65話 ダイノホープ
リュウジ「こちらです…」
???「……」
ヨーコ「安心してください…私達が守ります!!」
特命戦隊ゴーバスターズのリュウジとヨーコの2人は顔をフードで隠した謎の人物を車に乗せて勢いよく走り出した。
ヨーコ「連中に勘づかれなければいいけど…」
リュウジ「あぁ…ゲキさんと凌駕さんの2人が敵の手に落ちたとなれば事態は深刻だ…この深刻な状況をなんとかしないと…」
ネオガイルトン「逃がさん!!」
前方の道路に斧と盾を持った謎の怪人がおりその姿を見たヨーコとリュウジが警戒モードへ入った。
ヨーコ「あ、さっきの用心棒!?」
リュウジ「まさか!?」
ネオガイルドン「ダイノホープを持つ者を秘密裏に保護しようとしていたようだが我々からは逃げられない!!」
ヨーコ「くっ…なんで私達の作戦がバレてるの!?」
ネオガイルドン「やれ!!」
ネオガイルトンと呼ばれる怪人はバーミア兵に指示を出すとヨーコ達に一斉に走り出したがそこに赤い一台のバイクがバーミア兵を跳ね飛ばしてヨーコ達の前に停止した。
ヒロム「そこまでだ」
ヨーコ「ヒロム!!」
ヒロムと呼ばれる青年がバイクから降りるとヨーコとリュウジが駆け寄った。
ヒロム「連中はまたキョウリュウジャーと接触する筈だ…あまり時間は無い!!」
ヨーコ「キョウリュウジャーが!?」
リュウジ「すぐに応援に向かいたいところだけど…特殊任務だからね。あの人を護送するようにって…」
ヨーコ「ねぇ…あの人、フードを深く被っていて誰かわからないんだけど…」
リュウジ「護送依頼をしてきた人からは正体は教えることは出来ない…敵に正体がバレないように秘密裏に護送するように…だったね?」
ヒロム「俺達は任務を遂行するだけだ…行くぞ!!」
ヒロム達は手首に装着されているモーフィンブレスのダイヤルを回してボタンを押した。
(It's morphin' time!)
音声と共にモーフィングラスが展開し、バスタースーツが3人の体に転移し装着されて最後に再度ボタンを押した。
「「「レッツ、モーフィン!!」」」
3人にゴーグルが装着されて3人はゴーバスターズへと変身が完了させた。
ヒロム「レッドバスター!!」
リュウジ「ブルーバスター!!」
ヨーコ「イエローバスター!!」
(Transport)
3人はゴーバスターズのエンブレムを押すと手元にソウガンブレードを転送させて握り締めた。
ヒロム「バスターズ、レディー……ゴー!!」
ヒロムの合図で3人は同時に走り出してバーミア兵へとソウガンブレードを叩きつけた。
ネオガイルドン「フン…そいつらと遊んでいろ…さて…」
バーミア兵と戦うゴーバスターズをそのままにネオガイルドンは護送している人物の乗せられている車へ向かって歩き始めて、それを見たヨーコが声を上げた。
ヨーコ「ヒロム!!」
ヒロム「ハアッ!!」
ヒロムはバーミア兵を蹴り飛ばすと高く飛び上がりネオガイルドンを飛び越えて車の前に立った。
ヒロム「さっきはしてやられたけど…今度はそうはいかない!!」
ネオガイルドン「来い…」
ヒロムはソウガンブレードを繰り出すが盾で防がれてしまい直後に斧の斬撃を浴びてヒロムは吹き飛ばされてしまった。
ヒロム「ぐあっ…」
ヨーコ「ラピッドキック!!」
ネオガイルドン「無駄だ!!」
ヨーコの飛び蹴りが放たれるが再び盾が蹴りを防いでしまいヨーコは盾で跳ね返されてしまい地面に倒れ込んだ。
ネオガイルドン「デヤアッ!!」
リュウジ「デエエエエイ!!」
ネオガイルドンの斬撃波が放たれるがヒロムとヨーコの前にリュウジが割って入り地面から岩を引きずり出して目の前に掲げて攻撃を防いだ。
ネオガイルドン「いつまで持つかな?ハッ!!」
「「「うわっ…」」」
1回目の斬撃波は防ぐ事は出来たがさらに連続で斬撃が放たれて3人は攻撃を受けてしまい地面に倒れ込んでしまった。
ヒロム「ぐっ…」
リュウジ「対策されてるか…」
ヨーコ「このままじゃ…」
ネオガイルドン「行け…」
地面に倒れているゴーバスターズをそのままにバーミア兵はネオガイルドンの指示で一斉に車に群がり乱暴に車のドアを開けて車内にいる人物へと手を伸ばした。
ネオガイルドン「そいつを捕えろ!!」
ヨーコ「ヒロム!!」
ヒロム「くっ…まずい…このままじゃ…」
しかし車内から射撃音が響いて、バーミア兵が吹き飛んで地面に転がり車内から黒いローブに身を包んだ人物が降りてきた。
ヒロム「ダメだ!!外に出たら!!」
ネオガイルドン「やはり…こいつからは強いダイノホープを感じる…」
ヒロム「ダイノホープ?」
???「………」
ネオガイルドン「貴様のダイノホープをもらうぞ!!」
手から鞭のような物が伸びてローブの人物を拘束しようと放たれるがローブの人物はカブリボルバーに獣電池を装填していた。
(ガブリンチョ・トペランダ)
カブリボルバーの銃口を自身に向けると引き金を引いてローブの人物は紙のように薄くペラペラになってしまい拘束の鞭をすり抜けてしまった。
ネオガイルドン「バカな…」
???「ハッ!!」
ネオガイルドン「オオッ!?」
薄くなった体はすぐに元に戻り地面に降り立つと同時に射撃を行い、激しく動いた事でフードが脱げてしまいフードの人物の姿が露わになった。
ヒロム「あの人は…」
リュウジ「まさか…」
ヨーコ「有名フルート奏者の雨宮清香さん!?」
素顔を晒した清香はローブを掴み脱ぎ捨てるとガブリボルバーをホルダーに戻してからフルートバスターを取り出して構えた。
清香「ハアッ!!」
次々に自身に迫るバーミア兵をフルートバスターで切り裂き、バーミア兵は清香の体を両側から掴むと清香はそのまま一回転してバーミア兵を地面に倒してフルートバスターを叩きつけた。
清香「ハッ!!」
地面に倒したバーミア兵に向かって変形させたフルートバスターを投擲するとバーミア兵を纏めて殲滅し、清香は跳ね返って来たフルートバスターを掴み取った。
ヨーコ「うわっ…雨宮さん凄い!?」
ネオガイルドン「ぐっ…貴様ァ!!」
新たにバーミア兵を呼び出したネオガイルドンであったが清香はフルートバスターを地面に突き立ててガンホルダーからガブリボルバーを外して獣電池を構えた。
清香「ブレイブ・イン!!」
(ガブリンチョ・トバスピノ)
清香「キョウリュウチェンジ!!)
獣電池を装填した清香はシリンダーを回すと流れるリズムに乗りステップを踏みながら迫り来るバーミア兵の攻撃を躱しながら蹴りを放ち蹴り飛ばすとネオガイルドンに向けて引き金を引いた。
ネオガイルドン「食らえっ!!」
清香「ファイヤー!!」
清香が引き金を引くと同時にネオガイルドンの斬撃が放たれるが放たれたキョウリュウスピリットが斬撃を跳ね返してしまい清香の体に紺色のヒーロースーツが装着されて最後にメットが装着されて清香はキョウリュウネイビーへと変身を完了させた。
ネオガイルドン「チッ…」
ヒロム「何?」
ヨーコ「嘘っ!?雨宮さんがキョウリュウジャー!?」
ネオガイルドン「まだ残っていたか…お前のダイノホープをいただく!!」
清香Side
清香「ぐっ…うぅ…」
迫り来る謎の怪人の斧を冷静に躱しながら反撃に蹴りを繰り出すが盾で防がれてしまい直後に私は胸に斬撃を浴びて紺色のスーツからは火花が散って、さらに胸を蹴られて私は地面に転がってしまった。
ネオガイルドン「食らえ!!」
清香「っ!!」
慌てて立ち上がった私に向かって鞭のような何かが放たれて私は躱すことが出来ずにいたが突如私の前にゴーバスターズの3人が乱入して攻撃を防いでくれた。
ヒロム「大丈夫か?」
清香「は、はい…」
ネオガイルドン「ゴーバスターズ…だが…既にキョウリュウジャーのダイノホープは全て奪った…貴様らに勝ち目は無い!!」
ヨーコ「ダイノホープを奪った…?」
リュウジ「なんだか嫌な予感がするな…」
ネオガイルドン「ボルドス様の降臨を指を咥えて見ているがいい!!」
ヒロム「待てっ!!」
謎の怪人はそのまま姿を消してしまいゴーバスターズの3人はヘルメットを外して息を整えると私の方へとやって来たので私も獣電池をガブリボルバーから抜いて3人へと素顔を見せた。
ヒロム「大丈夫か?」
清香「助かりました…貴方達がフォローしてくれなければ私もダイノホープを奪われていたところでした…」
リュウジ「ダイノホープ…」
ヨーコ「ねぇ…ダイノホープって一体なんなんですか?」
清香「私も詳しくは知らないですが私の知り合いから聞いた話によると…恐竜系のスーパー戦隊が持つ希望の力だそうですよ…」
ヒロム「敵の狙いはそのダイノホープを使ってボルドスって奴をこの地球に呼び寄せようとしてるのか…」
ヨーコ「それで…敵は雨宮さんのことも狙って来てたんだ…」
清香「定期演奏会の帰りにダンテツさんって言う方から特命部の方々が私の力を奪う奴から護衛してくれるって話を聞きまして…言われた通りに指定の場所に居たら貴方達が護衛に来てくれたってところです。」
ヒロム「そうだったのか…」
清香「それよりキョウリュウジャーのダイノホープを奪ったって…」
リュウジ「心配だ…ここに来る前に戦ったエンターやエスケイプも急に姿を消したとなると…」
ヨーコ「キョウリュウジャー達を助けに行かないと…」
清香「私、キングさん達を探しに行って来ます!!」
ヒロム「待て…君1人を行かせるわけには行かない…敵は君のダイノホープを狙っているんだ…」
清香「でも!!」
ヒロム「俺達も一緒に行く!!ダイゴ達の反応を追えるか?」
清香「はい!!」
私は獣電モバックルでキングさん達の現在地を調べて反応があった地点へと走り出した。
清香「皆さん!!」
私達はキングさん達の反応を追って工場付近へとやって来たが、キングさん達らしき背中が見えて私達は慌ててキングさん達へと駆け寄ろうとしたが、謎の大きな穴が目の前に広がっており思わず足を止めた。
ヒロム「あれは…」
清香「穴が…」
ヨーコ「あれってまさか…」
ヒロム「待て!!」
清香「アミィさん!!」
私とヒロムさんがそれぞれキングさんとアミィさんの肩を掴んで止めようとしたが私達は同時に蹴り飛ばされてしまい地面に転がった。
リュウジ「ヒロム!!」
ヨーコ「雨宮さん!!」
私達は体を起こして立ち上がるが振り返ったキングさん達は服装がダークな感じになっており私達を鋭い目付きで睨みつけた。
清香「み、みなさん?」
ダイゴ「俺達は恐竜ハンターだ。今から過去に行って恐竜を全滅させてやる」
ヒロム「ダイゴ…」
清香「どうして…こんなことに…」
そのままキングさん達は謎の穴の先に進んでしまい穴は完全に閉じてしまった。
ヒロム「取り戻してやる…必ず…」
弥生「清香さん!!」
そこに弥生さんが現れて私達の元に駆け寄って来たので私も変身を解除して弥生さんの方へと向いた。
清香「弥生さん…キングさんが過去に行ってしまいました…恐竜を全滅させるって…」
弥生「ダイゴさんが!?」
ヒロム「いや…必ず助ける!!あいつには借りがあるからな」
弥生「ゴーバスターズの皆さんですね?私達の基地で黒木さんが待っていますよ」
リュウジ「司令官…いつの間に…」
弥生「私がご案内します…こちらに…」
私達は一旦スピリットベースに戻って今後の対策を話し合うことになり弥生さんの先導の元スピリットベースへと向かうことになった。