私はそれからガーディアンズ獣電池の効果を浴び続けて抵抗出来ずに何度も地面を転がった。オビラップーの強烈な匂い、イゲラノドンのくすぐりにアーケノロンの重力などの特殊な攻撃に私は次の一手を繰り出せずにいた。
清香「私の集中力を的確に削ぎに来てる…」
私が次の攻撃を放つ前に特殊攻撃で私の抵抗を無力化させて来るのでかなり厳しい相手だった。しかも、私のガブリボルバーが奪われているため銃撃も出来ない。
清香「一瞬でもいい…私に強い一撃を繰り出せるチャンスを…」
私は目を瞑り、反撃のチャンスを掴むため動きを止めた。心を無にして落ち着かせたところ、匂い、くすぐり、重力の感覚を感じなくなってきた。そのまま拳を固めて下半身に力を入れて踏ん張ることで力を溜めた。
鉄砕「覚悟を決めたか…受けてみろ鉄砕拳・激烈突破!!」
鉄砕さんが奥義技を放つが私もすでに力を溜め終わり、反撃の一撃の準備を終えていた。
清香「見よう…見真似の… 鉄砕拳・激烈突破!!」
私は見よう見真似で技を放ち鉄砕さんの拳と私の拳がぶつかった。
清香「うぐっ…」
鉄砕「ぐあっ!!」
鉄砕さんの拳は私の腰に、私の拳は鉄砕さんの石頭に当たり、マスクにヒビが入る。
鉄砕「見事だ…雨宮清香、お前を認めよう…」
鉄砕さんの声が聞こえて来たが、私はもう意識を保てず地面に倒れ伏し、ついに変身が解けてしまい私の体を守っていた紺色のスーツが消滅してしまう。
鉄砕「俺の頭にヒビを入れたのはダイゴに続き…お前で2人目だ」
次に私が意識を取り戻した時には私はすでに武闘殿から現実世界に戻って来ており、私の顔には湿布が貼り付けてあった。
鉄砕「今回の課題で極限状態の中、俺の技を見よう見真似でよく掴んだな。」
鉄砕さんが私を褒めてくれ、、私は照れ臭くなって頬を赤く染めた。
鉄砕「今回の修行でお前はまた一つ強くなった…だから今回ブラギガスと最後の秘石探しの旅にお前を連れて行こうと思う。」
清香「私を…ですか?」
鉄砕さんの話によると私が修行している間にキングさん達が12個目の秘石を手に入れたのだと言う。
鉄砕「そして最後の秘石の元に最後の獣電竜であるブラギガスが眠っている。お前にはブラギガスの眠る正確な位置を見つけて欲しいのだ」
数日後、私は鉄砕さんとラミレスさんと一緒にあちこちの山を駆け回っていた。
ブラギガスの眠る場所が山の何処かにあるというのだが、ブラギガスが死んでからかなりの年月が経ってしまい、周りの地形も変わってしまったので正確な位置が割り出せないで居た。
ラミレス「スピリットパワーでもなかなかブラギガスの気配は探れませんネ」
鉄砕「昔とはだいぶ地形が変わってしまい場所が絞れないな…」
(何かブラギガスを探知できる何かが有れば…)
私はそう思ったが探知機なんてものが無い以上地道にしらみ潰しに探していくしかなさそうであったが…私はふと頭の中で何かを思いつく。
清香「私のフルートバスターの演奏で反応を見つけるのはどうでしょう?」
私の一言で鉄砕さんとラミレスさんがハッとした顔で振り向いた。
初めてトバスピノと出会った時、私のフルートの奏でる旋律によってトパスピノが導かれたのを思い出す。
鉄砕「獣電竜が反応を示した事がある以上やってみる価値があるだろう」
ラミレス「ナイスアイディアです!!ぜひぜひお願いしたいデス」
私はすぐにフルートバスターを構えてすぐに演奏を始めた。山の中に私のフルートの優しく清らかな旋律が響き渡り鉄砕さんとラミレスさんが辺りを必死に観察する。
清香「あそこっ!!」
すぐ後ろの山の近くの湖底の方から何かがキラキラと輝いて居るのが見えた。私達は至急現場に急行した。スーツの力であっという間に山を駆け下りる事が出来た。
鉄砕「ここは…魔洞湖だ…」
清香「魔洞湖?」
鉄砕「わかりやすく言うなら地獄だ…」
清香「地獄…ですか?」
かつてこの辺りの場所はデーボスとの決戦の場所なのだと言う。殆どの恐竜たちが死滅する中、デーボスは、自分を守らせるべく大地の魔神ガドマと呼ばれる怪物を生み出して、ブラギガスと相打ちに近い形で共に大地の底に沈んだのだと言う。
鉄砕「ブラギガスの亡骸はこの湖底に眠っているようだが…この下は大地の闇と呼ばれるデーボスの地獄がありブラギガスは地獄に囚われて引き上げれん…」
清香「一体どうしたら?」
鉄砕「これは…トリンやみんなの協力が必要だ…」
次回 ガーディアンズのメロディー