清香「時を駆ける希望…」
スピノサウルス「未来の俺様からメッセージが届いた…お前が未来でこの俺様の相棒だって事をな…」
清香「やっぱり…貴方がトパスピノに進化する前のスピノサウルスなんだね」
スピノサウルス「未来でお前のような小娘が相棒になるとはな…正直驚いた。」
清香「それはどうして?」
突如スピノサウルスは足を曲げて体勢を低くして頭を低くした。
スピノサウルス「乗れ」
清香「あ、はい…」
私はスピノサウルスの背中に乗ると背中の尾びれを掴むとスピノサウルスは立ち上がり歩き始めた。
スピノサウルス「俺様はいつだって1人だ…それは仲間など必要ない…1番強い恐竜だと自負していたからだ…」
清香「はぁ…」
スピノサウルス「ガブティラを知っているだろう?俺は奴よりも大きくて強い…俺こそが最強だと信じている…」
清香「この時代にガブティラになる前のティラノサウルスが居るんですね?」
スピノサウルス「あぁ…奴は俺様に戦いを挑もうとするが俺様には勝てない…仲間思いの甘い考えだと俺様は思っていた…」
清香「思っていた…ということは今はそうは思わないんですよね?」
スピノサウルス「未来の俺様からお前の相棒になったとメッセージが届いてな…正気か?と思ったぞ…最強の俺様に相棒が出来た上にその相棒がお前のような小娘だったとはな…」
清香「驚きました?」
スピノサウルス「最初は信じられなかった…しかしお前のその紺色のスーツが未来の俺様がお前を認めた証だろう…」
清香「ショックでした?私のような存在が未来の貴方の相棒だった事に?」
スピノサウルス「最初はそう思った…しかし未来の俺様はお前のある部分に強く惹かれてしまったのだろうな…」
清香「私のある部分…?それは一体…?」
スピノサウルス「それは未来の俺様に直接話を聞いて見る事だな…」
清香「えっ…ちょっと…」
スピノサウルスは海にズブズブと入水すると背中から落とされてしまい海の中に着水してしまった。
スピノサウルス「ここで別れだ…未来の俺様を頼んだぞ紺色の戦士よ…」
清香「スピノサウルス?あの…ちょっと…待っ…」
-現在-
私は海に放り出されて思わず目を瞑るが水の感覚がない事に気づくとゆっくりと目を開けた。
トバスピノ(目覚めたか?寝坊助)
目の前にトパスピノが頭を低くして私の方へと迫っており私は崖の下に倒れている事に気がついた。
トバスピノ(岩がお前の頭に当たって気絶してたんだよ)
清香「そうでしたか…ってあれ…貴方の声が私の脳内に聞こえる?」
トパスピノ(ずっと話しかけていたさ…)
清香「そうでしたか…さっきまで貴方がトパスピノに進化する前のスピノサウルスに会ってましたよ」
トバスピノ(当時から俺様は最強だった…ガブティラや他の奴らよりも俺様は強かった!!あの世界でもこの世界でも俺様は最強…そう思っていた…)
清香「自分が最強と信じて疑わなかったんですね?」
トバスピノ(だが俺様は知った…俺様は1人では本当の意味で最強になれない…そう感じたのだ…)
清香「どういう事ですか?」
トバスピノ「かつて獰猛の戦騎Dの奏でる音楽に俺様は操られてしまった…相棒の居ない俺様では奴に対抗する術が無かったのだ…」
清香「Dが…確か古代の巫女の歌声で正気を取り戻したってトリンさんが…」
トバスピノ(祈り歌によって俺は正気を取り戻した…そして伝説の巫女である天野美琴の歌により俺様は再び救われた…あの時から俺様は1人では最強になれないと思ったのだ…)
清香「みーちゃんの…」
トバスピノ(しかし俺様は最強であるが故に力が不安定だ…だからこそ俺様の力を制御出来る者など居ないと思っていた…)
清香「どうして私が貴方の相棒になれたんでしょうか?」
トバスピノ(お前は天野美琴と同じく伝説の巫女の1人だ…それに俺はお前の演奏に強く惹かれた…お前なら俺様の力を制御出来るかもしれない…そう思ったのだ…)
清香「そうだったんだ…」
トバスピノ(今までもトリンは俺様の相棒を見つけようとしてくれたようだが俺様を制御出来る人間は現れなかった…そして俺様は相棒に出会えないまま長い眠りに着いたのだ…)
清香「そして私に出会った…」
トバスピノ(俺様を制御出来る素質のある者こそフルートバスターを操る事が出来る…俺様はお前しか居ないと思ったのだ…)
清香(でもみーちゃんの祈り歌で貴方は救われた…本来ならみーちゃんがキョウリュウネイビーになる可能性もあったんですよね?)
トバスピノ(確かに彼女にもその素質があった…しかし彼女にはD絡みの事件で巻き込んでしまい俺様は彼女をこれ以上危険な戦いに巻き込みたくないと思った…)
清香「それで私に?」
トバスピノ(それに天野美琴に出会う前から俺様はお前を相棒にしようと決めていたのだ!!)
清香「みーちゃんに会う前から!?」
トバスピノ(そうだ…ある人物との出会いで俺様は彼女からお前を見定めろと言われていた…私の代わりに娘であるお前を戦士にして欲しいと…)
清香「まさか…お母さん?」
トバスピノ(最初はお前の母親を相棒に選ぼうとした…しかし彼女がそれを断り娘であるお前を推薦したのだ…)
清香(それ…トリンさんも言ってた…)
トバスピノ(お前の演奏を聞いて俺様を制御出来るのはお前だと改めて思ったのだ…俺様にはお前が必要だと!!)
清香「そっか…お母さんの推薦だったんだ…そして私を見定めてくれたんですね」
トバスピノ(お前の奏でる旋律が俺様の原動力だ…これからも俺様の相棒で居てくれるか?)
清香「もちろんですよトバスピノ…これからもよろしくお願いします。」
その後も私達はデーボス最終決戦の日までトバスピノと一緒に戦い、ついにデーボス討伐し地球を救う事が出来たのであった。