旋律の勇者   作:雨風歌

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50話 戦慄の勇者・キョウリュウネイビー

 

 

弥生「すみません…突然氷結城とデーボス軍に襲われて…清香さんが逃がしてくれたんです。」  

 

ダイゴ「無理すんな弥生…プレズオンを頼むぜ…」

 

弥生「はい。これからラボに戻ってプレズオンを修理して清香さんを探しに行きます!!」

 

トリン「恐らくデーボスが最終進化するには多少の時間がかかる。残る手は1つしか無い…」

 

イアン「氷結城を破壊するしかないって事か…」

 

ノブハル「いよいよ最後の決戦か…」

 

ソウジ「でも最終進化する前のカオスにさえ全く歯が立たなかった…」

 

アミィ「大丈夫。キングのお父さんが切札を探してくれてる!!」

 

空蝉丸「キング殿…」

 

ダイゴ(親父…何をもたもたしてんだ…地球のメロディーが切札が要るのは今、今なんだよ!!

 

 

 

翌日

 

D「ふむ…ようやく俺の物となったな雨宮清香よ…」

 

山の中にて清香の体を乗っ取ったDは変身を解除すると手下のゾーリ魔達を従えておりデーボスを襲撃するための準備を整えていた。

 

D「伝説の巫女の力…そしてトバスピノの力さえあれば地獄の扉をこじ開けてモンスター共を俺の兵隊として操り、俺はデーボスをも超える何千万もの軍勢を持つのだ!!」

 

その時、辺りの見張りをしていたゾーリ魔が何者かの襲撃を受けて吹き飛びDはゆっくりと立ち上がると襲撃者の方へと視線を向けた。

 

D「よくここがわかったな?」

 

鉄砕「清香…?いや、その獰猛なゾーリ魔といい…その鋭い瞳といいまさか…」

 

ラミレス「弥生サンの嫌な予想が当たってしまいましたが…」

 

D「察しがいいな貴様ら…俺だ!!」

 

鉄砕「獰猛の戦騎D…貴様また蘇ったのか?大地の闇は閉じている筈…」

 

D「バカを言え…デーボスが心を取り戻した時点で大地の闇は再び開く…俺の場合は不完全な復活だからこうして誰かの体に取り憑いていないと戦えないんだよ!!」

 

鉄砕「だから清香の体をを乗っ取ったのか…バカな…」

 

D「やれゾーリ魔!!」

 

Dの掛け声と共に一斉にゾーリ魔の群れが鉄砕とラミレスに襲い掛かり2人はゾーリ魔を応戦するが苦戦を強いられてしまった。

 

鉄砕「ゾーリ魔が強い…清香の体を乗っ取っているのもあるが…デーボスの完全復活が近いという事か!!」

 

ラミレス「それほど敵の勢いが増してる証拠デース!!」

 

2人が苦戦を強いられているとそこにガブリボルバーの銃撃がゾーリ魔を撃ち抜き2人は銃撃を放った人物へと視線を向けた。

 

弥生「お待たせしました!!」

 

鉄砕「弥生!!プレズオンの修理は終わったか…」

 

弥生「プレズオンならおじいちゃんが…いえ、ドクターが引き続き修理を引き受けてくれてます!!」

 

ラミレス「OK!!では一緒に清香さんを助けマショウ!!」

 

弥生はDへと視線を向けるとガブリボルバーを向けながらDを睨みつけた。

 

弥生「清香さん今、助けます!!」

 

弥生・鉄砕・ラミレス「「ブレイブ・イン!!」」

 

3人は一斉に獣電池を起動すると弥生はガブリボルバーに獣電池を装填して蓋を閉じた。

 

(ガブリンチョ・プレズオン)  

 

(アンキドン)

 

(ブンパッキー)

 

弥生「キョウリュウチェンジ…ファイヤー!!」

 

ラミレス・鉄砕「「スピリットレンジャー…ファイヤー!!」」

 

3人は一斉に自身のヒーロースーツを身に纏い変身を完了させるとDへと正面から向き合った。

 

ラミレス「鋼の勇者キョウリュウシアン!!」

 

鉄砕「激突の勇者キョウリュウグレー!!」

 

弥生「海の勇者キョウリュウバイオレット!!」

 

鉄砕「我ら!!」

 

鉄砕・ラミレス・弥生「「スピリットレンジャー!!」」

 

D「フッ!!死人如きに何が出来る?」

 

弥生「つい名乗っちゃましたが…私、生きてますから!!」

 

ラミレス「清香サンを取り戻しましょう!!」

 

鉄砕「清香…今、助けてやるからな…」

 

D「いいだろうデーボスの前に貴様らで肩慣らしといくか…」

 

Dはスカートのポケットから黒い獣電池を取り出すと正面に構えて起動した。

 

(デーボス・イン!!)

 

弥生「黒い獣電池!?」

 

D「キョウリュウチェンジ…」

 

Dは黒いトパスピノ獣電池を起動させてそのまま自身の体に押し当ててその力を体に流し込み変身しようとするが何故か変身する事が出来ずに舌打ちをした。

 

D「ちっ…人間の体ではデーボスイン獣電池の力を直接身に纏うことは出来んか…ならば仕方ない!!」

 

(ガブリンチョ・トパスピノ)

 

Dはガブリボルバーを取り出すと黒いトパスピノ獣電池を装填して蓋を閉じてシリンダーを回した。

 

D「人間の道具を使う事になるが…まぁ良いだろう!!行くぞ…キョウリュウチェンジ!!」

 

Dはトリガーを引いてヒーロースーツを身に纏うと弥生達はその姿を見て驚愕した。

 

鉄砕「バカな…」

 

弥生「デスリュウジャー?いえ…何か違う…?」

 

Dが変身した姿はいつものキョウリュウネイビーとは違い、胸のラインは銀が入り、腰のベルトは金色に、手首は赤く染まり、スーツのスカートの裾には赤いラインが入っていた。

 

D「俺は獰猛の戦騎D…そうだな…今の姿は貴様らの名乗りに合わせるなら…」

 

Dは自身のスーツを眺め回すと二刀流となったフルートバスターを掲げて叫んだ。

 

D「俺は…戦慄の勇者…キョウリュウネイビーだ!!」

 

鉄砕「戦慄の勇者だと…?」

 

弥生「そんな…清香さん!!」

 

D「行くぞ…キョウリュウジャー!!」

 

ラミレス「ハア!!」

 

ラミレスが最初に拳を固めて襲いかかるか二刀流のフルートバスターを盾にして防がれてしまい続けてガブリカリバーを振りかぶる弥生をフルートバスターで受け止めた。

 

弥生「くっ…」

 

鉄砕「鉄砕拳・激烈突破!!」

 

鉄砕が拳の一撃を放つがDは再びフルートバスターを構えて防御して防いでしまい、回し蹴りにて鉄砕を蹴り飛ばしてしまった。

 

D「フルートバスター!!」

 

Dは二刀流となったフルートバスターを同時に投擲すると3人は防御も出来ずにダメージを受けて吹き飛ばされてしまった。

 

D「でやあああああっ!」

 

鉄砕「ぐはっ…」

 

D「ハアッ!!」

 

弥生「きゃっ…」

 

Dは思い切り足を上げると真下にいたラミレスへと高く振り上げた足をラミレスへと叩き込みラミレスはダメージの大きさに苦悶の声を漏らした。

 

ラミレス「がっ…」

 

弥生「なんて…強さ…」

 

D「ふむ…小柄な体だが、この力…なかなか良いぞ!!…だが…」

 

Dは自身のスーツを眺め回すと再び腰のスカートへと手を伸ばして高く足を振り上げた時にずり上がったスカートを掴み腰から外してしまった。

 

弥生「何を!?」

 

D「女の体とは不便な物だ…背が低いしスカートは邪魔くさい…」

 

Dはスーツのスカートを外して男性用スーツに切り替えるとスーツのスカートを投げ捨ててしまった。

 

鉄砕「貴様!!」

 

弥生「完全に清香さんのキョウリュウネイビーを自分の物にするつもりですか!?」

 

D「その通りだ…これで完全に俺は雨宮清香とキョウリュウネイビーの力も俺の力の一部となったのだ!!」

 

Dは獣電モバックルから2本の黒いトパスピノ獣電池を取り出して起動させると2つのフルートバスターに装填して必殺技の構えに入った。

 

D「最終楽章…デーボスフィニッシュ!!」

 

鉄砕・弥生・ラミレス「「ぐわああああっ!!」」

 

Dの必殺技を受けてしまい3人はダメージにより変身が解除されてしまいDは戻って来た2本のフルートバスターを掴み取った。

 

D「フッハッハッハ!!」

 

弥生「うぅ…清香…さ…ん…」

 

Dの1番近くに倒れていた弥生に狙いを定めたDはフルートバスターを構えて弥生に向かってフルートバスターを振り翳そうと大きく振り上げた。

 

D「くだばれ…ハアッ!!」

 

鉄砕「弥生!!」

 

ラミレス「弥生サン!!」

 

D「でやあっ!!…っ!?」

 

Dはフルートバスターを振り翳すが途中で動きが止まってしまい驚くがそのまま力任せに振り下ろそうと力を込めた。

 

D「まだ…抗うと言うのか…雨宮清香!!」

 

Dは再び弥生に向かってフルートバスターを振り下ろそうとしたがやはり弥生を攻撃する事が出来なかったが突如遠くで爆発音が響いて全員が爆発した方向へと視線を向けた。

 

鉄砕「今のは…?」

 

D「この気配…まさか奴か!!」

 

Dは弥生から離れると爆発した方向へ向かって視線を向けると爆発した辺りから巨大な何かが現れて全員が現れた物を見て驚愕した。

 

弥生「あれは…デーボス!!」

 

D「フッハッハッハッ…丁度良い…ここで奴を倒して俺がデーボス軍を従える最強の存在となるのだ!!」

 

Dはそのまま2つのフルートバスターを構えてデーボスが居るであろうの元へと向かうために助走をつけて飛び上がるために後ろに下がった。

 

D「ぬるいこの世界で今こそ俺の力を奴に刻み込んでやる…」

 

弥生「待ちなさいD!!」

 

D「勝利者は俺1人でいい!!」

 

Dはそのままデーボスの元へと向かってしまい3人はよろよろとゆっくりと立ち上がった。

 

鉄砕「清香の事も心配だがまずは作戦通りに行動しよう…」

 

ラミレス「弥生サン?」

 

鉄砕「だが奴は何故急に動きを止めたんだ?」

 

弥生は清香を助けられなかった事に強いショックを受けるが近くに落ちている物を拾い上げると目を見開いて驚いた。

 

弥生「清香さんはもしかしたら完全にDに支配されてる訳じゃない?」

 

鉄砕「どういう事だ?」

 

弥生「これを…」

 

弥生が拾い上げたそれはDが外してしまったキョウリュウネイビーのヒーロースーツのスカートであり弥生はスカートを広げると、ある部分に向かって指を差した。

 

鉄砕「それがどうかしたか?」

 

弥生「よく見てください!!」

 

鉄砕「これは…?」

 

弥生の拾い上げたスーツのスカートは裾が赤いラインが入り、赤く染まっていた筈だったが赤いラインが消失して元の紺色が戻っていた。

 

弥生「清香さんも必死に抗ってるんですよ…きっと!!」

 

 

 

 

次回 蝶絶神・デーボス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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