アイデア箱(極短編集)   作:何 か

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今回は短編です。
楽しんでくれたら嬉しいです。


短編2つ+アイデア箱

「我は放浪者!」

我は放浪者。

かつては旅を続けて万物の原理、法則、原点を探さんとする旅人であった。

我は放浪者。

今は放浪者故の危機に直面している、そう冒険者でも旅人でもなく放浪者故の。

家に帰れなくなったのだ!

冒険者は冒険者協会に言えば帰れる、旅人も然り、だが我は放浪者!協会などない!道に迷った!

まぁ家に帰ったとて1人なのは変わらんが。だがホームシックというやつなのか、これほどにないくらい家が恋しい。

こんなことになるなら…旅人のままでいれば良かったと思うが、後悔はない!協会の犬などもうごめんだ!

そんなこんなで集落が見えてくる。いや集落と言うにはあまりにも大きく街と言うには小さい。そんな集落だ。

そうだな、家は一旦諦めようそしてここで少し暮らそう、そうやって生きてきたではないか、これまでも、そしてこれからもそう生きていく、そう誓った。

 

 

アイデア箱

 源性…人の行動や考え、人生観、価値観をその原点や 総称、またその人自身の原点的な性質。

上記のものの源となる性質、出来事。などを指す

 星眼…星の性質を持つ目対を成す日と月その他がある

 日眼…日光・放出 日輪・付与 日角・膨張 日食・純転これらの技が使える

 月眼…月光・反射 月輪・吸収 月角・圧縮 月食・反転これらの技が使える

 月眼補足…奥義宵の明星 略奪

 日眼補足…奥義明の明星 模倣 これらの技も使える

 

 

「ゆめのしゅうちゃくてん」

 私の名前は夕芽、いたって普通の女子高生。まぁ一般通過JKです。 

 そんな一般通過JKにも悩みがあります!普通すぎることです!普通すぎるのです!でも、これは贅沢な悩みです。だって私には普通の家族、普通の友達、普通の生活そんな普通の幸せがあるからです。

と考えていたら

「おっはよー!夕芽ちゃん」

「おはよう!アリスちゃん」

 彼女は私の友達のアリスちゃん。とっても元気な女の子です。

「アリスちゃん今日も今日とて元気だね!」

「えへへ!夕芽ちゃんも相変わらずきれいな赤色の目だね!」

「そうかな?」

「そうだよ!」

そんな話をしている間に学校につきました!

「出席を取る」

「相澤!」

「はい!」

「石井!」

「はい」

「渡辺!」

「はい!」

 どうも一般通過JKです。出席は暇です。なので苦手です…でも!それでも我慢です!

 そんなこんなで朝のホームルームが終わりました!1限目前の休み時間です!1限目の準備をします!1限目はたしか理科です!楽しみだなぁとかおもっていたらもう理科の授業です!今は人体についての単元です!

「人はレム睡眠の時に、夢を見ます」

 先生はなんの捻りもなく言いました!

 そんなこんなで昼休みです!今日はアリスちゃんと、真司君と南先輩とお弁当を食べます!

「あっ夕芽ー!こっち」

南先輩が呼びました!楽しいこんな毎日が!

 

 

 私は、由夢。鬱陶しいアラームに起こされ、目を刺すような日光をカーテン越しに受けている。

「朝ごはんは…食べなくていいや…さっさと歯磨きして学校行こ」

そして歯磨きを済ませ、重い足を無理にでも動かし学校へ向かった。

 流石、夏と言うべきか、とても暑い。

 もう学校か…誰かに話しかけられるわけもないか…夢の見過ぎだ、あの夢の…は私が好んで見ている多分だけど。あの夢の普通の生活が私には眩しく感じる。

「宿題やった?」

「やったよー。ってまさか?」

「そのまさか!写させて!」

「えーやだよー」

「お願い!」

「もう仕方ないなぁ〜購買」

「昨日の見ってQ見た?」

「見た見たやばかったよな〜」

「にしてもあちーな」

「なぁ〜、もう夏なんだしクーラー入れてもいいだろ?マジでアチいな」

 騒々しいクラスメイトの話が耳に入る。このクラスは私には、眩しすぎて、冷たすぎる、夏ということを忘れる位に。

 そんな、日常を過ごす中で転機は唐突にやってくる。

「みんな静かにー、今日は転校生を紹介する!入ってきてくれ」

「きれい〜お人形みたい〜」

 転校生の容姿にざわつく教室

「静かにー、じゃあ軽く自己紹介を頼む」

「私は寺園アリス!不束者ですがよろしくお願いします」

 つたない日本語で挨拶をした。おそらく帰国子女というやつなのだろう。

「じゃあ席は…天井の隣で」

 なぜ私の隣なんだよ…休み時間はトイレだな…

「始めました天井…天井」

「由夢、天井由夢よろしく」

「よろです由夢さん!」

 そんな感じで挨拶をして、休み時間になった。よしっトイレに行こうっとその瞬間…

「由夢さん!学校の案内お願い出来ますか?」

「寺園さん、私がするよ!」

「いいえ私は由夢さんにしてもらいたいのです!」

「そう…あんまりそいつとは関わらない方が良いと思うよ!だって根暗だし、性格も悪そうだし…」

「そんなことありません!由夢さんは良い人です!」

「チッなんだよ!親切で教えてやったってのに!」

「それは申し訳ないですわ、行きましょ!由夢さん」

「えっう、うん」

 面倒なことになった…最悪だ…

「由夢さん屋上に行きたいです!」

「良いけどなんで?」

「サボるためですわ!」

「そう…なら良いけど」

 そんなこんなで屋上に到着…

「寺園さん1つ聞いていい?」

「良いですよ!」

「なんでさっき私を良い人なんていったの?」

「それは、日本に来て数日のことですわ!私見ましたの!あなたが降りれなくなった子猫を助けていたのを!それだけじゃない!子供の風船とってあげたりしてました!」

「そんなところ見てくれた人はじめて、きっと寺園さんがいい人だからだろうね」

「アリス!アリスと呼んでください!」

「わかったじゃあ由夢って呼んで!アリス!」

「わかりました!由夢さんじゃなくて由夢!」

「敬語もなし!」

「わかった!改めてよろしく由夢!」

「よろしくアリス!」

 アリスが来てくれて良かった!

 私にあの夢はもういらない、私は由夢として生きて行くって決めたから、あの夢はもう終わったから、私は夕芽ではなく他でもない由夢として生きて行く!




読んでくれてありがとうございます。
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