金剛のヒーローアカデミアカッコカリ   作:海江山風

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戦闘描写難しいです。


13話

 班を決めるくじが終わり、今1組目の戦闘訓練が行われている。他の組がしている間、オールマイトと共に地下のモニタールームで観戦している。組み合わせは緑谷 麗日チームと爆豪 飯田チームなのだが

 

「緑谷と爆豪、なんかめっちゃ仲悪いじゃん? 大丈夫なんかね?」

 

「どうだろうな、流石に問題は起こさないと思うが……」

 

 あの2人に対して心配する声が上がる。爆豪君は緑谷君を目の敵にしているが理由については流石に知らない、中学の最後しか同じクラスじゃなかったし当人たちの問題だとあまり深くは踏みこんで行かなかった。そんな事を考えていると、葉隠さんが話しかけてきた。

 

「そういえば、1人で大丈夫なの? 妖精さんがいるからって先生は言ってたけど」

 

「問題ないデス。実は妖精さんにも種類があってみんなが見ている妖精さんたちは戦闘ができるんデスヨ」

 

 という事にしておく、実は2つ個性持っていることは秘密にしていくと吹雪たちと話していた。どんな風に? と聞いてくる葉隠さん、私の番になったら分かりますよと答える。一際大きな衝撃がくる、モニターを見ると爆豪君が大爆発を起こした様でビルに大きな穴が空いた。オールマイトが注意として再度同じ行動をしたら敗北にすると言う。爆豪君は舌打ちをし戦闘を再開する、そこからは爆豪君の一方的な攻勢が始まる。確保用テープを使わず、いたぶるような戦いだった。

 

「先生ッ! これ以上はまずいって! あいつ、殺しちまうぜ!?」

 

「いや……」

 

 オールマイトは迷っているようだった。あの海浜公園の一件で緑谷君を特別視しているとは思っていたが、ここから逆転するような展開を望んでいるようにも感じる。もう残骸でしかない前世の記憶によると彼は主人公だ、こんなことで終わるような人ではないが……

 クラスの子たちが心配そうに見る中、吹雪たちは見入るようにモニターを見ている。やがて戦いはクライマックスへと向かっていく。激情のぶつかり合いに変化したそれは、どんどん熾烈を極めていく。2人の拳がぶつかり合う直前、緑谷君が何かを叫んだ気がした。拳がぶつかるかと思われたが、緑谷君は拳がぶつかる直前に拳の行き先を天井に変えた。ドオッ、と拳から生じた衝撃波が天井を破壊した。突き抜けた衝撃が核兵器のある部屋の床を崩し、飯田君が驚いた隙をついて麗日さんが浮かんだ瓦礫を柱で打ち抜き、目眩しとかした瓦礫と共に直進する麗日さんが核兵器に触れた。

 

「……ヒーローチーム、WIN!」

 

 絶望に打ちひしがれた表情の爆豪君が妙に印象的に映った。

 

 

 

 

 ◯

 その後、反省会が行われ、次々と対戦が繰り広げられついに私の番となった。対戦相手は轟 障子チームとなっている、障子君が索敵し轟君がビルごと凍らせ無力化する動きをしてくる。ひとまずこちらの動きを悟らせないよう氷が貼り巡られたら行動を開始する感じでいくことにした。それまで吹雪とアトランタには肩で待機してもらい、初動を知るために偵察機を飛ばした。

 先の戦闘訓練でしたように障子君が索敵をしていると偵察機から打電が入り、その数秒後にはビル全体に氷が貼り巡られた。パキンと音を立て足に張り付いた氷を剥がす、この程度の氷じゃ足止めにもならない。2人がビルに入ったと打電が入る、そのタイミングで戦闘体制に入ったアトランタには核兵器の防衛を任せ、私と吹雪は下の階で2人を待つ事にした。

 しばらく経つと電探が反応を示す、部屋の外まで来ているようだ。そこに居るのはわかってることを言うと轟君が部屋に入ってきた。おそらく障子君と二手に別れたのだろう。時間稼ぎとして世間話をきりだす。

 

「どうですか? 学校が終わったら皆でtea timeでも……」

 

 轟君が床に手をつき、下から氷柱が生えてきた。反射的に一歩下がって氷柱を裏拳で砕く。その隙に轟君は私の横を通り過ぎようとしたが、核兵器のある通路から吹雪が蹴りを入れ初期の立ち位置まで戻された。

 

「……妖精さんとやらは上にいるやつだけじゃないのか」

 

「今の状態なら2人までは戦えマスよ? 流石に艤装を着けると1人だけになりますが」

 

「それでも十分厄介だ……な!」

 

 氷の壁を吹雪目掛け生やしていく、吹雪は咄嗟に横に避けたが壁で分断された。しばらくは合流できそうにない。

 

「……どうやらタイマンがお望みのようデスネ」

 

 床を蹴り、轟君に肉薄しようとするも氷柱が生え回避を余儀なくされる。氷の壁によって狭くなった部屋ではいつか回避ができなくなることは明白だった。あまり猶予はないと判断し、再度突っ込む。床から氷柱が生えてくるがそれを砕き直進する。もう少しで拳が届く距離まで詰めるがそれを嫌い私と轟君の間に氷の壁が生える。私は氷の壁を力を込めて殴った。氷の壁は砕け、轟君は驚きの表情をしている、しかし轟君はすかさず距離を離そうと後ろに跳ぶも、その跳んだ体に赤いペイント弾が撃ち込まれる、着弾した衝撃で壁に叩き付けられた。横を見ると氷の壁を砕き、砲身から煙を吹いている単装砲を構えた吹雪の姿があった。轟君は悪態をつきながら起きあがろうとしている。すかさず近づき拘束する。

 

「どっちも馬鹿力持ちかよ……!」

 

「このぐらいの氷で足が止まるようでは艦娘は務まりませんので」

 

『ヴィランチーム、WIN!』

 

 アトランタから制圧したとの打電が入ると同時に戦闘訓練は終了した。

 

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