§side切嗣§
まどろみの中から意識が覚醒する。意識が戻ると胸が痛んだ。恐らく先程の魔力の枯渇による後遺症だろう。ここまで魔力が枯渇しかけたことは無いから、こんなに痛むのかと心の中で愚痴ってみる。
もう少し休んでいたいがそうも言ってられない、状況を把握しなければ。
そう思っていると頭に暖かくて柔らかいものが触れている感覚がある事に僕は気がついた。何だろうと思い、ゆっくりと目を開けると今の自分と同じくらいの年齢と思われる女の子の顔が見えた。
……状況から察するに膝枕されているのか?あぁ…アイリだったら極上の幸せだったんだけどなぁ。
「あ、目が覚めましたか?お身体に異常は?」
「え?あ、うん。少し胸が痛いこと以外は特に何も」
なんとも毒気の無い声に僕は思わず気の抜けた返事をしてしまった。我ながら情けない。僕の返答を聞いた女の子は申し訳なさそうな表情を浮かべた。
「ああ、やっぱりそうでしたか……。申し訳ありません、契約時に私が魔力を貰いすぎてしまったせいでこのような事態になってしまって。」
契約?……もしかしなくても僕があの時使い魔として契約したあの山猫がこの子か?
「……僕はハズレを引いちゃったみたいだなぁ」
「ハズレ?!し、心外です!」
あ、つい声に出してしまった。とりあえず起きるとしよう。
******
「初めまして、リニスといいます。この度は助けていただいてありがとうございます。」
「ああ、僕としても使い魔は欲しかったところだから問題はないよ。僕は衛宮切嗣だ。」
改めて自分の使い魔になった目の前の女の子……リニスを見てみる。
髪の毛は短く薄茶色で、瞳は紺色。そして十字架の描かれている白い帽子を被っている。
白い上着は膝より少し下くらいまであり、背側の方は股付近で二つに別れている。そして下はぴっちりとした黒いタイツみたいなものを履いており、上着の胸元から見える黒から察するに、胸元まで一体なのだろうか?
…まあ、言わせてもらうと。
「ちょっと背伸びしすぎなんじゃないかい?キミの場合なら可愛い系の服の方が似合うと思うんだけど。」
「し、仕方ないじゃないですか!今は着替えなんてないですし、私は元々は大きかったんです!実年齢は20歳ですから本来はもっと大きいんですよ!」
なんと。前に合法ロリなんていないと言っていたが訂正しなければならないな。誠に申し訳ない。
「なんか失礼な事想像してませんか…?」
ジト目で見てくる。女の勘ってものはあいかわらず恐い。何かふざけた事を考えているとアリサとかはよく此方を睨んでた。女の勘ってもしかして魔術の一端なのだろうか。
そんなことはさておき、その前に少し気になる発言があった。僕はとりあえずそのことについて尋ねてみることにした。
「本来はってことは前は大きかったんだね。じゃあ今はなんで小さいんだい?」
「あ、単純に魔力不足で節約する為に縮小化しているんです。人間体を維持するのはこのサイズで精一杯なんですが、それでもあなたはキツイですよね……。」
「まあ、確かに今の状態じゃ魔法の行使は難しいかな。でも痛みはたいした事無いから安心してほしい」
まあ、確かに僕の魔力はなのはちゃんとかに比べれば少ないけど時空管理局の一般魔導師と同じくらいはある筈なんだけどな。前のマスターはどれだけ凄い魔力を持ってたんだったんだろう?
「続けて質問だけど、前のマスターって誰なんだい?」
「プレシア・テスタロッサ。ここ、時の庭園の主ですよ。」
…………え?
「……僕の聞き間違えかな?もう一回聞きたいんだけど。」
「?
プレシア・テスタロッサです。」
「いや、その後。」
「ここ、時の庭園の主です。」
……恐らく元凶と思われる人物の使い魔とは……。Fの遺産をあのように扱う人物だから、恐らくこの使い魔も切り捨てられたということなのだろう。なんというか、もったいないな。
というか、そうだとしたら敵は途方も無くヤバイ奴なのだろう。最悪、文字通り消し炭になるかもしれない。
「此方にいらっしゃるということはプレシアのお知り合いですか?」
使い魔……リニスは僕とプレシア・テスタロッサとの交友関係について聞いてきた。ここら辺で本題に入った方がいいだろう。
この使い魔は利用出来るのかそうでないのかを。
うわ、文字数少な……
どうもお久しぶりです。全然いい文が書けなくて頭抱えてました。その結果がこれです。正直土下座してもしたりません。指摘も沢山いただきます。正直自分がこの小説を書いていていいのかと不安になります。
あと、この小説が進まないのに他の小説の案ばかり出てきます…
セイバーオルタに憑依(?)してゼロ魔の世界で色々あって期間限定ではあるがルイズの付き人になり、色々勘違いされる話とか、にわか知識でターンXを貰ってオリジナルの世界に介入したはいいものの、その性能(主に月光蝶)とか、テンションの上げすぎで多くの国に敵と見なされ四苦八苦するコメディーとか……ああ、書きたいけど先に此方をせねば読者様に申し訳がたたない…orz