清香「はあっ!!」
私はフルートバスターを手にカンブリ魔達を蹴散らしていく。キングさん達の合流するためにもこの場を突破しなければ…
清香「やあぁぁぁっ!!」
キャワイーン「まずい…こうなったら…」
私がフルートバスターを振りかぶる中、ただ1人残されたキャワイーンが何を思ったか突然逆立ちし黒のドレスが逆さまになったかと思ったら中から可愛らしい赤ちゃんのような顔が現れた。
キャワイーン「暴力反対でちゅ〜」
清香「っ!?」
突如豹変したキャワイーンに動きを止める私。フルートバスターを振りかぶった状態で動きを止めたせいで致命的な隙を作ってしまう。
キャワイーン「甘いでちゅね…がらがらビーム!!」
清香「うあっ…」
私は至近距離で攻撃を受けて地面に転がった。相手はデーボス軍と分かっていてもこれは不意打ち過ぎて私も咄嗟の判断ができなかった。
キャワイーン「そらよっ!!」
キャワイーンは再び逆立ちし先ほどの黒いドレスの凶暴な性格に切り替わり再び鞭を私に放って来た。
清香「その攻撃は…もう見切ってます!!それっ!!」
私は放ってくる鞭をあえて腕を出して受け止めそのまま手に巻きついた所を思い切り引っ張った。
キャワイーン「何っ!?どわあああ!!」
私に引っ張られたキャワイーンが私の元へ飛んできた。私はこの時既に拳を固めて技の準備を整えていた。
清香「鉄砕拳・激烈突破!!」
私の拳がキャワイーンの顔面に見事にめり込みそのまま衝撃で爆発して倒すことに成功する。
上野先生「清香ちゃん!!」
デーボモンスターを倒した私の元に上野先生が駆け寄って来た。
上野先生「あんなすごいパンチが出来るなんて…貴方…以外とパワータイプだったのね…」
上野先生が笑いながらそう言い私もつられてマスクの下で笑ってしまう。
清香「じゃあ私はこのまま仲間の応援に戻らなきゃ…」
???「その必要は無い…こちらは既に敵を殲滅した所だ」
私がキングさんの元へ応援に行こうとする所を誰かが私を呼び止めて来た。
その人は私達と同じキョウリュウジャーのスーツを着ており銀色のスーツが光り輝いていた。
清香「…っえっーと…もしかしてトリンさん?」
トリン「その通りだ」
なんと銀色の人はトリンさんが変身していたようで私はとても驚いた。いつのまにキョウリュウジャーとなったのか…私はいきなりの事に頭が整理出来なかった。
トリン「清香…町の方を君1人に任せてすまなかった…だが君達のおかげで私は正式にブラギガスの相棒として戦士になる事が出来た。」
清香「銀色の戦士って事は…トリンさんは今日からキョウリュウシルバーなんですね!!」
トリン「そうだ…私が閃光の勇者キョウリュウシルバーとなった。これからは私も共に戦おう!!」
トリンがそう言いながら指をパチンと鳴らす。私は自分をずっと責めていたトリンが過去を乗り越えて前を向いて進み始めるのをみて私もまだまだだなと実感した。
清香「そっか…トリンさんが閃光の勇者なんだ…」
???「久しぶりキヨちゃん!!」
その夜私は大学時代の親友と久しぶりに電話をしていた。
清香「海外から行きなり国際電話なんていきなりどうしたの?」
???「私来月、日本に帰って来る事になったから久しぶりに会いたいなぁ!!」
清香「来月…?私、もう少しでソロリサイタルがあるんだけど…来月リハーサルを予定してるんだけど忙しいし会えるかなぁ…」
???「へぇ〜リサイタルあるんだ!!すごーい!!日程わかったら教えてね!!リハーサルから本番まで絶対に観にいくから!!」
清香「…わかった…後でまたメールするね…それじゃおやすみ」
私は通話を切りベッドに体を投げ出した。しばらく会えてなかった親友の事を考えると少し心が躍った。
清香「そっか…帰ってくるんだ…みーちゃん…」
???Side
私は親友である清香ことキヨちゃんとの通話を終えてスマホを懐にしまった。
最後に会ったのは大学卒業式以来だろうか?と昔の事を思い出しながら私は換気をしようと窓のドアを開けようと手を伸ばした。
「っ!?」
突如突風が襲って来てカーテンが思い切りはためき舞い上がった。私は目を瞑り耐えるが突如として風が止みあたりは静けさに再び包まれた。
???「意地悪な風…」
一言つぶやいたその時私は背後に何者かの気配を感じてあわてて振り向いた。
???「っ!?貴方は…何でここに!?」
???「海外を探し回ってようやく見つけたぞ」
そこにいたのはもう二度と見たくなかった顔であり私が経験したある事件に巻き込んだ張本人だった。
???「やめて…来ないで…」
???「無駄だ…お前はもう俺からは逃げられない」
私はその人物から逃げようとするが彼は何かを取り出しそれを笛のように構えた。
???「そのフルートは…ああああああ!!」
私がそうつぶやいた直後不快なメロディーが流れてきて私の心が嫌な感情で溢れるのを感じた。私が私でなくなる…そう思った。
???「ダイ…くん…キヨ…ちゃん…たす…けて」
その直後その女性の目から光が消えて自分から謎の襲撃者の元へと歩み寄った。
既に先ほどまでの雰囲気とは別人で完全に悪に呑まれてしまったかのようであった。
???「ついに俺の物になったな天野美琴…伝説の巫女よ」
次回 入れ替わり騒動