旋律の勇者   作:雨風歌

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40話 激突

 

清香「ここは…戻ってきた…んだ…」

 

私が目覚めると先ほどの地下駐車場に立っており目の前には頭を抱えるDが立っていた。

 

D「くっ…今のは俺の記憶か…厄介な物を掘り起こしてくれる…」

 

どうやらDも同じく自身の記憶を見ていたようだが、先ほどのフルートバスター同士のぶつかり合いから全く時間が経っていないようだった。

 

清香「そうだったんだね…全て見たよ…貴方の記憶を…」

 

D「何だと!?」

 

清香「貴方だったんだ…前にみーちゃんとトパスピノを苦しめたのは…」

 

D「それがなんだって言うんだ?美琴の歌の力でトパスピノを悪に染めてこの世界をぶっ壊す俺の野望はまだ消えちゃいない!!」

 

清香「そして…貴方はまたみーちゃんを操って利用して苦しめるつもり…?」

 

D「そうだ!!今回は最初から俺の思い通り美琴は俺の手中に収めた!!こいつの力で今度こそこの世界をぶっ潰してやるんだ!!」

 

清香「そんな事…させる訳ないでしょ!!」

 

D「当然、お前も俺の物にしてやる…美琴同様にお前も伝説の巫女の子孫なのだからな…」

 

Dの話によると私もみーちゃんと同じように古代の祈り歌の旋律を奏でられる事から古代の巫女の子孫なのだというが今の私はそんな事はどうでも良かった。

 

清香「私は貴方の物にはならないし貴方の好きには絶対にさせない…」

 

私は改めてフルートバスターを構えてDを正面から睨みつけた。

 

清香「みーちゃんを必ず貴方から取り返します…」

 

D「ならば…力尽くで俺の物にしてやる!!うおおおお!!」

 

Dがフルートバスターを構えて私に向かって斬りかかってきた。私はすぐに一撃を横に交わしてフルートバスターで反撃に出たが同じフルートバスターで止められてしまう。

 

D「ぬああっ!!」

 

清香「うあっ…」

 

私のフルートバスターが下から跳ね上げられ私は体勢を崩してしまい、Dの蹴りが私のお腹にめり込み、私は衝撃で遠くに跳ね飛ばされてしまい地面に転がった。

 

清香「うぐっ……」

 

私は体をゆっくりと起こして呼吸を整えた。そこにDが笑いながら私にゆっくりと歩み寄って来た。

 

D「ふっはっはっはっ…さぁ…今こそ俺の物となれ!!」

 

清香「私は…貴方には…負けない…絶対に…!!」

 

私はガブリボルバーとトパスピノ獣電池を取り出して獣電池を前に掲げた。それを見たDがギョッとした目でこちらを見る。

 

D「貴様…その獣電池は…!?」

 

清香「ブレイブ・イン!!」

 

(ガブリンチョ・トパスピノ)

 

私は素早く獣電池を起動してガブリボルバーに装填してシリンダーを回した。

 

清香「キョウリュウチェンジ!!」

 

D「っ!!させるかぁぁぁ!!」

 

ガブリボルバーのシリンダーを回した直後にDのフルートバスターが私に向かって振り下ろされたが私はそれを左にステップを踏んで回避し続けて横に振りかざしてくる斬撃を右にステップを踏んで回避しさらに後ろにバク転をして体勢を立て直した。

 

D「おらぁぁぁ!!」

 

さらに追撃をかけてくるDのフルートバスターをガブリボルバーで受け止めてそのまま回転したところでDがバランスを崩したところで私はようやく引き金を引いた。

 

「ファイアー!!」

 

すぐに私の体をいつもの紺色のスーツが覆って変身を完了させ私は自身のフルートバスターを構えてDに向かって駆け出した。

 

清香「やぁぁぁぁ!!」

 

D「うぉぉぉぉ!!」

 

私とDのフルートバスターが再び正面からぶつかり合い、押し合いになるがだんだんと私の方が力で僅かに押し負け始めて私は柱へと追い詰められ背中を柱に押し付けられてしまった。

 

清香「あぐっ……」

 

D「貴様…デスリュウジャーの……そのスーツは…俺の…」

 

私は柱に押しつけられて動きを封じられてしまい、私のスーツに未練があるのか私の紺色のスーツの生地を強く掴んで来た。

 

清香「デスリュウジャーじゃない…私は旋律の勇者…キョウリュウネイビーだぁ!!」

 

私はDの腹をお返しとばかりに蹴り飛ばしてDを私から離し、フルートバスターの斬撃をDに向かって振り下ろした。

 

清香「みーちゃんを返せ!!」

 

D「ぐっ…くどい!!」

 

清香「ぐあっ…」

 

私はフルートバスターを振り下ろしたが躱されてしまいDのフルートバスターの一撃が私の腰に当たり私は痛みで膝をついた。

 

清香「まだ…まだぁ!!」

 

私は再び立ち上がりフルートバスターで斬りかかるが同じフルートバスターで受け止められてしまい鍔迫り合いの状態になった。

 

D「ふっはっはっ…どうした…この程度か?」

 

私の剣を跳ね上げたDは笑いながら私に向かってそう言うが私は息を整えてDを正面から睨みつけた。

 

清香「みーちゃんを…返せぇぇ!!」

 

D「くっ!?」

 

私は何度も叫び再びDに向かって斬りかかるがやはり同じフルートバスターで受け流されてしまうが私は何度も自身のフルートバスターを叩きつけた。

 

清香「返せ!!返せ!!返せぇぇぇ!!」

 

私の連続の攻撃についに、Dは防戦一方になりキングさん達がその様子を固唾を飲んで見守っていた。

 

イアン「清香…なんて…気迫だ…」

 

弥生「あんなに怒る清香さん見た事ありません…」

 

空蝉丸「清香殿がMeeko 殿を思うが故と言う訳でござるか…」

 

ダイゴ「清香が美琴と親友だったのも驚いたがここまでとはな…」

 

アミィ「でも…キング…いくら清香ちゃんでも1人だと長くは持たないよ…」

 

ダイゴ「あぁ…どこかで突破口を開かねぇと…まずい…」

 

 

清香、D「「フルートバスター!!」」

 

私とDのフルートバスターが同時に放たれ、辺りを破壊しながらぶつかりお互いの体にそれぞれ命中してしまう。

 

清香「ぐぅぅぅっ!!」

 

D「ぐああああっ!!」

 

私達は同時に倒れ込むがすぐに体勢を立て直しDはフルートバスターを手放し再び自身の禍々しい形をした剣を取り出し、必殺技の構えを取った。

 

D 「最終楽章…」

 

清香「最終楽章…」

 

Dが剣に闇の力を宿し必殺技の構えをとるが同時に私もフルートバスターに獣電池を込めて必殺技の準備を終えていた。

 

 

D「デーボスフィニッシュ!!」

 

 

 

清香「獣電ブーメランフィニッシュ!!」

 

 

2つの大技がぶつかり合い合いあたりは爆発が起こり私達はお互いに遠くに吹き飛ばされてしまい、地面に転がった。

 

清香「きゃああああ!!」

 

D「ぐわぁぁぁぁぁ!!」

 

 

私達は地面に転がっていたがなんとか立ちあがろうとしたがダメージの大きさにすぐには起き上がれずDが先に立ち上がり私の元へとゆっくり歩を進めて行くが…

 

 

 

ブラギガス(ーーッーーッ)

 

D 「ブラギガスか…逃げ延びたところで、打つ手もないだろうに…」

 

突如として現れたブラギガス私と他のキョウリュウジャーメンバーを強制的に転移させた事で私達はその場所から避難する事が出来たが…

 

 

清香「みーちゃん…私だけの力じゃ…助けられなかった…」

 

 

私は変身したままフルートバスターを持つ手を強く握りしめた。

 

 

 

 

 

次回 仲間の力を信じて

 

 

 

 

 

 

 

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