旋律の勇者   作:雨風歌

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21話 決着

 

清香「私はまだ…終わって…ません!!」

 

ドゴルドの必殺技を受けたものの再び立ち上がった私はドゴルドに向き直った。

 

ドゴルド「知ってたぜ…お前が諦めの悪い奴だったって事をな…やれやれ…頭が痛ぇぜ…」

 

そう話しながらドゴルドはやれやれといった感じで頭を抱える。

 

アイガロン「あれぇ…?なんだか最近のドゴちゃんエンドルフみたいで沁みるわぁ…」

 

イアンと戦闘を繰り広げていたアイガロンがそう呟く。いつも通り涙を濡らすが、突如としてドゴルドは動きを止めた。

 

ドゴルド「っ!?エンドルフ…みたいだと…!?」

 

剣を下ろして頭を抱えて動きを止めたドゴルドだがその隙を私は逃さなかった。

 

清香「鉄砕拳・激烈突破!!」

 

ドゴルド「どわぁぁぁ…」

 

私の咄嗟に放った鉄球を模した拳がドゴルドの体に突き刺さり衝撃で遠くへ見えなくなるぐらいに吹き飛ばされてしまった。

 

鉄砕「おぉっ!!ついに物にしたな…俺の必殺拳を!!」

 

 

清香「うっ…」

 

ダイゴ「清香っ大丈夫か!?」

 

ドゴルドを撃退したものの疲労でガクッと膝をついてしまい、すぐにキングさんが私の肩を支えるが私はそれをやんわりと断る。

 

清香「まだ…私には最後の大仕事が残ってるので…」

 

ダイゴ「大仕事って…一体何を?」

 

ダンテツ「今から俺と清香で最後の秘石を引き上げる、そしてトリンの1番の相棒を蘇らせる。」

 

ダイゴ「ブラギガスはトリンの相棒だったのか…」

 

ダンテツの話の通りブラギガスはトリンの相棒であり、長い間ブラギガス復活の方法を探しており、ガーディアンズのかけらを全て手に入れガーディアンズ達の強いスピリットを注ぐ方法を思いついていた。

 

ダンテツ「聴くがいいダイゴ、俺がお前を置いてまでこの地球を探し出して手に入れたガーディアンズ達のメロディーを…」

 

ダンテツさんはオカリナを、私はフルートバスターをそれぞれ構えてガーディアンズ達のメロディーを奏で始めた。これまで戦ってきたガーディアンズ達の思いを、フルートバスターの奏でる旋律に載せて私はひたすらブラギガス復活を願いながらひたすらにメロディーを奏で続けた。

 

(どうか届いてブラギガス…私達の…ガーディアンズ達の思いを…)

 

するとダンテツさんのオカリナから金色の鎖が伸びて湖の中に吸い込まれ湖全体が虹色に輝き始めた。

 

ソウジ「湖の色が…」

 

ノブハル「変化してまへんか!?」

 

鉄砕「ダンテツと清香だ!!2人が秘石を引き上げる!!」

 

イアン「キングの親父さんと清香が!?」

 

私はただすらにメロディーを奏で続けた。するとダンテツさんのオカリナに繋がれている鎖が何かを引っ掛けたようでダンテツさんは演奏を止めたので私も演奏を止める。

 

清香「ハァッ…ハァ…」

 

私はもう既に体力が底を尽きており、ついに変身が解けてしまいたまらずガクッと膝をついて崩れ落ちる。

 

ダイゴ「清香っ!!大丈夫か!?」

 

清香「私の事は構わず…秘石を…!!」

 

ダンテツ「来たっ!!」

 

ダンテツが鎖を引っ張る姿を見たダイゴはポケットの中にある獣電池が反応するのに気づいた。

 

ダイゴ「ディノスグランダーの秘石が掛かったんだ!!」

 

ダイゴが喜ぶがダンテツは湖に引っ張られ始め、鎖を掴む手に血が流れた。それをみたダイゴはダンテツの前に出て、すぐに鎖を掴んだ。

 

ダンテツ「よせっ!!ダイゴ!!大地の闇に引き込まれるぞ!!」

 

ダイゴ「大地の闇っ!?トリンが言ってた地獄ってやつか!!」

 

ダンテツ「デーボスの地獄だ…その力に秘石も囚われている。引き込まれたら最後だぞ!!」

 

(立て!!私!!2人が頑張ってるのに何休んでるの…私!!)

 

私は震える足を叩いて何とか立ち上がり、湖に引き込まれそうになる2人を止めるためにダンテツさんの腰を掴んだ。

 

ダンテツ「俺の…俺達全員の思いを見ろぉ!!」

 

キングさんはそう叫びながら鎖を思いっきり引っ張り上げて、ついに秘石が釣り上げられ、キングさんはそれを見事に掴み取った。

 

アイガロン「やっだぁ…まじぃ?」

 

キャンデリラ「獲られちゃった〜」

 

タイリョーン「釣ったどー!!わしの使命ば終わりぜよ…こればカオス様に…」 

 

ラッキューロ「えぇ…何これ…?」

 

アイガロンとキャンデリラが残念そうにするがタイリョーンがすぐに何か黒い何かを釣り上げて喜び、釣り上げた物をラッキューロに渡すが、私はそれを気にしているほど余裕が無かった。

 

 

清香「も…もう…無理…」

 

私の体力は既に限界を超えており、再び崩れ落ちて地面にへたり込んでしまった。

 

ダンテツ「よく頑張ったな…後はダイゴに任せろ!!」

 

ダイゴ「揃ったぞ!!13個の秘石…蘇ってくれ…ブラギガス!!」

 

キングさんが13個の秘石を掲げると13個全てが光り始めて湖の上空に漂い、光り輝くスピリットのエネルギーが湖の中に降り注ぎ、湖の水が全て衝撃で巻き上げられた。

 

「「ハッ!!」」

 

衝撃から逃れるため全員が離れた所に退避した。動けない私はダンテツさんに抱えられ、離れた所に退避し私が足を地面に着地させた時には既にダンテツさんの姿は消えていた。

 

空蝉丸「湖の底がせりあがっているでこざる」

 

湖の水が全てせりあがってついにそこに眠るブラギガスの巨体が姿を現した。全員がその姿をみて息を呑む。

 

イアン「ブラギガスだ…」

 

ダイゴ「でっけぇ…」

 

ラミレス「さぁ、Mrブラック!!今こそ貴方のもつ」涙が役に立ちマス!!

 

鉄砕「ガーディアンズ達よブラギガスに復活の力を!!」

 

イアンが自身の空の秘石をブラギガスに捧げると、再びスピリットパワーがブラギガスの体に降り注ぎブラギガスの体が光り始めた。

 

 

 

 

次回 ブラギガス復活

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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