旋律の勇者   作:雨風歌

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24話 ガドマの呪い

 

ダイゴSide

 

イアン「ガドマ…?その人形が?」

 

カオス「デーボタイリョーンが釣り上げてくれたのだよ。ブラギガスがスピリットベースを切り残したように…ガドマもこの中枢部分を残したのだ。」

 

ソウジ「奴ら…秘石が目当てじゃなかったのか…!」

 

カオス「この力で、過去の対戦で染み付いたガドマの細胞を活性化し、ブラギガスを呪いにかけたのだよ。」

 

キング「みんな、チェンジだ!!」

 

「「ブレイブ・イン…っ!?」」

 

ダイゴ達は獣電池を起動するが獣電池に黒い何かが走り、みんなは驚くがすぐに獣電池をガブリボルバーに装填した。

 

(ガブ…リン…チョ…)

 

いつもとはガブリボルバーから気の抜けた変身音が響き皆は構わずシリンダーを回したのだが…

 

ノブハル「何だ…これ…」

 

空蝉丸「…でこざる…」

 

アミィ「リズムが全然合わないよ…」

 

ダイゴ「ファイアー!!」

 

6人は引き金を引いて各色のスーツを見に纏い、変身を完了させるがすぐに違和感に気づいた。

 

アミィ「嘘っ!?胸のマークが無い!?」

 

空蝉丸「体が鉛の様に重いでござる…」

 

いつものスーツではなく恐竜のマークが消えて体から力が抜けて本来の調子が出ない様子であった。

 

ダイゴ「キョウリュウスピリットのメロディーがガドマの呪いで歪められたのか!!だから…パワーが出ねぇんだ…」

 

ドゴルド「ご名答だ!!ほらよっ!!」

 

「「うわぁっ…」」

 

ドゴルドの一撃で一瞬で6人が大ダメージを受けて倒れ込んでしまった。その様子を見ながらカオスはガドマの一部を地面に置くと大地のエネルギーを吸収して一気に巨大化してしまった。

 

カオス「私はトリンに挨拶をしてくる」

 

そう言い残しカオスは6人の前から姿を消してしまった。

 

 

 

 

 

 

トリンSide

 

トリンは気絶した弥生を起こそうと体を揺さぶるが突如として何かの気配に気づいて辺りを見回した。

 

トリン「この圧迫感…まさか!!」

 

カオス「そう…ガドマだ…」

 

トリン「カオス…何故ここに…」

 

カオス「呪いの力の導きだ生き返った途端にまた同じ相手に倒されるのだよ…ブラギガスは…」

 

トリン「何だと…」

 

トリンがモニターで外の様子を確認すると巨大化したガドマが街を破壊しているところだった。ダイゴ達がバクレツキョウリュウジンで迎え撃つがやはりパワーが出ない様子でガドマの反撃でよろめいていた。

 

カオス「デーボス様は対人類への進化を続けている。現代に甦ったガドマもその影響を受け、より強化される。」

 

トリン「っ!!」

 

カオス「絶滅の時だ!!」

 

そう言いながらカオスは数珠のような物でトリンを縛り上げてトリンに攻撃を開始した。

 

カオス「大地の闇がある限り…デーボス軍は不滅なり」

 

トリン「させん…させんぞ…闇は必ず吹き飛ばす…」

 

 

 

 

清香Side

 

私は何かの衝撃で目が覚め、つい寝過ぎてしまった…と思いながら辺りを見回すと床に倒れる弥生さんと何故か縛られて攻撃を受けるトリンさんがいるのに気づく。

 

清香「一体何が…?」

 

そう思い体を起こすとそこには居ないはずの人物が居て私は衝撃を受ける。

 

(カオス…!?」何故ここに?…でも今は…!!)

 

カオス「ほぅ旋律の勇者…貴様も居たのか…」

 

私はトリンさんを守るためにトリンさんを庇う様に前に出てカオスと向き合った。

 

清香「トリンさんに手を出させない…!!」

 

カオス「笑わせるな…お前1人で何が出来る…」

 

トリン「駄目だ!!清香!!君1人では…逃げろ!!」

 

縛られたままのトリンさんがそう私に訴えるが今の私には逃げるという選択肢は持ち合わせていなかった。すぐに獣電池を起動させるが獣電池の様子がおかしい事に気づく。

 

清香「キョウリュウ…チェンジ!!」

 

シリンダーを回していつものリズムに乗ってステップを踏み締めようとするがいつもとは調子の悪い音声が流れて私は上手くリズムに乗る事が出来ないでいた。

 

清香「くっ!!ファイアー!!」

 

私はすぐに引き金を引いていつもの紺色のスーツを身に纏い変身を完了させるが異変はすぐにやって来た。

 

清香「体が…重い…!?」

 

いつもは羽の様に軽いはずのスーツが今は鉛のように体にのしかかって来る。たまらず私は片膝をつく。

 

カオス「ガドマの呪いは如何かな…お前のスーツの力を阻害しているのも魔神ガドマによる呪いの影響なのだよ…胸のマークをよく見るといい。」

 

そう言いながらカオスは私のスーツの胸辺りを指で示す。私は胸の辺りを見ると

 

清香「っ!?マークが…無い!?」

 

いつもスーツの胸にあるスピノサウルスの絵柄が黒く染まっており、まるで封じられているかのだった。

 

清香「だったら…私の旋律で呪いを…」

 

カオス「させると思うかね?」

 

私がフルートバスターを構えるより早くカオスの手から数珠が伸びて私の体を縛り付けてしまう。

 

清香「うっ…」

 

体は数珠に拘束されて身動きがとれなくなってしまう。私は無理に引きちぎろうとするが体に力が全く入らず何も出来なかった。

 

清香「きゃあああっ!!」

 

ついにカオスの攻撃が私の体に容赦なく集中し、攻撃の衝撃で倒れる私。どうやら呪いの影響でスーツの防御力も下げられている様で私の紺色のスーツから攻撃の衝撃で白い煙が上がる。

 

トリン「清香!!」

 

カオス「ハァッ!!」

 

トリン「ぐわぁぁぁ…」

 

再びカオスはトリンさんにも攻撃を浴びせ衝撃でトリンは私の隣に倒れ込んで来る。

私は立ち上がり、トリンさんを後ろに隠す様にカオスの前に立ち塞がる。

 

カオス「トバスピノの相棒とする旋律の勇者が現れたと聞いていたが…お前など敵では無い…奴と同じスーツを身に纏っているが、しかしながら奴には到底及ぶまい…」

 

清香「奴…?」

 

カオスの言う奴と同じスーツという言葉に疑問が発生するが私は次の攻撃を防ぐ事に集中した。スーツの力からしてあと一撃でも食らってしまえば私の変身は解除されてしまうだろう。

 

 

清香「トリンさんは…私が…守ります!!」

 

 

 

次回 絶望を乗り越える力

 

 

 

 

 

 

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