シンデレラダービー 〜にゅーじぇねれーしょん〜   作:電動ガン

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みんな〜

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第31話 みんな〜

沖野トレーナーが出張に行って1週間が過ぎた。まだ帰ってこないの?

 

「珍しいですわね・・・こんなにいないのは。」

 

「そうですねマックイーンさん・・・トレーナーさん何してるんだろ。」

 

「大丈夫よ。メニューもらってるし。」

 

「あたしはもう退屈だよ。」

 

「アタシさまも暇よ。」

 

スピカの部室でトレーニング終わりに集まってぶつくさ。珍しいのか。1週間も出張って。

 

「楓ちゃん。チータラもらうわね。」

 

「どうぞ。」

 

「よし!あたしはアイス売りに行ってくるか!」

 

「このクソ寒いのにアイス売りに行くんですの?」

 

「マックちゃんよーこの寒いのにあったかい部屋で食うアイスがうめーんじゃねーか。」

 

「知りませんわよ。」

 

私も今日は阿笠トレーナーの所で頑張った。タイシンさんはスパルタなので厳しいが楽しかった。追い込みの楽しさが徐々にだがわかってきてるし。

 

「じゃ、私は行きます。」

 

「お疲れさまですわ、ブルーさん。」

 

「ブルーちゃんお疲れ様。」

 

「ブルーちゃんまた明日!」

 

「はい。お疲れ様です。」

 

ご飯まで時間あるし、カフェテリアでコーヒー飲も。

 

・・・・・・・・

 

・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

 

カフェテリアのカウンターでコーヒーをもらい、さてどこに座ろうかと探していると・・・

 

「あ!!!!おーい!!!!ブルーちゃん!!!!」

 

「ブルーちゃん。」

 

「あ、キタちゃんにダイヤ。」

 

「トレーニング終わりですか!!!!お疲れ様です!!!!」

 

「ここ座ってください。」

 

「うん、ありがと。」

 

キタちゃんとダイヤに会ったので同席する事にした。

 

「私!!!本格化したんです!!!なのでトレーナーのお世話になりたいんですけど・・・」

 

「なかなかトレーナーが見つからないらしくて・・・」

 

「そうなんだ。難しいよね。」

 

「専属もいいなって思ったんですけど・・・チームの方が寂しくなくていいかなって!!!!」

 

「私は専属の方が良いと思うんですよね。」

 

「まぁ人それぞれだよ。」

 

「でも・・・選抜テストが行われないんです・・・」

 

「時期が時期だからね・・・」

 

もう11月の半ばだ。この時期は選抜テストはなかなか行われない。

 

「うーん!!!!」

 

「あはは・・・」

 

「ふーん・・・」

 

コーヒーを一口。難しいなぁ・・・合わないトレーナーだととことん合わないから、契約したのにすぐ契約解除は外聞も良くない。難しい。

 

「とりあえず、いろんなトレーナーのところ見学させてもらったら?」

 

「なるほど!!!それいいですね!!!」

 

「キタちゃん私も着いていっていい?」

 

「いいよダイヤちゃん!!!!」

 

「やった。」

 

この2人も早くトレーナー見つかって欲しいな。でもトレーナーって母数があんまりないらしいし。ここも難しい。

 

「キタちゃん私ケーキ買ってきますね。」

 

「いってらっしゃい!!!」

 

「いってらっしゃい。」

 

またコーヒーを一口。うん美味い。

 

「キタちゃんは憧れの先輩とかいないの?その先輩と一緒のトレーナーにしたら良いんじゃない?」

 

「なるほど!!!その手がありましたね!!!」

 

「どこのトレーナーかは知らないけど。そういう選び方もアリだと思うよ。」

 

「わかりました!!!!その方向で考えます!!!!」

 

「うん。」

 

「戻りました〜」

 

「おかえり!!!」

 

「おかえりダイヤ。」

 

そうして3人で駄弁っていた。

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

 

その日の夜。お風呂に行く途中。スカーレット先輩と喋りながら向かっていたらつい前を見ず誰かにぶつかってしまった。

 

「すみませ・・・」

 

「もうブルー、夢中になりすぎよ。」

 

「大丈夫ですか?」

 

「はい・・・って。」

 

「ぶつかった相手が手を差し伸べてくれた。その相手は・・・

 

「美波。」

 

「凛ちゃん?」

 

「久しぶり・・・」

 

「ええ、久しぶり凛ちゃん。」

 

「美波もお風呂?」

 

「そうよ。そっちはスピカのダイワスカーレットさんね。」

 

「あ、はい。ビューティミナミ先輩。」

 

「ふふ、ミナミでいいわ。よろしくね。」

 

成り行きで3人でお風呂に行った。浴場に入り、体を洗って湯へ。

 

「ねぇ、美波。アーニャには会った?」

 

「え?アーニャちゃん?」

 

「うん。探してたよ。」

 

「うーん会ってないわね・・・」

 

「そっか・・・」

 

「もしかしたら寮が違うのかも。」

 

「あ、そうか。」

 

「それだとなかなか会えないわね。」

 

美波・・・ダービーバなんだよね。なんといかかんというか・・・すごい・・・体だ。胸はスカーレット先輩の方が大きいが、ほんと・・・蠱惑的というか・・・

 

「どうしたの?」

 

「あ、いや、何でもない。美波は他の同僚に会った?」

 

「そうね・・・いっぱいいるのよね。奏ちゃんと周子ちゃん、りあむちゃんには会ったわ。」

 

「そっか。」

 

「凛ちゃんはどれくらい会った?」

 

「いっぱい。」

 

「そ、そう・・・」

 

「ねぇブルー。」

 

「なんですか?」

 

「同僚ってなに?」

 

「あ、えーと・・・」

 

「昔ちょっと集まることがあってね。その時お仕事みたいな事をしてたから仲間達を同僚って呼んでるのよ。」

 

「へー。そうなんですか。」

 

すごい美波・・・そういう嘘ホイホイと出てこないから・・・

 

「よっぽど小さい時からそんなことしてたのね。ベビーモデルってとこかしら。」

 

「は、はい・・・そんな感じ・・・です・・・」

 

「うふふ。」

 

危ない・・・いろいろ突かれたらボロが出そうだ・・・

 

「そろそろ上がりましょうか。」

 

「あ、うん。」

 

「うーん今日も疲れた!」

 

上がって、髪や尻尾を乾かしあって部屋に戻った。美波は・・・何というか・・・風呂上がりの色気が・・・すごいな・・・

 

・・・・・・・・

 

・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

 

翌日、沖野トレーナーが帰ってきた。

 

「ふー大変だった・・・」

 

「おかえりトレーナー。」

 

「冬の北海道はキツかった・・・」

 

北海道まで行ってたのか。そりゃ1週間も掛かるか。

 

「ブルーはどうだった。トレーニングは。」

 

「小寺トレーナー達と頑張ってたよ。」

 

「そうか。小寺のおやっさんに頼んで正解だったわ。」

 

「もう、あんまり迷惑かけちゃダメだよ。」

 

「大丈夫大丈夫。トレーナーは持ちつ持たれつだからな。」

 

「ほんとに大丈夫・・・?」

 

「大丈夫!それじゃ今日のトレーニングだ!はいメニュー。」

 

「うん・・・軽くない?」

 

「おやっさん達からは結構やらせたって報告をもらってるからな。念の為の軽いメニューだ。明後日から元に戻す。」

 

「わかった。」

 

「それじゃ行ってこい。」

 

「うん。」

 

そうしてコースに出た。今日のメニューはタイヤ引きと・・・坂路が数本。既に準備してあるみたいで。私が整えるだけみたいだ。よしやろう・・・としたら。

 

「うええええぇぇぇぇん!!!!もうやだぁ!!!!!」

 

「こら!!!しっかりやれ!!!!」

 

「トレーナーサマの鬼ぃ!!!悪魔ぁ!!!」

 

「このやろ!!お前が手を抜くからだろ!!!!」

 

騒がしいな・・・なんだ・・・?と思って見ると。ピンク髪にインナーブルーが入った髪。りあむがタイヤ引きをしていた。

 

「はぁはぁはぁはぁ」

 

「ナース!!!もう一回だ!!!!」

 

「無理だよぉ!!!」

 

「お前はウマ娘だろ!!!!やれ!!!!」

 

「うえぇぇぇん!!!虐待だぁ!!!たづなさんに言いつけてやるぅ!!!!!」

 

「たづなさんは俺の味方だ!!!!!」

 

「うわあああああ味方がいないよぅ!!!!」

 

「ほら!!!!行け!!!!」

 

「うえぇぇぇ・・・あ。」

 

あ、やべ。目が合った。りあむはタイヤ引きのロープからするりと抜け出すと結構な健脚でこっちに向かってきた。

 

「凛ちゃあああああああ!!!!」

 

「うわ。」

 

「助けてぇ!!!しごき殺されるぅ!!!」

 

「やめて。鼻水つくでしょ。」

 

「辛辣ぅうぅぅ!!!病む!!!!!」

 

「離れて・・・!!!」

 

「やだやだやだ!!!助けてくれるまで離さないもん!!!」

 

「くっ・・・ちからつよ・・・」

 

「こらああああああ!!!!他所の子に集るんじゃなぁぁぁぁい!!!!」

 

「うわあああ来た!!!!」

 

「すまん!!!えーと・・・」

 

「ナリタブルーライトです。」

 

「ナリタブルーライトちゃん。うちの子が申し訳ない・・・」

 

「いえ、早く連れてってください。」

 

「凛ちゃんが冷たいよぅ!!!このままじゃ殺されちゃうよぅ!!!!」

 

「りあむは殺されたくらいじゃ死なないでしょ!!!」

 

「そんなわけないだろ!!!普通に死ぬわ!!!!」

 

「もう・・・!離れて・・・!!!」

 

「うわああああああ。」

 

無理矢理引き剥がすとりあむは転がって芝塗れになりながらまた懇願してきた。

 

「はぁ・・・はぁ・・・」

 

「うう・・・みんな敵なんだ・・・ぼくに味方してくれる子はいないんだ・・・あきらちゃーーーん!!!あかりちゃーーーん!!!どこ行ったんだよーーーーう!!!!」

 

「あきらだかあかりだか知らんがそんな子はいない!!!諦めろナース!!!」

 

「トレーナーサマの鬼畜!!!ぼくの大事な友達だぞ・・・友達だよね?」

 

「いや、私に聞かないでよ。」

 

「ううむむ・・・怪しくなってきたな・・・」

 

「はぁ・・・」

 

「あ!そうそう!ぼくドリーマーナース!!!凛ちゃん何年?」

 

「え、中等部1年だけど・・・」

 

「やった!!!明確に学年差がある!!ぼくの事先輩って呼んでいいよ?」

 

「やだ。ばか。」

 

「クソ辛辣!!!!病む!!!!」

 

りあむの相手してるとトレーニング前に体力が尽きる・・・早く連れてってもらわないと・・・

 

「早く連れてってください。」

 

「すまない・・・」

 

「あーーーーー!!!やだーーーー!!!」

 

「暴れんな!!!こいつ!!!!」

 

「いいのかトレーナーサマ!!!ぼくウマ娘だぞ!!!暴れたらトレーナーサマは大変な事になるんだぞ!!!今日はもう終わりにしよ!!!」

 

「やってみろ!!!今日はまだ1時間しかやってないだろうがこのクズ!!!」

 

「あーーー!!!トレーナーサマクズって言った!!!本当に暴れるかんな!!!」

 

「そん時はたづなさんとちひろさんに制圧してもらうから。」

 

「すぐにトレーニングに戻ります。」

 

そう言ってりあむはタイヤ引きに戻っていった。騒がしい・・・私も早く始めよ。

 

「よい・・・しょ・・・」

 

なんかタイヤ引き、前と比べて楽になった気がする。トレーニングの成果かな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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