清香「貴方達がキョウリュウジャー!?」
ダイゴ「大丈夫か?」
清香「私は大丈夫ですけど、私のフルートが…」
私は床に散らばる破壊されたフルートに視線を移す。完膚なきまでに破壊されて修復は不可能であった。
ダイゴ「大切な物をここまでするなんでドゴルドのやつ許せねぇ」
どうやらさっきの怪人はドゴルドと言うらしい。ダイゴが怒る様子を見るにデーボス軍の中でもかなりの因縁がある相手なのだろう。
清香「ドゴルドって言う怪物は私の石…秘石と呼んでいましたが、これが狙いだったみたいです。」
そう言いながら私は唯一守れた秘石と呼ばれ石をダイゴに見せる。
ダイゴ「これはガーディアンズの秘石じゃないか!!」
清香「ガーディアンズの秘石?」
ダイゴ「前にトリンが言ってたんだが俺達キョウリュウジャーの相棒の獣電竜を守る戦士団をガーディアンズって言うらしい。」
そう説明しながらダイゴはポケットの中の獣電池を何本か取り出して私に見せてくれた。その中の1本が一瞬だけ光り輝いたのである。
ダイゴ「アーケノロンの獣電池が光った!!と言うことはこいつはアーケノロンの秘石だったんだな!!」
巨大なカメの絵柄の獣電池を私にみせてくれた。どうやら獣電池は何本も存在するらしい。
ダイゴ「全部で13個あるらしいんだが敵はそれを狙って来たらしい」
ダイゴが詳しく説明してくれるが正直私はそれどころではなく、会場で暴れ回るドゴルド達デーボス軍に視線を移す。観客は既に避難し終わったようでドゴルドとゾーリ魔達をダイゴ達の仲間達が相手をしていた。
ダイゴ「仲間が待ってる!!ここは俺達キョウリュウジャーに任せて隠れていてくれ!!」
そう言ってダイゴは清香はステージに残してデーボス軍に立ち向かって行った。
トリン「清香っ!!」
そこにダイゴと入れ替わるようにトリンさんが私の元に駆けつけてきてくれた。
トリン「君をこんな戦いに巻き込んで本当にすまない…全て私の責任だ。」
トリンさんは私に頭を下げるが私は慌てて首を振る。だって本当に悪いのは私の秘石1つのために、会場をはちゃめちゃにして上に、たくさんの観客を巻き込んでしまったデーボス軍なのだから。
清香「トリンさん、私の奏でる旋律で本当に人々の力になれるのでしょうか?」
トリン「君の力があれば傷ついた人間達の癒しとなり我々獣電戦隊の大きな力となってくれる筈だ。」
私はずっとキョウリュウジャーとして戦うかどうか迷っていた。生半可な覚悟で戦場に足を踏み込めば普通の平穏な生活は無くなり地球の命運を背負う辛い役割がのしかかる事になる。普通の一般人である私がそんな事できないと思っていたけれど…
清香「大切な人達が傷つくのはもっと嫌だから…」
もう私は迷うことは無かった。トリンさんを真正面に見据えて私は前回の誘いに対して答えた。
清香「私を貴方達のチームに入れてください!!大切な人が傷つくのは…もう見たくないから!!」
トリン「君の決断に深く感謝する。あと壊れたフルートの代わりの言っては何だが君にこれを託そう。」
そう言いながらトリンさんは私に1つの武器らしき物を差し出してくる。それは長い形をしており、真ん中に赤い宝石のような物が埋め込まれており紺色と黄色の柄をしている何かだった。しかしスイッチらしき物と息を吹き込む穴のような物も付いている。
清香「これって…まさか…フルート!?」
トリン「そうだ。それはフルートバスターと呼ばれる魔笛だ」
トリンさんはそう説明してくれるが今、魔笛って言わななかっただろうか…?私は少し気になって尋ねてみた。
トリン「その武器はトパスピノの相棒のみが持つ事ができる武器なのだが、本来はデーボス軍が使う強力な武器だったのだ。」
なるほどと私は頷くが私がそんな危ない武器を使って大丈夫なのだろうか?
トリン「かつてその武器でトパスピノは悪のメロディを浴びて暴走状態に陥った事があり、私もそれを君に授けるかどうか迷ったのだが…トバスピノの相棒である君ならその武器を正しく正義のために使い、力になってくれると思ったのだ。」
私はフルートバスターを手に取りいつもの演奏の姿勢になる。大きいフルートだけど意外としっくりくる。
私は試しに演奏してみる事にしてみた。すると不思議な事に私のフルートの旋律が形となって現れ、会場全体が明るくキラキラと輝かせる。
ダイゴside
ソウジ「このメロディは…」
イアン「Oh my なんて暖かいメロディなんだ…」
ダイゴ「おぉっ!!俺達のブレイブが高まって来たぜぇ!!」
ドゴルド「畜生っ!!なんだこの忌々しいメロディは!?」
ダイゴ達はドゴルドを会場の外まで押し始め、ついに玄関外まで追い詰める事に成功する。
次回 キョウリュウチェンジ