シンデレラダービー 〜にゅーじぇねれーしょん〜   作:電動ガン

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チョコ美味いけどすぐ鼻血出る

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第44話 バレンタインデー

2月の・・・バレンタインデー。私は開放されていた寮の食堂のキッチンでみんなとチョコを作った。お世話になってる人には渡さないとね。

 

「えっと・・・沖野トレーナーと・・・小寺トレーナーと羽柴トレーナー、阿笠トレーナーとブライアンさんとハヤヒデさんとトップロードさんとタイシンさんと・・・」

 

ひー数が多すぎる。本格的なのはトレーナー達だけにして。友チョコはトリュフしよう。

 

「ふぅ・・・」

 

キッチンはわーきゃーと騒がしい。そりゃあお菓子作り得意な子とそうでない子がわかれているしみんなで作ってるからだ。

 

「あー!焦がしたぁ!」

 

「うわー固まってない!!!」

 

「チョコあっつぅい!!!」

 

「・・・。」

 

てんやわんやだ。

 

・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

 

「はい。トレーナー。」

 

「お?なんだブルー。」

 

「今日バレンタインデーでしょ。だからチョコ。」

 

「なるほどぉ・・・ありがとうな。」

 

「ん。ちょっとビターなやつだから。」

 

「いいね!」

 

沖野トレーナーに渡した。早速封を切って齧り付いている。どきどき、味は大丈夫か・・・?味見はしたけど・・・

 

「美味い!コーヒーに合うなぁ。」

 

「そっか・・・良かった。」

 

「うんうん・・・みーんな激甘チョコ渡してきてちょっと疲れてたんだよな・・・」

 

「やっぱり・・・」

 

やっぱりそうか。予想が当たって良かった。

 

「にしても・・・随分凝ってるな。お菓子作り得意なのか?」

 

「得意ってわけじゃないけど・・・お世話になってるんだし、そりゃ凝るよ。」

 

「そうか・・・改めてありがとうな。」

 

「うん。じゃあ私、他のトレーナーに渡しに行ってくるから。」

 

「おう。行ってらっしゃい。」

 

「うん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは小寺トレーナーに渡しに行った。

 

「チョコ?」

 

「うん。」

 

「そうかぁバレンタインデーだもんな。ありがとうブルー。」

 

「甘さ控えめ、糖分控えめだから安心してください。」

 

「そりゃありがたい。結構もらったからなぁ。」

 

そういう小寺トレーナーの机の上にはそこそこの量のチョコ。ベテランだし、義理チョコもそりゃ多くなるか。

 

「うん、美味い。」

 

「良かった。」

 

「タカモリとサギサワからももらったんだがなぁ・・・」

 

「だが・・・?」

 

「タカモリのはすごく甘くて・・・サギサワのは洋酒入りの奴だったんだ・・・俺は下戸でな・・・」

 

「ああ・・・」

 

「嬉しいんだが困ってしまった・・・ブルーのは普通ので助かるよ。」

 

「いえ・・・」

 

「ふふ。ホワイトデーは期待しといて良いぞ。」

 

「え、そんな。」

 

「良いから良いから。こんな良い物もらっといて貰いっぱなしは俺の主義に反する。」

 

「・・・わかりました。」

 

「おう!」

 

さて・・・次は阿笠トレーナーのとこ行こ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おう!?チョコ!?」

 

「はい。」

 

「はははは!!そんな仰々しくするこたないぞ!!!ペロリチョコ一個でも俺は嬉しい!!!」

 

「いや・・・そういうわけには・・・これです。」

 

「ありがとう!!!早速食べていいか?」

 

「どうぞ。」

 

阿笠トレーナーはバリバリと包装を剥いてバクリ!と一口で全部頬張った。口おっきいなぁ。

 

「うん!!美味い美味い!!!」

 

「はいトレーナー、コーヒー。」

 

「ありがとうタイシン!」

 

「ブルーもありがとう。コイツ、こういうイベントにはなかなか出てこないから。」

 

「いや・・・」

 

「トレーナー!スプーン型チョコですよ!」

 

「おう!ユッコもさんきゅうな!!!」

 

私もコーヒーをもらった。次いでにタイシンさんと裕子にも友チョコをあげた。

 

「ん、美味しい。」

 

「良かった・・・」

 

「凛ちゃんのチョコ!毎回美味しいですね!!!」

 

「裕子も良かった。」

 

コーヒーを飲み、静かに談笑する。途中阿笠トレーナーはたづなさんに呼ばれて行ってしまったが。

 

「じゃあタイシンさん。私羽柴トレーナーのとこ行くので。」

 

「うんわかった。」

 

「またね凛ちゃん!」

 

「じゃあね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はいトレーナーさん、あーん。」

 

「トレーナーさん!あーん。」

 

「あ、あーん・・・」

 

なんだこの甘甘空間は。

 

「羽柴・・・トレーナー・・・」

 

「ぶ、ブルーさん・・・助けてください・・・」

 

ゆかりとトップロードさんがトレーナーにチョコ餌付けしてる。

 

「あら凛ちゃん。どうしたんですか?」

 

「いらっしゃいブルーちゃん!」

 

「羽柴トレーナーにチョコ持ってきたよ。」

 

「ちょ・・・チョコ・・・」

 

羽柴トレーナーはかなりゲンナリしている。そして机の上の大量のチョコ。すごいな。

 

「は、はは・・・担当外の子からもチョコをもらいまして・・・」

 

「トレーナーさん、よく担当じゃなくても面倒を見てますから。」

 

「有香は?」

 

「あそこです。」

 

あそこ?と言われてソファーを見るとぐったりとした有香が。有香!?

 

「だ、大丈夫・・・?」

 

「チョコ・・・チョコもう見たくない・・・」

 

「ええ・・・」

 

「有香ちゃんせっかくチョコいっぱい作ったのに半分しか食べてくれなくて・・・」

 

いやどんだけ作ったんだゆかり。ゆかりは意外とノンストップガールだからなぁ。

 

「羽柴トレーナー・・・チョコ、ここ置いとくね。無理して食べなくていいから。」

 

「いえ・・・せっかくもらった物を無碍にするわけには行きません。」

 

「糖尿病になっちゃうよ・・・」

 

「うぷ・・・大丈夫です・・・健康には自信があります・・・」

 

本当に大丈夫か・・・?

 

「じゃ、じゃあ私、行くね。あ、これトップロードさん達のチョコ。」

 

「わぁ!ありがとうブルーちゃん!」

 

「ふふ、いただきますね。」

 

「うぷ・・・凛ちゃん・・・どうも・・・」

 

「有香も無理しないでね・・・」

 

さて・・・後はハヤヒデさんのところだ。

 

・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

 

ハヤヒデさんがどこにいるのかわからないのでLANEしたらトレーナールームにいるとのこと。場所を送ってもらって向かった。

 

「失礼しまーす・・・」

 

「ブルー!」

 

ハヤヒデさんは入った瞬間飛んできてぎゅーっと抱きしめられた。もふもふで苦しい・・・

 

「よくきてくれたブルー。これは私からのチョコだよ。」

 

「ありがとうございます。これ私からのチョコです。」

 

「ありがとうさぁ座ってくれ。コーヒーを淹れよう。」

 

ソファーに座ったら横からスーツを着た女性が現れた。ハヤヒデさんのトレーナーかな?女性トレーナーは初めて見た。

 

「貴方がナリタブルーライトさん?」

 

「あ、はい。そうです。」

 

「私は中本。ハヤヒデのトレーナーよ。よろしく。」

 

「よろしくお願いします。あ、良かったらチョコどうぞ。甘さ控えめなので。」

 

「あらありがとう!チョコはビターな方が好みなのよね。」

 

「ブルー、コーヒーだよ。」

 

「ありがとうございます。」

 

コーヒーをもらってハヤヒデさんのチョコを開ける。カラースプレーたっぷりのチョコ。なんか意外だ。

 

「あむ。」

 

「うん。ブルーのチョコも美味いな。」

 

そう言ってるとコンコンとドアがノックされた。誰だろう。

 

「ふ、ふひ・・・トレーナー・・・いるか・・・?」

 

「トレーナーさーんチョコ出来たよー。」

 

「いるわよー。」

 

入ってきたのは・・・

 

「およ・・・凛・・・」

 

「じぇじぇ!凛ちゃん!」

 

「輝子。由里子。」

 

「久しぶりだな・・・凛・・・」

 

「久しぶりだじぇー。」

 

「うん久しぶり。あ、これチョコ。」

 

「ありがとう・・・」

 

「ありがとうだじぇ!」

 

5人でチョコもぐもぐ。なんか不思議な空間になったな。

 

「トレーナー・・・私からのチョコだ・・・ふひ・・・松茸チョコ・・・」

 

「え・・・松茸・・・?大丈夫・・・?」

 

「だ、大丈夫・・・味見したから・・・美味しい・・・」

 

「アタシからも上げるじぇー。」

 

「ユリユリもありがとう。」

 

「あ、2人とも名前は何ていうの?私ナリタブルーライト。」

 

「わ、私はデスラバキノコだぜ・・・!ふひ・・・名前にキノコがついた・・・中等部1年・・・」

 

「ユリユリはヤマニンユリユリだじぇ!!中等部3年!」

 

「ふーん。」

 

「いやーウマ娘ジャンルに自分が突っ込まれるのは解釈違いかと思われたけどなかなかアリよねー」

 

「ふーん。」

 

「ふひ・・・凛も食べるか・・・?松茸チョコ・・・」

 

「いや、私は良いよ。」

 

「ブルー、コーヒーおかわりいるか。」

 

「あ、いただきます。」

 

ここは不思議な空間だが騒がしく無くて良い。

 

「ふぅ・・・」

 

「ブルーまだチョコ配って回るのか?」

 

「そうですね。」

 

「ふふ、人気者だな。」

 

「まぁ・・・」

 

「よし、私からはこれもやろう。」

 

そう言って渡されたのは小袋。なんんだろうこれ。

 

「糖質を消化しやすくなるウマ娘用のサプリだ。多分必要になる。」

 

「あ、ありがとうございます。」

 

コーヒー飲んだし、もう行くか。

 

「では、ハヤヒデさんもう行きます。」

 

「ああ、またいつでも遊びに来てくれ。」

 

「はい。また来ます。」

 

さて。行くか。友チョコ配りの旅へ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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