旋律の勇者   作:雨風歌

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17話 試練

 

ある日私は、鉄砕さんに呼び出されてとある場所に呼ばれていた。

 

清香「鉄砕さん…?何の御用でしょうか?」

 

鉄砕「特訓だ」   

 

清香「えっ!?」

 

鉄砕「お前には我々と共にある重大な任務を手伝って貰いたいのだが、戦士としてお前はまだまだ経験不足だ。」

 

そういえば私はキョウリュウジャーになりたての新人だという事をふと思い出した。言われてみれば私がキョウリュウジャーの活動を始めてから、まだ2ヶ月ぐらいしか経っていないから当然だ。

 

鉄砕「トバスピノを通じて俺の相棒のブンパッキーを扱う以上、俺との修行でブンパッキーを適切に扱えるように俺のある奥義を身に付けて貰う」

 

石頭であるブンパッキーは鉄砕さんが認めた物にしか扱えないそうで。以前キングさん達もブンパッキーを扱う上で修行の場で厳しい特訓をしたのだとか。

 

鉄砕「俺の課題をクリアしない限りお前を戦士として送り出す事はできん。」

 

清香「わかりました…一人前の戦士になれるよう…頑張ります!!」

 

私は改めて気合いを入れて課題に臨めるよう自身を奮い立たせた。

 

鉄砕「ではこの中に入って貰う」

 

そう言いながら鉄砕さんは小さな武闘殿のような箱を私の前に差し出した。

私は深呼吸して顔を近づけたところ…私は一瞬の間に小さくなり、小さな武闘殿の中に降り立った。

 

清香「ここが…私の修行場所…」

 

私が降り立つのと同時にキョウリュウグレーとなった鉄砕が私の目の前に降り立ち頭に紙風船のような物を付けて歩み寄って来る。

 

鉄砕「この風船を割って見せろ!!ただしフルートバスターの使用は禁止だ」

 

清香「わかりました」

 

私はすぐに鉄砕さんの頭の風船を割ろうとガブリボルバーを連射しながら駆け出すのだが…

 

鉄砕「甘い!!ホワッチャー!!」

 

清香「あぅっ!!」

 

私の繰り出したカブリボルバーの銃撃を突如取り出したヘルメットで防ぎ、私の胸に強い一撃を繰り出され、私は一瞬で遠くまで飛ばされて地面に倒れ込んでしまう。

 

鉄砕「変身しても構わんぞ」

 

清香「キョウリュウチェンジ!!」

 

私はすぐに体勢を立て直してガブリボルバーに獣電池を装填してサンバのリズムを取り引き金を引いて変身を完了させた。

 

清香「行きます!!はっ!!」

 

私はガブリボルバーでの銃撃をやめて素手での格闘戦を選択し、スーツによって強化された脚力で高く飛び上がり、鉄砕の頭の風船に狙いを定めたのだったが…

 

清香「っ!?そんな?」

 

私の拳は軽く受け止められてしまいそのまま腕を回され地面に引き倒されてしまう。

 

清香「ぐあっ!!」

 

私は背中から落下し一瞬息が出来なくなり、地面で呻いた。しかしすぐに倒れたまま足払いを掛けようと必死に身をよじるがジャンプで躱わされてしまう。

 

鉄砕「こんなものか…?トバスピノに選ばれたと聞いて期待していたんだがな…」

 

私は拳を固めて蹴りを交えて攻めるが…何度も地面に転がされてしまう。なんとか立ち上がろうとするも力が抜けて膝をついてしまう。

 

清香「うっ…やっぱり鉄砕さん…強い…」

 

鉄砕「まだまだお前は甘すぎる!!この程度では来たるべきデーボスとの戦いで足を引っ張るだけだ!!」

 

鉄砕の厳しい一撃に私は頭は硬い石頭で殴られた衝撃を受けた。私が呆然とする中、鉄砕は必殺技の構えに入った。

 

鉄砕「受けてみろ!!奥義…鉄砕拳・激烈突破!!」

 

清香「きゃあああああっ!!」

 

鉄砕さんの奥義をまともに受けてしまい私は高く跳ね飛ばされ、地面に受け身を取れずに叩きつけられてしまう。あまりの衝撃に腰に付けていた私のガブリボルバーが吹き飛び鉄砕さんの足元に転がってしまった。

 

清香「うぅっ…」

 

私は立ち上がる事も出来ずに地面に倒れたまま必死に地面をもがいた。

 

(ガブリンチョ・グルモナイト)

 

さらに追い討ちをかけるかの如く鉄砕さんは私のガブリボルバーを拾い上げてグルモナイトの獣電池を装填し私に向けて放った。

 

清香「あぁ…視界が…定まらない…」

 

私は目がぐるぐると周り、バランスを保てず再び地面に倒れ込んでしまう。

 

 

私の修行場まだまだ始まったばかりだ…

 

 

 

 

次回  魔洞湖へ

 

 

 

 

 

 

 

 

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