パルデアの中心で、愛を叫ばれる。 作:Raitoning storm
早朝、窓の外から聞こえる、鳥ポケモンたちの鳴き声で目が覚める。
腹部に重さを感じながら。
「…何してんの?アオイ。」
「おはよ!ごはんにする?シャワーにする?それとも…」
「シャワー浴びて朝飯食ってアカデミー行きたいからそこどけ。」
「ダメだよ?チャンピオンなので!」
…朝から元気に屁理屈を言う、可愛げのない顔だけはいいコイツはアオイ。半年前くらいにアカデミーに転入してきた二人のうちの可愛くない方。
「つか朝っぱらから何してんの?暇なの?俺にこんなことするために早起きしてんの?」
「えー。女の子にそれ言わせちゃう?むっつりだなぁー。それに私は小さい頃からこれくらいの時間に起きてるし…チャンピオンは君みたいにだらけた生活してないんだよ?」
「じゃあ言わんでいい。早くそこどけ。ていうかお前が暇人だってのは変わんないだろ。」
「いやです。チャンピオンなので!」
「クソガキすぎる…」
「え?私のことガキって言った?私の方が年上なのになぁ…。」
「三ヶ月だけだろ。」
「むぅ…」
…やっぱ転入初日に声かけたの失敗だったか?でもこいつのことだ…学校中に声かけまくってそのうち俺にたどり着くに違いない…。
というかいい加減どいてほしい…こいつ結構筋肉質だから重いんだよ…。
「あっ!今私のこと重いって思った?女の子に対して失礼だよ?」
「…口にはしてないだろ。ていうかそう思ったなら自覚あるってことじゃないか?」
「細かいこと気にする人は嫌われるよ?これだから私以外にモテないんだよ?」
「それとこれとは関係ないだろ…」
屁理屈多いのはこいつの方だし。
「…でもさ、この体勢なら私から襲えるよね?」
「…は?」
「だって君の両手は絶賛私に抑えられてるし…ね?」
いきなり何を言い出すんだこいつは。
「いやお前ごときに力で負けるわけ」
「テラスタルオーブ片手で持てるわたしに勝てるとでも?」
「そういやそうだったなお前」
え?じゃあ俺まじで襲われる感じ?
「…わたしも初めてがこんな感じになるとは思わなかったけど…君ならいいか。君も相手が私ならいいよね!」
「…」
「大丈夫…きっとみんなも納得してくれる…いやさせるから…さ?いいよね?うん、きっといいはず…だってチャンピオンなんだからさ…」
「……」
「…あれ?お返事とかない感じ?おーい。生きてる?返事がないなら無理矢理にでも…」
「………ガ……ち」
「…?」
「ゲッコウガ、みねうち。」
「う゛っ」
…ふぅ。危ないところだった。
…にしても。顔だけはいいなコイツ…気絶させたらすぐに行こうと思ってたけど…
…もう少しこのままにしておいてやるか。
「うへへ…リンの匂いがする…」
「うっそだろお前」
なんで起きてんの?
アオイ ♀
しゅうちゃくポケモン
タイプ:ほのお
特性:さきまわり
やさしくした 相手を 精神的にも 肉体的にも 自分のものに しようとする。
チャンピオンなので 向かうところ 敵なし。
アフリカゾウも かなわない。
「モチを初見で回避できる私が、ポケモンのわざごときに倒れるとでも?」
リン
にげあしポケモン
タイプ:はがね
特性:ふいうち
困っている人や その人を 助けている人を 放っておけない。
身の危険を 感じると しかけた 罠を 発動させる。
仲間だと 思っていた相手に 裏切られるぞ!
「うるさい。帰れ」