シンデレラダービー 〜にゅーじぇねれーしょん〜 作:電動ガン
新年だ。ナリタ家の新年会は三ヶ日全部かけて行われるらしい。かなり食べた。太ってないよね・・・?
「むぅ・・・」
家に帰ってきたので体重計に乗った・・・増減無し。
「むふん。」
よし。これなら大丈夫だ。初売り行こう。
「・・・お年玉・・・これだけあるなら大丈夫だよね。」
ウマホ新しいのにしたいし、長距離シューズはもらったが中距離シューズが無い。買っとかなきゃ。
「行こ。」
いざ・・・渋谷へ。
・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
渋谷着いた。新年気分で実に良い。あっちこっちで初売りをやっている。
「まずはウマホ・・・」
最新機種にしたい。林檎の会社の新しいウマホ。良いなと思ってたんだ。
「一括で買えるお金あるし・・・」
むふん。良い気分だ。わくわくする。
「まずはウマホショップだ。」
⏰
ウマホ買えた。一括購入だ。むふん。
「よし。次は・・・」
シューズ。シューズ買っても余裕があったら服も見ちゃおうかな。
「ふふ・・・」
懐に余裕があると楽しい。名家バンザイ。
「いらっしゃいませー」
「すみません中距離用のシューズみたいんですけど・・・」
「はい!こちらです!」
スポーツショップで案内されたのは色とりどりのシューズ。やっぱ青・・・蒼が良いよね。
「すみません。これ試し履きさせてください。」
「はーい!」
店員さんに頼んで試し履きする・・・なんかしっくり来ないな。色は良いのに。
「むーん・・・」
「如何でしょう?」
「もう少し爪先が締め付けるものありますか?」
「はーい!こちらです!」
そう言って出されたのはピンクのシューズ。履いてみると・・・良い感じだ。だが色が・・・
「む・・・これの色で青ありますか?」
「すみませんこれだけで・・・」
「そうですか・・・」
どうする?色は気に入らないがこれにするか?値段は・・・ウマ娘用のシューズとしては平均額。むむむ・・・
「ルームランナーで試験走行も出来ますよ!」
「あ、はい。」
ルームランナーで走った。実際に芝を走る感覚とは違うが・・・まぁ蹄鉄を付ける本格的な物じゃないし、これでいいか。
「すみませんこれで。」
「はーい!レジへどうぞ!」
購入!ふふ・・・色が気に入らないのが残念だが良い買い物だ。
「お金は・・・まだ余裕ある。」
服も見にいくか。そうしよう。スポーツショップを出て、デパートへ。
「ふむ・・・」
ウインドウショッピング。なかなか良いのがあるが・・・人間用。尻尾穴が空いてない。
「むむむ・・・」
「あ〜〜〜〜〜!!!!」
「?」
なんか悲痛な叫びが聞こえた。
「ぐすん・・・」
「申し訳ありません・・・こちら穴を開けるのも難しく・・・」
「うう・・・はい・・・」
芦毛・・・というか銀毛・・・というか・・・そんな髪のウマ娘がゴスロリ服着て店員に謝られている。
「うう・・・ぐす・・・あっ。」
「あっ。」
目が合っちゃった。そして気付いたのは・・・
「蘭子?」
「凛ちゃん!」
タタタタっと蘭子がこっちにやって来た。
「久しぶりだな!蒼穹の導き手よ!」
「うん。蘭子も久しぶり。」
「我の新たなる装飾品を探していたのだが・・・華美なる装飾で着飾られたものは優駿の身に余るものばかりで・・・」
「???」
「あっ・・・ウマ娘用が・・・無くて・・・」
「そっか・・・ああ言うのって人間用なんだね。」
「うむ・・・人の身ばかりが優遇され、優駿が唾棄されているとはなんたることか!」
「うーん・・・走りづらいからじゃない?」
「はう!」
蘭子はよよよと崩れ落ちた。人が見てるから辞めて。
「走りばかりで考えるなど・・・浅はかなことが・・・」
「いや蘭子もウマ娘だから。走ることで考えないと。」
「で、でもぉ・・・勝負服とか・・・」
「ああ・・・」
勝負服。どう考えても走りづらそうな服でレース走ってるの考えると・・・まぁわかる。
「ぐすん・・・トレセン・・・受かってると良いなぁ・・・」
「蘭子もトレセン受けたの?」
「うむ!錬金術師達の・・・じゃない。シヴァの如き白熱の勝負!そこに闘志を燃やさぬなどありえぬ!」
「熊本弁が剥がれやすくなってるよ。」
「なってないもん・・・」
「あはは・・・」
ぷんぷん怒る蘭子。熊本弁はティーンの時の僅かな時しか使ってなかったしね。大人になってもうっかり出てたけど。
「ふん!蒼穹の導き手よ!トレセンに我が舞い降りし時!其処は最終戦争の様相と化すだろう!」
「へぇ・・・そうかな?」
「ぴぃ!」
ちょっと睨んであげたら蘭子はちっちゃくなった。気迫、出たかな?
「それに、トレセンには同僚がいっぱいいるよ。果たして勝負になるかな?蘭子は。」
「えっ・・・じゃあ飛鳥ちゃんも・・・?」
飛鳥はまだ会った事無い。まだいない・・・筈。
「飛鳥はまだ会った事無いかな・・・」
「そっか・・・」
「まぁでも同僚はトレセンに集まりやすいみたいだし。大丈夫だよ。」
「ほっ・・・でも何故?」
「えっ・・・なんでだろ?」
なんで集まるのかはわからない。でもほとんど集まってるし。
「そうだ。蘭子名前は?トレセンに合格したら会おうよ。LANE交換しよ」
「うん!はい!我が名はタニノランランである!蒼穹の導き手よ!今からでも・・・」
「ランラン、ここに居たか。」
「え?」
「あ、姉上・・・」
「クックック・・・貴様、噂の蒼穹だな?」
「えっ。」
なんか眼帯して蘭子を濃く煮詰めた雰囲気のウマ娘が出てきた。
「ふはははは!!!蒼穹よ!貴様が
「は、はぁ・・・」
「あわわわわ・・・」
「クックック・・・それは・・・」
「それは?」
「
「は、はぁ・・・」
「ふははは!行くぞランラン!蒼穹よ!トレセンで会おう!」
「はぁ・・・」
「あ、姉上・・・欲しい服が見つからなくて・・・」
「む、そうか・・・
「うん。」
なんか・・・濃い〜姉妹だな・・・びっくりした。タニノギムレット・・・多分先輩だよね?また会うの?まじ?
「・・・行こ。」
なんか・・・すごいな。やっぱ。トレセンは。
・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
結構お金使ったな。クレープ食べて帰ってきた。
「よし・・・」
服も買えた。ウマ娘用の店を探すのはちょっと大変だったけど。明日にはトレセン戻し、キャリーバッグに詰め込むだけ詰め込もう。
「むぬぬ・・・入んない・・・」
ウマ娘パワーでぎゅーっと押し込みチャックを閉めた。よし。これでおっけー。
「ご飯よー。」
「はーい。」
ご飯か。今日のご飯なんだろな。本家のご飯で舌が肥えたから大丈夫かな。
⏰
ご飯食べてお風呂入って。ベッドでゴロゴロしながらウマホ見てたらスマイルから着信が。長電話だこれ。
「もしもし?」
『もしもしブルーちゃん?』
「うん。」
『今日は何してたの?』
「買い物行ってたかな。」
『そっか〜!』
「スマイルは?」
『私はみんなでお餅突いたよ!』
「ふーんいいじゃん。」
『ミッちゃんも来てくれてねー』
「えっそうなの?」
『うん!来年はブルーちゃんも来てね!』
「来年か。わかった。」
『あとねー』
長くなりそ。まぁでも今日くらいはいっか。
・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
「スマイル、もう寝ないと。明日私トレセン帰るから。」
『わ!もうそんな時間!?私も明日帰るよ!』
「そっかじゃあ尚更寝ないと。」
『うん!じゃあおやすみ〜!』
「おやすみスマイル。」
電話を切った。時間は・・・深夜1時。まずい・・・
「卯月の長電話は困ったな・・・」
まぁ今に始まった事ではないし。それはいい。
「あ・・・トレーナーから着信来てる。」
ごめんトレーナー。LANE打っとこ。
「ふわぁ・・・」
さてもう寝よう。今年は、どんな1年になるかな。同僚、いっぱい入学してくるのかな。
熊本弁とギムレット語録難しすぎる