旋律の勇者   作:雨風歌

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62話 ニンニンジャー

 

清香「ううん…?」

 

私は目を覚ますと私は川の側で倒れておりゆっくりと体を起こした。

 

風花「あ、目を覚ましたよ霞ちゃん!!」

 

霞「本当ですか?」

 

清香「霞…?」

 

私の側には私より年下であろう女性が私の顔を覗き込んでおり私が目覚めた事を知るや近くから桃色のコートを着た女性が現れて私の元へとやってきた。

 

清香「貴方…達は?」

 

風花「大丈夫?川の辺りで倒れてたのを私達が運んだんだよ?」

 

清香「すみません…助かりました。」

 

霞「いえいえ…なんとか無事で何よりです…雨宮清香さん?」

 

清香「えっ…どうして私の名を?」

 

霞「そりゃ知ってますよ〜有名フルート奏者って有名ですし私も演奏会に行った事があるんですよ〜」

 

風花「そうそう!!私達清香さんの演奏が好きなんだ!!」

 

清香「あ、そ、そうだったんですか…ありがとうございます…」

 

風花「そういえば清香さんはどうして倒れてたんですか?」

 

清香「倒れ…はっ!!アミィさんは!?」

 

霞「あみぃさん?」

 

私が意識を失う寸前に私の視界に映ったのはピンク色のスーツの戦士であり私はアミィさんが私を助けてくれたのだと思って辺りを見渡した。

 

清香「私…敵と戦っててやられちゃったんです…ピンクの戦士…多分私の知り合いが助けてくれたんだと思ったのですが…」

 

霞「あー…」

 

風花「それ多分霞ちゃんじゃないかな?」

 

清香「え!?」

 

霞「一応、私も桃色の戦士なので…」

 

清香「じゃあ…貴方達は戦隊なんですか?」

 

風花「そ!!私達は手裏剣戦隊ニンニンジャーなんだ!!妖怪から人々を守ってるんだ!!」

 

清香「ニンニンジャー…?」

 

風花「改めて…私は風花。シロニンジャーだよ!!」

 

霞「改めまして…私は霞。モモニンジャーです!!」

 

清香「霞さん…ですか…私の母と同じ名前です」

 

霞「そうでしたね貴方のお母様も有名なフルート奏者でしたね」

 

風花「本当だ!!」

 

清香「そういえば…他のお仲間はどこに?」

 

風花「みんななら妖怪を探しに先に行っちゃったよ?」

 

清香「すみません…2人も他のメンバーと合流しないといけないのに…」

 

その時私達の近くで謎の青い人型の集団が突如現れて槍を手に私達に迫って来ており思わず立ちあがろうとしたが2人が私を静止した。

 

清香「あれは…?」

 

風花「敵がこんなに…」  

 

霞「清香さんは休んでいてくださいここは私達が!!」

 

 

(ザ・変化!)

 

 

「「手裏剣変化!!」」

 

 

(シロジャー)

 

(モモジャー)

 

 

((ニンジャー!!))

 

清香「ニンニンジャー…」

 

2人は白とピンクのスーツを身に纏うと刀を手にして敵の集団に向かって掛け出して刀を叩きつけた。

 

風花「ハッ!!」

 

霞「ハアー…ハアッ!!」

 

私は肝心な時に役に立てないことにとても自分自身の弱さが憎らしく思えて思わず足元の砂を掴み握り締めた。

 

清香「肝心な時に私…役立たずだ…」

 

トリン「そんな事は無い…君は精一杯頑張っているじゃないか!!」

 

清香「その声…トリンさん?」

 

どこからかトリンさんの声が聞こえて来て私は思わず立ち上がって辺りを見渡した。

 

トリン「君の力は今までみんなを助けて来た…しかしまだ君は自分自身を信じきれていないようだな…」

 

清香「私は…」

 

トリン「信じるんだ。君の力は絶望を希望に変えるための力だ…もう一度君は君自身のブレイブを信じてみたまえ!!」

 

清香「私自身のブレイブ…」

 

私は立ち上がると今も戦っている風花さんと霞さんへと視線を向けるとどこから現れたのかトッキュウジャーの敵である戦闘員とゾーリ魔が集まって来ており数の多さに2人は押されていた。

 

クローズ「クロッ!!」

 

ゾーリ魔「ヌルヌル〜!!」

 

風花「なっ…なんなの!?気持ち悪い…」

 

霞「なんて数…私達2人では…」

 

一斉に2人に襲いかかるゾーリ魔達だがそこに銃撃が放たれてゾーリ魔は地面に次々と倒れていく。

 

風花「えっ!?」

 

霞「もしかして…」

 

2人が銃撃を放った人物へと視線を向けるとガブリボルバーを構えた清香がおり迫り来るゾーリ魔を手で平手打ちで吹き飛ばして体をぐるりと回転させながら蹴りを入れると下からガブリボルバーの銃撃を放った。

 

清香「はあっ!!」

 

清香はトバスピノ獣電池を取り出すと獣電池をじっと見つめながら呟いた。

 

清香(そうだ…役に立つとか立たないとかそういう事じゃないんだ…私はただ自分の信じる物を守るために戦えばいいんだ!!)

 

風花「清香さんは無理しないで!!」

 

霞「いえ…風ちゃんちょっと待ってください!!」

 

清香が前に出るのを止めようとした風花を霞は待ったを掛けると2人は清香の方をじっと見守った。

 

清香「私は戦う!!もうこれ以上悲しみを生まないために!!」

 

清香はガブリボルバーを取り出すと獣電池と一緒に正面に突き出して構えた。

 

 

清香「ブレイブ・イン!!」

 

 

(ガブリンチョ トバスピノ)

 

 

清香「キョウリュウチェンジ!!」

 

 

獣電竜の名前がガブリボルバーから流れて来たと思ったら私は横のシリンダーを回すとガブリボルバーから慣れ親しんだ音楽が流れて来た。

 

 

清香(私は強き竜の者…ブレイブに荒れます!!) 

 

 

心の中で呟きながら私はサンバのリズムでステップを踏み一回転し引き金を引いた。

 

 

清香「ファイヤー!!」

 

 

私の体は紺色のヒーロースーツを身に纏い胸は黄色でスピノサウルスの顔が描かれており両肩にはスピノサウルスの背中のヒレのような物が付いている上に腰には獣電池を納めるバックルが装着された。

 

 

風花「清香ちゃんが青の戦士に変身しちゃった!?」

 

霞「やはり…清香さんも戦士の1人だったのですね…あと風ちゃん?あれは紺色です。」

 

2人がじっと見つめる中で私はフルートバスターを掴み横に振り上げながら名乗りに入った。

 

 

清香「旋律の勇者…キョウリュウネイビー!!」

 

 

霞「キョウリュウネイビー…」

 

私はフルートバスターをブーメランモードに変形させると隣に霞さんと風花さんが立って私の顔を横から見つめた。

 

風花「清香さん大丈夫?」

 

清香「大丈夫です…私も戦隊の戦士の1人ですから!!」

 

霞「わかりました…ではご一緒に…」

 

私を真ん中に横に並び立つと武器を構えて正面の敵へと向き合った。

 

 

霞・風花「忍ぶどころか…」

 

 

清香「荒れますよ!!」

 

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