マッドトリン「てやぁ!!」
「「うわぁぁ…」」
マッドトリンの斬撃をまとも受けて地面に倒れるキョウリュウジャーだがそんな中私はただ1人だけトリンさんのデーボスからの生まれという事実に頭を悩ませていた。
(トリンさんがもしデーボス軍のままだったらマッドトリンみたいになってたの…?)
いつも優しいトリンがデーボスからの生まれでカオスの弟だと言う事実に私は信じられない気持ちでいっぱいだった。
マッドトリン「受けてみよ!!我が魔剣!」
(トリンさんが元デーボス軍なんて関係ない…今はトリンさんを守らないと…)
私はトリンさんの前に庇うように前に出てフルートバスターに獣電池を装填した。
トリン「よせっ清香!!また私を庇うつもりか!!危険だ!!」
清香「嫌です!!もうこれ以上トリンさんも…誰も傷ついて欲しくないです!!」
私はそう叫びながら必殺技の構えをとるマッドトリンと向き合ってこちらもフルートバスターをブーメランから剣のように伸ばして変形させて技の構えをとった。
マッドトリン「魔剣!マッドネス・フレイム!!」
清香「最終楽章…獣電ブレイブ・スラッシュ!!」
お互いの技がぶつかるがマッドトリンの技を完全には防ぎきれず
「「うわぁぁぁ!!」」
私を含めたメンバー全員が倒れ伏してしまう。私の横を通り過ぎてマッドトリンはトリンさんに剣を首元に突きつけた。
清香「うっ…トリンさん…」
私はダメージにより立ち上がれずトリンさんに向かって手を伸ばす事しか出来なかった。
マッドトリン「こやつら、話になりませんな!兄上」
トリン「兄…上…」
カオス「彼は私の新しい用心棒。聞き分けのいい弟だ」
マッドトリン「消えろ、不良品」
トリン「…不良…品…」
清香「耳を貸さないで!!トリンさん!!」
マッドトリン「くだばるがいい!!」
マッドトリンがトリンに剣を振りかぶり、キングさん達が止めに駆け寄るが、寸前のところでブラギガスが私達を転移させる事で難を逃れた。
鉄砕「大地の魔神ガドマに、ブラギガスが地下深くに引き込まれた時、その真下に倒されたデーボス軍の魂が集まる異空間が出来てしまったのだ。」
ラミレス「デーボモンスターが昔の記憶を持ったまま、度々生き返る理由はここにあったのデス。」
弥生「それって、大地の闇がある限りは敵を完全に倒せないってことなんじゃないですか?」
鉄砕「そうかもしれん。しかも、ガドマの力で地獄への穴が開きかけている。早くなんとかせねば…っ…!」
ダイゴ「おい、鉄砕…!」
ソウジ「ラミレス…!」
鉄砕「すまん、我々はスピリットを回復させるため暫く活動できない。」
ノブハル「大丈夫、ゆっくり休んでてよ!」
ラミレス「マッドトリンは恐ろしい相手デス気をつけて」
2人がふらふらとした足取りでその場から立ち去ったのを確認して私はトリンさんが深刻な表情を浮かべているのに気づいて、トリンさんの隣の席に座った。
清香「大丈夫ですか?」
トリン「あぁ…すまない…また君に助けられてしまったな…」
清香「トリンさんは元デーボス軍だったんですね…初めて知りました。」
トリン「…すまない…君には話していなかったな…失望したか?」
トリンさんはそう聞いてくるが首を横に振った。私は初めて会った時からトリンさんが敵だとはどうしても思えなかったからだ。
清香「最初はちょっと驚きました。でも私は元デーボス軍だろうとトリンさんは私達の仲間…それは変わらないです。」
トリン「清香…しかし私は…」
その時トリンが再び敵の気配を感じ取りキョウリュウジャーメンバーが再び戦いのために動き始めた。
トリン「復活したデーボモンスターが暴れている!!」
ダイゴ「行くぜ!!」
街中に地獄から蘇ったモンスターが現れて街に被害をもたらしていた。数が多いため近いとこらから片っ端から叩く作戦に出た。
空蝉丸「各々がた、悪霊退散でござる!」
ダイゴ「よぉっし始めぇ!!」
空蝉丸「雷電残光ッ!!」
ソウジ達「「獣電ブレイブ・スラッシュ!!」」
清香「獣電ブーメランフィニッシュ!!」
ダイゴ「鉄砕拳・激烈突破!!」
それぞれが必殺技でモンスターを撃破していくがダイゴは突如現れたマッドトリンの斬撃を受けて地面に転がる。
マッドトリン「それは、勝利ではない。」
ダイゴ「マッドトリン!」
マッド「俺が大地の闇を広げれば、奴らはすぐに蘇る!」
トリン「そうはさせん…!」
そこにトリンが現れ、マッドトリンと空中戦で斬り合うがトリンは背中をばっさりと斬られてしまう。
マッドトリン「不良品がこの俺にかなうと思うか?止めてみろ、不良品の仲間共!この俺の不死身のモンスター達を…!」
街中に幽霊モンスターが現れそれぞれ分かれて戦うことになった。トリンはダイゴとソウジが介抱し、ノブハル、空蝉丸、アミィの3人、清香はイアンと一緒に街中でそれぞれ分かれて動き始めた。
清香Side
私達はデーボモンスターをイアンと共に撃破していたが何度も復活するモンスターに苦戦を強いられていた。
清香「同じモンスターが何度も何度も蘇ってます…」
イアン「Oh my これがキリがねぇ…」
私とイアンが愚痴る一方で近くで女性の叫び声が響き渡る。
清香「悲鳴っ!?イアンさん!!一般人がモンスターに!!」
イアン「急ぐぞ!!」
上野先生「こ、来ないで…」
デーボジャキリーン「覚悟しろ…お前を物理的に切ってやる。」
悲鳴上げたのはなんと清香の音楽大学時代の恩師、上野先生でありそこに巨大なハサミを持ったデーボジャキリーンが迫って来ていた。
イアン「やべぇぞ!!可愛い女性がモンスターが襲われているぞ!!」
清香「こんな時にナンパしようとしないでくださいよ…って…えっ!?」
イアンのナンパ癖を指摘したのも束の間、清香は襲われている女性を見た瞬間、顔の表情が凍りついた。
イアン「どうした…?知り合いか?」
(まさかあの人まで襲われているなんて…そんなの嘘だ…)
清香「あの人は私の…先生です!!」
次回 私の正体