シンデレラダービー 〜にゅーじぇねれーしょん〜   作:電動ガン

35 / 70
えっそんなに?

Twitterやってます。Twitterアカウント→http://twitter.com/dendogun




第35話 ショバ代とパンチラ

12月のある日。

 

「え?焼きそば屋台を手伝って欲しい?」

 

「そーなんだよ。」

 

部室でトレーニングを終えてのんびりしてたらゴルシにそんな提案をされた。なぜ?

 

「ほんとはスペがやってくれる筈だったんだけどよ。逃げられたから。」

 

「はぁ・・・?」

 

「なー頼むよブルー。いいだろー?」

 

「仕方ないな・・・」

 

「よし!じゃ明日の3時!頼むな!」

 

こうして焼きそば屋台勤務が決まった。

 

・・・・・・・・

 

・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

・

 

「やすいよー美味いよー」

 

「いらっしゃいませー」

 

コースの近くで焼きそば売り。そこそこ売れてる。

 

「はいよ!焼きそば3つ!ブルー!」

 

「はい。」

 

手早くパックを用意する。ゴルシが焼きそばを詰めてお客さんへ。

 

「はいよ!お待ちい!3つで900円な!」

 

「わーい。」

 

並びだした。人気だ。意外。

 

「ブルー。」

 

「何?」

 

「お前、ちょっと屋台の中の足運びがなってないぞ。そんなちょこまか動くんじゃなくて大股で一歩をデカくしろ。」

 

「ふーん。」

 

こうかな?

 

「そうだ。そうやるんだ。そうすると歩幅を少なく出来て効率化出来る。はいよー!焼きそば2つお待ちィ!」

 

「なるほど。」

 

屋台の中の足運びなんか身につけても仕方ないと思うけど。

 

「追いソース?うちじゃやってないよ!自分でやりな!」

 

「ちぇー」

 

「ブルーちゃん!」

 

「スマイル。」

 

「ブルりん!」

 

「ミツボシも。」

 

「えへへ焼きそばひとつください!」

 

「私も!」

 

「はいよー!1個300円!」

 

ゴルシが鉄板を巧みに操り焼きそばを作る。サポートも手慣れてきた。

 

「わー美味しそう!」

 

「はい300円!」

 

「まいど!」

 

あつあつの焼きそばはトレーニング後には嬉しい・・・のかな?塩分摂れて嬉しいか。

 

「ブルー!次!」

 

「はいはい。」

 

私は頑張って焼きそば屋台を切り盛りするのであった。

 

・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

・

 

今5時。もうみんなご飯に備えるので焼きそばは売れないだろう。ゴルシが片付けを始めた。

 

「よしよし結構売れたな。」

 

「うん。」

 

「それじゃブルー。手間賃な。」

 

そして幾らかもらう私。ちょっとのお小遣いだ。

 

「ありがと。」

 

「良いってことよ!!ブルー手際が良いからな!スペより働いてたぜ!!」

 

「そっか。」

 

「よし片付け終わり!行くぞブルー!」

 

「え?どこへ?」

 

「生徒会室。」

 

「・・・え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⏰

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まいどーゴルゴル宅急便でーす。」

 

「失礼します。」

 

「やぁゴールドシップ。売れたかい?」

 

生徒会室に来た。何の用だろう・・・?黙って着いてきたけど。

 

「大繁盛だぜカイチョー!これ、ショバ代な。」

 

「確かに。」

 

「それとお裾分けだ。」

 

「冷めてるがまだソースの良い匂いがするな・・・」

 

なるほど。場所代とお裾分けの為か。というか許可を得ていたのか。いつものように無許可だと思ってた。

 

「売り歩きだと勝手にやるけどよー流石に屋台になったらカイチョーに許可求めるぞあたしも。」

 

「そうだな。流石に屋台を勝手にやられると困る。」

 

「ふーん。」

 

「ナリタブルーライトも何かやりたい時は許可を求めに来てくれ。」

 

いや、私はそんなことないでしょ。多分。しないしない。

 

「まぁその時は。」

 

「うむ。」

 

「じゃあカイチョー。今度は蟹獲ったらお好み焼きの屋台やるからよ。」

 

「む、蟹を使ったお好み焼きか・・・それは是非温かい物を食べたいな。」

 

「わかったぜ!」

 

「うむ。売り歩きは目を瞑るがやりすぎないように。」

 

「へーへー。」

 

生徒会室を出て、寮に帰った。うわ結構ソースの匂いするな。制服クリーニングに出さないとダメかな。

 

・・・・・・・・

 

・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

・

 

翌日。日曜日。今日はトレーニングは3時までに終わった為寮に帰るところ。

 

「あー疲れた。」

 

スカーレット先輩はウオッカ先輩と出かけるらしい。喧嘩してるところよく見るけど仲良しだよね。

 

「くんくん・・・タマ先輩!こっちや!」

 

「くんくん・・・確かにこっちから匂いするで!」

 

「にゃぁ〜〜良い匂いするにゃ!」

 

「?」

 

なんか・・・後ろから迫り来る気配。嫌な予感する。

 

「なn・・・」

 

「くんくんくんくん。」

 

「すんすんすんすん。」

 

「ふんかふんかふんか。」

 

「うわ!?」

 

何!??!至近距離で急に匂い嗅がれてるんだけど?!ってみく!?

 

「みく何してんの!?」

 

「にゃあ匂いの元は凛ちゃんだったかにゃあ〜」

 

「なんやしぶりんやないけ。なんでこないソースの匂い醸してるんや?」

 

「おうすまんなぁ懐かしい匂いやさかいつい惹かれてもうたわ。」

 

「笑美!?!?」

 

「おう!笑美ちゃんやで!!」

 

「ウチはタマモクロスや。高等部やで。」

 

タマモクロス先輩・・・は知らないけど、大阪の集まりだこれ!!!

 

「くんくん・・・なんでしぶりんこないソースの匂いしとるんや。」

 

「あーそれは昨日ゴルシと焼きそば屋台やったから・・・制服に匂いが・・・」

 

「かー!エミ!言った通りや!これは焼きそばの匂いや!」

 

「がーん!たこ焼きちゃうんか・・・」

 

「にゃぁ焼きそば屋台ってなにしてんの?」

 

「いや・・・なんか・・・流れで・・・」

 

「にゃあ〜〜〜」

 

大阪3人集はソースの匂いに惹かれてきたのか・・・やっぱりクリーニング出そ。

 

「くぅ〜〜〜!タマ先輩!もうたこ焼き食わんとしょーもないで!!」

 

「せやな!」

 

「みくも行く!」

 

「ふーん・・・あそうだ。笑美、名前は?」

 

「ウチか?エビスエミちゃんや!縁起良いやろ?中等部2年や。」

 

「なるほど。」

 

「ほらエミ!行くで!」

 

「待ってーなタマ先輩!」

 

「にゃあ〜〜〜」

 

3人はダダダっと走り去っていった。たこ焼き食べに行くのか。というかみくはこっちでも関西出身なのね。

 

「ふぅ・・・代わりの制服出さなきゃ。」

 

もうひとつの制服、ちょっとちっちゃいんだよね。本格化前に着てたやつだから。まぁいいか。

 

「帰ろ。」

 

もうソースはいいや。

 

・・・・・・・・

 

・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

・

 

翌日。朝、制服をクリーニングに出したのでもうひとつの制服を着て登校した。

 

「おはようございます。」

 

「はいおはようございます。」

 

「おはよーたづなさんちひろさん。」

 

「はいおはようございます。」

 

「おはよう。」

 

今日も挨拶運動してるたづなさんとちひろさんに挨拶をして校門を潜ろうとしたその時、がっしと肩を掴まれた。

 

「!?」

 

「り、凛ちゃん!」

 

「ちひろさん?」

 

「ゆ、ゆっくりこっちに。」

 

「?」

 

「ちょっと失礼しますね?」

 

「なに・・・?」

 

「あ!動いちゃダメです!」

 

なんだろう・・・

 

「凛ちゃん・・・制服、改造とかしてませんよね。」

 

「え・・・あ。」

 

制服、小さいんだった。

 

「制服今クリーニング出してて・・・それで昔のを・・・」

 

「そ、そうですか。」

 

「明後日には戻ってくる筈なんで。」

 

「明後日!?」

 

なんでちひろさんそんな驚いてるんだろう。気づくとたづなさんもなんか青い顔してこっち見てる。

 

「??」

 

「あ!ナリタブルーライトさん!今日と明日はそーっと動いてください!」

 

「はぁ・・・」

 

「良いですか凛ちゃん・・・気をつけて、気をつけて生活してください。特にトレーナーさんの前では気をつけて。ほんとに。」

 

「・・・?トレーナー・・・?」

 

「あ!そんな大きく歩き出しちゃダメです!」

 

「小さく!小さくですよ!」

 

「なんで?」

 

「・・・です。」

 

「え?」

 

「見えちゃうからです・・・」

 

「?」

 

「ぱんつ見えちゃうからですよ!!!!」

 

大声でぱんつと叫んだちひろさんは慌てて咳払いをした。たづなさんは顔に手を当てている。ぱんつ・・・ぱんつ!?

 

「!?!?!?!」

 

「ナリタブルーライトさん・・・スパッツとか・・・アンダースコートとか履いてください。」

 

「・・・はい。」

 

私はちょこちょこと歩いて登校した。トレーニング後は汗だくだが制服に着替えず寮に戻った。制服早く帰ってきて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。