魔術王ソロモンと羊飼いの僕が魂を融合したら、チートすぎるマスターになってしまった件〜最強の力を共有した僕の聖杯戦争〜   作:bpro

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27話 君を守るためなら

「大丈夫か?ソロモン」

 

激闘が終わった後、ダビデはサーヴァントのソロモンに労りの言葉をかけた。

だが当のソロモンは涼しい顔のまま答える。

 

 

「ああ、大丈夫さ。だけどさすがに長引かせ過ぎたかな…」

「え?まさかわざとだったのか?」

「ライバルの情報を知ることができる貴重な機会だからね。なるべく長引かせてデータを収集させてもらったのさ」

 

キャスターにとって、接近戦が得意なアサシンは相性が悪い相手なので今後のためにも可能な限り情報収集しておこうと思ったのだった。それにーーー

 

 

 

(私は君のサーヴァントだ。君を守るためなら何だってやる覚悟はあるんだよ)

 

 

そんな思いを胸に秘めつつソロモンは静かに微笑んだ。

そんな彼にダビデはため息をついて言う。

 

「君って奴は…あまり無茶しないでくれ」

 

「フフ……心配してくれてたんだね、ダビデ♡」

 

そう言ってソロモンは優しく微笑むとダビデを抱きしめ頰ずりをしようとするが、ダビデはそれを軽く手で払い除ける。

 

「やめてくれ、気持ち悪いなあ〜」

そう言いながらも満更でもない表情を見せるダビデであった。

2人はしばらくイチャイチャした後、仲間達の元に報告に行くのだった。

 

 

 

(まさかこの僕がメダル1の子に敗北するなんて……しかしあの子のキャスター…なかなか良いな。これは掘り出し物を見つけたかもしれないぞ)

 

ウィリアムは悔しがりながらも内心ほくそ笑んでいた。

 

 

***

 

こうして初戦を無事勝利し、失格を免れたダビデ陣営。

彼らの勢いは止まることなく、試合に勝利していくのだった。

 

2回戦は成績下位の相手、3回戦は成績中位の相手で難なく勝利することができていたのだ。

ダビデは成績下位の新人マスターとはいえ、あの魔術王ソロモンと「魂の融合」を行い、魔術王の資質まで共有できるようになっていた。

 

 

とはいえどこまで使えるかはレベル次第ではあるが、それでも魔力量だけは規格外である。

そのおかげで契約しているサーヴァントも大幅にパワーアップしているので並のマスター相手であればまず負けることはないであろう。

 

 

とはいえ、ウィリアムのような上級者マスターであればレベルが高くサーヴァントも強い者が多いので油断はできないのだが……。

 

各陣営が中間試験に奮闘する中、当然過酷な現実もあり、敗北してメダルを奪われ聖杯戦争参加権を失うマスターも続出するのを目の当たりにするダビデ達だった。

 

 

 

そんな中で彼らは順調に勝ち進み、ついに残り1つで合格というところまでこぎつけたのである。

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