魔術王ソロモンと羊飼いの僕が魂を融合したら、チートすぎるマスターになってしまった件〜最強の力を共有した僕の聖杯戦争〜   作:bpro

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プロローグ 魔術王ソロモン

 

【挿絵表示】

 

 

 

魔術王ソロモン。

 

生前に魔術王として君臨し、魔術の世界において頂点を極めていた伝説の人物だった男だ。

1000の魔術を保有し、神から授けられたといわれるソロモンの指輪を常に指に嵌め「ソロモン72柱」という72柱の悪魔を使役していた伝説を持つまさに最強魔道士である男だった。

 

その力は絶対的で世界を統べることすら可能なほどであった。

 

死後、彼の魂は「英霊の座」に英霊として収められていた。

 

 

 

 

魔術王としての力も知識も保ったままーーー彼は英霊として召喚される可能性を持つ存在となった。

 

 

人間として寿命を迎え、彼の魔術王としての役割は終わるかに見えたがその力も知識も消え去ることはなかったのだった。

 

 

 

 

 

そして約3千年後ーー

 

現代の世界において勃発した聖杯戦争。

 

聖杯戦争に参加できる7人の枠を巡り、多くの候補マスター達が競い争い合うようになっていた。

 

 

そんな中、魔術王ソロモンも英霊として召喚され、現界するに至ったのだがーーーー

 

 

 

運に恵まれたマスターの何人かは彼を召喚することができた。だが・・・彼は誰とも契約を結ぶことはなく、彼があの頂点である魔術王だと知ることすらない有様であった。

 

 

本来、英霊はマスターと契約を結びマスターから魔力を供給されることで現界することができるのだが、ソロモンは魔術の頂点に立つ魔術王であり、その魔力量は桁外れなまでに膨大だ。故に魔力の供給を受ける必要などなく、彼自身の魔力だけで十分すぎるほどなのだ。

 

 

その気になれば、一瞬でこの街を滅ぼすこともできるだろう。いや、国ごと滅ぼす事すら可能かもしれない。

そんな圧倒的な力を有する彼であったがーーー

 

 

 

 

「せっかくこうして復活し現界できたんだ。今度は生前のように一国の王や魔術王という立場になど縛られず自由に過ごしてみたいものだね・・・」

 

そう呟くとソロモンは不敵に笑う。

 

 

 

「聖杯戦争ーーーこれはただ聖杯を巡るだけの戦いではないはずだ。だが、私を召喚したマスター共はどれも小粒ばかりだ。さてどうしたものかな。この私が聖杯戦争に参加しない訳にはいくまい」

 

そう言うとソロモンは街を見下ろすように立ち、腕を組みながら思いを馳せるのだった。

 

 

 

 

「願わくば、運命の出会いと呼べるような、素晴らしい出会いがあるといいのだが・・・」

 

その瞳は、冷静でありながら好戦的でそして奥にはどこか寂しげな雰囲気を漂わせているようであった。

 

 

 

この時彼にはすでに予感があったのかもしれない。

間もなく、魂を震わせるほどの衝撃的な出会いが訪れる事になることをーーーーーー

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