シンデレラダービー 〜にゅーじぇねれーしょん〜   作:電動ガン

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日常話ってちょっと難しい!!!!!

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第27話 アイドルの日常

11月が近いある日。私はカフェさんのところでコーヒーを飲みながら駄弁っていた。

 

「ですので・・・このコーヒーの産地は・・・熱帯でも・・・寒冷で・・・」

 

「そうなんだ。」

 

「はい・・・締まった豆になって・・・酸味が落ち着く・・・と言う話を聞きました・・・」

 

「なるほど。」

 

コーヒー、美味い。

 

「ねーねー凛ちゃーん。」

 

「なにフレデリカ。」

 

「フレちゃんさーアルテミスステークス勝ってきたから褒めてよー」

 

「アルテミスステークス?」

 

「アルテミスステークス・・・芝のマイルの・・・G3・・・重賞ですね・・・」

 

「え、すごいじゃんフレデリカ。」

 

「へへーん!フレちゃんすごいのだー!」

 

すごい。重賞の何がすごいって。選ばれたウマ娘しか出走出来ないのだ。まずメイクデビューを勝って、1勝クラスを勝って、2勝クラスを勝って、プレオープンウマ娘になって、オープンを勝って、それから重賞。だったはず。フレデリカは最低でも4勝、5勝してる事になる。

 

「すごいよフレデリカ。おめでとう。」

 

「えへへへー!!!」

 

「シキちゃんは紫菊賞勝ってるんですけどー」

 

「シキちゃんはメイクデビュー負けちゃったからやっとプレオープンだねー」

 

「ぐぬぬー」

 

志希もすごい。

 

「私未デビューだからすごいよ。」

 

「にゃははー」

 

「みんな頑張ってるねぇ。」

 

「タキにゃんはなんだっけ?」

 

「私は今年の皐月賞勝って引退したよ。流石にもう脚が保たない。」

 

「そうなんだ・・・」

 

「まぁもったいないって言ってくれるファンがいてくれたから良しとしよう。」

 

「そういえばカフェさんは?」

 

「私は・・・菊花賞・・・走ってきましたよ・・・?」

 

「凄すぎる。」

 

「でも・・・負けちゃいました・・・」

 

「え、誰が勝ったんですか?」

 

「ブルーさん・・・もう少し・・・レース見た方が・・・良いですよ・・・」

 

「反省します・・・」

 

「菊花賞を勝ったのは・・・ニシノアイバフラワさんです・・・」

 

「・・・。」

 

間違いなく知り合いの予感がする。夕美さん・・・かな?

 

「惜しかった・・・とも言えません・・・3バ身は・・・離されて・・・ましたから・・・」

 

いやアイドル強い。強いな。

 

「悔しかった・・・です・・・」

 

「残念ですね・・・」

 

「ですが・・・間違いなく・・・ニシノアイバフラワさんは・・・天皇賞に・・・出てきます・・・そこで・・・決着を・・・付けます・・・」

 

カフェさんが燃えている。そんなに悔しかったのか・・・

 

「さて・・・ブルーさん・・・ここで・・・クイズです・・・今年の・・・ダービーバは・・・誰でしょう・・・」

 

「えっ!?!?えっと・・・その・・・」

 

「ブルーさん・・・レースの勉強・・・しましょうね・・・」

 

「はい・・・」

 

「今年の・・・ダービーバは・・・ビューティミナミさん・・・です・・・」

 

「そっか・・・」

 

またもや知り合いな気がする・・・美波・・・?

 

「シンデレラバトンから・・・徐々に・・・徐々に・・・強くなってきた・・・世代が・・・実を結ぶ時が・・・来てるようです・・・」

 

「・・・。」

 

「ふふ・・・楽しみですね・・・?ブルーさん・・・」

 

「まぁ・・・」

 

楽しみだ。私のライバルが強くなる。それでこそレースというもの・・・まぁ。もっとレース見ようとは思った。

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

 

 

カフェテリアで限定プリンパフェを食べていたら、ストンと目の前の席に誰かが座った。断りも無しに・・・その顔拝んでやる。

 

「だれ・・・」

 

「?」

 

「!?」

 

目の前に現れたのは初雪の雪原のような白毛のウマ娘だった。

 

「アー・・・久しぶりですね?凛?」

 

「アーニャ!?」

 

「ンー・・・」

 

「な、なに?」

 

「美味しそうなの、食べてますね?」

 

「・・・。」

 

「・・・。」

 

「・・・ちょっと食べる?」

 

「счастливый!あーん。」

 

アーニャにスプーンで一口食べさせる。アーニャは嬉しそうに頬張った。

 

「美味しい・・・」

 

「・・・。」

 

「んー・・・もう一口?」

 

「仕方ないな・・・」

 

もう一口食べさせた。餌を待つ小鳥のようだった・・・

 

「ン!美味しい!」

 

「はぁ・・・」

 

「アー・・・凛?」

 

「なに?」

 

「ミナミィ、知りませんか?」

 

「え?」

 

「ミナミィ・・・ダービー、見ました。でも、見つかりません・・・」

 

「私も会った事ないなぁ・・・」

 

「разочаровывающий・・・そうですか・・・」

 

「まぁ見かけたら。アーニャが探してるって言うよ。アーニャ名前は?」

 

「シベリアーニャです。中等部1年。です。」

 

「わかった。」

 

「シベリアーニャ・・・だけどロシア、関係ありません。パパも、ママも。日本人、です。」

 

「そうなんだ・・・」

 

「いきなりロシア語話してびっくりさせて、しまいました。」

 

「そっか・・・」

 

「ふふ・・・でも、転生?びっくりですね?」

 

「そうだね。」

 

「でもウマソウル、よくあることだって聞きました。前世の魂と、ウマソウル。すごいですね?」

 

「うん。」

 

「да!ミナミィ探しに行きます。パフェ、ご馳走様でした♪」

 

「うん・・・」

 

「До свидания!」

 

そう言ってアーニャは去っていった。嵐の様だったな・・・

 

「まぁいいか。」

 

プリンパフェを食べた。トレーナーに言ったら最近糖分摂りすぎと怒られた。

 

・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・

 

・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

 

その日の夜。

 

「ふわ・・・」

 

「ブルー、もう寝る?」

 

「そうですね。もう寝ます。」

 

「おやすみ。」

 

「おやすみなさいスカーレット先輩。」

 

そうしてベッドに入り・・・うとうとしてきた頃。

 

「うおおおおおおおおおおお!!!!!!ぼんばあああああああああ!!!!!!!」

 

「なに!?!?」

 

「ええ!?!?!」

 

窓の外からでっかい声が聞こえてきた。そして続きざまに待てーーーー!!!というフジ寮長の声。何事!?!?大きな声はドップラー効果と共に聞こえなくなった。なんだったんだ・・・?

 

「びっくりした・・・ここ四階だから相当大きな声よ。」

 

「ですね・・・何だったんでしょう。」

 

「まぁ寮長がなんとかするでしょ。寝ましょ。」

 

「はい・・・」

 

「多分バクシンオー先輩がなんかしたんでしょ・・・多分・・・」

 

「はぁ・・・」

 

バクシンオー先輩って誰だろ。まぁ名前からして声がデカそうだ。私達はそのまま眠りに落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日。朝食に食堂に行くと・・・

 

「うわ。」

 

「なにあれ。」

 

両手にバケツを持ち、頭にもバケツが乗せられたウマ娘が立たされていた。

 

「・・・茜?」

 

「あ!!!!!!凛ちゃん!!!!!!!」

 

「うるさ。」

 

声がデカい。そして首にこの者深夜脱走者と書かれた板が下げられている。昨日の声の主は茜だったか・・・

 

「茜何してるのさ・・・」

 

「昨日!!!!!夜走り足りなくて!!!!!走りに行ったら捕まりました!!!!!!!」

 

「なにやってんの・・・」

 

「今!!!!!!!罰を受けています!!!!!!!」

 

「見りゃわかるよ。」

 

「バクシンオー先輩に勝る声の大きさ・・・貴方なかなかやるわね。」

 

「ありがとうございます!!!!!!!!!!!」

 

そこへフジ寮長がやってきた。

 

「ポニーちゃん・・・あんまり反省の色が無い様だね?」

 

「はい!!!!!!!!!!!」

 

「良い返事だ。今日は日曜日だから1日立っててね。」

 

「わかりました!!!!!!!!!!!!!」

 

わかっちゃったよ。まぁフジ寮長ならちょうど良いところで解放するだろう。

 

「そうだ。茜、名前なんなの?未央に会った?」

 

「名前は!!!!!!!!ビコーアッカネです!!!!!!中等部2年!!!!!!って未央ちゃんいるんですか!!!!!!!」

 

「いるから。まぁここでそうやってれば会えるでしょ。」

 

「はい!!!!!!!!!!」

 

いやはや朝から騒がしかった。そして日中のトレーニング中。またもや追いかけっこする茜とフジ寮長を見かけた。逃げたのか・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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