一方ダイゴ達はデーボスの最終進化を止めるためにカオスの軍勢と激戦を繰り広げていたがデーボスの破片から完全体となったデーボスが姿を現してダイゴ達を一瞬で変身解除にまで追い込んでいた。
トリン「みんなっ!!」
ギガントブラギオーの巨大な斧をデーボスに叩きつけるがデーボスは片手でそれを受け止めてしまいトリンは驚愕していた。
トリン「何っ!?」
デーボス「超増殖!!」
デーボスは復元水の力無しで巨大化してしまいデーボスはステッキをギガントブラギオーに連続で叩きつけてギガントブラギオーはダメージの大きさにたまらず大きくぐらついた。
デーボス「受けよ我の裁きを!!蝶絶の鉄槌!!」
デーボスはステッキに悪のメロディを響かせて蝶を模したエネルギー弾を放つとギガントブラギオーは大ダメージを負い合体が解除されてブラギガスが地面に倒れてしまった。
トリン「うあああああっ!!」
トリンもコックピットから空中へと投げ出されて強制的に変身が解除されてしまい地面に落下するとギガガブリボルバーとブラギガスの獣電池が地面に虚しく転がった。
デーボス「1億年以上…長きに渡る反乱。随分粘ったがここまでだトリン」
ダイゴ「やらせるか…」
ダイゴは立ちあがろうとするがうまく力が入らずデーボスのステッキによる攻撃によりトリンはふらついてデーボスは再びステッキを振り下ろそうとしたが突如その手を止めた。
トリン「どうした…とどめを刺さないのか?デーボス!!」
デーボス「我がお前を殺しても完全なスピリットとなって蘇るのみ…たとえ人類を滅ぼしたところでまた次の支配生命体を反逆の戦士にしかねない」
カオス「そうさせない為にもお前をデーボス軍の戦士として完全に殺し大地の闇に落とす必要があるのだ…」
ソウジ「そんな事出来るものか!!」
アミィ「そうよ…トリンはもう閃光の勇者なんだから!!」
エンドルフ「あぁ悪い悪い…ところがそれが可能な奴が1人居てな?俺達の新しい仲間だ…」
ダイゴ「たとえ相手が誰だろうとトリンは守ってみせる…」
ダイゴは拳を固めると力の限り拳を叩きつけようとしたがその手を突如現れたダンテツがその拳を止めた。
ダイゴ「親父!!」
トリン「キング…ダンテツ…」
空蝉丸「キング殿のお父上が来てくださった!!」
ノブハル「これでなんとかなる…かも!!」
ダイゴ「親父…見つけて来てくれたのか?地球の真のメロディーって奴を!!」
ダンテツ「ハッ!!」
ダイゴ「うおっ!?」
しかしダンテツはダイゴを突如吹き飛ばしてしまいダイゴは驚きの表情でダンテツを見上げた。
トリン「あぁっ!!」
ダンテツはオカリナで突如演奏を始めてそのオカリナから流れるメロディーによりトリンは苦しみ始めてダンテツはゆっくりとトリンの元へと距離を縮めた。
デーボス「わかったようだな?彼、桐生ダンテツこそがトリンを始末出来る唯一の男だ!!」
ダイゴ「なん…だと!!」
ソウジ「デタラメを言うな!!」
エンドルフ「デララメじゃ無い…その男から言い出した事さ…正気じゃ無いぜ自分を殺す前に氷結城で話をさせろと言いやがった。」
カオス「桐生ダンテツは我々と手を結んだある交換条件でトリンを抹殺すると約束したのだ」
ダンテツは破滅の闇時計の停止と地球の破壊をさせない事を条件に出しておりデーボス側はそれを了承したのであった。
ダイゴ「バカ言うな!!親父がそんな事言う訳ねぇ!!」
カオス「では現実を見るのだな」
ダンテツ「さらばだ…トリン…」
トリン「キング!!」
ダンテツはトリンのガブリカリバーを掴み背後に回るとその背中をガブリカリバーで貫いてしまった。
ダイゴ「うわああああっ!!」
「「「トリン!!」」」
全員がトリンの名前を叫びダイゴはトリンに駆け寄るがトリンは石化するとすぐにその体は砂となってこぼれ落ちてしまった。
ダイゴ「何故だ…何故なんだ親父!!」
D「フン…無様だなトリン…」
崖の上からその様子を見ていたDは笑みを浮かべるが突如自身が涙を流している事に気がつくとメットを必死に擦った。
D「何故…涙が?いやこれは…?雨宮清香…貴様か!?」
清香(トリンさん…)
清香はDの心の中の空間でDの視点からトリンが死ぬ様子を目撃しておりぼろぼろと涙を流していた。
清香(止められなかった…トリンさんが死ぬのはわかってた筈なのに…)
D「雨宮清香…いつの間に意識を…俺の心の奥底にお前の意識を深く沈めていた筈!!」
清香(私の体を返してください!!みんなを助けないと!!)
D「ふざけるな…お前の体は俺の物だ!!それにキョウリュウジャーならもう終わりだ…見ろっ!!」
ダンテツ「奥義…空烈パンチ!!」
「「「うわあああっ!!」」」
トリンのガブリボルバーと獣電池を使用してキョウリュウシルバーとなったダンテツの拳によりダイゴ達は地中へと沈められてしまった。
カオス「キョウリュウジャー絶滅か…アッハッハッハッハッ!!」
その時ガブティラ達が集結しカオス達に襲撃をかけて来たが巨大化したエンドルフ達がそれを迎え撃とうと立ち塞がった。
D「デーボスとカオスが残ったか…今こそ俺が奴らを一網打尽にする時だ…」
Dは背後に大量のゾーリ魔とカンブリ魔を従えると一気に崖を駆け降りようとして心の中の清香がDに呼びかけていた。
清香(何をするつもりですか?)
D「今こそデーボスを倒して俺が最強だと連中に認めさせてやる!!」
清香(やめて!!今の貴方じゃデーボスには勝てない!!)
D「うるさい!!黙って見ていろ!!でやああああああっ!!」
デーボス「まだ生き残りがいたか…?」
カオス「む?キョウリュウネイビー?しかし奴から漂うこの気配は?」
D「デーボォォォスゥゥゥ!!」
Dは手下のゾーリ魔とカンブリ魔を従えながら自身は高く飛び上がりデーボスへ向かってフルートバスターの斬撃を与えようと迫った。
デーボス「無駄な事を…フン!!」
D「なっ…なんだと!?ぐはあっ!!」
Dの斬撃をデーボスは片手で受け止めておりステッキでDを連続で殴打するとDはたまらず地面に転がった。
カオス「その獰猛さ…お前は獰猛の戦騎D…雨宮清香の体を乗っ取り消滅を免れておったか…」
D「デーボス…貴様を始末してデーボス軍のトップになるのはこの俺だぁ!!」
カオス「お前如きにそれが出来るとでも?愚かなキョウリュウジャーの力を得た所でデーボス様を倒せるとでも?」
D「それをこれからその体に叩き込んでやるってんだよ!!うおおおお!!」
Dは二刀流のフルートバスターを振り回しながら再びデーボスへと迫るが突如デーボスはその姿を消してDは思わず足を止めた。
D「なっ…どこへ消えた!?」
清香(っ!!後ろっ!!)
デーボス「ぬああ!!」
D「ぐわああっ!!」
Dの背後にデーボスが出現して慌てて振り返ったDのお腹をステッキで突いて衝撃で紺色のスーツは爆発を起こし火花を散らしてDはたまらず吹き飛ばされてしまいDは地面で倒れ込み地面で必死にもがいた。
D「くっ…ゾーリ魔!!カンブリ魔!!」
デーボス「無駄だ…」
D「なっ…なんだと!?」
デーボスへと向かったゾーリ魔とカンブリ魔は突如デーボスに操られてしまい地面に倒れているDへと駆け出すとその体を甚振り始めた。
D「がはっ!!ば、バカな…」
清香(デーボスはデーボス軍のトップ…ゾーリ魔やカンブリ魔を操る事が出来てもおかしくない…)
D「ちっ…貴様らぁぁぁ!!」
Dは目の前のゾーリ魔を蹴り飛ばすとフルートバスターをブーメランモードにして投擲し周りのゾーリ魔達を殲滅してしまった。
カオス「Dよ…デーボス様に反旗を翻した時点で貴様の戦騎としての席は失われているぞ…」
D「何…だと…」
カオス「貴様もキョウリュウジャーと共に滅びるがいい不良品よ!!」
D「俺が不良品だと…俺は…獰猛の戦騎D!!勝利者は俺1人だぁぁぁ!!」
清香(D!!どうしてそこまでデーボスを!?)
D「俺は…認めさせてやる!!この俺こそが最強だと言う事をな!!」
Dは2つのフルートバスターに黒いトパスピノの獣電池を装填すると必殺技の構えに入った。
D「最終楽章…デーボスフィニッシュ!」
デーボス「愚かな…ハアッ!!」
D「なっ…バカな…俺の技を…」
Dの必殺技はデーボスのステッキで簡単に弾いてしまいDは必殺技の反動で思わず膝を突いた。
デーボス「ここで貴様も始末してやろう…」
D「まだだ…うおおおおおっ!!」
Dは再びフルートバスターを手に駆け出すがデーボスは一瞬でDの横を通り過ぎるとDはデーボスの方へと振り返った。
D「何!?」
デーボス「フフフ…」
D「なっ…ぐあっ…がああああっ!!」
一瞬の内に攻撃を受けたようでDは全身から火花を散らして再び地面へと倒れ込んでしまった。
清香(D!!これ以上はスーツが持たない!!一旦退いて!!
何度も強力な攻撃を受け続けたせいでキョウリュウネイビーのスーツは限界を迎えておりあちこちで砂まみれで汚れ、火花が散ってスーツの一部が損傷してしまっていた。
D「だまれ…この俺が…退くなど…あり得ない…」
清香(D!!)
カオス「Dよこれで終わりだ…ハアッ!!」
D「くっ…動け…ねぇ…クソッ!!」
Dはカオスの呪術数珠により体を拘束されてしまい身動きが取れなくなり必死に体を捩って脱出しようとするがそこへデーボスの一撃が放たれようとしていた。
デーボス「受けるがいい蝶絶の鉄槌!!」
D「ぐっ…ぐあああああああああ…」
デーボスの技がDに炸裂して紺色のスーツは大爆発を起こしてDは崖下へと体を投げ出されてしまい同時に変身が解けてしまった。
D「がはっ…」
清香「うぅ…」
あまりの衝撃に清香の体からDが弾き出されてしまいDは地面に伏せたまま地面に握り拳を叩きつけた。
D「バカな…この俺がここまで…」
清香「D…」
倒れ伏す2人の元にデーボスが迫っておりそれを見た清香は一瞬何かを考えるように目を閉じるとすぐに立ち上がりDの手を掴み走り出した。
D「何をする!?」
清香「今は逃げましょう!!このままじゃ私達2人共やられちゃいます!!」
D「ふざけるな!!この俺が逃げるなど…」
直後デーボスの攻撃が放たれて清香はDを庇うように押し倒して攻撃を躱すと再びDの手を掴んで崖の下の川へと勢いよくジャンプした。
D「うおおおおおっ!?」
清香「きゃあああああっ!!」
直後2人の背中を狙った攻撃が清香の背中に当たり2人は川の中へと落下してしまった。
清香「ハァハァ…なんとか…助かりましたね…」
D「何故だ…何故俺を庇ったりした!?」
清香「そんなのわかりませんよ…私にも…」
D「天野美琴を攫った俺が憎く無いのか?この俺を倒したいんじゃ無いのか?」
清香「確かに…貴方の事は許せないと今でも思います…」
D「ならっ!!」
清香「…でも今は貴方を恨んでも仕方ありません…貴方を産んだデーボスを倒さない限り…」
D「貴様のような人間にデーボスを倒せるものか!!俺が奴を倒して勝利者して君臨するのだ!!」
清香「貴方…誰かに自分を認めて欲しかったんじゃないですか?」
D「何?」
清香「みんなに自身の力がナンバーワンだって認めてほしい…もっと自分を見て欲しいってだけなんじゃないですか?」
D「バカな…そんな事は…」
清香「貴方はみーちゃんを苦しめたけど直接手に掛けるような事はしなかった…貴方はみーちゃんを操ってまでデーボスを超える軍団を作って自分の強さを証明したかっただけなんですよ!!」
D「黙りやがれ!!」
清香「かはっ…」
Dは清香の首を掴むとそのまま川へと体を叩きつけると清香の体の上に跨った。
D「さっきから聞いていれば俺の事をわかったような口を叩きやがって…貴様に俺の何がわかる!!」
清香「わかりますよ…私は貴方と1つになった時に貴方の心情を理解しましたから…」
D「なっ…」
清香「貴方の事は許せませんが…貴方のそのナンバーワンになりたいその想い…今なら理解出来ます…だから…」
清香はDの手を掴むと自身の手元に強く引き寄せて必死に言葉を紡いだ。
清香「今は…共通の敵を倒す為に…私と手を組みませんか?」
D「なんだと…」
清香「今は貴方に協力します。終わったら私達の決着を付けましょう…」
D「ふざけるな!!人間と手を組むだと…舐めるな!!」
清香「私達が力を合わせるぐらいじゃないと奴には勝てません!!」
D「だまれ!!この俺を侮辱しているのか!!」
清香「うぅ…かはっ…」
Dは清香の首を締め始めて清香はたまらず首を絞められて口から乾いた声が漏れた。
D「俺は獰猛の戦騎D。貴様の言う事など信じられるか!!もう一度貴様の体をよこせっ!!」
清香「かはっ…」
D「さぁ…もう一度この俺と一つとなれ…伝説の巫女よ!!」
清香「…いい…ですよ…!!」
D「何っ!?」
首を絞められながらも必死に清香は手を伸ばしてDの手を掴むとDは驚いて握られた手を振り解こうとした。
D「離しやがれ!!」
清香「貴方に私の力を託します…だから!!」
D「この俺を受け入れると言うのか!?戦騎である俺を…!?」
清香「いい…ですよ…貴方の想い…痛み…強さ…恨み…全部…全部私が受け止めるから!!」
D「お前…」
次回 戦慄+旋律=戦律