私がキョウリュウジャーの活動とフルート奏者を両立させると決意してから数日後私は次の演奏会に向けて音楽教室でフルートの練習を続けていた。
上野先生「最近調子がいいみたいね」
上野先生が練習を見に来てくれて私は学生時代を思い出しながら楽しく演奏していた。
上野先生「前より調子いいけど何か良い事があったの?」
先生が聞いて来て私はビクッと肩を震わせた。私がキョウリュウジャーになったのは先生には内緒にしていた。
清香「あーっ何でも無いですよ!!あははっ!!」
こういう時私は自分を誤魔化すのが特に苦手だ…誤魔化そうとした所で自分で墓穴を掘ってしまう事が多い…だから私は隠し事をするのが苦手なのである。
清香「えっと…実は…」
上野先生「やっぱり何か隠してたんだね!!清香ちゃんはホントわかりやすいなぁ…」
先生はやっぱり私が何かを隠している事を察していたようだった。
上野先生「気になるけど敢えて聞かないでおくよ、他にも頑張らないといけない事が増えたってところでしょ?演奏と両立できるように頑張ってね。」
先生が敢えて深く聞いて来なかった事に安堵しながら私はこれからの活動に向けて頑張ろうと改めて自分を奮い立たせた。
先生と別れてから私は音楽教室から帰ってくる途中、私のモバックルから着信が鳴る。このモバックルは獣電池を収納するだけでなく通話やメールも出来る優れ物である。
ノブハル「あぁっ!!清香ちゃんよかった〜清香ちゃんは無事なんだね!?」
清香「ノブさん?」
着信はノブハル…私はノブさんとお呼びしているが何か慌てているようで無事とは一体どういう事なのか…?
清香「何かあったんですか?」
ノブハル「あぁーっとにかく大変だからスピリットに来て〜!!」
なにやら相当緊急のようで私は急ぎ足でキョウリュウジャーの拠点であるスピリットベースに向かう事に…
清香「それで…これは一体どういう状況…ですか?」
スピリットベースに着いたものの…そこにはすっかりだらけきったキョウリュウジャーの面々だった。
ダイゴ「なんか大変みたいだな…き・よ・か」
空蝉丸「さっきのナンパの話でござるが…」
イアン「ウッチーにできるかな?はっはっはっ」
清香「これは…ブレイブが微塵も感じられない…」
確かに街中でだらけてる人が居たのを私は目撃していた。あれはデーボモンスターの仕業によるものだったのか…
トリン「秋祭りも迫っているというのにこれは深刻だ」
清香「秋祭り?もしかして商店街の出し物ですか?」
トリンの話によると商店街の秋祭りの装飾作りでノブさんの仕事である「なんでもや」のまるふくが装飾作りの担当する事になったそうでダイゴ達メンバーも手伝う予定だったのだが…みんながだらけてしまってそれどころではなくなったそうだ。
清香「連絡を受けて来たんですけどノブさんは?」
トリン「すでに事態の究明に動いている」
みんながまともに動けない以上…私がみんなの分まで頑張るしかない!!
そう思った私はすぐにスピリットベースを飛び出して、ノブさんを追う事に…
清香「今行きます!!ノブさん!!
ノブハルside
一方ノブハルは広場にて今回の事件の元凶であるデーボバカンスが太陽にいる事を突き止めていたがそこにキャンデリラ、ラッキューロ、ドゴルドとデーボバーカンスが現れた。
キャンデリラ「あらあらばれちゃった?」
ノブハル「宇宙から朝日と共にホリデービームを街中に操作してたんだな!だから、キング達もそれを知らずに浴びて…」
キャンデリラ「そーよ♪1時間浴びるとホリデー人間になっちゃうの!」
ノッさん「そいつは、巨大なバーカンスの光を反射して、日陰に当てるための鏡。分身なんだろ!だから、ガブリボルバーが跳ね返された!」
キャンデリラ「ピンポーン!貴方すっごーい!パチパチ!」
ラッキューロ「ダジャレばっか言ってる冴えないオッサンかと思ったら…案外切れるんですね!」
ドゴルド「ネタが割れたところで…お前1人に何が出来る?」
確かに敵が4人と強敵揃いでノブハル1人だと苦しい戦いになりそうではあるが。ノブハルは、怯みもせずにモンスターへ一歩踏み出していた。
ノブハル「冴えないおっさんを舐めるな〜それに…僕は1人じゃない!!」
そこへ駆けつける1人の黒髪の女性。その人こそノブハルが待ち望んでいた人であった。
ドゴルド「てめぇはっ!!」
清香「ノブさん…お待たせしました!!」
新しいキョウリュウジャーメンバーの1人雨宮清香であった。
清香「みんなの秋を返してもらいますよ!!」
次回 秋祭りを取り戻せ!!