——————————————————
◇
天空城塞“クッパ城”
黒雲が渦巻く青紫の虚空に、溶岩の赤光が城砦全体を照らす。尖塔には禍々しい亀の化物の装飾が不気味に施されており、数多の二足歩行の亀型モンスターの兵士が槍を力強くに握りながら立っている。
城内中央、玉座に君臨するのは巨大な亀の王“大魔王クッパ”である。甲羅に鋭くも命を刈り取るように尖った棘が生えている。
「ガハハハハハ。カメックよ、例の策はどうだ?」
クッパの声が、溶岩の泡立つ音を圧して響く。
青いとんがり帽子と青いローブを纏った二足歩行カメ型のモンスターが興奮した様子で近づいてきた。彼はクッパの部下である“カメック”という魔法使いであった。狡猾で残忍な心が彼の丸メガネを邪悪に引立てる。
「陛下!!次はこの手を使いましょう。ディープフェイクをさらに強化し、ヨルハの小娘たちの信頼を完全に破壊するのです!」
クッパはカメックの提案に笑い声をあげながら答えた。
「おお、カメック!お前の策はいつも素晴らしい。あの連中たちの“気高き人間様を守る”という下らぬ理念を利用し、ヨルハ部隊に更なる混乱を引き起こしやるのだ。」
カメック
「承知しました。この策でヨルハの小娘共の意識を完全に操作し、司令部の指示に狂わせてやりますよ。」
カメックは魔法の杖をくるりと回した。杖の先端の石が不気味な青白い光を放ち、宙にホログラムを投影する。
新たなディープフェイクの映像を作成され始めたのだった。
-------------------------------------------
◇
第13衛星軌道上基地ヨルハ司令部のバンカーにて
無機質な白い壁に、モニターの青光が揺れる。
中央の司令室では、司令官“ホワイト”がメインスクリーンを見据える。彼女の声は、感情を抑えてるが、焦りのトーンが含まれていた。
「状況報告。二号含む4機のブラックボックス信号反応はどうなっている?」
返答の前に突然、メインスクリーンが点滅。そこに映し出されたのは、A2、四号、十六号、二十一号の4機だった。
『『『『人類に栄光あれ!!私たち4機は一同になって、この地球のため、人類のために命を捨てる所存です!!人類に栄光あれ!!人類万歳!!』』』』
モニターに映る彼女たちの姿は、明らかに操られている様子だったが、その声は力強く、誇り高く響いていた。そして、人類軍のアンドロイドの象徴である動作である”左手を胸に”当ててた。
司令官ホワイトは愕然とし、すぐにその真偽を疑った。
司令官
「・・⁉︎これが本物なのか・・⁉︎それともクッパの仕業なのか・・⁉︎」
即座に側近でオペレーター統括している双子型の女性アンドロイドの“フタバ”と“ヨツバ”が指を動かす。
フタバ
「この映像は…ニセモノの可能性があります!彼女たちが本当にそう言ったのかは分かりませんが、信じることはできません!」
ヨツバ
「彼女たちがこんなことを言うなんてありえません。何かの罠の可能性があります!!」
司令官
「すぐに確認を!二号たちにコンタクトを取れ。状況を把握する必要がある!」
フタバとヨツバは急いでコンソールを操作し、A2たちとの連絡を試みるが、またしても接続できない。
フタバ
「駄目です!繋がりません!」
司令官
「この混乱を利用されている・・‼︎私たちはクッパの策略に踊らされているのか⁉︎」
一方、天空城塞では、クッパとカメックが満足そうに計画を練っていた。
「さあ、次はこの状況を利用して、小娘たちを地球に“いるはずも無い敵”を倒すために動かしてやるのだ。信頼を完全に揺るがせ、ヨルハ部隊をワガハイの手中に収めてやるぞ!」
カメック
「了解しました陛下。小娘たちがどんな行末をたどるのかが楽しみです!」
笑みを浮かべながらカメックは杖をくるくる回しながら振りかざす。
「仕上げにかかりましょう。」
地球上にいるA2含むヨルハ4機の通信端末に細工が施された。
司令部が彼女達の通信端末に連絡すると、特定のメッセージや音声しか流れないように細工がされるようになった。
------------------------------------------
バンカーにて
司令官
「とにかく彼女たち4機に連絡しろ!!」
司令官の命令が響き渡る中、フタバとヨツバは急いでコンソールに向かった。
フタバ
「全力で接続を試みます!これが成功すれば、彼女たちの無事を確認できるはずです!」
ヨツバも手元のコンソールを操作し、A2たちのスマートコンソールに信号を送り続けた。
ヨツバ
「今、呼び出しています…!どうか、繋がって!!」
その瞬間、スクリーンにA2たちの映像が映し出される。しかし、その映像はどこか違和感があった。
A2、四号、十六号、二十一号
『『『『 私たちは人類栄光のために命を喜んで捧げます!!人類万歳!本当に本当にありがとうございました‼︎ 』』』』
その姿や声は確かにA2たちのものだったが、その表情や動きは不自然で、どこか冷たいものを感じさせた。司令官はその異変に気づく。
「何なのだ・・これは…?本物のA2たちの声なのか!?ニセモノの可能性が高い…!」
フタバ
「陳腐なメッセージが繰り返されています!何か細工が施されています!」
ヨツバ
「すぐにこの不可解な通信を遮断する方法を探します!これが彼女たちの本当の意志でないなら、早急に救出しなければ!」
司令官
「急げ!私たちは彼女たちを助ける責任がある!」
一方、天空城塞では、城内中央のモニター越しにバンカーの混乱が映し出される。クッパは玉座で哄笑する。
「ガハハハハハ!!なんて粋な連中なのだ‼︎機械人形の織りなす舞台演劇を観てるかのようだ‼︎」
カメック
「上手くいっているようですね!!小娘たちは完全に私たちの意のままに操られています!」
クッパ
「このまま進めば、ヨルハ部隊はワガハイの手の中に落ちる。もっと混乱を引き起こし、小娘どもを更に深い絶望に落とし込むのだ!」
カメックは下卑た笑い声を出しながら、さらに魔法の杖をくるりと振り、ディープフェイクのメッセージを強化した。
すると、A2たちの通信端末から流れる言葉が変わり、より感情を煽るようなメッセージが流れ始めた。
『『私たちは命を捧げることで、真の人類の栄光を築かれ、我々のヨルハA型たちの使命は完遂されるのです!本当に本当にありがとうございました‼︎』』
バンカーでは、司令官たちが焦燥感を募らせながら、何とか彼女たちを救おうと奮闘していた。
司令官
「絶対に諦めてはいけない!彼女たちを救出するために、全力を尽くすぞ!」
------------------------------------------
地球では・・
A2は、通信端末から流れるメッセージに心を打たれ、無言でその言葉を受け入れていた。四号、十六号、二十一号もその言葉に影響され始めていた。
A2
「私たちは、人類を守る為に造られた存在…。それなら、その使命を全うするべきかと思います。」
十六号
「でも、司令部は私たちを捨てるような言い方をしているじゃねーか‼️本当にアタシら4機だけで戦うべきなのか?」
二十一号
「しかし、私たちに残された選択肢はこれしかないのかもしれません…。司令部が私たちに任務を続けろと言っているなら、それに従わなければ・・・。」
A2は、その言葉を聞きながらも、心の中で何かが引っかかっていた。この静けさ、自分たちが今立っている美しい海岸線。これから自分たちは生還不可の死の地へ向かうのでは無いのかと・・・。
しかし、仲間たちの決意を感じ、自分の中の葛藤を抑え込む。
A2
「私たちの命を捧げることで、人類の未来が守られるなら、それが私たちの役目です。私たちだけで任務を続行しましょう・・・。」
その時、再び通信端末からの音声メッセージが流れ始める。司令官の声だ。
『『君たちヨルハは、戦うために存在している。人類を守るため、命を惜しむことなく、前に進むのだ。君たちの犠牲が、人類の未来を作るのだ!』』
『『 人類に栄光あれ 』』
十六号
「クソッタレ‼︎私たちには戦いかしか許されてねーなら、最後までやってやるぜ‼︎」
二十一号
「司令部からの命令なのだから、私たちはそれに従い、進むしかありません・・‼︎」
四号
「それに私たちは新型機体だし、少なくともこの戦争で大きなキッカケを作る可能性を信じるしかないよね。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
A2たちの決意が固まる一方で、バンカーでは司令官たちがA2たちの危機を察知し始めていた。
司令官
「彼女たちが、敵の情報操作によって取り返しのつかない状況に進んでるのなら・・・今すぐ救出しなければならない‼︎クッパの罠に嵌まってしまう前に!」
フタバ
「まだ連絡が繋がりませんが、何か手がかりを見つければ、彼女たちを救う方法が見つかるかもしれません。」
ヨツバ
「急いで、何とか彼女たちの意思を取り戻す方法を考えましょう!」
バンカーでは、彼女たちのために奮闘する仲間たちと、地球にいるA2たちの運命が交錯し、ドラマが展開されていく。
司令部はこの危機から脱し、A2たちを救うことができるのか。クッパの陰謀が彼女たちの運命をどう変えていくのか、運命の歯車は静かに回り続ける。
クッパの陰謀は続き、A2たちと司令部との関係はますます複雑になっていく・・。果たして、彼女たちは真実を見抜くことができるのか?
ポッド042
「これにて“序章”は終了。次の“章”へ記録再生へ移行。」
もしもタイトル変えるなら、どれが良いか?
-
SUPER MARIO -YoRHa-
-
NieR:SUPER MARIO
-
スーパーマリオヨルハ
-
ニーアスーパーマリオ