シンデレラダービー 〜にゅーじぇねれーしょん〜   作:電動ガン

17 / 70
この小説でも1年が早い・・・

Twitterやってます。Twitterアカウント→http://twitter.com/dendogun


第17話 夏合宿に出発

夏合宿。それはトレーナーと担当契約があるウマ娘が行う、夏の強化合宿である!終わり!いや、終わりじゃなくて。いろいろあるんだけど。チーム・スピカの夏合宿はボロ旅館に泊まるらしい。ハートさん曰く毎年ボロ旅館だそうな。お金無いの?まぁご飯は美味しいらしいから良いとして。他の、スマイルのいるチーム・リギルはリゾートホテル、ミツボシのいるカノープスは普通のホテルらしい。良いな。

 

「海だ・・・」

 

「よっしゃーーーー!!!海だーーーー!!!」

 

「きゃっほーーーーー!!!」

 

「わーーーーー。」

 

ハートさん、早苗さん、楓さんは早速海に突撃していった。制服のまま。制服痛むよ。

 

「おーい先に荷物置きにいけー」

 

「はーい。」

 

「行くわよブルー。」

 

「はい。」

 

「お腹空いた〜」

 

「ご飯までまだよスペちゃん。」

 

つい先月。スカーレット先輩とウオッカ先輩がデビューした。こうしてチーム・スピカでデビューしてないのは私だけになった。私も早くデビューしたいが・・・本格化もまだだし。旅館に入り、荷物を置く。私達は大部屋。沖野トレーナーは個室らしい。羨ましいなと思ったがスカーレット先輩はあれは物置と変わらないわと言っていた。

 

「さ、ブルー、水着に着替えて行くわよ。」

 

「はい。」

 

「スカーレット、ほい。日焼け止め。」

 

「ありがとウオッカ。」

 

「ブルーも塗っておけよ。」

 

塗り塗り。ここで少し気になる先輩がいる。それはダイワメジャー先輩だ。栗毛というか赤毛というか・・・スカーレット先輩と同じ髪色。そしてでっかいポニーテール。更に丸メガネ。抜群ボディ。属性もりもりだ。346プロでもこれほどの属性もりもりはいない。

 

「あによ。」

 

「あ、いえ。」

 

「アタシさまのボディがそんなに気になるわけ?」

 

「あの・・・」

 

「いいわ!!!とくと見なさい!アタシさまのゴールデンボディを!!!」

 

そう言ってばさぁっとボディタオルを翻した。そしてスカーレット先輩にげんこつされた。

 

「ごめんねブルー・・・バカ姉が・・・」

 

「い、いえ・・・」

 

「うぐぐ・・・麗しの妹!あにするのよ!」

 

「バカ姉!後輩ビビらせてどうするのよ!!!」

 

「後輩なんてビビらせてなんぼなのだわ!!!!」

 

ごちん。2発目のスカーレット先輩のげんこつ。ダイワメジャー先輩は蹲って動かなくなった。

 

「ほら行くわよ。あんなんでもめちゃ強いウマ娘なのよね・・・」

 

「ええ・・・」

 

チーム・スピカは個性派揃いだな・・・まぁいいか。

 

・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

 

砂浜に出た。私以外の先輩は砂浜ダッシュに向かった。一方私は、砂という足の負担の少ない地面でフォームの確認をしている。

 

「そうだブルー。踵上げろ。」

 

「はい。」

 

「そのまま足を下せ。」

 

「はい。」

 

「次は連続で。」

 

「はい。」

 

ゆっくり、じっくりやっている。地味でキツいが・・・必要な事なのだろう。頑張る。

 

「ほらブルー、1、2、1、2。」

 

「よっ・・・ほっ・・・」

 

「そのまま、そのまま。回転上げてけ。」

 

「ふっ、ふっ、ふっ。」

 

「よし・・・よし・・・そのままダッシュ!!!」

 

「はぁぁぁぁああああ!!!」

 

くっ・・・思ったより足がとられる。どうすればいいんだろう。

 

「そこまで!」

 

「・・・ふぅ。」

 

「いいぞ。ブルー。」

 

「はい。」

 

「今の加味してもう一回だ!」

 

「はい。」

 

この日、私は1日中このダッシュだった。

 

・・・・・・・・

 

・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

 

 

晩御飯の時間になった。

 

「がつがつがつむしゃむしゃむしゃ。」

 

「もぐもぐもふもふ。」

 

「はむはむむしゃむしゃ。」

 

出てきた料理は旅館の料理って言うより・・・山盛りメシと言った感じ。美味い。海の幸、山の幸、たくさん。

 

「おかわり!」

 

「おかわり。」

 

「おかわりぃ!」

 

「おかわり・・・」

 

「おかわりっ!」

 

女将さんがどんどんご飯を持ってきてくれる。嬉しい。

 

「もぐもぐもぐもぐ!」

 

「むしゃむしゃむしゃ!」

 

「はむはむはむ!」

 

旅館のご飯の3分の1は食べ尽くしたんじゃないかと思うほど食べた後、お風呂に向かった。お風呂はボロだけど温泉で、とても気持ちよかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜。丑三つ時・・・くらい・・・

 

「うーん・・・むにゃ・・・」

 

「zzz・・・」

 

「・・・?」

 

なんか私は起きてしまった。なんだろう・・・体が熱いような・・・

 

「・・・?・・・?」

 

なんか動悸がしてきた。呼吸も荒い。体が・・・熱い!!!

 

「はっ・・・はっ・・・はっ・・・!」

 

「んぅ・・・ブルー・・・?」

 

「はぁっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・!」

 

「ブルー・・・?ブルー!!!」

 

「はぁ!はぁ!はぁ!」

 

「どうしたのブルー!具合悪いの!?」

 

「す、スカーレット先輩・・・体が・・・」

 

「ん〜どうした・・・?」

 

「もう朝・・・?」

 

「騒がしいなぁ・・・」

 

みんな起きてしまった・・・だがそれどころじゃない。体が熱い!!!夏の暑さで熱いんじゃない!!まるで焼却炉に入れられたかのように熱い!

 

「はぁ!はぁ!はぁ!」

 

「ブルー!?ブルー!!」

 

「どうした!?」

 

「ブルーちゃん!?」

 

「ブルーちゃんどうしたんですか!?」

 

「わかんない!!スペ先輩!トレーナー呼んできて!!!」

 

「はい!」

 

んん・・・!!熱い!!私は浴衣を脱ぎ捨てた。

 

「わー!!!ブルー!!!」

 

「脱いじゃダメよ!!今からトレーナー来るのよ!?」

 

「熱い・・・熱い!!!」

 

下着まで脱ぎさろうとしたところスカーレット先輩に取り押さえられた。

 

「どうしたんだ!?みんな!!」

 

「トレーナー!!ブルーが!!」

 

「ブルー・・・!?おわ!!??服を着ろ!!!」

 

「ブルー!!ブルー!!!」

 

・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

 

帯同してる保険医呼び出し、私は診察を受けた。

 

「おそらく・・・本格化です。」

 

「本格化・・・!」

 

「熱い・・・熱い・・・」

 

私は汗だく。ベトベト・・・

 

「やったな!ブルー!」

 

「熱い・・・」

 

「まもなく成長痛もやってくるでしょう。それに備えて痛み止めも出しておきますね。」

 

「はい。夜分遅くすみません。」

 

「いえいえ。そのための私ですからね。」

 

「熱い・・・」

 

「ブルー、水飲め。飲めるか?」

 

「うん・・・」

 

「それでは戻って大丈夫ですよ。ゆっくり寝るのも必要です。」

 

「はい。ブルー戻るぞ。」

 

「うん・・・」

 

そうして部屋に戻り、布団に入った。だがとても寝苦しくて寝られるものじゃない。まいった・・・

 

「ブルーも本格化かー」

 

「早いですね。」

 

「これでゴルシちゃん1236の必殺技を教えられるぜ。」

 

「まぁ今は寝ましょうよ。」

 

「熱い・・・熱い・・・」

 

スズカ先輩に冷えピタ貼ってもらい、スペ先輩に氷枕を用意してもらった。だが熱さは和らぐどころか増している。まいったなぁ・・・

 

「ううーん・・・」

 

「ブルーちゃん、頑張って寝ましょう。」

 

「そうよブルーちゃん私も本格化は大変だったわ。」

 

「私は本格化の時どうだったかしら。」

 

「お姉さんは普通だった気がするわ。」

 

「ハートも。」

 

「アタシさまもそんなに苦労した覚えはないなぁ。」

 

「うう・・・」

 

そうして翌日。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うう・・・痛い・・・」

 

今度は成長痛だ。関節と骨という骨が痛い。トレーニングは出来ない為部屋で寝ている。暇したのでスマイルとミツボシにLANEをぶっぱしてみた。

 

「・・・えっ。」

 

帰ったきた返信は。2人とも本格化で寝込んでいるとの事だった。すごい偶然だ。私達3人が同時に・・・

 

「・・・ふぅ。」

 

痛み止めを飲んで、また布団に入る。痛くて眠れない。昨晩も寝れなかったから寝ておきたいんだけど。

 

「まぁ仕方ないか・・・」

 

これが本格化か。ウマ娘の本格化。一気に成長が来るって聞いてたけど、こんな風になるのね。

 

「ふわ・・・」

 

眠い・・・が痛くて眠れない。痛み止めが効くまで、悶々と布団で悶えるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。