金剛のヒーローアカデミアカッコカリ   作:海江山風

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金剛の個性説明的な回です。


11話

 個性把握テストが終わった日の夜、深夜1時を過ぎても私は寝付けなかった。とりあえず水でも飲みに行くかと思いベットから出る、給水機があるリビングに向かう途中いつも妖精さんたちが集まっている部屋の電気が付いていた。こんな時間までなにやっているのか気になり、部屋を覗くと吹雪妖精さんとアトランタ妖精さんが話し合っていた。何を話しているのかと扉に耳を澄ます。

 

『やっぱり早めに言ったほうがいいよ、自覚ある無しで変わってくると思うし』

 

『そうは言うけど、いつ話すの? admiralの根幹に関わることについてなんてそう簡単に話せないじゃん』

 

 admiral……? 提督って誰のことだろう? 

 

『それはそうですけど……。だからといってこのままって訳にもいかないですし……、司令官の中に居る深海棲艦に関しても現状維持……いえ、少しづつ抑えが効かなくなってきてますし』

 

『だから早めに話そうってことなんでしょ? あんたとあたし、現状2人しか純粋な艦娘いないんだから。それに……』

 

 深海棲艦? 純粋な艦娘? 分からないことが多すぎマス……。頭に疑問符を浮かべていると不意に扉が開いた。耳を澄ましていた関係上、扉に重心を傾けていた為倒れ込んでしまった。顔を上げるとアトランタがわたしを見下ろしていた。しかも大きさが妖精さんサイズじゃなく人間サイズだった。なんで? 

 

「もう聞かれてるしね。ほら、吹雪話すんでしょ?」

 

 吹雪は苦笑いした。

 

 

 

 アトランタに「とりあえず座りなよ」と促される。私が座るとアトランタは扉を閉め、隣に座った。

 

「色々聞きたいことがありますけど、1つだけ。あなたたちが言う司令官とは誰のことですか?」

 

 私がそう聞くと吹雪は、覚悟を決め口を開く。

 

「それは金剛さん、貴方のことです」

 

 me? 

 

「ええ、そうです。本来であれば違う個性を持って転生するはずでした。しかし、今は艦娘……戦艦金剛という個性を持って生を受けています」

 

「本来は個性であたし達艦娘出現させ指揮する、そんな個性だったけど、死んで魂となったadmiralはあいつとの繋がりが強過ぎたせいかfusionしたみたいで、歪な感じだったんだ」

 

「ですがあの時、深海棲艦と接触した。あの深海棲艦は司令官……あなたになにをしたかは分かりませんが、司令官を拠り所としている。つまり司令官の中に深海棲艦がいます、今は大人しくしてはいますがいつ活性化するかわかりません」

 

 あれ、夢じゃなかったのか……。それで? 

 

「深海棲艦と接触した事で、艦娘としての側面が強くなり口調や性格等が金剛さんに近づきました。ですので本来の個性の力が弱まりつつありますが……」

 

「今は自分がadmiralという自覚を持った、簡単に言えば2つ個性を持っている状態になったわけ」

 

 私が本当は提督かぁ……。だから2人とも妖精さんサイズじゃなくなったわけか。

 

「妖精さんモードと艦娘モードを切り替えれるようになったと思っていただければ。それでですね、司令官はあと3隻私達艦娘を呼び出せるのですが、一気に3隻ですと許容量を超えちゃいますので現状あと1人呼び出せます」

 

 ちなみに呼び出せる艦娘はランダムですか? なにか規則性とかあったり? 

 

「呼び出せる艦娘は固定ですね、司令官が生前第1艦隊に編成していた人たち……でしょうか。その人たちからランダムに」

 

 第1艦隊の子達かぁ……。誰編成してましたか覚えてないですね……

 

「admiralが編成してたのは旗艦に金剛、吹雪、あたし、球磨、龍鳳、古鷹ね。んで金剛、吹雪とあたしを除いた中で1人が呼び出せるわけだけど、あんたと一緒に戦えるのは艤装展開中は1人、平常時は2人までね」

 

 妖精さん状態だと全員ですけどねと吹雪が続けて言う。でも資材とかはどうするのですか? アトランタの時は長門さんに協力してもらってましたけど

 

「あれは司令官の協力がなかったので代用した感じですね。今なら司令官の個性を利用して呼び出せます。補給等も同様に」

 

 それじゃあ、お願いします? 

 

「了解しました! それでは建造します、作業はこちらでしますのでお休みになってもらってかまいません」

 

 なんか体からなにか出た感覚がしますね。それに眠くもなりました。任せますので私は寝ます。おやすみなさい、吹雪、アトランタ。

 

「はい、おやすみなさい。翌日には終わってますよ」

 

「Goodnight、admiral」

 

 

 

 翌日、起きると

 

「球磨だクマー。また会えたクマ」

 

 球磨がベッドに潜り込んでいた

 

 

 

 

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