シンデレラダービー 〜にゅーじぇねれーしょん〜   作:電動ガン

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第5話 再会!しまむー

ま、まさかまさかだ。卯月・・・?本物・・・?でもウマ耳生えてるし・・・でも・・・凛ちゃんって言った・・・間違い無い・・・卯月だ・・・!

 

「卯月!」

 

「凛ちゃぁん!」

 

人目も憚らず卯月と抱き合う。まさかこの世界でも会えるなんて・・・

 

「卯月・・・」

 

「凛ちゃん・・・」

 

「おーおーお熱いこって。」

 

「スマイル知り合いなの?」

 

「あ、う、うん。」

 

「凛ちゃんってどういうこと?その子ナリタブルーライトって言ってたけど・・・あと卯月って?」

 

「え、えっと・・・」

 

「あ、あのね・・・卯月って言うのは・・・えと・・・ウマ娘の名前が降りてくる前の名前で・・・」

 

「!」

 

「あーなるほどね。会長のルナみたいなものか。」

 

「と言うことは2人は小さい頃から知り合いなんだ。」

 

「そ、そうなの!」

 

ナイス卯月。私じゃそんな発想出来なかった。前世のからの知り合いですとは言えないしね。

 

「いや〜熱い抱擁だったね。」

 

「そだね〜」

 

「もう!スカイちゃん!ネイチャちゃん!」

 

「あ、そうそうブルーちゃん。私セイウンスカイ。中等部2年だよ。よろしく〜」

 

「アタシはナイスネイチャだよ。中等部3年。」

 

「よろしくお願いします。」

 

「あ、凛ちゃん・・・」

 

「何?卯月。」

 

「私の名前・・・教えるね。」

 

「うん。」

 

「私、シンボリスマイル!」

 

「私はナリタブルーライトだよ。改めてよろしく。卯月・・・いやスマイル。」

 

まいった。卯月は私でも知ってる名家も名家、シンボリ家のウマ娘なのか。

 

・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

 

「へ〜そんな小さい頃からの知り合いなんだ。」

 

「うん!ブルーちゃんは小さい頃から仲良しだったんだ〜」

 

「いいですなぁ。幼馴染がトレセンで再会。ドラマがあるね〜」

 

4人で雑談しててわかった事がある。スマイルは先輩だ。それも中等部2年。前世と同じ歳の差だったわけだ。

 

「ご飯出来たよ〜〜〜!!!」

 

「あ、ご飯出来たって。取ってこよっか。」

 

「そうだね〜」

 

「行こ!ブルーちゃん!」

 

「うん。」

 

ご飯は唐揚げだった。私、スカイ先輩、ネイチャ先輩は普通盛り。スマイルはギガ盛りだった。そんなに食べるの?いや私達の普通盛りもウマ娘基準だけど。

 

「おいし〜!」

 

「スマイルは相変わらずギガ盛りだね・・・」

 

「まぁまぁ・・・」

 

「もぐもぐ。」

 

「あ、ブルーちゃん。明日の朝ごはんは7時だからね。」

 

「それより早く食べたかったらアレを食べるハメになるよ〜」

 

そう言ってネイチャ先輩が指差したのは一角に山積みになった袋。何アレ・・・

 

「あれシリアル。」

 

「味は良いらしいんだけどアレはちょっとね〜」

 

「ええ・・・」

 

もう・・・何というか、餌!って感じだ。確かにアレは食べたくない。ご飯の時間まで待った方が良さそうだ。

 

「あ、そうだ。ブルーちゃん。同室誰だった?」

 

「それがわかんなくて・・・」

 

「ありゃりゃ。」

 

「まぁ悪い子はいないよ。気性難はいるけど。」

 

「ええ・・・」

 

「ねぇブルーちゃん。お部屋遊び行って良い?」

 

「良いけど・・・同室に聞いてみてからじゃないと・・・」

 

「あ、そっか・・・じゃあ電話するね!」

 

「あー出た。」

 

「ブルーちゃん。スマイルの電話は長いから気をつけてね。こないだアタシは夜の8時から深夜2時まで電話してて大変まいったよ。」

 

スマイルの長電話癖はこの世界でもあるのか・・・確かにそれやられると寝不足になる。気をつけよう。

 

「うう〜ネイチャちゃん!」

 

「はいはい。」

 

「私はそれ喰らった事ないんだけど・・・そんな長電話なの?」

 

「すごいよ。よくそんな話題あるなって思った。」

 

「うう〜!」

 

「スマイルが怒るからこの辺にしとこっか。」

 

「あはは・・・」

 

まぁいいか・・・それにしても・・・卯月がいるってことは・・・昼間見た未央みたいなのは・・・やっぱり未央なんだろうか。うーん。

 

「うーん・・・」

 

「ブルーちゃんどうしたの?」

 

「いや・・・スマイル。未央っぽいのを昼間見かけて・・・」

 

「え!??!未央ちゃんもいるの!?」

 

「未央ちゃん?」

 

「まだ幼馴染いたのか。」

 

「う、うん・・・」

 

「気の所為だと思って・・・よく見てなかったから・・・」

 

「そっか・・・」

 

「いや〜幼馴染3人。運命を感じますな。」

 

「いや他にも幼馴染はいるんですけど・・・ハヤヒデさんとか。ブライアンさんとかタイシンさんとか。トップロードさんとか・・・」

 

「あーナリタだからか。」

 

「そこらへんの先輩も幼馴染か〜ブルーちゃんの走りは期待大だね。」

 

「いえ・・・私入試の実技は3着で・・・」

 

「へぇ〜まぁ入試じゃ実力は推し量れないよ。」

 

「まぁ入試は半年しかトレーニング出来ませんでしたし・・・」

 

「え?」

 

「ん?」

 

「へ?」

 

「え?」

 

なんか空気が変わった。3人は訝しげな視線を私に向けている。何かしちゃった・・・?

 

「たった半年・・・?」

 

「ブルーちゃんトレーニングどれくらいしてたの?」

 

「え・・・その半年以外は全然・・・」

 

「ちょっと待ってて。」

 

そう言ってスカイ先輩は席を立ち、私の所へ来た。屈んで・・・何をするかと思ったら・・・

 

「立ってブルーちゃん。」

 

「あ、はい。」

 

そう言ってスカイ先輩は私のトモを鷲掴みにした。

 

「ひえ!」

 

「ふんふんふん・・・」

 

「どう?スカイ。」

 

「え?え?」

 

「・・・。」

 

「スカイ?」

 

「これは・・・私トレーナーじゃないから詳しくはわからないけど・・・すごいよ。」

 

「まじ?」

 

「待ってブルーちゃん。これ誰かに指導してもらった?」

 

「え、えっと・・・一日だけ・・・」

 

「たった一日?にしては・・・」

 

「アタシにも触らせて。」

 

「いいよ。」

 

ちょっと待って許可出すのは私の筈なのになんでスカイ先輩が許可出してんの。

 

「ふんふん・・・」

 

「すごくない?」

 

「すごい・・・でもこれだけ鍛えておいて入試は3着・・・?今年の1年はすごいな〜」

 

「あ、あの・・・」

 

「あ。ごめんごめんご飯食べよ。」

 

ご飯の続きを食べる。スマイルはもう食べ終わってた。早くない?

 

「ブルーちゃん。君はかなりの成績を残すと思うよ。」

 

「うん。これはすごい。」

 

「そ、そうなんですか?」

 

「まぁ先ずはじぶんの成績残せって話なんですけどね〜〜〜」

 

「あはは・・・」

 

「ごちそうさまでした!」

 

「え、はや。」

 

「スマイルは大食いで早食いだからな〜」

 

「えへへ・・・」

 

急いで食べよう。食堂が混んできた。

 

「もぐもぐ・・・ご馳走様でした。」

 

「ごちそうさま〜〜〜」

 

「ごちそうさまでした。」

 

席を立ち、部屋に戻る。

 

「ブルーちゃんは早めにトレーナー見つけた方が良いかもね〜」

 

「そうなんですか?」

 

「うん。ブルーちゃん。かなりの早熟型だと思うんだ。」

 

「まぁ素人の予想なんだけど。」

 

「本格化もすぐ来ると思うよ。」

 

「みんなはもう本格化したんですか?」

 

「私、まだです!」

 

「にゃはは〜私はまだ〜」

 

「アタシもまだかな〜」

 

「遅いとか早いとかわかんないんですけどそれって普通なんですか?」

 

「普通だと思うよ。」

 

「だいたい中等部3年くらいでするのが普通。早くて2年かな。」

 

「1年生で本格化するのはだいぶ早いと思います。」

 

「そうなんだ・・・」

 

「うん・・・あ、私二階だからじゃーねー。」

 

「また明日スカイちゃん!」

 

「またね〜」

 

エレベーターに乗って・・・スマイルは一階だったけど・・・ネイチャ先輩と一緒に上がる。

 

「あ、そうだ。一緒にお風呂行こうよ。」

 

「いいんですか?」

 

「うんうん、まだ使い方とかわかんないでしょ?」

 

「はい。」

 

「簡単な洗濯物とかあったら持ってくと良いよ。洗濯機たくさんあるから。」

 

「はい。」

 

そう言ってLANEを交換し。部屋へ。中に入ると誰もいない。同室はまだ帰って来てないのかな。

 

「いや・・・カバンあるな。」

 

ベッドの上にカバンが放置してある。ご飯に行ったのか・・・先にお風呂行ったのか・・・

 

「まぁいいか。お風呂の準備して・・・」

 

お風呂セットを持っていざ出発。ネイチャ先輩とは同じ階なのでエレベーターの前にいますと送っておく。

 

「お待たせ〜」

 

「いえ。」

 

「じゃ、行こっか。」

 

「はい。」

 

寮のお風呂はめっちゃデカかった。そりゃあ・・・まぁいい。お風呂のお湯は熱めで気持ち良かった。

 

・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

 

 

部屋に戻ってきた。灯は消して行った筈なので付いていると言うことは同室がいるのかもしれない。意を決して入る。

 

「あら。」

 

「す、スカーレット先輩?」

 

「同室はナリタブルーライトだったのね・・・長いからブルーって呼んで良い?」

 

「ど、どうぞ。」

 

同室はなんとスカーレット先輩だった。もうお風呂に入って来たのかパジャマ・・・赤いな。真っ赤なパジャマ。目に痛そう。

 

「髪とか尻尾乾かした?」

 

「あ、いえ、まだです。」

 

「やってあげるわ。」

 

「い、いえ・・・」

 

「遠慮しないの。ほら!」

 

「すみません・・・」

 

スカーレット先輩に髪と尻尾を乾かしてもらった。先輩は既に乾かし終えているようだった。

 

「ふふ・・・後輩の髪と尻尾乾かしてあげるの憧れだったのよ。」

 

「そうなんですか。」

 

「ええ。これからよろしくね。ブルー。」

 

「はい。」

 

良い先輩達に囲まれて。幸先良い物になりそうだな。トレセン生活は。そしてベッドに入り、明日はブライアンさんに死ぬほど走らされるのを思い出して戦慄した。寝不足になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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