衝動的に動いてもナギサや先生に迷惑をかけるだけだ。
『そもそも先生を傷つけたサオリを見逃していいの?』
許せない、けど先生はそれを望んでない。
そんな風に自問自答を繰り返しているとミカの耳に足音が聞こえた。それも音をたてないよう静かに歩くような足音が。
「こんな時間に……?」
ミカは立ち上がり警戒して扉の向こう側を見据える。足音はミカの部屋の前で止まり、扉が少し開かれる。
「……だれ?」
声をかけるが開かれた扉の向こうから声は返ってこなかった。その代わり、小さな何かが開かれた扉から転がり込んでくる。
その何かを見た瞬間ミカは背筋が冷えあがる。
「――っ!?」
ミカはとっさに壁を破り、外へと飛び出した。その瞬間監獄は爆破され衝撃と熱がミカの背中を襲う。
地面に打ち付けられ、コンクリートの上を転がり、生えていた木にぶつかる。
「……いたたっ。なんなの急に……っ!?」
状況を確認する間もなく今度は四方八方からの銃弾の雨がミカを襲う。
「めんどくさいなぁ……っ!」
ミカは銃弾を意に介さず立ち上がり、自身を襲う襲撃者たちの姿を探したところどうやら茂みに隠れながら攻撃を仕掛けてきているようだった。
「しょうがない……なっ!」
ミカは後ろにある木を片手で引っこ抜き、そのまま銃弾が飛んでくる茂みへと投げつけた。
投げつけられた木が茂みを襲う瞬間、数人の人影が茂みから飛び出す。その瞬間を逃さずミカは駆け出し、一瞬でその人影との距離を詰め、そして右手で胸ぐらをつかみ持ち上げる。
「ぐ……っ!」
「……へぇ、あなたたちなんだ」
月明かりに照らされたその人影は白いコートの上に防弾ベストをつけ、ガスマスクを装備したアリウスの生徒だった。その事実にミカはやっぱりと納得する。
「まぁ、そうだよね。ヘイローを破壊する爆弾なんて持っているのあなたたちしかいないよね」
ちらりと先ほどまで自身がいた監獄の部屋に目を向ければ、そこはとても風通しの良い開放的な部屋にリニューアルされていた。
「で? なんで私を襲ってきたの?」
「……教えると、おもうのか……っ!」
「……ふぅん?」
直後ミカの背中を銃弾が襲う。顔だけ振り返ってみればそこには銃を構えたアリウスの生徒たちが大勢いた。
「……その程度の人数で私を倒せるとでも?」
「そんなわけないだろう……っ」
捕らえられたアリウス生徒がそう言うと、闇夜の中からわらわらと現れるアリウス生徒たち。その数は数えるのが億劫になるほど。
「いくら聖園ミカと言えでもこの人数を相手にできるわけがない!」
リーダーと思わしき生徒が部下を鼓舞するように声を張り上げ叫び、周りの生徒たちもそれに呼応するように銃口をミカに向けた。
「……ほんと、めんどうだなぁ」
ため息をつきながらつかんでいたアリウス生徒をそこら辺に投げ捨て拳を構える。
「銃がないから手加減できないけど、いいよね?」
とうとうパンデミックの復刻ですね。
これは私服フウカ実装されるでしょう。
ですけど悲しいですね。
ハフバガチャで石が消えたので引けません。
ここは見送るしかありません。
残念ですね。
でも、しょうがないですね。
小物界の大物、小森スミカとかいうすほそ性癖ドストライクなキャラが登場したんだもん。
可愛いよね。
頭撫でてあげたいよね。
高い高いしてあげたいよね。
スカートめくりして思いっきり赤面させたいよね。
てかさぁ! あのセーラー服の下って絶対黒ビキニだよねぇ!
しかもあんだけ細いなら布面積も少ないでしょ!
つまりスミカはマイクロビキニを着ている!
このことからスミカはドスケベということがわかる!
Q.E.D.証明完了!