TMR(of ephraim) プロトタイプ 作:バクネツ02
TMR(of ephraim) ♯05【Trade Main Role(of ephraim)】
エフラムを守るためルネス仮面(エイリーク)とマルス仮面(ルキナ)が
シグルドとクロムが対立していた。そこに民家から漆黒の騎士が現れる。
…FETV Side(只今カメラ中継中) …
セーラ 「これは予想もしない展開ね。漆黒のとる行動で大きく戦況が変わるわ…
どちらかに加勢?あるいは4対1の戦いをしようというの…?」
ユアン 「僕的には、仮面に助太刀して欲しんだけどね…
女の子を助けるほうがいいんじゃない?
そもそも男が女の子をやっつけるなんて有り得ないよ」
イリオス 「甘いな、ユアン!ここは敢て男に加勢するほうが男の浪漫だ!
変身ヒロインが負けて、お仕置きを受けるシチュエーション…
想像しただけで最高に萌えるぜ!」
ユアン 「その発想はなかったよ…でもそれはそれでアリ…
いやすごくいいね!さすがエロゲーマイスター」
セーラ 「あんたら…ってか、男ってほんとサイテーね」
…漆黒 Side …
漆黒 「代金を払われよ……そこの兄弟家長男シグルド殿、
私は貴殿の妹君達の食事代を頂戴しに来た…」
ルネス仮面 (そういえば…まだ飲食代を払っていませんでした…
これでは無銭飲食!…逮捕されてしまいます)
シグルド 「どういう意味だ?なぜ私なのだ…」
漆黒 「先程、妹君たちが私の店にいたのだがね、
“後で払うと”言ったのだが姿が見えなくなってしまった。
偶然にも貴殿がいたのでその立替えをしてもらおうと参上したのだ」
漆黒は仮面sがルキナたちであると気づいていない。
これが話をややこしくするのであった。
クロム 「ルキナ!無銭飲食なんて…
ああ…なんで不良になってしまったんだ、お父さんは悲しいぞ!」
マルス仮面 「何を言っているのかな?僕はマルス仮面だよ」
シグルド 「漆黒の騎士だったな…エイリーク達なら、そこにいる。
直接払ってもらえ」
シグルドはルネス仮面に指をさす。
漆黒 「どこにいるのだ?
こには私と同じ仮面をした者しかいないではないか…?」
クロム 「だから、それがルキナとエイリークだ」
彼女達の変身前は胸囲が分からないような服を着ていたが、
変身後は凹凸がはっきり分かるになっていた。
漆黒 「何を言っている。
こんな色気のない体つきが乙女達なわけあるはずではないか…!」
漆黒の鈍感さに喪男sは呆れ、仮面sは憤りを感じた。
そして全員でハモる…
四人 「身の程をわきまえよ!!!」×4
漆黒 「なぜ私が非難を浴びねばならんのだ!
私は貴殿達に手を貸そうとしているのだ」
マルス仮面 「僕達に協力をしてくれると言うのかい?」
漆黒 「いや、敵対しているからだ。
飲食代を徴収しなくてはならないからな」
クロム 「漆黒がそっちに加勢するか…!」
シグルド 「それでも私達はエフラムを倒さなくてはならんのだ!
行くぞ、クロム!」
漆黒が加わったことで3対2の第2ラウンドが開かれる…
…FETV Side…
イリオス 「チッ、なんでそっちに付くんだよ」
セーラ 「童貞うざい、あんた喪男達に加勢してきなさいよ。
そんでもって漆黒に一瞬にやられてきなさい」
ユアン 「喪男達は圧倒的に不利だね…」
…漆黒 Side …
そのとおりだった。二人が陽動し、漆黒が本命を入れる…
さすがのシグルド達も防戦一方となり、じわじわ押されていく。
シグルド 「ぐっ…だがこれしきのことで私は倒せん…KINSINを倒すために!」
ルネス仮面 (漆黒さんが加わったのは、かなり大きいです…
それに仮面繋がりならあれができます!)
ルネス仮面 「波状攻撃で終わらせます!」
マルス仮面 「わかりました」
漆黒の騎士 「承知した」
仮面s 「身の程をわきまえよ!(トライアングルアタークッ)」
その攻撃がクロムに放たれる…まともに喰らったら絶体絶命だ。
シグルド 「だが命中、クリティカルが100%だろうが防ぐ手はある!」
デュアルガードでクロムを庇うが痛手を負ってしまった。
シグルド 「ちぃ、さすがに無傷とはいかんか…しかし即死は免れた!」
マルス仮面 「そんな…この攻撃を防ぐなんて…ならもう一度仕掛けるまでです!
クロム 「まずい、デュアルガードが使えない…どうする?」
仮面sは再びトライアングルアタック(以下 TA)を仕掛けようとするが、
それを遮るかのように遠く離れた場所から本日二度目の衝撃波が飛んでくる。
マルス仮面 「また衝撃波が?」
ルネス仮面 「漆黒の騎士はここにいます」
漆黒の騎士 「となれば…奴か?」
クロム 「そうだ必然的に考えて」
シグルド 「アイクしかいない、だが何をしにここに来た…?」
アイク 「…兄さん達やめないか!!」
…FETV Side…
イリオス 「ここでアイクが参戦か…
どうやら騒ぎを聞きつけて止めさせに来たみたいだな…」
ユアン 「このまま終わりになるのかな?」
セーラ 「ゴリラグズのことだから
ベオクには理解できない行動をとるに違いないわ!」
…アイク Side…
漆黒の騎士 「アイクか…邪魔をするな、私は代金の徴収で忙しい」
アイク 「なんで漆黒が?俺はエリンシアに仲介しろと言われたけだ…
兄さん達、エイリーク達はどうしたんだ?」
どうやらアイクも仮面の騎士がエイリーク達だと気づいていない。
クロム 「アイク兄さん…漆黒と一緒にいるのがルキナとエイリークなんだ!」
アイク 「そうなのか?色気のない体がエイリークなわけないだろ…
女性ならもっと丸みがあるというかだな…」
五人 「身の程をわきまえよ!!!」×5
本家も加わり、盛大にアイクに突っ込みをいれる。
アイク 「どうして俺が…それより漆黒、エイリーク達を何処だ!
まさか…お前が誘拐?
それで兄さん達が救助のために戦っているのか?」
クロム 「それはない…
(だがアイク兄さんが加勢してくれるならそういうことにしておこう)」
シグルド 「(わかった、クロム) …そう、エイリーク達は捕まって
(KINSINに)洗脳されようとしている。手を貸してくれ」
アイク 「そうか、やはりか。漆黒、エイリーク達を返してもらうぞ!」
仮面s (なんでそうなるんですか!)
アイクはシグルド達に加勢する。
これで3対3…第3ラウンドが始まろうとするのであった。
…FETV Side…
セーラ 「さすがゴリラグズね、喪男達の方に付いたわ…
あの大根芝居を普通信じる!?」
ユアン 「まあ確かにね…でも差別がテーマの主人公だから、
フェアプレーの精神ってこともありえるんじゃい?」
イリオス 「これで3対3…戦力的にもだいたい同程度だろう、
ヤッター仮面1号2号 グレート仮面ロボ対 兄弟家長男次男三男か…」
ユアン 「エリンシアさんにお仕置き(慈悲拷問)だべーってなる展開とか?」
セーラ 「甘いわね…長男(童貞)次男(童貞)三男(童貞) 対
残念仮面(断崖絶壁とストーカー)よ」
イリオス 「その例えいくらなんでも酷くないか…映ってるぞお茶の間に。
ところで何であいつら戦ってるんだったけ…」
ユアン 「エフラムかな…」
セーラ 「そうだったわね…あれ放置しておいていいの?」
イリオス 「あれだけの怪我だ、じき救急隊が回収するだろう」
ユアン 「さっき人命救助に変えるって言ってたよね…
そっちを撮らなくていいの?」
セーラ 「でも面白いからいいんじゃない?ウチの社長も言ってるじゃない。
視聴率がとれれば正義だって!」
イリオス 「人命なんてどうでもいい、さあ面白くしてくれよ!
あんた達に俺達の臨時収入が懸かっているんだ!」
…アイク Side…
シグルド 「アイクが加わったことで、こちらも三人。TAが可能だ」
アイク 「実はやってみたかったんだ。まずは漆黒にだな」
クロム 「いや、ここは一番守備力が低そうなルネス仮面を狙うべき…」
シグルド 「そうだ、確実に一人抑えた方が有利だ」
アイク 「なぜだ、兄さん!ここは漆黒だ。その方が一気に片がつく」
シグルド 「反論は聞かん!行くぞ!」
アイク 「わかった…従う」
クロム 「運命を変える!」
三人 「TA!」
兄弟家長男次男三男は妹を攻撃する。
はっきり行って大の男がするべきではない…
…FETV Side…
セーラ 「童貞sも!?TA!蝶展開!」
イリオス 「兄三人が妹にTAかますなんて、倫理的にアウトだろ…
いや変装しているからいいか…それでも放送していいのか?
俺はさすがに良心が痛むが…」
セーラ 「あんたさっき変身ヒロインがお仕置きされる
状況を願ってたんじゃないの?」
…エフラム Side…
3対3のバトルが続いている途中…誰かが声をかけた。
『あの…大丈夫ですか?こんなところで寝てると風邪ひきますよ…』
(…また堕ちてしまったのか。一刻も早く鍛冶屋に行かなければ…)
声でエフラムは意識を取り戻すが、騒動の方へ目線が行ってしまう。
何故か兄三人と仮面sが戦っていることが認識できた。
三人の仮面、一人は漆黒とすぐにわかる。
後二人はルキナとエイリークが変装しているようだ。
(兄上達とエイリークが戦っている…連携を養うための模擬戦か?ここで?)
すると兄三人達はTAをしようする、そのターゲットはエイリーク…
(いくら模擬戦でも妹一人相手に兄三人が攻撃しようというのか?
これが…これが兄のすることなのか…?)
TAが放たれようとする、もう数十秒もかからないだろう…
そこに頭の中で『マモル…』言葉が響く…
(なんだ…今のは…俺の深層心理か…?
もしかしてエーギルが俺に訴えて来ているのか?)
頭の中に再び言葉が響く…『イモウトマモル…』
(そうだ…守る、妹を守らなくては…俺は…)
『ゴマカセナイッテコトダ…|傷痕≪vestige≫ハノコル』
その後…エフラムは種を割ったが狂気に満ちていた…
…ローラ Side…
ブラッド 「おい、あれミカヤの所の兄弟たちじゃないか?」
ローラ 「本当です、男三人で襲おうとしています…さすが紋章町一の山賊団です!」
ブラッド 「…ってこんな所に人が倒れてる…」
ローラ 「あの…大丈夫ですか?こんなところで寝てると風邪ひきますよ…」
ブラッド 「(戦況の方に興味が行ってしまって…)あのTAを守るのは至難だ…」
ローラ 「この人いつも“妹を守る”っているブラッドと同族の人ですよ」
ブラッド 「何!?…一緒にするな…それより治療してやってあげろよ、
見た目は治るが、傷痕は残るからな」
ローラ 「そうですね…えぃっと……
あんなに走るなんてすっごく元気になったんですね!」
ブラッド 「一体何をしたんだ…?」
ローラ 「いいことをした後は気分がいいです、さあ帰りましょう!ブラッド」
ブラッド 「ああ…(あの杖ってバサークの杖じゃないのか)」
FETVはアイク達に注目していたため、彼らは映っていない。
そのため、エフラムの奇怪な行動の原因は迷宮入りとなってしまった。
…アイク Side…
エフラム? 「コンナコトデ…コンナコトデオレハ!GUAAAAAAA…」
奇声と共に立ち上がるエフラム。
全力でエイリークの方へ向かい、シグルドを中心としたTAからエイリークを守る。
突然の出来事に漆黒でさえも驚きを隠せなかった。
ルネス仮面 「兄上…なぜ動けるのですか……?」
エフラム? 「エイリーク…ダイジョウブダ…オマエハシナナイ…オマエハ、オレガマモル…」
エフラムの言葉は片言、姿勢はゾンビのように体を前傾気味にしていた。
目も瞳孔が開いている。
…FETV Side…
セーラ 「何あれ…滅茶苦茶怖いじゃない!素手だし、槍使いなさいよ槍を!」
ユアン 「それよりもあんなに動けるほうが怖い!」
イリオス 「進撃のエフラムみたいな感じだろ…」
ユアン 「少年が神話になったりとかでしょ?」
セーラ 「たぶん少年がシン○スカになって種を割ったんだわ…
そして厨二房とシスコンを全開させたのね…」
…エフラム Side…
エフラム? 「テキニマワルッテイウノナラ、オレガホロボシテヤル…コンナアニ…」
いつもの様子ではないことは明らかであった。そして素手でシグルドを殴りかかる。
エフラム? 「ニイサンガタイチョウカ?タイシタウデ(シキレベル)モナイクセニ!」
シグルド 「なんだと?KINSINをするお前が口にするなぁぁぁ!」
エフラム? 「サスガ、アンチキンシンハ…ニイサンノオイエゲイダナ」
怒りの拳をぶつけ漆黒カフェの壁にめり込ませた。次にクロムにむかう…
エフラム? 「アンタヲウツナラ…オレガウツ!」
クロムを殴りシグルド同様の状態にした。漆黒は店を破損されと放心状態になってしまった。
エフラム? 「コレガデスティニーノチカラダ…ソレニ、アンマリツヨクナイヨナ、
アニウエタチ…ムカシハツヨカッタッテヤツカ…」
エフラムは残ったアイクにも攻撃をしかける…
アイク 「どういうつもりだ…エフラム?」
エフラム? 「アンタハホントワカッテナイヨナ…エイリークガカワイソウダ…」
アイク 「なんだとお前は変だ…冷静になれエフラム!(負の感情に取りこまれたのか?)」
アイクは疑問を感じながらも臨戦態勢をとり、体の負担を危惧しなんとか説得を試みる。
アイク 「エフラム、その怒りの、本当の理由を知らないまま戦うな!」
エフラム? 「ナニヲイッテイルンダ、アンタハ!イモウトダトワカッテイナイクセニ!」
アイク 「聞く耳もなしか…なら、戦わさせてもらう!」
エフラム? 「アンタガタダシイトイウノナラ、オレニカッテミセロ…」
ラグネルを構えて迎撃に入る…目的は戦闘不能にすること。
全力でいかず最低限のダメージで済ませようとした。
エフラム? 「アンタハオレガウツンダ…キョウ…ココデェ!」
ラグネルを盾にしながらエフラムの打を受け流していく。
アイク (怪我を負っているとはいえ、どうしてこれほど動ける…?
それに長期戦良くない…どうする?)
素手の相手ではラグネルでは大きすぎ、振り切る時間がかかり過ぎる。
この間に懐に入られて攻撃を受けるだろう。
距離をとるために打を受けた瞬間に力を入れエフラムを吹き飛ばす。
だが距離が浅すぎて剣を振ることができなかった。
エフラム? 「イッツモソウヤッテ、ヤレルトオモウナァァァァ…」
実はアイクはもう一本剣を背負っていた…アロンダイト。
エフラムは吹き飛ばされると同時に鞘から抜き出し奪い取り距離を置く。
幼い頃、剣術も心得ていたエフラム…
その構え諸手持ち中段の構えをし、剣先をアイクに向ける。
エフラムに武器が渡ってしまったが、逆に好都合である。
アロンダイトの重量を考えれば太刀を入れるのに隙間が生まれるからだ。
勝負は一瞬で決まる…エフラムが動いた時…しかし第三者が介入するのであった。
空から手槍がエフラム目がけて降る。
エフラム?は反応し放たれた手槍を避け、そして焦点を空に向ける。
エフラム? 「フリーダム?ナンデダヨ…ソンナ…ナンデ……!?」
翼のある物体が飛んでいることを認識するが、日が落ちかけていて誰かは判断できなかった。
生じた隙にアイクは天空による斬撃ではなく衝撃波を入れる…
目的は最低限のダメージで戦闘不能にすること。しかし蝶反応、蝶のように舞いかわすエフラム
エフラム? 「イマノガテンクウダッタラオワッテタッテ…
ソウイイタイノカヨ!アンタハアアアァ!」
再び憤り、アイクに攻撃を仕掛ける…
それをエイリークはアイクの前に仁王立ちをして止めさせようとする。
ルネス仮面 「だめです!兄上!」
どうして、敵であるアイクを庇うのか…エフラムは混乱しさらに正しい判断ができなくなり、
エフラムは妹であるエイリークを斬りかかる。
天馬騎士も助けに入ろうとするが間に合わない…
エフラム? 「ヤメロロロロォォォォ」
刹那…アイクは種を割り、大天空を放つ。
アイク 「この→バカ↑ヤロウッ↓」
“この→”でエフラムの剣…アロンダイトをはじき飛ばす。
武器を失ってもなおエフラムは拳撃をする。
それをラグネルで受けとめ、“バカ↑”で上にぶちかます。
そして自分も飛び跳ね“ヤロウッ↓”で叩き落とした。
これにてエフラムは地面に沈む。
そして天馬が舞い降りるのであった。
天馬騎士も一瞬のことで呆気をとられたが、すぐに我に戻る。
エフラムが戦闘不能であると確認後、念をいれスリープの杖で眠らせた。
アイク 「すまん、援護感謝する」
??? 「いえ、気にしないでください…こちらもこれが仕事ですから…」
ルネス仮面 「助かりました…貴女は?……もしかしてティアモさん!?」
ティアモ 「そうだけど、どちら様ですか?」
ルネス仮面 「私です、エイリークです!急に学校を退学されてどうされたかと
心配していたのですが、警察になっていたとは…」
ティアモ 「まあね。それより彼は我が署で保護します。
これだけの騒ぎを起こしたらやむおえません」
ルネス仮面 「わかりました」
そう言って天馬騎士はワープを使用し、エフラムを署に送る。
ティアモ 「では私はこれで…」
颯爽と飛び去った…その途中でエリンシアとすれ違うのであった。
…FETV Side…
イリオス 「なんとか終わったようだ…種死の最終回を見ていたような…」
セーラ 「ていうか手槍意味なかったわね…ダサッ」
…アイク Side…
事態の収拾がつき、エイリーク達は仮面を外す…その時やっとアイクと漆黒は彼女達だと認識する。
アイク 「仮面の騎士たちが…」
漆黒 「乙女達だったというのか…」
ルキナ 「そうです、変装として欺けたのはいいですが、
ルネス仮面 「心に傷痕ができました…」
漆黒 「改めて代金を払われよ…」
エイリーク 「そうでした!ルキナさんの分も合わせて800Gでしたね…
ルネス仮面 「それではこれで…」
漆黒 「足りないな…この請求書を見られよ…」
エイリーク 「何ですかこの<$$$>な数字は!私達お茶しか飲んでいませんよ!」
漆黒は黙って壁にめり込んでいるシグルド達を指差す。
どうやら店の修繕費込みの額のようだ。
ここでエリンシアがやって来る…酷い有様な状況に御立腹であった。
エリンシア 「一体これはどういうことかしら?お仕置きね…」
漆黒 「なぜ私も含まれているのだ!私は店を壊された被害者だぞ!」
エリンシア 「連帯責任♪」
★
※兄弟家 居間※
エリンシアが出かけた後、他の兄弟達は居間に集まり、FETVの放送を最後まで見ていた。
エリウッド 「蝶サイコー、エフラムが警察に!修繕費がまた増えた!
もうウチは破綻だ!」
マルス 「また警察の厄介になりましたね…」
リン 「残念ね…愛しのエフラム兄さんと離れ離れになるなんて!」
マルス 「止めてくださいそのネタはもう前回で終わりましたから」
リン 「ま…そういうことにしてあげようかしら」
マルス 「…それにしてもエフラム兄さんはあれだけ動けたんでしょうね…?」
アルム 「あれじゃない、シスコンパワーってやつ」
セリス 「それなら納得できるかもしれない…」
ミカヤ (そう言うレベルの話ではない…エフラムが急に動けるとしたら…
あの子、アレの存在に気づいたのかしら…)
ミカヤはとあることを危惧していたが実際はローラによるものであった。
ロイ 「どうしたの、ミカヤ姉さん?」
ミカヤ 「ん?ごめん、ロイ。あまりにも酷い有様だったから気が動転しちゃって…」
ヘクトル 「あいつ…大丈夫なのか?」
ロイ 「ヘクトル兄さんでもエフラム兄さんのこと気にするんですか?」
ヘクトル 「うっせー、ロイ。俺が気にしているのは、
アイツの体じゃなくて単位の話だ。ブタ箱に放り込まれていたら
出席日数足りなくて卒業できなくなるってことだ」
リン 「たしかに成績もあまり良くない方だから
出席日数を落としたら確実にアウトね」
マルス 「落第なんて…恥ずかしいですね。
僕の評判まで落ちかねませんから仕方ないので替え玉を
用意して登校させましょう(…チェイニーにあたりに頼むか)」
ミカヤ 「それだったら私に任せて、いい人材がいるわ!」
マルス 「そうですか…ミカヤ姉さんの…ならお願いします」
ミカヤ 「すぐに行ってくるわ…」
ミカヤはリワープを使って、その場から消え去った。
その後、エリンシアと他が帰宅する。
リーフ,ティニー,エイリーク,ルキナ,シグルド,クロム, アイク,漆黒…
騒ぎを起こした者は全員正座させられ大反省会を開きこってり絞られたのだった。
★
※デイン地区 教会※
ミカヤ (たしか彼は…ローラと一緒に住んでいたはずだから…)
古びた教会の戸を開け、中を伺えば…
司祭 「おお…これは暁の団…いえ兄弟家のミカヤ様ではありませんか。
どうされました?」
ミカヤ 「ちょっとローラに…というより、ブラッドさんに用がありまして…」
司祭 「そうでしたか…彼女らは今外出しているので、
もう少しで戻って来ると思いますが…、待たれますか?」
ミカヤ 「お邪魔ですがそうさせてもらいます」
ミカヤが教会を訪れてから数十分が経った頃、ローラ達が帰って来る。
ローラ 「ただいま戻りました」
ブラッド 「戻りました」
司祭 「ローラや今帰ったのか。ブラッド…お客様がお見えになっているぞ」
ブラッド 「俺にですか?…わかりました
(一体誰なんだ、自慢じゃないが俺はあまり人と接点がない…)」
司祭 「客間で待たしている、行ってくるがいい」
ブラッドは来客の元に向かう、残ったローラは…
ローラ 「司祭様、今日私は善行をしました…(中略)…」
司祭 「おお…そうか、ローラの祈りがアスタルテ様に届いたのか…」
※教会 客間※
ブラッド 「お待たせして申し訳ありません……
俺に用というのはミカヤさんだったですか」
ミカヤ 「そうよ、急に来ちゃってごめんね…それで話なんだけど」
事情を話すミカヤ、聞くに従い顔が険しくなっていく。
ブラッド 「俺にしばらくエフラムの代わりをやれということですか…
勘弁してくださいそれに何で俺なんですか?他にも選択肢はあるはずでしょ」
ミカヤ 「そうだけど…ブラッドが一番エフラムに近いからよ。
武器は槍で職業もソルジャー、鎧もDLCのエフラムに似ているじゃない!
あと立っている髪をもう少し丸くしたらほぼ一緒、だから頼んでるのよ」
ブラッド 「ジョフレ将軍とかフィンさんの髪型を
いじってもいいんじゃないですか?」
ミカヤ 「外見だけならそれでいけるけど…問題は中身なのよ!
あなた、原作で仲間になるときのこと覚えてる?」
ブラッド 「それと何が関係あるんですか?」
ミカヤ 「たしかローラの説得によって寝返ったのよね…
その時なんて言ったっけ…ユンヌお願い」
ユンヌ 「やっと私の出番ね…その時を再現するわ」
「妹同然のお前を痛めつけるような真似はしたくない…
(中略)…
お前一人くらいなら見逃してやるから…
(中略)…
これからは司祭様の教えのどおり、自分の正しいと信じる道を選ぶさ」
ブラッド 「………」
ユンヌ 「造反するに前にも、
ローラを逃がすためわざと敵(暁の団)を侵入させたり…
兵士としてどうかしているわ…
それに自分の正しい道ってシスコンってことでしょう。
実の妹じゃなくて幼馴染みだけどね」
ブラッド 「それ以上言わないでくれ…」
ユンヌ 「要するに、あんたはだーい好きな妹分のために自分の人生棒に振る
自称実はいい兄貴よ。まっ、そんなわけで中身的にもエフラムに近い
アンタが選ばれたってわけ!光栄に思いなさい」
ローラが入って来る。
ローラ 「やっぱりそうだったのですか、ブラッド!
私の言った通りエフラムさんと同族って言ったじゃないですか」
ブラッド 「…違う」
ローラ 「悪い話じゃないんですか?ミカヤさんの家には妹がいますよね…」
ミカヤ 「ええ、三人(エリンシアは除いて)いるわ。
揃いもそろって全員美少女よ、性格も…いいしね」
ユンヌ 「それにエフラムになりすましたら…たちまちあんたの周りは妹だらけよ。
もしかしたらこれを機に恋が芽生えるんじゃない?
フラグが立てば出番も増えるわよ!」
ローラ 「ブラッドに恋人さんですか…見たいですね…」
ブラッド 「いや…俺は恋人なんていらん…」
ユンヌ 「恋人はいらんっていうことは、 “俺には妹がいてくれればいい”
つまり、あんたはシスコンでエフラムってことでファイナルアンサーね」
ミカヤ 「いい誘導尋問ね、ローラ」
ブラッド 「マジでやめてくれ…」
ユンヌ 「話もまとまったこだし、ここにサインしなさい!」
ブラッド 「なんだ、体勝手に動く!」
ユンヌの神通力でブラッドを思いのままに操り、ある紙切れに署名をさせるのであった。
ミカヤ 「ユンヌ、ありがとね」
ローラ 「何をされたのですかミカヤさん?」
ミカヤ 「血の誓約書に署名してもらっただけよ! 」
ブラッド 「嘘だろ!?」
ユンヌ 「別に死にに行くわけじゃないんだから、大人しく従いなさい」
ブラッド 「普通にバルキリーに世話になってるだろ!」
ミカヤ 「契約も済んだことだし、すぐに戻って家族会議ね!
さ、ブラッド送ってあげるわ!」
ローラ 「私も付いて行っていいですか?ブラッドの恋人さんみたいですし!」
ミカヤ 「え……ローラはいいわ、司祭様一人残しておくのもなんだし…
(ローラが来ると話がややこしくなるのよね!)」
ローラ 「なんでですか~私も暁の山賊団の一員なのに…
仲間外れにするなんて酷いです!」
ミカヤ 「これは大事なことだから家族だけで話がしたいの、
ごめんなさいね(ユンヌ…ローラを抑えといて)」
ユンヌ (え~いやよ、絶対疲れるじゃない)
ミカヤはブラッドをゲットし、彼をワープさせ自分もリワープで家に戻る。
残されたユンヌはローラが追ってこないように足止めをするのであった。
★
※兄弟家 居間※
ミカヤが戻った時には反省会はお開きで、夕飯の支度に取りかかっていた。
ミカヤ 「ただいま~、連れてきたわよ、この人がエフラムの替え玉さん」
マルス 「…これがミカヤ姉さんのいう適材な人ですか、外見は似ていますね
(…ブラッドさん、ご愁傷様です) 」
ミカヤ 「親睦会を兼ねて夕飯にしましょう!エリンシア手伝うわ!」
クロムは緊急な仕事(エフラム関連)が入ったため家を出たため、それ以外での夕食となった。
食事前、ブラッドは自己紹介をすることになる。
ブラッド 「よろしくお願いします…」
エリンシア 「ごめんなさいね、お家騒動に巻き込んでしまって」
ブラッド 「こんなに大勢で食事を取れるなんていいですね、俺は孤児でしたから…」
ミカヤ 「しばらく頼むわね…ブラッドじゃなくてエフラムって呼んだ方がいい?」
その後一通り家族紹介を終え、いただきますをする。
ブラッドは世話になる礼儀として酒をつごうする、
シグルドは小声でブラッドにだけに聞こえるように話す。
シグルド “君…シスコンなんだって……何で知っているかって?ミカヤ姉上に聞いたからさ…
私は別に気にしないさ。どうせなら…貰ってくれてもかまわんぞ、特にセリカ。
長男がそれでいいのか?君の品性は悪くないからな、エフラムよりよっぽどマシだ。
それに私はKINSINが嫌いでね、それを阻止くれるならそれでいいんだ”
その後、普段は食べるのに夢中で会話に入ってこないアイクが珍しく自ら話かけてきた。
アイク 「あんた…たしか…ラグズ連合対デインの合同模擬訓練に参加していたな。
俺もラグズ側に参加してたから、あんたの強さは良く知っている」
ミカヤ 「そうね私もデイン側いたけどブラッドがいなかっら即終わってたし…」
※ミカヤ姉さんは本気を出していません
ヘクトル 「そうなのか、アイクの兄貴達がいうほどなら…
俺も手合わせしてくれよ。最近骨のある奴とやりたかったからなぁ」
ブラッド 「…死なない程度でお願いします」
またしばらくして夕食中にもかかわらず突如ワープの陣とともにローラが現れる。
ローラ 「ミカヤさ~ん、ブラッド、来ちゃいました!」
ミカヤ 「げっ、ローラなんで来たのよ!(ユンヌは陥落されたの…)」
ユンヌ 「ごめん、ミカヤ~あのペースは神様の私でも無理だわ!」
エリンシア 「ローラちゃん、夕食時にお邪魔しちゃ、駄目じゃないの…」
ローラ 「でも、この中にブラッドの恋人さん候補がいるんですよ」
家族 「はあ?」
ローラ 「ブラッドが替え玉役を快く引き受けたのは、
エフラムさんになりすまして妹さんをGETするためなんです」
家族 (マジで……)
ブラッド 「俺はただ血の誓約書を契らされただけだ、そんな冷めた目で見ないでくれ…」
ローラは兄弟家の面子を眺めエイリークに焦点を当てる。
ローラ 「あなたがブラッドの恋人さんですか?」
エイリーク 「…違います」
違ったので、次にセリカに聞く。
ローラ 「ではあなたですか?」
セリカ 「私にはアルムがいるの」
ローラ 「そうですか…ではあなたでしょう!」
セリス 「僕は男です」
ローラ 「男の子だったのですか!おかしいですね…
ミカヤさんが言うには三人妹がいるって…」
リン 「あの…もしかして、あなたの中では私は妹に
カテゴリーに入らないの?これでも15ですけど…」
ローラ 「えっ?そんな成熟した15歳なんているわけないじゃいですか」
ブラッド 「俺も年下とは思わなかった…」
リン 「なにーーーーーー!」
ローラ 「でも困りましたね…司祭様はブラッドがお嫁さんを
連れて来るのを楽しみだとおっしゃられたのに…」
家族 (あんたじゃないのか…)
マルス 「なんかランクアップしてるんですけど!」
ロイ 「最初恋人とか言ってたよね…」
ミカヤ 「ローラは筋金入りの天然だから…仕方ないわ…」
ローラ 「ああ…これでは私のいる教会は滅びの一途をたどってしまうのですね…」
家族 (なんでそうなる…)
セリカ 「今教会って言ったわね、あなたの教えは何教?」
ローラ 「アスタルテ教です」
セリカ 「あなたの教会が朽ち果てる前に私が出向いて滅ぼしてあげるわ!」
家族 (またセリカの悪い癖が……)
ローラ 「まあ、嫁ぎに来てくれるなんて、あなたがブラッドの恋人さんだったんですか!」
セリカ 「なんでそうなるのよ!それに私はミラ教で異教徒なのよ」
ローラ 「そうなんですか?でしたら乗りかえられたらいいです」
セリカ 「敬虔なミラ教の信者の私ができわけないじゃない!」
シグルド 「セリカ…すぐにでもアスタルテ教に変えなさい!兄さんは許可します」
ローラ 「万年係長の御墨を貰いました!良かったですねブラッド!これで晴れて夫婦です!」
ロイ 「シグルド兄さんご満悦だ…」
セリカ 「これだからミラ教以外は邪教なのよね…だからさ…消さなきゃいけないわね…」
アルム 「セ…セリカだめだよ、ライナロックを使っちゃ…」
漆黒 「TPOをわきまえよ」
ロイ 「なんで漆黒さんがいるの、しかも一緒に食事までとってるし!」
エリンシア 「セリカちゃん!ブッ飛ばしますわよ!」
セリカ 「聞く耳もたないわ…ライナ……痛っ」
セリカがライナロックを唱え終わる前…頭に鈍い衝撃が走る…
どうやらローラが杖ポコをしたようだ。
ローラ 「あなたは神様のお与えになった力を破壊に使うのですか!
ロイ 「そういう人には杖ポコでお説教です」
ローラはセリカの頭を木魚の如くポコポコ叩く、
力は抑えられていてあまり痛くはないのだが…
セリカの怒りのボルテージは遂に限界突破する。
セリカの種が割れた。今回二度目のシン○スカの誕生だ
そしてアイクはまたアロンダイトを奪われるという失態を起こす。
セリカ 「お前ら(邪教達)がいるから…世界はあぁぁ!」
ロイ (種割れ、カッコいいかも…)
アルム 「ここは殿中だから、御法度だよセリカ!」
ローラ 「刃物まで用いるのですか!これはもっとお説教が必要ですね!」
さすがにまずいと思ったブラッドはローラを助けようと主役らしく種を割り、
アイクのようにセリカを止めようとする。
ローラ 「……と思いましたけど、先に司祭様に報告に帰ります…」
するとリワープで消えて行き、全員仰天してしまった。
ブラッド 「え!?マジで?」
ローラの奇怪な行動に注意を取られたブラッドだが、
振り返ると目前に突きの構えをしたセリカが待っていた。
セリカ 「あんたが悪いのよ…あんたがエフラム兄さんに似ているからぁぁぁ」
ブラッド 「そんな言いがかりな、俺は……」
セリカ 「許すもんかぁぁぁぁぁぁ」
ブラッド 「(刺されて)俺は英雄じゃない…
そんなことわかってたさ…けど、俺は…」
ミカヤ 「ブラッド!しっかりして…」
★
※イーリス署 ルフレ専用の部屋※
時間を少し戻らせて夕方…
ルフレ 「やっと『エフラム更生計画』が完成したぞ!これならイケる…はず」
慌てた様子でリズが部屋に入って来る。
リズ 「ルフレさん、大変だよ。エフラムが街で暴れ出したんだよ」
ルフレ 「なんだと!?で今はどうなっている!」
リズ 「お兄ちゃんが止めようとしたけど、倒されちゃったんだ」
ルフレ 「クロムが…、至急応援を送ってくれ…」
ティアモ 「大丈夫よ。彼なら私が鎮圧して署に送っといたわ…」
ルフレ 「そうか…。エフラムが取り押さえられたとなれば…
再び外に出られるのは当分先か…だとするとこの計画をする意味があるのか?」
ティアモ 「それがどうしたの?」
ルフレ 「君がキーパーソンとなる計画だよ…いやなる計画だったがもう水の泡さ」
ティアモ 「つまり…私とクロム様が結ばれる可能性が消されたことになるの?」
ルフレ 「(別にクロムと結ばれるわけでないが…)話が続かないからそうなる」
ティアモ 「そんなーーーー!」
…エフラム自身のブタ箱行き、代替キャラ…ブラッドの登場による主役降板。
こうしてイーリス署のエフラム更生計画は始まる前に終焉を迎えた…
ティアモ 「ここまで引っ張ったまま終わっちゃうの!?
まだ革命を起こしていないし!クロム様と結婚できないじゃないの!」
ルフレ 「君とクロムは結ばれないデスティニープランなんだから…
自分の役割を享受したほうが幸せだと思うけど」
ティアモ 「変わらない世界や運命なんては嫌なのよ…」
ルフレ 「傲慢だね!さすが最高のコーディネーターいや天才」
ティアモ 「何それ?私は唯の一人の人間よ!
…覚悟はある!|私は戦う≪Tomorrow Meets Resistance≫!」
MISSION IMCOMPLETE…