李信は趙を滅ぼすための侵略に向けて燕と正式な同盟関係を深めるため、燕の王都である薊で太子丹も含めて交流をしていた。
そんな時に燕を脅かし、趙を脅かしている匈奴とも争い合うだけの勢力の強い騎馬民族の『東胡』が十万の軍勢が侵略を開始してきたと言い、李信は燕軍の友軍として『東胡』を撃退する事になった。
「十万もの騎馬軍団を真っ向から相手しても蹴散らすのは簡単だが、討ち漏らして潜伏されたりすると面倒だ。大きく引き寄せて包囲して殲滅する」
侵略を開始している『東胡』が迫っている防衛線近くで軍議を始めた李信とオルド、李信はそう方針を出した。
「まあ、それが一番だろうな」
こうして、まず李信は翻弄しながらおびき寄せるために李信は自分の『飛信隊』軽騎兵五千を放つ事とする。更にオルドも自分が率いる騎馬戦に優れた部族軽騎兵五千を放った。
そうして、飛信隊の軽騎兵五千とオルドの軽騎兵五千は『東胡』に対して襲撃と離脱を繰り返す事により、牽制であり、更には意識を引き付けては揺さぶっていき……。
「くそが、鬱陶しいぞっ!!」
『東胡』は揺さぶりに対し、怒ると撤退を開始した軽騎兵の軍団を追っていき……。
「今だ」
『オォォォォォォッ!!』
包囲できる場所におびき寄せた事で李信は潜ませていた主力である飛信隊の騎馬軍団と装甲戦車隊に『東湖』を襲撃させていく。無論、オルドの騎馬軍団も襲い掛かった。
「くそ、逃げろぉぉぉっ!!」
包囲攻撃によって大きな損害を受ける『東胡』はしかし、馬の足を活かして何とか包囲から逃れようと逃げていく。
「逃がすかよ」
しかし、その包囲殲滅のそれはわざと逃げられる場所を用意していた。その逃げられる場所に李信は飛紅は勿論、麾下千の騎馬隊の乗る馬は一匹一匹は匈奴向けに育てられた『雁門』の駿馬だったり、他にもいろんな土地で名馬として育てられている馬である。
そうして……。
「突撃だ」
『ウオオオオオッ!!』
李信は麾下千の騎馬隊と一つの巨大な獣となって、逃げようとしていた『東湖』に襲い掛かった。
李信は超絶的な武威を矛に込め、超常的な武技によって振るう事で東湖を切り裂いていく。一振りで複数を纏めて屠っていくのである。
更に麾下千の騎馬隊も武威と武技は李信が日々、手ほどきしているので卓越しているので目の前にいる東湖を屠っていった。
「ふ……東湖には同情するぞ……やはり、李信の騎馬隊とは戦いたくないな」
まるで災害が蹂躙しているかのような李信と麾下千の騎馬隊の戦いぶりを見て、オルドは呟く。
ともかく、こうして侵略に来た十万の『東湖』は生き残りも無く殲滅されたのであった。
その後、李信は燕王から感謝を告げられ、働き分の褒美も賜る。
そうして燕から趙北部に戻ってある程度の日数が経過すると李信の妻である河了貂は男児である