風紀委員モブの自分を理解する旅   作:ultimate!!

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お気に入り入れてくれてありがたや…
毎度のことですがキャラ崩壊してたら教えてください。不安なんです。

もちろん褒めてくれてもいいんですよ?


銀の鏡を通して

 

 セナさんに言われ出てきたものの誰に話を聞こうか…

 

 そう思いながら廊下を歩いていると。

 

 「おーい!今日の分は終わったのか?」

 

 そう言ってこちらに駆け寄ってきたのはイオリ先輩。

 

 

 「先輩。今日は…途中で帰らせてもらいました。」

 

 「そうなのか。…どうした?元気ないのか?」

 

 

 やっぱりバレてしまうものなんだろうか。そんなに顔に出てた?私。

 

 というかこれはいい機会なんじゃないだろうか。イオリ先輩とはそこそこ話すこともあるし…

 

 

 「あの、イオリ先輩。ちょっとお時間もらってもいいですか。」

 

 「? あぁ。時間は空いてるし…中庭でいいか?」

 

 

 そう言って私たちは中庭に移動する。

 その間、私はどうやって切り出そうか。それだけをずっと考えていた。

 

 

 

 

 

 

 「で?話ってのは?」

 

 どう切り出そうか考えていたらあちらから話を振ってくれた。

 

 

 「あの、先輩は自分の悩みをどうやって解決したらいいか分からない時ってどうしてますか…?」

 

 

 どう聞こうか迷っていたが、イオリ先輩にはこう聞くのがいいと思った。

 

 

 「あー…思ってたより難しい質問だな…」

 

 

 そう言うと先輩は考え込んでしまった。

 そりゃそうだよな。急にこんなこと質問されたら私でもこうなる。

 

 

 「どんなことで悩んでるのかは分からないけど、それを忘れたいんじゃなくて解決したいんだろ?ちなみに、それは対人関係の悩みか?それかそれ以外か?」

 「対人関係です。」

 

 「なら、その人と直接話すのが早いんじゃないか?その人とどんな関係なのかは分からないけど、まずは話をしないと始まらないんじゃないかと思うぞ。」

 「あの、それが…」

 

 

 先輩に私がSNS関係で悩んでいること、自分でもなんでこんなにも悩んでいるのか分からないことなど、これまでの経緯を話した。

 

 話終わると先輩は難しい顔をして少し考えた後。

 

 

 「まだアカウントが戻ってくるかもしれないしそれに関してはとりあえず待ってもいいんじゃないか?とは思うな。」

 

 「ただ私はこういう相談苦手だから、セナ先輩が言うみたいにいろんな人に話を聞いてみたらどうだ?ゲヘナ内だけじゃなく、他自治区の人に聞いてみるとかさ。」

 

 そう言ってくれた。

 他自治区に行くと言っても風紀委員の仕事とかあるしテストの勉強とか色々

 

 

 「風紀委員の方には私の方から言っておくから何日かかけて他自治区に行ってみたらどうだ?お前は真面目だしヒナ委員長も許してくれるだろ。」

 

 「えっ…いいんですか!?」

 

 

 こんな軽く決めていいものなんだろうか。もっと手続きとか必要なんじゃないだろうか。

 

 

 

 「真面目だって言ったけどちょっと真面目すぎると思うな。その悩んでるのも真面目だから考えすぎてるとかもあるんじゃないか?」

 

 「あ…確かに。」

 

 考えすぎ、か。確かに振り返ってみると今日一日このことばかり考えていたような気がする。それより真面目、かぁ。先輩にそんなふうに思われていたとは…ちょっと嬉しいな。

 

 

 「他のメンバーがちょこちょこサボったりしてるのにお前はよくやってると思うぞ。だからこう言う時くらい休んで気が済むまで考えてみたらどうだ?そうしたらもっといろんなことに活かせるかもしれないしな!」

 

 「っ…はい!」

 

 

 先輩が満面の笑みを浮かべて言ってくれる。先輩のこういうところが本当に頼もしい。

 

 

 「後最後に、難しいと思うけどもう少し考え方を変えてみてもいいと思うぞ。」

 

 「考え方を変える、ですか?」

 

 「あぁ。例えばだけど悩みが分からないことに関して不安に思うだけじゃなくて『この経験がいつか活かされる時が来るから今は全力で楽しもう』とかな。」

 

 

 考え方を変える、か。そんなこと思ったこともなかった。

 ただよく考えたらセナ先輩が言っていた他の人に聞いて答えを探す、ということはこういうことなのかもしれない。

 そう考えると最初より随分スッキリしてきた。そう思った私は立ち上がって言う。

 

 

 「先輩、わざわざありがとうございました!」

 

 「いや、いいよ。後他の人に聞きに行くなら先生のところに行ってみたらどうだ?先生なら急に行っても対応してくれるだろうし。」

 

 「そうします!本当何から何までありがとうございます!」

 

 「少しでもスッキリできたなら良かったよ。ヒナ委員長には私から言っておくから遠出の準備でもしてきたらどうだ?」

 

 

 あ、もう出発するつもりだったけど準備がいるか…

 

 

 「その顔は考えてなかった顔だろ!遠出するならちゃんと準備してから行け!」

 

 「す、すいません。」

 

 「全く… 気をつけて行けよ!」

 

 「はい!」

 

 

 最後に先輩に深々と礼をした私は家に向かって全力で走り出す。

 

 

 「先輩達にお土産買って帰らないとな。」

 

 

 その足取りに迷いはなかった。




イオリが先輩ならめっちゃ頼りがいありそうな先輩になりそうなんですよね。でもちょっと抜けてる感じの。
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