シャンフロに転生しよう。あ、人間じゃなくなる?まぁいいや。   作:涼鳴良

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私はラブコメとかはなるべく恋が実る前に主人公(男)に死んでほしいと思うタイプです。

割とニッチだけどいいよね?「あぁ、いつまでも惰性で関係を続けてるから」って思うんですよ。

話の終盤とかで付き合うならいいんですけど、途中で付き合ったあとも話が続いてるのってあんまり好きじゃないんですよね。

何が言いたいかって?そういうことです


RTA⑥

ま、そんなふうに言っても結局あと5日ぐらいは有るから割と余裕はあるんだけどね。

 

「ねぇこれ純金だよね?後このすごい赤いの何?宝石?」

 

「血」

 

「血!?!?!?」

 

気にすんな。

 

「もう僕のやることに驚いたって無意味なのでは?」

 

「それはそう(スンッ)」

 

「うわぁ急に落ち着くな」

 

「へいへい」

 

女子にあるまじき返事の仕方だな、おっさんかよ。

 

「まぁ現場の確認もできたしホテル行こっか。*1

 

「そうだねぇ、仕事終わりだしあんまりハードなことしたくないな……*2後2週間はこっちに居るんだよね」

 

「仕事人って感じやねぇ……僕は一生豪遊してもなお有り余る金があるからね。」

 

 

 

「すっごい美男美女……デキてるっぽいぞ?」

 

「リア充死すべし……古事記にも乗ってる……」

 

「道のど真ん中でそんな(ラブホの)話すんなよ……」

 

「うわぁ、スタイルいいな……んでもってめちゃくちゃイケメンだし。」

 

「ってか女の人?中性的な顔立ちだしこれもうわかんねぇな……」

 

「淫夢やめい、ここは少年マガジンだぞ」

 

「君は一体何を観測してるの???」

 

「新鮮な百合!新鮮な百合が此処にあると聞きまして!!!!」

 

「「「てめぇは帰れ百合豚」」」

 

「拙者の扱いが酷いでござる!?!?」

 

 

 

 

うーん、今中性的ってワードが聞こえたな。性癖を破壊してやりたいところだが……うん、そんな暇ねぇわ。

 

僕は原作キャラの性癖を粉々にすりつぶすので忙しいの……

 

 

「せっかくだし愛してるゲームしない?」

 

「何がせっかくなのかわからないけどプロのモデルに勝てるとでも?」

 

「うん(^^)」

 

「殺す(^^)」

 

 

 

「じゃあ先攻は永遠ちゃんね!」

 

「ふふふ、”本気”ってのを魅せてやろう」

 

「かかってきなさいよ」

 

 

永遠ちゃんが僕に抱きつく。ちょっと淑女???

 

あっちょっとくすぐったいです永遠さん?耳やめて?

 

「大好きだよ、薫くん」

 

……撫でておこう。

 

「ちょっと!?私の全力がこうも簡単に!?」

 

永遠ちゃんがパッと離れる。

 

「ふふふ、僕の番だね。」

 

手を引っ張り体を抱き寄せる。

 

「へ?」

 

顔を近づけ、眼と眼をしっかり合わせる。

 

後頭部に手を掴んでるのと逆の手を添えるのも忘れずに。

 

「大好きだよ、永遠ちゃん。僕のものになって?」

 

「 」

 

「ほら、言葉にしてくれないとわからないよ、僕のものになってくれるかな?」

 

「はいぃ……」

 

鉛筆受け業界を流行らせようとなんてしてない。

 

してないったらしてない。

 

僕がしてないって言ってるからしてない。

 

「はい僕の勝ち」

 

「 」

 

「おやおや?トップモデルさんが僕のものになっちゃったなぁ?」

 

「……畜生!顔が良すぎる!一体どうなってるんだ!」

 

「ふふふ、まだまだだね永遠ちゃんも」

 

これでこの子は年上火傷普段隠蔽白髪中世美男子にしか興奮しなくなったのではないか?

 

婚期よ、さようなら。

 

鉛筆なら元々結婚もしてなかったと思うけど。

 

「さて、ホテル行こうか。僕の勝ちだから缶コーヒー奢って♡」

 

「年下にねだらないでよ……いいよ。」

 

「いやいいんかい」

 

「やっぱさっきのはずるいと思う、結婚できなくなったらどうすんの?責任取って?」

 

「残念、僕は悪い男なので」

 

「チッ」

 

「こら、舌打ちとかするんじゃありません」

 

 

 

 

「すごいな、白昼堂々あそこまでやるか」

 

「あの女の子、もうだめだな」

 

「あのイケメンは友達感覚でやってるのが哀れでならない」

 

「メスの顔っていうのはアレのことを言うんだろう」

 

「ってかあれ天音永遠に似てない?

 

「そんなこと……あるかもしれんな、ってか本人じゃね?」

 

「あのカリスマモデル、あんな顔できたんだな……」

 

「あのメスの顔写真撮ったら絶対その本ギャップで売れまくるぞ」

 

「ナマモノはやめとけって偉い(エロい)人が言ってただろ!?」

 

「でもさ、お前ら。いつものクールビューティーとのギャップで興奮しない?」

 

「「する」」でござる」

 

「「「まだいたのかよ帰れ百合豚」」」

 

「だから!扱いが!酷いでござる!」

 

 

うーん、盛大なコントが繰り広げられてる気配が……

 

絶対面白いのに……見に行きたい……

 

鉛筆からかって遊ぶしかないじゃん……

 

「ねぇ永遠ちゃん、実はこの杖仕掛けがあるんだけどさ、ちょっと見てくれない?」

 

「え何仕込み杖?銃刀法違反で捕まるよ?」

 

「刀なんて貧弱なものを使うわけ無いでしょ……ちょっと見てて」

 

カァァァァァァァァン……!!!

 

ジャッ!ジャララララ!

 

「えなにそれどうなってるの」

 

「仕込み杖だよ☆」

 

理解不能(エラー)

 

「いや君は征服人形(コンキスタドール)じゃないでしょうよ」カンッ……!

 

「なにそれ」

 

「やべっ口が滑った……内緒ね?」

 

口に人差し指を当ててウインクしておく。

 

「くっ!脳が焼けるゥゥ!!」

 

ペテ公かよ、草

 

「まじで内緒にしててくれよ?4〜5年後にはわかるはずだからさ。」

 

「それもラプラスの悪魔で知ったの?」

 

「んにゃ、独自のルーツで情報を仕入れただけ。」

 

「どうなってるのそれ……」

 

「もうひとつ独自のルーツで仕入れた情報を言っておくなら、永遠ちゃんはきっとこの先僕なんかよりずっと気が合う二人と出会うと思うよ。」

 

「え?そんな事ありえないよ」

 

「ふふふ、未来視を持つ僕が言うのだから間違いないよ。」

 

「薫くんってやっぱりファンタジーの存在だよね???」

 

「今更定期」

 

「じゃあ賭けしようよ、薫くんよりその二人と気があったら私は何でも一つ言うことを聞く、合わなかったときはその逆でどう?」

 

「生きてたらね?いいよ。」

 

金も豪遊してもなお一生遊べるほど有り余ってるので、いくらでも払える。*3

 

「あ゛ー、タバコ吸いたくなってきた。コンビニ行ってくるから永遠ちゃん先帰っといて。」

 

「喫煙者なんだね?その割にはいいにおいするけどなぁ。」

 

「匂い嗅がないでよ……ほら、僕にはクロノスがあるから。」

 

「クロノスって?」

 

「さっきの結晶だよ。」

 

そういうことにしておこう。

 

「へぇ。シャンプーとか何使ってるの?」

 

「&honey」

 

「いいやつ使ってるねぇ。」

 

「そんなことないと思うけど?」

 

「このブルジョワめ!」

 

「そういう永遠ちゃんは何使ってるのさ」

 

「シスレーのヘアリチュアルカラーパーフェクティングシャンプー」

 

「うっわ最高級じゃん、さすがモデル」

 

「そうでしょうそうでしょう」

 

「はいはいそうですね、買ってくるから先帰ってて。」

 

「外で待ってるね☆」

 

「それでいいんならいいけど」

 

買ったのはpeace。前世から愛煙してる銘柄だ。

 

廃れた人々と心に『平和』を、とかいってかっこつけてたらあのお上品な甘さにどっぷりはまっちゃったってわけ。

 

タール重いしほんとはよくないんだけどね。

 

 

「あいじゃいしたー」

 

プロ店員の挨拶、ごちそうさまです。

 

 

 

「ういー」

 

「何買ったの?」

 

「peaceライト」

 

「うわ高級じゃん、ブルジョワめ……」

 

「知ってんの?」

 

「知り合いが割と吸っててね。大学だから成人したばっかなのにね……」

 

「やめさせたいけどやめられないだろうね……」

 

「そういうもんなの?」

 

「そういうもんなの」

 

zippoで着火する。

 

「……ふぅ。」

 

うーん、やっぱpeaceだよな。ふわ……あま……

 

「うわエッロ」

 

「なんてや?」

 

「なんでもなーい。それより一本頂戴?」

 

うーん、吸ったことない人が吸うにはちょっと重いけどまぁいいや。

 

「ハマらんように一本でやめんさいよ?」

 

「はーい」

 

「ほら咥えろ。」*4

 

「ん」

 

zippo使うのもちょっと危ない気がしたので僕の吸ってるやつについてる火を押し当て着火する。

 

シガーキスってやつだね。

 

「ん゛ん゛っ!!!!」

 

顔真っ赤じゃんうける。

 

「……ふぅ。まっず、よくこんなもの吸えるね。苦いしなんかエグみすごいし正直後悔してるんだけど。」

 

「慣れってやつだね。慣れてくると甘みとかよく感じられて美味しいんだよ?」

 

「うへぇ……っていうかさ、なんか煙の濃さ違わない?」

 

「そりゃ僕は肺に入れてるからね。当然でしょ」

 

「そんな一般常識みたいに言わないで?」

 

「実際一般常識だし……まぁなんでかは教えない、吸う機会ももう無くなるだろうしね。」

 

「どうだろうね?」

 

「喫煙者の僕が行っても全然説得力ないだろうけど、絶対にやめたほうがいいよ。……ふぅ。」

 

「やだよーだ」

 

「いいんだね?ほんとに吸い続けるというなら僕は君を押し倒すけど?」

 

「はい!もうこれっきりにします!いやむしろ押し倒してもらうのもありだな

 

「ならいいけど。」

 

 

二人は5分と少し、吸い切るまで話した後、談笑しながらホテルへと帰った。

 

それが二人の、最後の会話になったのだった。

 

しかしそんなことは、まだ誰も知らない。

 

……いや、一つ訂正しよう。

 

悪魔の力を使い、神の力を振るう一人の天才以外は、まだ、誰も。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1

*2
わざと

*3
ここで第一に金という選択肢が出てくる時点で汚い

*4
フェ◯かな?

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