異世界TSチート転生無双カラス   作:ヤタガラス

1 / 2
TSチート転生無双カラス

 

何億番煎じも良いところだが、死んで異世界に転生した。そこまでは良かったんだが、女神にTSさしとくね〜男の子そう言うの好きでしょ〜って言われて心から喜んだのも束の間。

 

転生したらカラスでした(♀)。後ついでにチート色々貰いました、烏なのに。さて見たところ、人里っぽいけどこっからどうすっかなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

適当に散歩をしていたら公園的な場所があった。そこで遊んでいる子供達が何人かいる。暇なんだなーと思いながら眺めていると、木陰に腰掛けて一人それを眺めている少女を見つけた。

 

こっそり近付いてみようと距離を近づけると、段々足取りが重くなる。

 

『私に近づかない方が良いよ』

 

いつの間にか立って少女は無表情でこちらを見ていた。それからとても悲しそうな顔で続けた。

 

『私に近づくと呪われるの。みんな、そう』

 

成程。これも呪いって奴か。それを聞いている間も羽一枚たりとも動かす事が出来ない。それでも何とか出来ないものかと必死に動かしては見た。

 

『やめて、からすさん。死んじゃうよ!』

 

白く長い髪を揺らしながら彼女は叫ぶ。

 

何が呪いだよ、チクショウ!こちとらチート転生者様だぞ?そんなもん知るかってかチートって何がだよ。一体何が強いんだ?あの女神、叩き売りみたいに強いよー強いよー今だけだよ〜って言ってたけど詐欺か?クソ、騙された!

 

『カアアァァァァァァァ』

 

グッと力を入れて思いっきり羽を伸ばすイメージでやってみたら体が軽くなった。様な気がした。

 

カァカァ(よし、動けるな)

 

それは勘違いでは無かったようで、先程までは全く動かなかった身体が今は別人の、いや別鳥の様に動く。これがチートのお陰か?分からないから良いか。動けるし良いやどうでも。

 

『え、何で動けるの?』

 

驚いた様子でこちらを見つめる彼女を無視して翼を広げ、そのまま彼女を飛び越え頭に乗る。

 

カァ……カァ(知らんよそんなの)

 

『……もしかして、私の呪いが無くなったのかな』

 

カァカァ!(な訳無いだろ!)

 

『だよね、からすさ、ん?あれ、なんで私からすさんの言葉が分かったんだろ?』

 

 

 

 


 

 

 

 

困惑した様子の彼女が落ち着くまで、俺はずっと彼女の頭に乗っかって話をしていた。飛び乗ったのは良いけど降りれないんだが。どうしよう。

 

『からすさんはひとりぼっちなんだ。私と同じだね』

 

カァカァ(お前もか)

 

『うん。私は見ての通り、こんな体で弱いから誰も近付かなくなっちゃってさ。家にも居づらいし、いない様な扱いで。だからと言って外でも変わらなくてさぁ。本当は皆と一緒に遊んだり、世界を歩いて自分の目で色々見たかったんだけどさ』

 

カァ(家出しろ)

 

『い、家出!?』

 

何をそんなに驚いてるのか。子育てを放置している様なもんだし、そんな親はこっちから捨ててしまえ。

 

『無理だよ、私の体は呪われているんだよ?そのせいで体力も少ないし、弱いし』

 

『|カァ、カアカァカアカァ!《なら、その呪ったやつをボコれば解決するだろ!》』

 

『それこそ無理だよ、私を呪ったのは……魔王だもん。魔王はすごい強いんだよ』

 

魔王?これぞ異世界ファンタジーと言う名前が出て来たな。魔王がいれば勇者もいるんだろうな。

 

カァ、カア!(じゃあ俺が、魔王をボコってやる!)

 

そうすれば彼女は元気になるだろう。

 

『ええ、無理だよ』

 

そう言っておかしそうに笑うが、俺は冗談で済ますつもりは無かった。何せチートがあるからな。どうにか出来る筈だ。

 

カァ(まかせろ)

 

何でそこまでするのかって?可愛いからです。白髪美少女が可愛いからです。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。