W-B-X キヴォトスに吹く風と運命の切り札   作:蘇る覇王

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どうも作者です。
もう9月に突入しましたね。
未だにめちゃめちゃ暑いですが、体調管理にはお気をつけを。
って言ってる張本人がしっかりしろって話なんですけども。(前回前書き参照)
そうそう1つお知らせだけ。
超大変でしたが、この話を含めて3話分用意しました。
1つが今回の10話。
2つ目がAccelメモリ解説。
3つ目がドーパントガイアメモリ解説。
正直言って同時並行だったので疲れました(-_-;)
とはいえ、前回のドーパントが分からずじまいというのも困るので頑張ってみました。
この話を投稿してそんなに経たずに投稿しておきますので宜しくお願いします。
では本編どうぞ。


第10話「Goalと目覚め」

牢屋の扉が開き、警察署を出た俺の目に飛び込んできたのは、全く見覚えのない光景だった。

そびえ立つビル群、慌ただしく行き交う人々、そして見知らぬドーパントの姿。

数は三体。

そのうちの一体が、地面に座り込んでいる少女を狙っているのが見えた。

その光景を見て、考えるより先に体が動いていた。

エンジンブレードを手に取り、ドーパント目掛けて勢いよく投げ飛ばす。

刃が空を切り裂きドーパントに当たる。

他ドーパントの注意も引き付けた所で、いつもの動作でAccelメモリをドライバーにセット。

「変っ… 身!!」

変身の光が体を包み、仮面ライダーアクセルに変身する。

「さぁ、振り切るぜ!!」

コノカと少女がキョトンとした顔で俺を見つめるのを尻目に、俺は駆け出した。

ドーパントどもが反応し、叫び声を上げながら俺へ向かってくる。

???「ジャマヲスルナァァァァァァァ!!」

????「ウゴケナイヨウニツカマエマス!!」

?????「ドーナツウマウマ…」

一人だけ、ただドーナツを食べてるだけの奴がいるが…

だからといって油断はできない。

ドーパントの性能は、見た目で判断できるものじゃない。

俺の知っているメモリの中に、Sweets(スイーツ)というメモリがある。

名前だけ聞けば大したことないように思えるかも知れないが、相手の動きを封じるホイップを飛ばしてきたり、透明状態になる能力を持っている。

あのドーナツ…

いや、Doughnutドーパントも、そんな隠された能力を所持している可能性がある。

他の二体も風都では見た事がないタイプだ。

だが何が元になっているかは一目で分かった。

???「ウチオトサレロ!!」

こっちは拳銃だな。

一発ごとに発射するタイプ。

発射音からして、間違いないはずだ。

そして…

????「ウゴキガタダモノジャナイ!!」

こっちは手錠…

両手がその名の通り、手錠の形をしている。

拳銃が遠中距離型、手錠が近距離特化型といった所か。

財団X… 俺達の知らない間に、こんなものまで作っていたのか。

「すぐに助け出してやる。」

俺は低く呟き、エンジンブレードのメモリスロットにメモリをセットする。

Engine!! マキシマムドライブ!!

まず、拳銃のドーパント目掛けて光弾を放つ。

弾が命中し、奴等の動きが乱れる。

連携が取れなくなった隙を突き、ブレードで手錠のドーパントをAの字に斬りつける。

刃が体を切り裂き、ドーパントから火花が散る。

Accel!! マキシマムドライブ!!

最後にAccelドライバーのスロットを回し、残ったドーナツのドーパントに回し蹴りを食らわせる。

蹴りが直撃し、Doughnutドーパントの体が大きく吹き飛んだ。

直後、三方向から轟く爆発音が響き渡る。

その後メモリ使用者の女生徒三人から、それぞれのメモリが排出された。

その中の二人、手錠のドーパントとドーナツのドーパントの使用者に駆け寄る女子の姿。

確か尾刃カンナと言ったか。

彼女は2人の体を少し揺らしながら、懸命に呼びかける。

カンナ「おい、しっかりしろ!! フブキ、キリノ!!」

キリノ「うぅん…? 本官は何を…?」

フブキ「何か口の中が甘い様な…?」

もう一人の生徒、拳銃のドーパントの使用者も、どうやら無事の様だ。

彼女は少し離れた場所で体を起こし、この状況下に呆然とした表情を浮かべている。

しかし、改めてこの世界を見渡せば、異様さが際立つ。

少女達の頭に浮かぶ謎の輪っか。

あれは、この世界での身分証明のような物なのか?

それに、どう見ても高校生くらいの少女達が、普通に武器を所持している。

警察ならまだしも、拳銃のドーパントの使用者の少女ですら、腰に銃を携えているのだ。

本来なら、銃刀法違反で現行犯逮捕するのが警察としての仕事だが、この世界で俺に逮捕状も逮捕権も無い。

この現状を受け止めるべきなのか、何をどう考えればいいのか…

あれこれ話を聞こうと、彼女達に近づこうとしたその時。

ドガァァァァァァァン!!

遠方から、巨大な爆発音が鳴り響き、爆風が俺達を襲う。

吹き飛ばされる程の強風では無かったが、爆発地はそんなに遠くない。

空気が震え、付近の喧騒が一瞬にして止まった。

カンナ「一体キヴォトスで何が起こってるんだ…」

このキヴォトスとやらは、確かに荒れている。

メモリが街にばら撒かれ、その混乱はさらに加速していくのが見て取れた。

先程の爆発も、ドーパントによる被害なのか?

そうでなかったとしても、今は動くしかないか。

コノカ「3人は任せて、現地に行ってください姉御、竜さん!!」

俺を牢屋から出したコノカは、変身者達を保護し、現場に残っていたパトカーに乗せてその場を去っていった。

…学生なのに運転して、この世界に法律はないのか?

まぁ、細かいことを気にしたら負けだろうが。

「おい、まだ動けるか?」

俺はカンナに声をかける。

彼女は先程の戦いで多少の傷を負っていたはずだ。

普通の人間なら、動く事すらままならない重傷のはずだが…

カンナ「無論だ。」

彼女は何事も無かったかの様に答えた。

立ち上がる際に少しふらついた程度で済んでいる。

この世界の住人達は、常人離れした耐久力を持っている様だ。

もうこれ以上、心の中で突っ込むのは止めておこう。

「よし、なら俺の背中に乗れ。」

怪我が大した事無いのであれば、俺達のやる事は次の現場へと向かう事だ。

早急に向かう為にも、俺が彼女を乗せれば早いはずだ。

しかしカンナは怪訝な顔をしながら「貴方の背中…?」と疑いの声を上げる。

少し言い方が悪かったか。

普通の人間が言う台詞じゃないしな。

俺自身も普通じゃない事を、改めて実感した。

あの姿を見せて、彼女が引かない事を祈ろう。

俺はAccelドライバーを腰から外し、目の前に持ってくる。

そして、軽く飛び上がると俺の身体が変形を始めていく。

人間の姿から、バイクモードへ。

エンジンの唸りが響き、タイヤが地面に着地する。

カンナ「…は?」

「話は後だ、俺の背中に乗れ。」

困惑する彼女を促し、俺は背中のシートに彼女を乗せる。

カンナは戸惑いながらも、状況の緊急性を理解したのか、素直に跨がる。

アクセルを吹かし、俺たちは爆発源へと向かって疾走していく…




という訳で、前書きの通り3作品(キャラ解説更新入れて4作品)を上げようと思います。
順番としては多分キャラ解説→10話→Accelメモリ解説→ドーパントメモリ解説といった感じでしょうか。
さてさて、これでWメンバーがそれぞれの場所で出会いと戦いがありましたが…
どうやらとある事務所で動きがあるみたいですよ…?

















???「取り敢えずソファーに横にしてあげて頂戴。」
意識が戻ってきて、声が聞こえてきた。
どこかで聞いた事がある気がする女の声だ…
???「私のせいでこの人はし、死んでしまったんじゃ…?」
おい、誰が死んだって…?
勝手に殺すもんじゃないぜ、Lady…
???「見た事無いアイテムで変身してたけど、人間なのかな?」
見た事無いアイテム…?
ガイアメモリの事か…?
???「クフフ〜♪ 折角だし拝借しちゃおっか〜♪」
人数は四人か…?
それより、拝借ってまさか…
狙いは俺のJokerメモリ… Jokerメモリ!?
俺は危機的状況を察知し、反射的に体を起こした。
飛び上がる様な勢いで上体を上げ…
「痛っ!?」
???「痛ったぁ〜い!!」
その瞬間、メモリを盗もうとした1人と、頭をぶつけてしまった。
痛みが走るが、少し我慢してそいつの腕を掴む。
「おいテメェ、人の荷物に何して…」
そこまで言いかけて、俺の言葉は止まった。
何せ、目の前にいたのはあの時助けた奴等の1人だったからだ。
周りを見回せば、他のメンバーもいる。
間違いない。
「お、お前等!? 無事だったんだな?」
しかし、俺が起き上がるなんて想定外だったのだろうか。
俺を迎えた言葉は、とてもHalfboiledな台詞だった…
アル「な、な… なんですってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

活動報告に13話に出てきた人達を乗せたのですがどうでしょう?

  • 良い
  • 後書きのページに書いてくれた方が楽
  • 解説用のページに書いてくれた方が楽
  • 解説要らない(自分で調べる人もこちら)
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