スーパーマリオ〜ヨルハ真珠湾降下作戦記録〜   作:うぇいかた

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ポッド042
「警告。原作とは全く違う展開になる確率99.99%。」


第1章 真珠湾
Chapter8 「真珠湾」


 

 

 

司令部からの命令で「地球上に居る機械生命体との戦争を続行」を果たす為、A2たちは地上を歩いてた。

 

 

 本来の任務で着地する地点から大幅にズレて着地した海岸線。美しい砂浜と蒼い海、青々とした常緑樹の森が広がってる。

 

 

「ここは“真珠湾(しんじゅわん)”と呼ばれる場所ですね。真珠のような美しい海にあやかって“真珠湾”と名付けられた見たいです。」

 

ヨルハS型二十一号はスマート端末で周辺環境をスキャニングで解析してた。

 

 

「真珠湾ねぇ・・。私たちアンドロイドからしたら地名の意味なんて考えた事も無かったけど・・・。」

 

ヨルハA型四号は海を眺めながら、少し寂しそうに言葉を紡いだ。

 

 

二十一号

「現時点では機械生命体のエネルギー反応はありません。反応が無い以上、此処に留まっていては作戦の続行は出来ないので、移動するのが最案かと思います。」

 

 

A2

「えっ!?でも無計画に移動するのは・・危ないんじゃあ・・・。」

 

 

二十一号

「アナタ・・隊長なのですよ?何をそんな弱気な事を仰ってるんですか⁉︎」

 

 

十六号

「やめろって‼︎二十一号‼︎そんな詰めるなよ・・‼︎コイツだって今は情動の整理が出来てねーんだよ・・。」

 

 

四号

「・・・。とにかく・・こんな所で言い争いしても埒が開かないよ。」

 

 

A2

「・・・とにかく・・・もう日が暮れるし・・・何処か休める場所探して、明日行動しましょう・・・。」

 

 

 どうしても直ぐに地上の作戦へ続行の切り替えが出来ずに、気持ちを整理することを選んだA2。その提案に誰も反対しなかった・・。

 

 

「隊長命令なら致し方ありませんが・・・。アナタの弱気な情動で引き延ばしてるなら、それは軍務放棄になる可能性がありますからね・・。」

 

そう現実的な懸念を二十一号は口に出すけど、彼女も内心はA2の提案に安堵したようだ。

 

 

 そして、1時間ほど歩いて空の色が徐々に夕焼け色から暗い青紫に移り変わっていく。

地球へ降りて、初めて見る空色の変化。太陽が徐々に海の地平線の先へ沈んで行く・・。そして海面には夕日の光によって一本道のような形が描かれてた。

 

四号

「凄い・・綺麗・・・。これが夕焼けなんだ。」

 

十六号

「何だろうな・・この気持ち・・・。」

 

二十一号

「2人とも・・感傷に浸ってる場合では・・・。でも・・なんて美しい景色なのでしょうか。」

 

 

 

夕陽が彼女達4機を優しく包み込むように照らす。

 

 

 

「これが地球なんだ・・・こんな美しい場所で私たちはこれから機械生命体との戦闘をするなんて・・・。」

 

 

 美しく輝く夕陽とそれに照らされれて光の道を作ってる大海原を眺めて、A2はこの“美しく蒼き清浄なる惑星(せかい)”で戦闘する事に対して深い躊躇いを感じてしまった。

 

 

 4機はひたすら沈みゆく夕陽を茫然と眺めて、そして陽が沈み、空は青紫から青黒く変わっていく。その変化も彼女達にとっては初めて見る光景だった。

 

 

十六号

「すげぇ・・・。青空から夕焼けになったかと思ったら、こんな暗い色になりやがった・・。」

 

 

 そして陽が完全に沈み、夜空になり、あたり一面に満点の星が無限に広がる。そして月明かりが真珠湾を美しく照らした。

 

 

四号

「綺麗・・。この星空・・バンカーに居た時に見た宇宙の景色みたい・・・。」

 

 

二十一号

「地球から見る月ですか・・。あそこに我々が守るべき人類が居るのですね。人類はこの美しい場所に何千年以上も帰れずにいるんです・・。」

 

 

十六号

「アタシらは “人間様たちの帰る場所” を奪還する役割があるわけだな・・。この人数じゃ、それを出来るかどうかも分からねぇけどな。」

 

 

A2

「じゅ・・殉死した一号隊長や他のA型隊のみんなも生きてたら一緒にこの景色・・・うぅ・・うわぁぉぁ‼️」

 

 

 そして泣き崩れるA2の姿に3人は意見も反対もせず、ただひたすら茫然とするしかなかった。

3人も仲間達の死や司令部からの無謀な任務遂行命令に重くのしかかってたのだ。

 

 

 そして満点の夜空の中、歩いてると大きな樹木を見つけた。ちょうど良い大きな樹洞があり、4人が横になっても十分すぎる広さだった。周りの木々の枝が重なり合って屋根のみたいになっており雨風もしのげる空間となってた。

 

 

A2

「今夜はここで過ごしましょう・・。」

 

 

四号

「そうだね。こんな暗い中無闇に動くのも危険だし、ここで夜過ごすのが賢明かもね。」

 

 

十六号

「地球降下して初日にこんな場所で過ごすとはな・・。」

 

 

二十一号は携帯型センサー端末を取り出して

「この周辺も機械生命体の反応はありませんね。油断は禁物ですので、私たちがスリープモードに入ってる時でも、何かしらの反応があったらアラーム鳴るように設定してきます。」

 

 

そして4人は仰向けになり、木々の隙間から満点な星空を眺めながら、物思いに更けてた。

 

次第に四号と一六号が寝息が大きくなる。2人は完全にスリープモードに入ったようだ。

 

 

A2はずっと星空を見てた。

「あの空の向こうにバンカーが・・。私たちはあそこからこの地上へ降りてきたのね・・・。」

 

 

そして夜空の中に満月があり、月明かりが夜空を明るく照らす。

 

 

「これが地球から見る月・・・。あそこに人類が居て、この地球に再び還るために私たちアンドロイドは機械生命体と戦ってるんだ・・・。」

 

 

そう呟いてるとA2の目尻から涙が溢れてきた。

 

 

「一号隊長・・私はどうすればいいんでしょうか・・。」

 

 

今は亡き一号に対して、空に向かって語りかける。

自分が隊長として3機を率いて、これから逃れられない“機械生命体との戦争”に新型ヨルハ部隊として、この長年膠着であった戦況に決定打を与える役割を遂行できるかの不安がずっと付きまとう・・。

 

 

『『 二号、お前には無限の可能性があるんだ‼︎己を信じて突き進め。 』』

 

 

一号隊長の励ましが聞こえた気がした。A2は涙を流しながら目を瞑った。そして、そのままスリープモードに移行したのだった・・。

 

 

 ◇◇◇◇

 

 

そして、鳥の囀りが聴こえ始め、柔らかい朝陽の光が真珠湾を照らす。その明かりで目を覚ました4人たち。

 

 

二十一号

「アラームは鳴らなかったようで何よりです。」

 

 

スマート端末を取り出すも敵性反応は無し。

 

 

四号

「ここってもしかして、機械生命体があまり出現しない地域なのかなぁ?」

 

 

十六号

「マジかよ?それだったら、機械生命体が出現する地域まで移動しねーと行けねーのかよ。」

 

 

四号

「とりあえず、一度司令部に連絡してみるかい?どの地域に機械生命体がいるかどうか。」

 

 

十六号

「そんじゃあ二号、今すぐ司令部へ連絡だ。機械生命体の出現エリアについてな?」

 

 

A2

「えっ!?司令部へ、れ・・れ・・連絡ですか⁉︎」

 

 

十六号は少し語気が強くなり

「当たり前だろっ‼︎私らの現在地から機械生命体の出現や活発地域までの距離、その地域に合った戦略と指示もらう必要があんだろっ‼︎」

 

四号は両手で腰を当てながら

「まぁ、昨日あんな返答されてしまうと、萎えちゃうよねぇ。でも、今回は作戦遂行する為の指示をもらう連絡なんだから、多少はマシにはなるんじゃないかな?」

 

ディスプレイを幾つも展開しながら二十一号

「レーザー通信の接続状況は昨日よりも良好です。一刻も早い連絡を・・二号。」

 

3機に急かされる形で慌ててスマート通信端末を取り出して、司令部へコール。

 

 

 

 コール鳴らして10秒後・・

 

 

 

『こちらヨルハ司令部です。』

 

 

 

慌てふたきながらA2

「あ・・あの、私たちが降下した地点に機械生命体の存在が・・かかか・・確認できません‼︎」

 

 

『分かりました。それでは作戦の続行をしてください』

冷たい声が彼女達に向けられた

 

 

「えっ!?続行するにも機械生命体の存在が・・・」

 

 

『分かりました。それでは自身たちで機械生命体を索敵してください。』

抑揚もない無機質な冷たい反応が返ってくる。まるでA2たちの要請を切り捨てるかのごとく。

 

 

「あ・・あ・・あの!?機械生命体の反応がある地点は何処にあるのですかっ⁉︎」

 

 

『機械生命体のジャミングシステムにより、機械生命体の反応地点がバンカーから確認が取れません。生き残ったA型たちで索敵してください。繰り返します。自身で見つけていただくようにお願いします。』

 

 

「ジャ!?ジャミング⁉︎司令部の高度な光学監視がジャミングって⁉︎」

 

 

 

     『『人類に栄光あれ!!』』

 

 

そして、彼女達の気持ちや意見など断固拒否するかのように一方的に通信が切れた。

 

 

あまりの非情で冷徹な司令部の対応に4人全員が押し潰されそうな静寂を包んだ。 

 

 

 数分後・・・、一番最初に口を開いたのは二十一号だった。

 

 

「二号、此処でじっとしていても作戦の進行が止まったままになります。隊長としての職務を全うしてください。」

 

 

A2は何とか気を取り直そうと振る舞う。

「は・・・はい‼︎そ・・それでは皆さん、移動しましょう・・‼︎」

 

 

十六号

「何処にだよ!?」

 

 

A2

「え・・!?ええと・・機械生命体が居そうな場所に・・・」

 

 

十六号

「おい⁉︎だから、機械生命体が居そうな場所は何処って聞いてるんだよっ‼︎」

 

A2※徐々に戸惑い始めて

「だ・・・だからですね?その・・そ・・何というか・・」

 

 

慌ててスマート端末内に内蔵されてる“地図ナビ”を起動し・・・

 

 

A2

「き・・北に行きましょう⁉︎多分、北に向かえば何かあるかと思います・・。」

 

 

十六号※呆れて溜息しながら

「はぁ・・大丈夫なのかよ・・。こんな行き当たりばったりな決め方でよぉ・・。」

 

 

四号※明るく盛り上げようと

「まぁまぁ、二号が隊長な訳だし、ここは隊長命令に従うとしようよ。何か不備があったら私たちが支えれば良い訳だしね。」

 

 

二十一号※少し呆れたかのように

「致し方ありません。四号、十六号、ここは私たち3機で隊長である二号を情動や決断の不備に補助や支援しつつ任務を進めるとしましょう。」

 

 

「あ・・・改めて、よ・・よろしくお願いします・・!!皆さん・・。」

 

 

 内気で気弱で優柔不断なA2が率いるA型部隊は北へ向かう事にした。

機械生命体と戦う任務をやり遂げる為に、ひたすら北へ向かって足を進めたA2たち。

 

 

***********

**********

 

 

しかし機械生命体の姿が全く見当たらない。エネルギー反応が皆無。

 

 

十六号※苛立ちながら

「おい!?本当にこのまま北へ向かったら機械生命体いるのかよ⁉︎もう“3日”経つぞ?大丈夫かよ!?本当に⁉︎」

 

 

四号

「おいおい・・十六号さぁ、いちいち当たり散らすなって。ってオイオイ・・軍務規定違反ですかぁ。」

 

 

 何と十六号はヨルハ部隊の象徴である黒いゴーグルを剥ぐように外した。そして、そのままポケットへ仕舞い込んだ。

 

「うるせぇわ!!こんな目隠しのようなゴーグルのせいで射撃の狙いが鈍るんだよ‼︎四号!?テメェだって人の事言えねーだろ‼️」

 

 

 彼女が指差すしと、四号のゴーグルは左目だけを覆う眼帯のような着用になってた。

 

「あー?これ?まぁなんて言うか、オシャレ的なアレンジって言うヤツだよぉ♪」

 

 

二十一号※痺れを切らして仲裁するように

「2人とも・・此処で無駄なエネルギーを消費するのは適正ではありません。もう少し冷静になってもらえませんか?地球へ降り立って4日経ちますが・・機械生命体の反応が全く有りません。」

 

 

四号

「反応ないどころか・・残骸すら見当たらないよね。」

 

 

A2

「戦争が繰り広げられてるなら、何かしら戦場の跡があるはずですよね・・・。ここは非戦闘地域なのでしょうか・・。」

 

 

 そう不思議な思いを抱きながら、整備された道をひたすら進むと、木製の案内看板が立てれてた。

 

 

十六号

「なんか看板があるぞ。」

 

 

4人はその案内看板に近寄り、内容を確認した。

 

 

   --この先、クリ村--

 

 

A2

「クリ村?地上にいるアンドロイドたちのレジスタンスキャンプの事でしょうか?」

 

 

二十一号

「何か手掛かりがあるかと。敵性反応はありません。どうしますか?二号。」

 

 

A2

「行きましょう・・。きっと私たちヨルハの支援を待ち望んでるレジスタンスキャンプの方々たちだと思うので・・。」

 

 

四号は不思議そうに

「何でレジスタンスキャンプの名前を“クリ村”にしてるのかなぁ?」

 

 

十六号

「さぁな?栗の木でも生えてるんじゃねーのか?」

 

四号

「栗の木かぁ・・・。」

 

 

十六号

「栗と栗鼠・・クリとリス・・クリトリス・・なんちゃって」

 

十六号の突然の意味不明な発言で辺りが凍りついた。

あまりの突拍子の無い発言に1人は苛立ちを爆発させた。

 

四号

「おいおい・・十六号、テメェ!?こんな時に低次元なクソつまんねぇ戯言吐いてんじゃねーよ!!ダボがっ‼️」

 

 

A2

「栗と栗鼠ですか・・クリとリス・・・。」

 

 

二十一号は即座に遮るかのように鋭い口調で

「二号・・・彼女の非生産的な低次元ワードに反応しないでください・・‼︎」

 

 

 

 彼女達は味方である地上のアンドロイドたちが居るレジスタンスキャンプの1つと判断して、案内看板が指す方角へ足を進める。

 

 

すると、目の前に森が現れた。この森の中に“クリ村”があるようだ。

 

 

 木漏れ日が明るく森の中を照らす。鳥達の囀りがこだまして、とても心地がよい環境。

 

 

A2※あたりを見渡しながら

「木々が大きいですね・・。シミュレーションの映像でみた木々とは大違いです・・。」

 

天を突き抜けるように生えてる巨木に感嘆とする。

 

二十一号

「人類が月面へ逃げて以降、植物達は大きく成長を遂げてるみたいですね。この森の中も敵性反応は皆無です。」

 

 

 四号と十六号は初めて見る本物の森に目を輝かせてた。

まるでオモチャ箱を開けた純粋無垢な子供のように。

 

四号

「凄いね!!これが地球の森ってやつなんだね♩」

 

十六号

「ヒャッホー♩シミュレーションの映像とは大違いじゃねーか‼︎すげぇ!!動物達もいるよ!!あれあれ!!リス?アライグマかな?あれ?」

 

 

 

二十一号※呆れるように

「2人とも・・落ち着いてください。私たちはピクニックにしに来た訳ではありません。」

 

 

森の中へ入って30分ほど歩いてると、次第に森の中が開けてきた。

 

 

A2

「森を抜けたのかしら?」

 

 

木造の小さな橋の下に流れる小さな小川。橋の上から沢山の魚影が見える。その魚を狙う小さな水鳥が木の枝から狙いを定めてる。

 

 

四号

「本当に此処にレジスタンスキャンプがあるのかしらね?なんかぜんぜん物々しい雰囲気が無いね。これはこれで好きだけど。」

 

 

十六号

「クリ村って本当にあんのかのよ?森の中に入って結構歩いたんじゃねーのか?もう陽が傾きはじめるんじゃねーか。」

 

 

二十一号

「ん!?皆んな!!前から何か来ます!?」

 

 

 目の前に突如、不可解な生き物が目の前に現れる。キノコのような生物・・というよりも椎茸のみたいな形をした2本の短足が生えた謎の生物。

彼女たちは一瞬身構えたが、その謎の生物から敵意も攻撃的な空気も無かったので警戒をすぐに解いた。

 

 

「あれ?アンタら見ない奴らだな?ここから先はオイラたちの村だ。何か用か?」

 

 

目の前に現れた未確認の生物との遭遇で彼女達は目を見開き、同時に驚きの声を上げてしまった。

 

 「「「「 な・・な・・何これ⁉️ 」」」」

 

 

 彼女たちの驚きの姿に謎の生物は、不思議そうな顔をしながら

「何これ!?って・・オイラをコレ呼ばわりするのはちょっとねぇ。オイラは“クリボー”って言うんだ。アンタたちは旅人か何かい?」

 

 

 A2たちは、周囲の静けさに疑問を感じつつ、その奇妙な生物“クリボー”と対峙していた。彼女たちは機械生命体との戦闘を懸念していたが、まさかこんな可愛らしい生き物と出会うとは思いもよらなかった。

 

もしもタイトル変えるなら、どれが良いか?

  • SUPER MARIO -YoRHa-
  • NieR:SUPER MARIO
  • スーパーマリオヨルハ
  • ニーアスーパーマリオ
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