魔術王ソロモンと羊飼いの僕が魂を融合したら、チートすぎるマスターになってしまった件〜最強の力を共有した僕の聖杯戦争〜 作:bpro
数日後、ついに中間試験の内容が発表されることとなった。
候補者マスター全員が召集され、まるで集会のような雰囲気の中、壇上に立った職員の女性が挨拶を済ませて説明を始めていく。
「現時点の皆さんの獲得ポイントを元に、皆さんを三段階のレベルで評価しました。今皆さんの手元にはメダルがあるかと思いますが、1つ、2つ、3つのどれかです」
一旦そこで言葉を区切ると候補生は大体察することができたようで悲喜交々といった反応を見せていた。
(僕は1つだ。つまり……そういうことか)
ダビデも落胆の気持ちを感じてしまうが話を聞くことにする。
「まず、1つのメダルは下位の成績者です。2つは中位、3つは成績上位者となります。さてここからが重要です。皆さんには中間試験を受けていただきます」
シーンと静まり返る会場に緊張感が走るのを感じたがそれも一瞬のことですぐにざわめきが起こることになった。中には歓喜する者や絶望に打ちひしがれる者もいたようだが概ね予想通りの反応だったと言えるだろう。
(まあそうだろうな)
1人で納得するダビデをよそに話は進んでいく。
「皆さんにはバトルをしていただきます。それも、メダルを奪い合うバトルです!」
その言葉にざわつく一同だったが、構わず女性は続ける。
「ルールは1対1で、サーヴァントを1騎使用するものとします。対戦者は成績に関係なくランダムで決定されます。勝者は相手のメダルを1つ奪えメダルを増やせる。メダルが5つになった時点で合格とします」
さらにざわつく一同だが、ある候補者がおずおずと手を挙げて質問をする。
「あ、あの……メダル1の者が負けた場合はどうなるんでしょうか……?」
それに対して女性は答えた。
「メダルが0になった時点で失格となりますのでご注意ください。なお敗者復活戦のようなものはありませんので予め了承しておいてくださいね。ちなみに失格になった時点で聖杯戦争から脱落したとみなし、強制的にリタイアになりますのでくれぐれも気をつけて下さいね」
一瞬シーンと静まりかえった後、メダル1の者達は絶望的な顔をしたり中には泣き出す者も出る始末であった。無理もないことだろう。何せこれまでやってきたことが全て無駄になるのだから……。
(なるほどね。ここで一気にふるいにかけるつもりのようだね。だが……僕はメダル1つ。負ければ即脱落してしまうというわけか……)
崖っぷちからのスタートを切ることになってしまったダビデ陣営。果たして勝ち残ることはできるのかーー!?